タバコの誤飲事故の防止策は?に関する記事

タバコの誤飲とニコチン中毒の危険性/ベストな処置対処法

タバコの誤飲とニコチン中毒の危険性/ベストな処置対処法

タバコの誤飲で危険な事故が多発しています。タバコに含まれるニコチンの危険性と、誤飲事故を防止するポイントを解説します。

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タバコの誤飲は危険!子供が飲み込んでしまったときの対処法

子供を育てることは驚きの連続でもありますが、なかでもヒヤッとさせられるものが、子供が食べてはいけないものを口に入れたときではないでしょうか。
大人にとっては「何でこんなものを!?」と思うものであっても、子供は好奇心から口に入れてしまうものなのです。

子供の誤飲事故で多いのが、親が放置したタバコを誤飲してしまうケース。タバコは赤ちゃんの脳や中枢神経にダメージを与える可能性が高く、特に注意が必要です。

今回は、タバコの誤飲による危険性誤飲事故の対処法について解説してきます。

タバコの誤飲が危険視される理由

吸いかけのタバコを持つ手

大人にとってタバコは良い気分転換ができる嗜好品です。健康には悪いと知りながらも誰もが危険物としては扱わず、無防備に子供の身近に置いてしまっていることが多いのではないでしょうか。

大人が喫煙を楽しむ一方で、子供が常にタバコの誤飲事故の危険にさらされていることは、事故の発生率の高さから見ても間違いはありません。
タバコは大人にしか入手することはできず、管理するのは大人の責任です。子供を事故から守るためには、大人がタバコの危険性を正しく理解して、しっかり保管・管理方法を見直すことが大切です。

タバコの誤飲事故の発生状況は?

平成27年に厚生労働省から発表された平成25年中の子供の誤飲事故の発生件数は531件で、その中でタバコの誤飲事故は94件、これは全体の17.7%を占めています。

厚生労働省が発信している「最新たばこ情報」の10年間のデータによると、喫煙者数は年々減少傾向にあります。

タバコはこれまでずっと子供の誤飲事故の原因第1位にランクインしてきたのですが、平成25年の発生では医薬品・医薬部外品の誤飲事故の発生が96件と、初めて割合が逆転しました。
しかし、それでも依然としてタバコの誤飲事故は高い発生率であることは変わりないと言えます。

タバコの誤飲が多い年齢は?

平成25年中のタバコによる誤飲事故を例に取って、タバコの誤飲事故を起こす子供の年齢を分析すると、94件のうち約50件が6ヶ月~1歳までの赤ちゃん、約25件が1歳~1歳6ヶ月の赤ちゃんと、乳幼児に集中して誤飲事故が起きていることがわかります。

ずりばいなどで活発に行動するようになる生後6ヶ月過ぎから、赤ちゃんの誤飲事故が増えてきます。
この時期の赤ちゃんはとても好奇心が強く、気になるものは何でも口に入れて、その感触や味を通して世界を知ろうと色々なものに手を出します。誤飲事故には特に注意してあげましょう。

ひとみ
34歳

A子供の成長を甘く見ていました

うちのパパがタバコを吸うのですが、基本的に子供の前で吸うことはなかったので、私もタバコを大目に見ていたのですが、息子が生後5ヶ月頃の時に誤飲事故がありました。
その頃、息子は寝返りはできるもののハイハイはできない状態で、パパも油断して、寝ている布団の近くに時計や携帯電話なんかと一緒にタバコの箱を置いていたんです。
そうしたら、朝方勝手に起きた息子が寝返りをしてタバコに手が届いてしまったらしく、私が目を覚ますとタバコが数本息子に握られてバラバラに散らばっていたのです。息子の口元もなんだかタバコ臭くて、慌てて病院へ走りました。
幸い息子はちょっとなめたくらいで大したことはなかったのですが、本当にびっくりしてしまって、パパにタバコをやめてもらいました。

タバコの葉に含まれる危険な成分は?

煙草

嗅ぐ、噛む、煙を吸うなどタバコの使用方法はいくつかありますが、タバコを吸うと心地よい覚醒感や鎮静効果が得られるのは、煙草に含まれる「ニコチン」と呼ばれる成分のためです。

ニコチンは非常に強い、即効性の高いアルカロイドの一種の神経毒で、血管を収縮させてしまう作用があります。
そのため、小さな子供が大量に摂取してしまうと全身に血液が回らなくなり、脳細胞や中枢神経がマヒしてしまう可能性があるのです。

市販されている紙タバコには、ニコチンの吸収を高めたり匂いをつけたりするための様々な化学物質や添加物が添付されていて、これらの有害成分による危険性も指摘されています。

タバコの誤飲による症状は?

