四種混合ワクチンの予防接種に関する記事

四種混合ワクチンの予防接種の間隔~同時接種はいつから?

四種混合ワクチンの予防接種の間隔~同時接種はいつから?

四種混合ワクチンで予防できる4つの感染症は、どれも赤ちゃんが重症化すると深刻な事態に陥ることから、ここで紹介する予防接種の開始時期や間隔を守って受けることが大切です。さらに、他のワクチンと一緒に接種を受ける同時接種について詳しく解説します。

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四種混合ワクチンの予防接種はいつ?同時接種が可能な赤ちゃんの予防接種

ママの床上げや赤ちゃんの1ヶ月健診が終わると、少しずつ外出する機会が増えてきます。赤ちゃんは、外の世界に出ることで、体の機能を少しずつ慣らしていかなくてはいけません。

しかし、それと同時に出てくるのが病気に対する不安です。

赤ちゃんは、お腹の中にいる時にママから免疫をもらって生まれてきます。また、生まれた後は母乳から免疫をもらっているため、病気になりにくいのです。

ところが、いつまでもママからもらった免疫だけに頼って生きていくことができないため、赤ちゃんは自分自身で体の中に免疫を作ることで、病気にならないようにする必要があります。

そして、その免疫を作る手助けをするのが予防接種です。その中でも、今回ご紹介する四種混合ワクチンは、赤ちゃんを命にかかわる病気から守ってくれる大切な予防接種の一つです。

これから接種を受けるというママは、四種混合ワクチンについてほんの少し勉強しておきましょう。

四種混合ワクチンとは?

ワクチンと注射器

四種混合ワクチン(DPT-IPV)とは、ジフテリア(D)・百日咳(P)・破傷風(T)・ポリオ(IPV)の4つの細菌の感染症を防ぐためのワクチン。予防接種によって、体内に細菌への免疫を作ることで感染を防ぐことができるのです。

四種混合ワクチンは、決められた期間内に接種が義務付けられている定期接種ワクチンのため、基本的に無料で受けられます。しかし、期間内に受けられなかった場合は、有料となるため注意しましょう。

4つもワクチンが入っていると聞いてびっくりするママもいますが、混合ワクチンは、あらかじめ1本の注射液にワクチンを混ぜることで、1種類ずつ予防接種を受けるよりも赤ちゃんへの負担が少ないというメリットがあります。

それでは、四種混合ワクチンで防ぐことができる病気について、詳しくみていきましょう。

1ジフテリア

ジフテリアとは、ジフテリア菌が出す毒素によって神経や心臓の筋肉が侵される、命にかかわる感染症です。

この病気の感染経路は飛沫感染で、のどや気道の腫れによって、咳や呼吸困難などが起こるクループ症候群を引き起こす恐れがあります。

ジフテリアは、予防接種することで確実に感染を抑えることができます。

2百日咳

咳をしている赤ちゃんのイラスト

百日咳とは、百日咳菌に感染することで、咳が止まらなくなる感染症です。

1歳未満の乳児が感染すると、肺炎や脳炎により重症化する可能性が高いので、赤ちゃんにとっては危険な病気だといえます。

百日咳には流行シーズンがあることから、生後3ヶ月になったら、早めに予防接種を受けた方がいいでしょう。

3破傷風

破傷風とは、切り傷やひっかき傷から破傷風菌が入ることで、体内で増殖した菌が筋肉のけいれんを引き起こす感染症です。

破傷菌は世界中の土の中に存在する細菌で、一度感染すると現代の医学でも治療が難しいため、予防接種によって病気を予防することが重要となるのです。

接種後は10年ほどしか免疫が持続しないことから、感染を防ぐためには定期的に予防接種を受ける必要があります。

4ポリオ(急性灰白髄炎)

笑顔の赤ちゃん

ポリオとは、ポリオウイルスに感染することで、脊髄の灰白質で炎症を起こして、手足に麻痺が出る可能性がある感染症です。

以前は、病原性を弱めて作った生ワクチンを予防接種に使用していたため、麻痺の副反応が残ることがありました。

しかし、2012年に副反応のない、病原性を取り除いた不活化ワクチンに切り替わったため、安心して予防接種が受けられるようになりました。

予防接種を受ける時期と間隔

赤ちゃんは、たくさんの種類の予防接種を1年間で受けなければなりません。そのため、病気にかかりやすい時期やワクチンの種類ごとの接種間隔などを考慮して、あらかじめ目安となる接種スケジュールが決められています。

そのうち四種混合ワクチンは、次のように第1期と第2期の2つの期間に分けて予防接種を受ける必要があります。

第1期

四種混合ワクチンは、生後3ヶ月から予防接種が受けられるワクチンです。

接種スケジュールとしては、はじめに3~8週間隔で3回受けた後、3回目の半年~1年後に4回目を接種することになっています。

第2期

サッカーボールで遊んでいる子供

第2期は11~12歳が対象年齢のため、11歳になったら二種混合(DT:ジフテリア・破傷風)の追加接種を受ける必要があります。

乳幼児期は、スケジュールを組んで計画的に受けるママが多いのですが、第2期は時間が経つため意外と忘れがち…。時期になると学校や自治体から通知もありますが、受け忘れのないようにすることが大切です。

