離乳食のうどんレシピに関する記事

離乳食のうどんは乾麺?生?選び方は?初期~完了期レシピ

離乳食のうどんは乾麺?生?選び方は?初期~完了期レシピ

離乳食のうどんは、どのタイプを選ぶべきなのでしょう?ワンパターンになりがちなレシピのお悩みも解消します!

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離乳食でうどんはいつから?ペーストにすれば初期からOK

うどんはペースト状にすれば離乳食初期から赤ちゃんに与えることができる食材。離乳食のつぶし粥や野菜、白身魚などに慣れてきた初期の後半、もしくは中期から少しずつ進めるとよいでしょう。

ただし、他の食材と同様に赤ちゃんがうどんを食べ始めたばかりの頃は、何かあったらすぐ病院に連れて行ける平日の午前中に与え、食後1~2時間は様子をしっかりと観察しましょう。

もし食後の体調に異変が現れた場合は、自己判断でうどんの除去食を与えるといった対応をせず、小児科医に相談して医師の指示に従った離乳食の進め方をしましょう。

離乳食のうどんはどれがいい?生麺・乾麺・冷凍麺の違いや選ぶポイント

うどん

離乳食用のうどんを選ぶ場合、一番気をつけるべきポイントはうどんに含まれる塩分です。

うどんに含まれる塩分は赤ちゃんにとってはどれも高めですが、麺の種類によって含まれている塩分量にはかなり差があります。

うどんの塩分は塩抜きである程度は抜けるのでどの種類も離乳食に使えますが、調理するママにとって使いやすいものを選ぶのが一番いいので、チェックすべきポイントを確認しておきましょう。

1塩分は冷凍や茹でうどんが乾麺より低い!

大匙一杯の塩

赤ちゃんは大人が食べるような味の濃い食事を食べると、塩分が体に大きな負担をかけてしまいます。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」には、6~11か月の赤ちゃんのナトリウム摂取目安量が、一日当たり600㎎(食塩相当量1.5g)と示されています。(注1)

ところがこの数値には、母乳やミルク、野菜、肉や魚、乳製品など様々な食材に含まれているナトリウムの量も含まれているため、実際はこれよりも少ない量の食塩量に抑えないと、赤ちゃんに負担を与えてしまうことになります。また、赤ちゃんの時から塩分を多く摂取することにより、将来的にデメリットがあることも分かっています。これらが「離乳食に味付けは不要」と言われる理由です。

うどんの乾麺と生麺の塩分量を茹でた後に比べてみると、100gあたりの塩分量は生麺で2.5g、乾麺で4.3g。乾麺には生麺の約1.5~2倍の塩分が含まれています。離乳食で赤ちゃんにうどんを与える時は、たっぷりのお湯でしっかり下ゆでをし、水にさらして洗うことで塩分を抜く必要がありますが、乾麺は塩分をしっかりと抜く手間と時間がさらにかかってしまうのです。

一方、冷凍うどんや茹でうどんは生麺や乾麺に比べて低めで、100gあたりの塩分量がおよそ0.3~0.8g、茹でうどんも商品によっておよそ0.1g~0.8gとバラつきがあります。

離乳食期のうどんは、生麺、乾麺、冷凍うどん、茹でうどんのどれを選んでも、水洗いをして塩分を抜くことが必要ですが、種類によって塩抜きの手間と時間がかなり変わることを考慮して選びましょう!

2保存性は乾麺が一番いい!おおむね1年

うどんの乾麺

赤ちゃんのお世話をしていると、なかなか買い物に行けなかったり、買い物が大変だったりしますよね。ですから、離乳食の食材選びでは、ママの買い物の負担を考えることも大切です。少しでも負担を減らすためには、保存性の良い食材を備蓄しておくのがおすすめ!うどんは種類によって保存期間が異なりますので、それぞれの目安を知っておきましょう。

うどんの保存期間の目安

  • 乾麺…1年
  • 冷凍うどん…1ヶ月
  • 生麺…1~5日前後、生のまま冷凍で1ヶ月
  • 茹でうどん…1~5日前後

保存性の面では圧倒的に乾麺が便利ですね!乾麺以外の麺は、買ってから保存するまでの状態、外袋を開封しているかなどによって品質が低下しやすく、保存期間目安前でも赤ちゃんに不向きな状態になることがありますので、できれば目安よりも早めに食べるのがおすすめです。

ネットスーパーやパパの休日などを利用して買い物する時は生麺や茹でうどんを使い、保存性の高い乾麺や冷凍うどんはストックとして常備しておくなど、種類によって使い分けをするとママの負担がグッと楽になりますよ。

3うどんのコシが弱く赤ちゃんが食べやすい商品が多いのは茹でうどん

冷凍うどん

うどんには様々な種類があり、大人にはコシの強い讃岐うどん、吉田うどん、氷見うどん、伊勢うどんなどが人気ですね。噛むとモチモチする食感は、大人にとって「この食感がたまらないんだよね」と愛される理由になりますが、赤ちゃんにとっては食べにくく、食が進まなくなる原因になってしまいます。

離乳食用のうどんを選ぶ時は、あまりコシの強くない種類を選ぶようにしましょう!