煙草に含まれるニコチンは成人で40~60mg、乳幼児では10~20mgで致死量に達します。
一般的な紙タバコ1本には10~20mg程度のニコチンが含まれていますから、赤ちゃんの場合はタバコ0.5~1本で危険な状態になります。

赤ちゃんが小さければ小さいほど、ほんのわずかな量でもタバコの誤飲による危険度は増していきます。タバコは絶対に赤ちゃんの口に入らないよう、パパやママがくれぐれも気を付けて管理することが大切です。

ニコチン中毒によって起こる症状

・吐き気や嘔吐
・腹痛や下痢
・よだれや痰が出る
・震え、けいれん
・頭痛やめまい
・脱力感
・顔色が悪くなり手足が冷える
・手足の麻痺
・呼吸数や脈拍数、血圧の低下
・心房細動・房室ブロックなどの不整脈 など

ニコチンは水に溶けた状態が特に危険!

紙タバコには乾燥させて細かく刻んだタバコの葉が巻かれていますが、ニコチンには嘔吐を起こさせる催吐作用があります。
赤ちゃんが誤って食べてもすぐに自分から吐き出すことも多く、紙タバコを赤ちゃんがかじって誤飲してしまうケースの場合は、たくさんの量の葉を飲み込んでいないことが多いようです。

タバコの誤飲で特に危険なのは、ニコチンが溶けている水溶液です。
タバコを灰皿代わりに缶ジュースに入れて処分する方は多いのですが、缶の中にジュースなどの水分が残っていると、煙草の有毒成分が溶け出してしまいます。

タバコは温水に1 時間浸すだけで70%のニコチンが溶け出します。水に溶けだした状態の場合は胃からの吸収速度が非常に高く、特に赤ちゃんや子供はわずかな量でも急性ニコチン中毒を起こしかねません。

灰皿の中の吸殻

吸った後のタバコを赤ちゃんの手の届きやすいテーブルに放置しておくと、赤ちゃんが興味本位に触ってコップなどに入れ、そのコップの中身を飲んでしまうこともあります。
タバコを吸う場合には吸う人の責任として、赤ちゃんが触れることがないよう、吸殻の管理もしっかり行いましょう。

オバタマ
42歳

A吐いた物をみて冷や汗をかきました

娘が2歳2ヶ月のことです。私が洗濯物を干していたら、それまでご機嫌で遊んでいた娘が突然「ゲホッ、ゲホッ!」と吐き始めました。
初めのうちは朝食べた物が合わなかったのかなと思っていたのですが、麦茶は飲ませていなかったのに、娘が吐いた物が茶色い液体で、何度か吐くうちに茶色の植物のようなものが出てきたのです。
もしかしてと思って、テーブルの上に残っていた娘のコップを調べたところ、コップの中に少し残った水の中に、タバコの葉が入っていたんです。
もう、慌てて病院に行きました。幸い量が少なかったらしく痙攣などの危険な症状も起きず、4時間位病院で様子を見て自宅に帰ることが出来たのですが、本当に冷や汗が出ました。
タバコは娘の手の届かないカウンターに置いておいたパパのタバコで、豆椅子を自分で動かして娘が自分でとって、吸い殻を自分でほぐして、コップに入れて遊んでいたようです。
知恵がついてきたことを甘く見ていて、タバコの始末が悪かったと、パパと一緒に反省しました。

どうしてタバコの誤飲事故が多いの?

畳みの上で遊ぶ赤ちゃん

日本ではこれまで小児の誤飲事故のうち全体の15~20%をタバコの誤飲事故を占めてきましたが、欧米では誤飲事故のタバコが占める割合は全体の0.6%前後だと言われています。
喫煙率に極端な違いはないものの、日本の方が圧倒的にタバコの誤飲事故が多いのは、生活様式の違いによるところも大きいようです。

洋風の家が増えたとはいえ、日本の生活は基本的に畳やフローリングがベースとなっています。
イスに座ることを基本とした欧米よりはテーブルも低く、畳や床に近い場所に生活用品を置いて座ることが多いので、欧米よりも赤ちゃんの手が届きやすいところにタバコを置く機会が多いことが、タバコの誤飲事故の発生率を高めているのです。

日本では「親子で川の字になって」と、畳に布団を敷いて親子で一緒に眠る家も多いですね。
布団の近くにタバコを置いて赤ちゃんが手を出してしまうことも多いので、赤ちゃんが小さいからといって油断せず、赤ちゃんの身近からタバコをなくしてあげる工夫が必要です。

きよママ
23歳

Aテーブルクロスは危険です!

