ボタン電池の誤飲の対処法に関する記事

ボタン電池の誤飲は危険!子供への対処法/事故防止策は?

ボタン電池の誤飲は危険!子供への対処法/事故防止策は?

ボタン電池の誤飲事故はハイリスク!大事な子供の命を守る事故防止のポイントと、ボタン電池の危険性について解説します。

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ボタン電池の誤飲は重症化しやすい!危険性と対処法

子供の誤飲で危険なものと聞かれると、皆さんは何を思い浮かべますか?赤ちゃんを窒息させてしまう小さなおもちゃ?それとも毒性の高いタバコでしょうか?

実は、私達が何の気なしに身近で使っているボタン電池の誤飲も、赤ちゃんの身体に多大な悪影響を及ぼす原因のひとつなのです。

子供が身近なものを飲み込んでしまう誤飲事故は、いつ起こるかわからないので、大人がどんな物質が危険であるかを理解して対策を取ることが大切です。
今回は、意外と知られていないボタン電池の危険性ボタン電池の誤飲事故の対処方法についてご紹介します。

ボタン電池の危険性を知らない親は意外と多い!

ボタン電池

国民健康センターが0~3歳までの乳幼児の保護者3,248人にボタン電池の誤飲に関するアンケートを実施した結果、
幼児を中心にボタン電池の誤飲事故が起きていることを知っていると答えた親は全体の79%を占めました。

これに対して、「ボタン電池による重症化事例を知っている」と答えた親の割合は62%と若干低く、ボタン電池の危険性を十分に理解していない大人が多いことが浮き彫りにされました。

自分でボタン電池が危険であることを認識できないならば、子供を誤飲事故から守ってあげることができるのは、一番身近にいるママやパパだけです。
ボタン電池の誤飲は赤ちゃんの命を脅かすということをしっかりと理解して、積極的に子供の周りの環境を見直すことが大切です。

ボタン電池の誤飲の危険性

ボタン電池は消費電力が小さく寿命が長いことから、家庭の小型製品にたくさん使われています。
部屋の中を見回してみると、時計やリモコンなどの家電製品を始め、子供のおもちゃ、パソコンや体温計など、いかに身近にボタン電池が多く使われているのかがわかるのではないでしょうか。

身近なものだからこそ、ボタン電池の誤飲の危険性をしっかり理解して、子供の手に触れないように保管・管理することを心掛けましょう。

「ボタン電池」の大きさは?

「ボタン」という名でわかるように、ボタン電池は、薄い円筒形の形状をした乾電池です。
そのほとんどは電力を放出して使い切る一次電池で、リチウム電池系、アルカリ電池系などの種類はありますが、基本的には亜鉛などの金属板と硫酸などの電解液を金属の容器でパックして、内部で水素イオンの交換をすることで放電を行います。

ボタン電池にはボタン型のものとコイン型の2つの種類あり、ボタン型の方が直径は小さく厚めで、コイン型の方が薄く、直径が2cm前後とちょっと大きめです。
乳児期の赤ちゃんのお口の直径は約3.2~3.9cmですが、一般的にボタン電池は直径5mm~2.5cm程度、厚さは2~5mm程度と小さいため、小さな赤ちゃんでも簡単に飲み込めてしまう危険な大きさといえます。

ボタン電池の誤飲事故の発生状況

消費者庁に寄せられた子供の誤飲事故の事例によると、子供がボタン電池を誤って飲み込んでしまう誤飲事故は、平成22年4月から平成26年3月までの4年間のうちに、誤飲の疑いも含めて93件も報告されています。

93件のうち、51件は実際に子供がボタン電池を飲み込み病院で治療を受けており、幸い軽症で済む子供が多かったのですが、中には1ヶ月以上の長期入院を強いられた子供もいます。

ボタン電池の誤飲事故を起こすのは赤ちゃんが多い!