茹でうどんにはコシのあまり強くない商品が多いですよ。また、乾麺は茹で時間によって硬さを調節できますので、離乳食後期以降のモグモグ期から使用するのに向いていますよ。冷凍うどんはモチッとした食感でコシが強いものが多いですので、使用する場合は柔らかく茹で、細かくきざんで使いましょうね。

4調理の手間が一番楽なのは茹でうどん!

調理の手間の面で、離乳食に一番向いているのは茹でうどんでしょう。やわらかく既に塩分が低いため、下ゆで時間や塩抜きの時間も短くて済みます。下ゆでや塩抜きをしてから、離乳食の進み具合に合わせてヌードルカッターなどを使って細かくきざんで調理したり、野菜などの入ったアンをかけたりするだけで、手早く離乳食が作れます。

ベビーレーベル お肉も切れるフードカッター

ベビーレーベル お肉も切れるフードカッター

Combi

お肉や麺類、野菜など加熱調理した食材をそのまま切ることができます。食洗機でも洗うことができ、継ぎ目、すきまがない形なので洗いやすく衛生的ですよ。持ち運びに便利なケース付きなので外出先でも使うことができて便利ですよ♪

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一方、乾麺は茹でると柔らかくなる性質があるので、しっかり茹でれば赤ちゃんも食べやすくなりますが、塩分が多く含まれているので、水で塩分を良く洗い流さなければならず手間や時間がかかります。ただし、乾麺は手で細かくポキポキと折ってから茹でれば、きざむ手間が省けて調理が楽になるというメリットがありますよ。

離乳食のうどんを冷凍保存する方法!赤ちゃんが食べやすくなる

離乳食を食べている赤ちゃんのイラスト

茹でたうどんを家庭用冷凍庫で冷凍すると、麺の中に含まれる水分が凍って結晶化するため組織が破壊されてしまい、麺が縦に割れてちぎれやすくなったり、ボソボソしたりして美味しくなくなりますが、離乳食にする場合はむしろコシがなくなってやわらかく食べやすくなります

一度解凍した食品の柴苓湯は生麺を多めに買ってきたら大人用は生のまま冷凍し、離乳食用は茹でて塩抜きしてから小分けにして冷凍するのがおすすめです。乾麺も茹でて塩抜きした後に冷凍保存OKです。

うどんの冷凍保存方法

  1. うどんを柔らかくゆでて、水でしっかり洗って塩抜きする
  2. 初期はすりつぶして製氷皿に入れ、凍ったらジッパー付き冷凍保存袋に移し替えて冷凍保存
  3. 中期~完了期は進み具合に合わせた長さに切って一食分ずつラップに包み、ジッパー付き冷凍保存袋に入れて冷凍保存

※霜がつくのを避けるため、水気をしっかり切って冷凍しましょう

冷凍保存しておくことで好きな時に調理でき、忙しいママにもとても重宝します。うどんは野菜、魚、お肉といった他の食材と合わせて調理することで、バリエーションも増えますし、手軽に栄養たっぷりのおいしい離乳食を作ることができますよ♪冷凍保存する時は、日付と食材名を袋に明記して早めに使い切るようにしましょうね。

離乳食のうどんは味付けに注意!できるだけ控えて

うどんは塩抜きをしても麺自体に塩分が強いため、離乳食期は塩や醤油、味噌など塩気のある味付けを極力控えましょう

離乳食が進むにつれてマンネリ化してきたと思った時は、だし汁や野菜スープ、牛乳、青のり、きなこなどを加えると、味にメリハリが出ます。

また、うどんはモチモチして麺同士がくっつきやすいという特徴があるので、スープに入れるのではなくおやきなどにして食感を変え、手づかみメニューにすると赤ちゃんも美味しく食べることができます。

離乳食のうどん1食分の初期・中期・後期・完了期の量

生うどん

離乳食期の炭水化物1食分の量がうどんの量ですが、同じ量のうどんでも茹で加減によって硬めであれば水分をあまり含まないため軽くて少なく、柔らかめであれば水分を多く含んでいるため重くて多くなります。

うどんの量をはかるときは下茹でし、塩抜きをした状態ではかりましょう。うどん大さじ1杯で、およそ15gです。

  • 初期  ごく少量
  • 中期  50~80g程度
  • 後期  80~90g程度
  • 完了期 90g程度

また、作ってから食べ終わるまでの間に水分を吸うため、ゆっくり食べる赤ちゃんの離乳食では「食べてもなかなか減らない…」ということもあります。赤ちゃんの食べ具合や水分量を考慮して、量を調節しましょう

【離乳食のうどん】段階別の調理法&レシピ

うどんは調理の手間がかからないので、離乳食にはぴったりですよね。うどんはいろんな食材と合わせることで、よりおいしく、栄養たっぷりの離乳食になるので便利ですよ♪こちらでは、うどんを使った栄養たっぷりの、段階別の離乳食レシピをご紹介します。