四種混合ワクチンには同時接種が可能なワクチンがあります

同時接種とは、複数のワクチンの予防接種を同時に受けられることです。いろいろな種類の予防接種を一度に受けても大丈夫なの?と不安に感じる人もママもいるはず。

最近、一般的になりつつある同時接種とはどのような予防接種なのでしょう?ここからは、四種混合ワクチンの同時接種について、詳しくみていきましょう。

ワクチンを同時接種するメリット

予防接種をしている赤ちゃん

同時接種のメリットは、予防接種をより早く、効率的に受けられることにあります。

日本では、1歳までに15回以上の予防接種を受けなければならないことから、すべてを受けられるようにスケジュールを立てるのは大変難しいこと。また、小さな赤ちゃんを毎回、病院に連れて行くのは大変ですよね。

現在、予防接種を受ける時期が遅れたり、受け忘れたりすることによる重症化を防ぐために、世界中で同時接種が推奨されているのです。

いろいろなワクチンを接種すると、副反応がひどくなるのでは?と不安になるかもしれませんが、現在のところ、ワクチンは単独で受けても、複数を同時接種しても、効果や副反応に影響はないことが分かっています。

四種混合ワクチンの同時接種のスケジュール

四種混合ワクチンは、最初の3回を生後3・4・5ヶ月に接種した後、4回目を1歳1ヶ月に接種した場合、次のような同時接種が可能になります。

予防接種~1回目(生後3ヶ月)
使用済みの注射器とワクチンの瓶

次の4つのワクチンと同時接種を行います。

・B型肝炎ワクチンの2回目
・ヒブワクチンの2回目
・小児用肺炎球菌ワクチンの2回目
・ロタウイルスワクチン1価・5価の2回目

予防接種~2回目(生後4ヶ月)

次の3つのワクチンと同時接種を行います。

・ヒブワクチンの3回目
・小児用肺炎球菌ワクチンの3回目
・ロタウイルスワクチン5価の3回目

予防接種~3回目(生後5ヶ月)

この回は単独接種となります。

予防接種~4回目(生後1歳1ヶ月)

次の2つのワクチンと同時接種を行います。

・ヒブワクチンの4回目
・小児用肺炎球菌ワクチンの4回目

四種混合ワクチンの副反応

予防接種を受けた際、副反応と呼ばれる本来の目的と異なる反応が起こることがあります。四種混合ワクチンの接種後は、つぎのような副反応が起こりやすいため、接種後の3日間ほどは注意が必要です。

四種混合ワクチンに起こりやすい副反応

赤ちゃんの鼻に鼻水吸引器を入れようとしているママの手
  • 接種した部分が赤く腫れる
  • 発熱
  • 鼻水や咳
  • 下痢
  • 吐き気
  • 発疹
  • のどが赤くなる

アナフィラキシーやけいれんなどの重篤な症状が見られる場合は、すぐに医療機関に相談する必要があります。

四種混合ワクチンを接種する際の5つの注意点

いよいよ、四種混合ワクチンの予防接種の本番当日を迎えたら、赤ちゃんが安全に予防接種を受けるために確認すべきことがあります。

主に、次の5つのことに注意が必要です。

1接種前の赤ちゃんの体調をチェックしましょう

出かける前に、発熱や咳、鼻水などの体調の変化を確認しましょう。

当日に体調が悪いと、予防接種受けても免疫ができない場合や、副反応に影響がでる場合があります。また、水ぼうそうやおたふくかぜ、突発性発疹などの感染症を発症後、あまり日にちが経っていない場合も注意が必要です。

接種を受けるかどうか判断に迷う場合は、医師に相談することをおすすめします。

2母子手帳を忘れずに持って行きましょう

母子手帳を見る医師

予防接種を受けるごとに、母子手帳に接種日やワクチンの種類などが記録されるため、予防接種の当日に必ず持っていく必要があります。

乳幼児健診の際に、母子手帳をチェックされたり、予防接種を受けたかどうか聞かれたりするので、母子手帳に記録しておくと忘れません。

また、母子手帳に記録しておくことで、大人になってから予防接種の受け忘れがないか確認することができます。

3接種する際はリラックスを心がけましょう

病院独特の雰囲気の中で、ほかの赤ちゃんが泣いていたら、赤ちゃんはとても不安を感じてしまうはず。さらに、ママが緊張してしまうと、赤ちゃんに緊張が伝わることも。

そのため、できるだけ注射までの時間をリラックスして過ごすようにしましょう。

また、接種の際、怖い思いして赤ちゃんが注射嫌いにならないよう、「よく頑張ったね」と優しく声をかけてあげましょう。

4接種後30分はその場で経過を確認しましょう

赤ちゃんを抱っこするお母さんのイラスト

予防接種後、重症な副反応が起こった時の対処のため、予防接種を受けた医療機関で30分ほど様子をみる必要があります。

予防接種によって起こりやすい、アナフィラキシーやけいれんのような深刻な症状は、接種後の30分以内に現れることがほとんどです。

ママはその間、赤ちゃんの急な体調の変化に対応できるように、しっかり観察をしておきましょう。

5帰宅後は静かに過ごさせましょう

予防接種を受けた赤ちゃんの体は、抗体を作るために戦っている状態です。そのため、帰宅後は、激しく体を動かさないよう安静に過ごさせる必要があります。

また、接種当日は、お風呂に入っても問題ありませんが、接種部分をかいたりこすったりしないよう注意が必要です。

予防接種を受けてから数日間は、副反応が起こる可能性があるため、体調が安定するまでの2~3日の間、家でゆっくり過ごすようにしましょう。

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この記事を書いたライター
ひなちゃんママ

ひなちゃんママ

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