ボタン電池を見る赤ちゃん

誤飲した子供の年齢別で分析をすると、ボタン電池を誤飲するのは生後6ヶ月~1歳前後の赤ちゃんが多く、1歳児のボタン電池の誤飲が全体の58%を占めています。
この頃の赤ちゃんは好奇心が旺盛で、手に触れるものを何でも口入れて食感や味など様々な五感を通して世界を知ろうとしているので、身近にあるものはなんでも口に入れてしまいます。

ボタン電池に限らず、誤飲事故は赤ちゃんが寝返りやずりばいを始める生後6ヶ月頃から一気に発生率が高くなります。
手指の機能が発達して器用に身近な家電製品の電池カバーを開けてしまったり、小さな電池をつまんで口に入れるようになってしまったりする時期ですから、赤ちゃんの身近に誤飲の可能性のある小さなものを放置しないよう心掛けましょう。

ハナエ
33歳

A娘のコレクションにヒヤリ!

5歳と3歳になる女の子のママです。うちの上の娘が3歳、下の娘が1歳頃のことです。
上の娘はカワイイリボンやアクセサリーが大好きでいろいろとコレクションをしていて、さすがにもう誤飲をする時期ではないので好きにさせておいたのですが、ある日コレクションボックスの中に入っているものを見てビックリ!コイン型のボタン電池が入っていたのです。
娘に聞くと、使い終わって外した電池をゴミ置き場から勝手に持ってきて、外国のお金のつもりでコレクションしていたのだそうです。確かにキラキラしていますものね。
怖いのは、そのコレクションボックスは1歳の下の娘もお姉ちゃんの真似をしていじっていたことです。
幸い誤飲することはなかったのですが、誤飲する危険性は十分にあったので、本当にヒヤリとしました。

なぜ赤ちゃんはボタン電池を誤飲するの?

大人であれば、目で見たり手で触ったりすることで「これは食べられない物」という判断ができますから、ボタン電池のような金属の塊を口に入れることはありません。
しかし、1歳未満の赤ちゃんは「口に入れられる全てのものが食べられるわけではない」ということを理解できないため、誤飲してしまうのです。

また、離乳食期を完了していない赤ちゃんは「食べる」ことに不慣れで、食べ物を飲み込む機能が発達していません。
口に入れてなめていたものでも、何かの拍子に飲み込んで胃に送ってしまう可能性や、誤って気管に入れてボタン電池が肺に入り込んでしまう危険もあります。

「ただなめているだけ」「口に入れただけ」といった誤飲が疑わしいケースでも油断をしないように心掛けましょう。

ボタン電池を誤飲するとどうなるの?

ボタン電池の誤飲の危険性として「金属だから消化できなくて、身体に影響があるのではないか」「消化管が詰まってしまうのではないか」と考えてしまいがちですが、本当の恐ろしさはそこではありません。

ボタン電池の誤飲では、体内に入ることで体液に触れて放電を始めること、電池内部にはタンパク質を溶かすアルカリ性の強い電解液が入っていることに一番の危険性があるのです。

国民生活センターで行われた実験映像では…

人間の体内に見立てた生の鶏肉の上に、小さなボタン電池を置きます。すると驚いたことにボタン電池の周りの肉が溶け始め、わずか20分程の時間で肉はどんどん溶かされて、電池の周りには丸い穴が開いていく…。これがまさにボタン電池を飲み込んだ子供の体内で起きる危険な現象です。

胃の中で溶けるボタン電池

アルカリ電池系のボタン電池は胃の中に入ると放電を始めますが、胃酸で外側の金属が腐食するので、内部のアルカリ性の電解質が漏れだしてしまいます。
電解質が漏れるまでは多少の時間がかかりますが、アルカリ性の液体によって化学やけどを起こし、胃壁に穴が開いてしまうのです。

