母乳と血液の関係とはに関する記事

母乳は白い血液?!授乳中の食事で摂るべき母乳にいい食べ物

母乳は白い血液?!授乳中の食事で摂るべき母乳にいい食べ物

母乳が血液から作られていることに着目しました。母乳が作られるメカニズムを理解すれば、母乳の出し方が分かってきますよ。良質な母乳を増やすために、積極的に摂りたい食品や生活の注意点についてもご紹介しますので参考になさってください。

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母乳は白い血液?!知っておくべき母乳ができるメカニズム

「母乳は白い血液」とも言われますが、どのようにして作られているかご存じですか。母乳のできるメカニズムを知って、母乳の出をよくする方法を身につけましょう。今回は、母乳について、血液との関係や母乳分泌の流れ、母乳を増やすための方法などについてまとめました。母乳をたくさん出す方法を知りたいママは、ぜひ参考になさってください。

母乳の原料は血液です

乳房の構造

母乳は白いですが、ママの血液から作られています。初めに、母乳がどこで作られているのかを確認してみましょう。母乳が作られる乳腺は、乳房の中にあり、ブドウに似た形をしています。ちょうど、乳首につながる太い乳腺にくっついた乳管がブドウの茎、その奥に枝分かれしている小葉がブドウの房にあたります。

母乳が作られるのは、ブドウの一粒一粒にあたる、乳腺房の中に並んでいる乳腺細胞です。乳腺房の外側には毛細血管が張り巡らされていて、その血液から栄養が染み出し、母乳となります。

このとき、血液中の栄養素や白血球は染み出て母乳となりますが、赤い色の元となる赤血球は含まれていないため、母乳が白くなるのです

母乳分泌の流れ

出産すると、脳から母乳を作るよう指令が出て、だんだんと母乳が分泌されるようになります。母乳分泌の流れについて、時期ごとの変化をまとめました。

乳汁生成Ⅰ期

妊娠中期から出産後2日目にあたる時期は、プロラクチンが増えることで、母乳を生成する準備がされます。中には、妊娠後期から母乳のような分泌物が出る人もいますが、妊娠を継続するためのプロゲステロンが母乳の出を抑制するため、本格的には母乳は分泌されません。

出産時は、赤ちゃんに乳首を吸われなくても初乳が分泌される仕組みとなっています。初乳はドロッとしていて黄色く、病原菌に対する抗体や、免疫力を高める働きがあるラクトフェリンが豊富。抵抗力の弱い赤ちゃんをさまざまな病原菌から守ってくれますので、初乳を飲ませるのはとても大切なことなのです。

妊娠中の乳首マッサージの注意点

乳首に刺激を与えておくとⅡ期に移行しやすくなりますが、妊娠中のマッサージは注意が必要です。子宮収縮を促す恐れがあるので、お腹の張りがひどいときは乳首のマッサージを控えましょう。

乳汁生成Ⅱ期

出産後3~8日目になると、母乳の量が急激に増え始め、初乳から徐々に生乳に変化していきます。出産によって妊娠を維持するために必要だった、プロゲステロンやエストロゲンの分泌量が減少することで、本格的な母乳の生成が始まるためです。

産後は、赤ちゃんがおっぱいを吸うことで、母乳を作るプロラクチンというホルモンが盛んに分泌されます。プロラクチンは授乳後に血中濃度が高まるので、次の授乳に向けて母乳が作られるように促します。赤ちゃんが吸えば吸うほど、プロラクチンが分泌されて母乳がどんどん作られるのです。

産後すぐは、赤ちゃんもうまく吸えない時期なので、授乳に苦労しているママも多いものです。しかし、この時期に赤ちゃんに吸ってもらわないと、プロラクチンの減少につながって、1週間程度で母乳が出なくなる恐れがあります。まだ産院に入院している時期なので、授乳の仕方についての指導をきちんと受け、母乳育児を軌道に乗せるために頑張りましょう。

乳腺炎に注意

出産直後は、赤ちゃんとママの授乳リズムが合っていないため、飲み残した母乳が溜まり乳腺炎になる恐れがあります。つらいときは医師や看護師に相談しましょう。

乳汁生成Ⅲ期

出産後9日目以降は、出産直後から出ていたプロラクチンが徐々に減る替わりに、赤ちゃんが乳首を吸う吸綴刺激によって母乳が分泌されるようになります。

授乳や搾乳された母乳の量に応じて、ママの体が必要な分だけの母乳を作るようになる「オートクリン・コントロール」によって母乳の量が決まる時期でもあります。母乳の量を安定させるためには、赤ちゃんへの授乳や搾乳をしっかり行い、母乳をおっぱいに残さないようにすることが大切です。

一日に作られる母乳の量は?

