赤ちゃんが寄り目になる原因に関する記事

赤ちゃんの寄り目~よくある偽内斜視と斜視の原因の違い

赤ちゃんの寄り目~よくある偽内斜視と斜視の原因の違い

赤ちゃんが寄り目になる原因や考えられる病気とその症状について知ることで、病気の場合の早期発見・治療につなげましょう。

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赤ちゃんが寄り目になるのはなぜ?知っておくべき原因と症状

繊細な赤ちゃん、その行動一つひとつに、少しでも異常があると心配になってしまうものですが、赤ちゃんが寄り目になっている様子を、初めて目の当たりにしたママが驚いてしまうことも少なくありません。赤ちゃんの寄り目は、発達過程での現象であり、心配ないケースがほとんどですが、稀に目の病気が隠されていることがあるのです。

ここでは、赤ちゃんの寄り目の原因を、心配ないものと、目の病気やその他の病気であるものについて解説し、医療機関受診の目安を考えていきます。目は、人間の体の重要器官であり、将来的に赤ちゃんの目に悪影響を及ぼさないためにも、早期発見早期治療に努めていきましょう。

赤ちゃんの視力はどれくらい?

東大キャンパス

新生児の視力は日々発達していて、1日眼帯をするだけでも視力に影響があるとも言われており、その発達過程に何らかの異常があると、将来的にも適切な視力が得られない可能性があるのです。そこで、目の異常を早期発見できるように、赤ちゃんの目がどれくらい見えているのか、月齢別に知っておきましょう。

新生児~生後1ヶ月

生まれたばかりの赤ちゃんは、目の大きさが大人の3分の2ほどであり、視力は0.02程度なので、ぼんやりと影のようにしか物を認識することはできません。しかし、明るさや暗さは、お腹の中にいるときから認識できているので、白や黒などの色なら識別することができます。

黒色が見えるので、ママやパパの髪の毛をじーっと見つめることもありますよ。両目を連動させて物を見ることができないので、眼球がどこを向いているのか分からないときもあるのですが、ママやパパの姿は、シルエットのように捉えることができているのです。

生後2~3ヶ月

生後2ヶ月頃になると、両目で物を見つめることができるようになり、生後3ヶ月を過ぎる頃には、動くものを目で追うことができるようになります。首がすわってくると、目で追いながら顔も一緒に動かせるようになります。赤色を最初に認識できるようになり、それから徐々にさまざまな色を認識していきます。

カラフルな色のついた赤ちゃんの興味を惹くようなおもちゃを、赤ちゃんの目の前で右や左、上下に動かして、赤ちゃんと一緒に遊んであげましょう。さらに、視覚を使うだけでなく、音が鳴るおもちゃや、手触りのいいおもちゃなどで脳を刺激してあげることが、視力の発達を促します。

生後4ヶ月以降

おもちゃを掴んで遊んでいる赤ちゃん

生後4ヶ月を過ぎると、寝返り、ハイハイなどができるようになってくるので、ねんねの頃よりも視界がグンと広がります。視力は0.1くらいになり、1メートル先の物でも見えるようになります。

奥行きや高さなども認識でき、物を立体的に見ることができるようにもなってきます。すると、物を目で認識して手を動かすという、目と手の連動ができるようになり、おもちゃなどを、手を伸ばして掴もうとします。

生後4ヶ月になる前には、パパやママの顔が認識できる程度だったのですが、生後6ヶ月頃には、人見知りが始まる赤ちゃんもいるように、パパやママと他の人の顔の区別ができるようにもなります。

1歳くらい

1歳くらいになると、視力は0.2になり、床に落ちた小さなゴミなどの細かい物も見えるようになります。立ったり歩いたりする上でも、視力が正常に発達することは必要なことであり、目の異常を発見する手掛かりにもなります。

さらに、目で見たものを手で触ったり記憶したりできるようにもなってきます。1歳を過ぎ、3歳頃まで視力は急速に発達し、1.0に近づいていき、大人と同じように見えるようになります。