放電能力が高く、赤ちゃんが飲み込んでも一定の電圧で放電を続けるリチウム系のボタン電池の誤飲はもっと危険です。
食道や胃、小腸などの消化管の中で放電しながら、電気分解によりマイナス側、つまり電池の外側、赤ちゃんの体内に接した部分にアルカリ性の液体を作っていき、わずか30分~1時間の短い時間で胃壁などに大きな穴を空けてしまうのです。

ボタン電池は自然排出を待っていたら子供の消化管には潰瘍ができ、穴があいて命にも危険が及びます。赤ちゃんがボタン電池を誤飲した場合には、開腹手術で電池を取り出す必要も出てきますので、早急な対応が必要です。

子供が誤飲するボタン電池の入手方法は?

子供が誤飲事故で飲み込んでしまったボタン電池の入手ルートとして、最も多かったのは保管・放置されていたボタン電池、次におもちゃや時計などの小型製品から外れたボタン電池が続きます。

ボタン電池が使われている製品は?

・体温計
・血圧計
・リモコン
・LEDライト
・赤ちゃんのおもちゃ
・タイマー
・時計 など

子供は大人のすることに興味津々で、大人が触ったものには触りたがります。
ママやパパが触っておいた電池の場所を覚えていて、こっそり触りに行くケースもあるので、使用済み電池の保管場所も含めて、ボタン電池の保管方法には十分注意をする必要がありますね。

誤飲事故のもとになるボタン電池が使われている製品は、無数にあります。
子供が触るおもちゃなどには、誤飲防止のために電池カバーにネジがついていたり、簡単には外れない構造になっていたりするのですが、その他の時計やリモコンなどにはこういったセーフティー設計はされていないものが多く、子供が触っている最中に電池が外れる可能性は高いです。

また、玩具のセーフティー構造も、赤ちゃんが繰り返し遊ぶことでネジなどが緩んでしまうこともありますので、まずはどんなものにボタン電池が使われているのかを把握して、赤ちゃんの身近に置かないようにするとともに、赤ちゃんのおもちゃは定期的に点検することを習慣にしましょう。

キョウコ
36歳

Aもらいものおもちゃの誤飲事故未遂

うちの息子が1歳ころに、誤飲事故になりかけたことがあります。
その時は息子がボタン電池を口にくわえているところを見て止めることが出来たのですが、その電池がどこから出てきたのかわからなくて…。
調べてみても息子に買い与えたおもちゃはカバーにしっかりとネジがついていますし、リモコンなどの電池は外れていませんでした。
あちこち探してようやく見つかった原因は、姉からおさがりでもらった、姪っ子が小さい頃に使ったオルゴールでした。
結構、昔の物だったので、今のおもちゃのようなカバーのネジなどはついていなかったんです。子供のおもちゃにはそういった安全対策が取られていると思い込んでいて、油断してました…。
その後、オルゴールの電池カバーにはガムテープを貼り付けて、息子が触れないようにして使いました。

子供がボタン電池を誤飲したときの対処法

看護師が患者を見る

ボタン電池は、誤飲してから時間が経てば経つほど電池の放電や腐食が進みます。食道や胃の内壁が溶けてボタン電池と癒着してしまうと、取り出すことが出来なくなってしまいます。
もし、子供がボタン電池を誤飲した場合には、一刻も早く病院へ行きましょう。

ボタン電池を誤飲して時間が経ってから気づき、赤ちゃんが痛がって苦しんでいる場合や、ぐったりとして顔色が悪い場合などは迷わず救急車を呼びましょう。
病院へ行くときは冷静に、どんな種類のボタン電池をいつ飲んだのか、わかる限りの情報をお医者さんに伝えて治療を受けてくださいね。

また、レントゲンを撮ってもらえばボタン電池を飲み込んだのか確認ができますし、飲み込んでいる場合には電池の停滞位置を特定して速やかに治療してもらうことができます。
ふと気づくと時計などの電池カバーが外れてボタン電池が行方不明になっていたなど、子供が誤飲をしたかもしれない場合も、念のため病院を受診しておきましょう。