赤ちゃんの授乳リズムが整う産後1ヵ月以降に600mlから1000mlほど作られているといわれています。ママの体調や赤ちゃんの吸う量によって、個人差が大きいです。

母乳が出る仕組み

ママの体の中で、母乳はどのようにつくられているのでしょうか。母乳が出る仕組みをまとめました。

母乳が出る仕組み

乳腺細胞で母乳が作られる

母乳は、プロラクチンによって、母乳の生成が促されることにより作られます。一つの乳房の中には、15~20個程度の乳腺があり、血液から母乳を作り出しているのです。

赤ちゃんが乳首を吸う

赤ちゃんに乳首を吸われることで刺激が脳に伝わります。乳首を手で軽くマッサージするだけでも、神経細胞が反応するので、母乳をよく出したい時には効果的です。

オキシトシンが分泌される

オキシトシンアップ

赤ちゃんが乳首を吸うとオキシトシンが分泌されます。オキシトシンは、幸せや愛情を感じた時に出るホルモンで、育児と密接に関係していると言われています。母乳を分泌する働きがありますが、子宮の収縮が促されるため、授乳中に腹痛が起こることもあります。

射乳反射が起こる

オキシトシンによって、乳腺の筋上皮細胞が収縮する射乳反射が起こります。乳腺房が収縮することで、中に詰まっている母乳が乳腺の外に飛び出る仕組みとなっています。

乳口から外に出る

乳腺で射乳された母乳は、乳管を通って一時的に乳管洞というタンクに溜められます。赤ちゃんが乳首を吸うことで、乳管洞に溜まっている母乳が外に出てくる仕組みとなっています。搾乳の際は、乳輪のあたりにある乳管洞の周辺に圧力をかけることで、スムーズに母乳を搾ることができます。

血液を増やすために効果的な食材は?

母乳は血液から作られることから、母乳を増やすためには血液を増やす必要があります。次に紹介する栄養素は、血液を作るはたらきを助けてくれるので、積極的に摂りましょう。

タンパク質

チーズドレッシングのかけたシーザーサラダ

質の良い母乳に必要な血液を作るには、良質のタンパク質を取ることが重要です。タンパク質は骨や筋肉、皮膚や脳など、体の器官を作る大事な材料となります。母乳にも多く含まれており、赤ちゃんにとって大事な栄養素なのです。また、タンパク質は、産後のママの回復にも重要な役割を果たします。

タンパク質と言えば肉ですが、食べ過ぎると体に蓄積され、産後太りの原因となります。カロリーを考えると、脂肪分の少ない赤身の肉や鳥のささみなどがおすすめです。大豆製品には、植物性のたんぱく質が多く含まれているので、豆腐や納豆、豆乳なども積極的に摂りましょう。

タンパク質を多く含む食品

  • 牛肉や豚肉の赤身
  • 鶏のささみや胸肉
  • かつおやまぐろなどの魚
  • 牛乳やチーズ

鉄分

ほうれん草のおかず

鉄分は、全身に酸素を運ぶ働きがあり、赤ちゃんにとっても必要な栄養素です。出産後しばらくは、お産の影響でママの体が貧血となっている場合もあり、赤ちゃんにあげるための鉄分が不足しがちです。産後の貧血は母乳の出にも悪影響を与えるので、ママと赤ちゃんに必要な分の鉄分を補給するためにも、鉄分豊富な食材を積極的に摂りましょう。

食品に含まれる鉄分には、肉や魚といった動物性食品に含まれるヘム鉄と、野菜や豆類、卵などに含まれる非ヘム鉄があります。ヘム鉄の方が体への吸収率が高いですが、非ヘム鉄を含む野菜には、ビタミンや食物繊維が豊富というメリットがあるので、どちらもバランスよく食べるとよいでしょう。

鉄分を多く含む食品

  • レバー
  • 牛肉・豚肉
  • かつお
  • あさり
  • 小松菜
  • ほうれん草
  • 大豆製品(豆腐や納豆など)

ビタミン

キウイフルーツ

赤ちゃんの発育と精神の安定には、さまざまなビタミンが必要です。ビタミンは多くの食品に含まれているので不足しにくいですが、ママが偏った食生活をすることで足りなくなる恐れがあります。特に、赤ちゃんの夜泣きには、ビタミンB6やB12などのビタミンB群不足が関係していると言われているので、積極的に摂りましょう。

ビタミンを多く含む食品

  • ビタミンC…パセリ、パプリカ、レモン、柿、キウイフルーツなど
  • ビタミンB6…にんにく、まぐろ、牛レバー、かつおなど
  • ビタミンB12…しじみ、赤貝、のりなど

母乳のための水分補給も忘れずに

水分補給

授乳中は、ママの体が消費するほかに、母乳分の水分が必要となります。水分不足にならないよう、こまめな水分補給を心がけましょう。

赤ちゃんは、多い時で一日に1リットル以上の母乳を飲みます。母乳の成分のうち、90%近くが水分となっているため、水分補給をしっかりしないと母乳の製造が追いつかなくなってしまいます。

通常の大人が1日の2リットルほどの水分を摂る必要があるのに対して、授乳中のママは1日あたり3リットル以上の水分補給が必要となるのです。

「授乳後に必ず水分を摂る」「トイレに行ったら水分補給する」など、決まりを作るとよいでしょう。一日に飲む分の水をあらかじめ用意しておくと、必要な水分の目安となるので分かりやすいですよ。

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この記事を書いたライター
ひなちゃんママ

ひなちゃんママ

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