【離乳食初期】調理法&うどんレシピ

離乳食の初期は離乳食に慣れる時期です。赤ちゃんが離乳食に慣れてきた後半から少しずつ与えてみましょう。ただし、アレルギーもあるので、焦らずゆっくりでいいですよ。最初はうどんを裏ごしした、なめらかなペースト状のすり流しから試し、飲み込む練習をさせてあげましょう。食材の持つ自然の味で十分なので、お湯やだし、野菜スープの味だけで調味料の味付けは必要ありません

初めは少量ずつしか与えていかないので、この時期は一度にたくさん下ごしらえをして冷凍保存しておくと便利ですよ。調理する時は、1食分ずつレンジで解凍し、ミルクなどでのばしてあげても赤ちゃんが喜んで食べますよ。

とろーりうどん

とろーりうどん

材料:ゆでたうどん 10g、だし汁 1/2カップ

  1. ゆでたうどんはきざむ
  2. だし汁に1を入れ、弱火で煮てトロトロになるまですりつぶす

【離乳食中期】調理法&うどんレシピ

離乳中期になると30~40%の栄養を離乳食から摂るようになるので、糖質、タンパク質、ビタミン類を含む様々な食材を使って献立を考えていきましょうね。この時期のうどんの長さは2~3mmが目安です。食材の味を覚える時期なので、これまで全く味をつけていなくて急に食べなくなってしまった場合、だし汁や野菜スープを加えた味付けにすると、赤ちゃんも美味しく食べてくれますよ。

手軽に栄養が摂れる離乳食を作りたいママにピッタリな、お野菜たっぷりのレシピをご紹介します。赤ちゃんが食べにくいようでしたら、片栗粉でスープにとろみをつけすると食べやすくなりますよ。

野菜入りとろとろうどん

野菜入りとろとろうどん

材料:茹でうどん40g、キャベツ10g、にんじん5g、玉ねぎ10g、スープ(野菜の煮汁)1/4カップ

  1. うどんは下茹でと水洗いをし、きざんで鍋に入れる
  2. キャベツ、にんじん、玉ねぎをみじん切りにして、レンジで柔らかく加熱する
  3. 1、2とスープを鍋で煮立たせる

【離乳食後期】調理法&うどんレシピ

後期になると離乳食も1日3回になりますね。離乳食から栄養のおよそ75%をとるようになるので、栄養バランスを考えたメニューを心がけましょう。食べられる食材の数も増え、食べ物の固さが大人により近づくので、大人の食事からの取り分けメニューにできますよ。うどんの長さは1~2cmが目安です。

また、食べる意欲が出てくる頃なので、手づかみ食べができるようなメニューがおすすめ!こちらではうどんを使った手づかみ食べができるレシピをご紹介します。良質なたんぱく質である納豆と野菜をたっぷり使った栄養満点のレシピですので、たくさん作って冷凍保存し、おやつとしても美味しく食べられますよ。

うどんのお焼き

うどんのお焼き

材料:茹でうどん100g、納豆15g、にんじん10g、小松菜(葉先)10g、青のり適量、薄力粉大さじ1、牛乳大さじ1、サラダ油適量

  1. うどんは湯通しして麺をほぐし、水洗いしたら1cm程度に切る
  2. にんじんと小松菜はレンジで加熱してみじん切りにし、納豆は細かくきざむ
  3. ボウルに2と1のうどん、青のり、薄力粉を入れて混ぜ、少しずつ牛乳を加えて生地をまとめる
  4. フライパンに薄く油をひき、両面焼き色がつくまで焼く

【離乳食完了期】調理法&うどんレシピ

1才を過ぎ、バナナくらいの硬さの食べ物を奥の歯茎で噛んで食べられるようになったら、完了期へと進めます。大人の食事より少し柔らかめのものを食べる期間なので、まだまだ大人と同じものは与えられません。とりわけ離乳食を作る時でも、味付けや柔らかさに気をつけて調理しましょう。この時期になると、うどんの長さは2cmほどの長さに切って調理しましょう。

また、完了期になると消化力がアップしていますので、塩分の少ない茹でうどんはお湯で戻すだけで与えられます。ただし、うどんの塩分が強いため汁の味付けは控えましょう。大人の食事を取り分けてできる、野菜と納豆の入った栄養たっぷりの離乳食レシピをご紹介します。お出汁と納豆の風味で味に変化が出るので、味付けをしなくても、赤ちゃんでも美味しく食べることができますよ。

納豆入りほうとう風

納豆入りほうとう風

材料:茹でうどん80g、かぼちゃ2cm角1個、にんじん1cm厚さの輪切り1枚、だいこん1cm厚さの輪切り1/2枚、納豆(ひきわりでも可)小さじ1、だし汁大さじ2

  1. かぼちゃは皮をむき、ゆでて食べやすい大きさに切る
  2. にんじんと大根は皮をむきゆでて、それぞれ角切りに切る
  3. うどんは2cm長さに切り、柔らかくゆでる
  4. 納豆は茶こしに入れ、熱湯を回しかけ、細かくきざむ
  5. 小鍋にだし汁と1~3を入れて、ひと煮する
  6. 5を器に盛り、4をのせる
この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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