口に入れて誤飲するだけでなく、ボタン電池は小さいものだと子供が鼻の穴や耳の穴に詰めてしまう事故も発生しています。
鼻などの粘膜でもボタン電池は反応して放電を始めますから、誤飲以外に体内に入れてしまった場合にも、病院を受診して適切に治療を受けましょう。

ボタン電池の誤飲を防ぐ4つの防止策

ボタン電池の誤飲は、タバコなどの誤飲事故と比べて発生数は多くないものの、重症化しやすく子供の命を脅かす危険性が高い事故です。パパやママがボタン電池の危険性を理解し、扱い方を見直して誤飲防止につとめましょう。

ボタン電池を使っている製品をチェックしましょう

子供が遊ぶ玩具

ボタン電池は非常に便利な電源で、様々な製品に使われています。子供が生活する室内の中で、どの製品にボタン電池が使われているのかをまず知っておきましょう。
ボタン電池が使われている製品はできるだけ子供の身近に放置せず、使い終わったら子供の手の届かない場所で管理すると安心ですね。

玩具やリモコンなど頻繁に使う製品は定期的に点検して、電気カバーが外れていないか、電池が外れていないかを確認する習慣をつけましょう。

ボタン電池は子供の手の届かないところで保管しましょう

ボタン電池を引き出しにしまっていても、引き出しが子供の手の届く場所であれば何の効果もありません。未使用/使用済みの物も、ボタン電池は基本的に子供の手の届かない場所で保管や管理を行いましょう。
「子供は成長するもの・知恵がつくもの」と理解して、子供の成長に合わせて保管場所を見直していくことも大切です。

使い終わったボタン電池は長期間自宅で保管をせず、速やかに自治体の指定に従って廃棄するか、最寄りの家電販売店や時計店、カメラや補聴器を扱っているお店の回収ボックスに入れるようにしましょう。

電池交換は子供がいないときに行いましょう

大人の真似をするのが大好きな子供の前で、ボタン電池の交換をしてみせると「自分もやってみたい!」と好奇心を沸かせてしまいます。
「電池は危険なもの」と子供が理解できるようになるまで、ボタン電池の交換は子供の目に触れない場所でコッソリと行いましょう。

電池交換をしているときに子供に呼ばれたり、家事の都合で目を離してしまい、そのままボタン電池を放置して忘れてしまったりすることも珍しくありません。
ボタン電池の交換は、家事の合間ではなく、子供が出かけているときや寝静まって余裕のある時間を選ぶと安心です。

セーフティー構造の製品を選びましょう

最近のおもちゃのほとんどは電動で、音や光で子供の興味を誘います。
そんなおもちゃのほとんどはボタン電池が使われていますので、ボタン電池を使ったおもちゃを選ぶときは電池カバーが簡単に外せないよう、セーフティー対策が取られているかを確認して選ぶとよいでしょう。

目覚まし時計など、セーフティー対策がなされていない大人用のグッズを子供のいる部屋で使う場合には、電池カバーをセロハンテープやガムテープでとめておくと子供は手が出せませんから、安心して使うことが出来ます。

家族みんなでボタン電池の誤飲事故を防止しましょう

電気は私たちの便利な生活になくてはならないものですから、子供達は常にボタン電池の危険にさらされています。
子供が小さく危険性を理解できないうちは、一番身近なパパやママが子供の周りの環境を子供の目線で整え、子供を誤飲事故の危険から守ってあげましょう。

また、成長に合わせて「電池は危険物」であることを教えていくことも大事です。
おもちゃなどボタン電池を使った製品を使ったら片付けるように促すなど、ゆくゆくは家族揃って誤飲事故を防止できるとよいですね。

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この記事を書いたライター
ひなちゃんママ

ひなちゃんママ

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