うちもありました、タバコの誤飲事故!
子供がハイハイを始めた生後8ヶ月頃のことだったのですが、リビングのテーブルの上に灰皿を置いてちょっと目を離してしまったんです。
台所で用を足していたら突然「ゴン!」と大きな音がしたので慌ててリビングに戻ると、テーブルの上の灰皿やタバコが散乱していて、吸い殻を子供が今まさに口に入れようとしているところでした。
子供はまだつかまり立ちもできない時期だったし、テーブルの上に手が届くはずはなかったのですが、テーブルにかけていたテーブルクロスを引っ張って、灰皿を落としてしまったんです。
タバコの誤飲は未遂で済みましたが、うちはそれ以来テーブルクロスはやめました。皆さんも気を付けてくださいね。

タバコを誤飲したときの対処法

赤ちゃんがタバコを口に入れたらすぐに取り出すのが基本ですが、このときに慌ててママが大声を出してしまうと、逆に赤ちゃんが驚いて飲み下してしまうこともあるので、冷静に対処しましょう。

誤飲事故は大人の目が離れている一瞬で起こるものですが、タバコの場合は赤ちゃんがどれぐらいの量を食べたのか、どんな状態の物を飲み込んだのか、いつ飲んだのかによって対処方法が異なります。
赤ちゃんの周りに残ったものや散らかったものの状態から必要な情報を把握し、素早く行動しましょう。

タバコの水溶液/タバコ2cm以上を誤飲した場合はすぐに病院へ!

赤ちゃんの口に指を入れる

赤ちゃんがタバコの水溶液を飲んでしまった場合には、少量でも早急な治療が必要です。すぐに病院に連絡して、指示を受けながらできるだけ急いで病院へ向かいましょう。
また、既に中毒症状が現れている場合には、迷わず救急車を呼びましょう

身体の小さい赤ちゃんにとっては、紙タバコ1/2本で命に危険が及びます。
紙タバコを2cm以上誤飲した場合には、子供の頭を低くしてママの指を赤ちゃんの口の中に入れ、舌のつけ根を人さし指で強く押し下げるようにして吐かせて、すぐに病院へ向かいましょう。

水や牛乳は飲ませないで!

水や牛乳を飲ませると、消化器官中でのニコチンの吸収を早めてしまいます。無理に吐かせるとタバコの葉が誤って肺に入り込み、肺炎を併発する可能性もあるため、対処法を間違えないよう注意しましょう。

量が少ない場合は様子を見て受診しましょう

飲み込んだタバコが2cm以下であれば、できる限り飲み込んだものを吐かせてから自宅で様子を見て、4~5時間は安静にして様子を観察してください。

ただし、飲み込んだ量が少ない場合でも激しい嘔吐を繰り返し顔色が良くならない、ぐったりとしている場合や、時間が経って症状が急に悪化した場合などには速やかに病院へ向かいましょう。
赤ちゃんが飲み込んだタバコの量がわからない場合も、念のため病院を受診したほうが安心です。

適切な判断ができない場合には、日本中毒情報センターの自動音声による情報を参考にしましょう。

「日本中毒情報センター」たばこ専用電話
072-726-9922(情報提供料は無料です)

タバコの誤飲事故から子供たちを守るには?

自宅の中にはタバコの他にも様々な危険物があり、親は目を配っているつもりでも誤飲事故は起きてしまいます。自宅外でも、公園で拾ったタバコの吸殻を赤ちゃんが誤飲したという事例も少なくありません。

ひっきりなしに赤ちゃんの一挙一動を見守ることはなかなか難しいものですが、赤ちゃんが置かれた場所の何が危険か、何を排除しておかなければいけないのか、子供の目線の高さで確認する習慣がタバコの誤飲防止策となります。

「まだ小さいから大丈夫」「ここなら手が届かない」という油断をしてしまいがちなのですが、赤ちゃんの身体能力や知恵はどんどん成長しています。
赤ちゃんの成長に合わせて、タバコの置く場所や扱い方をこまめに見直していきましょう。

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この記事を書いたライター
ひなちゃんママ

ひなちゃんママ

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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