視力だけでなく、身体的にも精神的にも大きく発達する時期なので、いろいろな物を見せてあげて刺激を与え、赤ちゃんの成長を促していくといいですね。

赤ちゃんが寄り目になる原因

赤ちゃんが寄り目になる原因には、成長とともに自然に治るものと、目の異常によるものとがあります。特に、目の異常については早めに発見し治療しなければならないため、赤ちゃんが寄り目になる原因を詳しく知り、異常を見極められるようにしておきましょう。

赤ちゃんは視力が弱いから

スマホを見る赤ちゃん

生まれたての赤ちゃんは視力が弱く、生後4ヶ月頃までは、ものがぼんやりとしか見えないため、気になるものを何とかして見ようと焦点を合わせようとするので、寄り目になることがあるのです。これは、視力の発達とともに、物がはっきり見えるようになると、自然に治るので心配ありません。

両目で見ることに慣れていない

生後3ヶ月頃までは、両目を使ってバランスよく見ることができないので、物を見ようとすると、寄り目になってしまうことがあります。この場合、視力の発達とともに両目で物を捉えることができるようになってきて、寄り目も自然になくなっていくので心配ありません。

斜視

斜視は、乳幼児の約2%に現れ、目の病気の中ではメジャーであるので、周知しているママも多いでしょう。斜視とは目の視線の異常のことで、物を両目で見ているはずが、片方の目が違う方向を見ている状態になります。斜視になると、両眼視ができなくなったり、斜視のある方の目の視力が落ち、弱視になってしまったりすることもあります。

斜視の原因と種類

斜視は、視線の方向によって4つの種類に分けられ、内斜視・外斜視・上斜視・下斜視があります。このうち、内斜視の場合に寄り目になり、内斜視の原因として最も多いのが遠視によるものです。子供の遠視は、近くの物を見ようとするときに通常よりも余分に調節する力が働き、その結果寄り目になるのです。

その他の斜視の原因としては、目を動かす筋肉や神経に異常があり、目の位置がずれてしまうことや、遺伝や脳の異常により両眼視が上手くできないこと、片方の視力だけ悪くなることなどがあります。

斜視の治療
メガネのイラスト

遠視が原因である内斜視の場合、遠視用メガネを使って治療をしますが、そのほかの斜視の場合は手術を行います。手術は、眼球に付いている筋肉を後ろにずらす方法や、目の筋肉を縫い縮めることで眼球の位置を前方にずらす方法があり、短時間で点眼麻酔のみでできる簡単な手術です。

弱視

赤ちゃんの視力は発達途中であり、だんだんと物が見えていくようになるのですが、正常に発達させるためには毎日目で物を見ていないといけないのです。それが何らかの理由で物が見えない時期があると、そこで発達が止まってしまい、視力が悪いままの状態になってしまいます。

弱視とは?

視力が悪いままで止まってしまうことを弱視といい、弱視の原因で最も多いのは、斜視で片方の目を使っていないので、その目の視力が発達しない斜視弱視です。

この斜視弱視の治療は、斜視を手術などで治療することと、訓練を並行して行います。訓練では、視力の良い目を隠して悪い目を使う遮閉法が一般的です。

弱視の治療は早い方がいい

その他の斜視は、遠視や先天白内障、眼瞼下垂など目の異常が弱視の原因になっていて、その目の異常を改善していくことが治療の基本となります。

3歳までに治療を始めると回復が期待できるので、斜視や遠視などの目の異常の早期発見や、弱視に早く気づくことが大切です。

赤ちゃんの「仮性内斜視」は自然に治ります

勉強をしている子供

「赤ちゃんの斜視は自然に治るので放っておいても大丈夫」と聞いたことはありませんか。これは、あながち嘘とも言えず、「みせかけの斜視」と呼ばれる仮性内斜視(偽内斜視)は、赤ちゃんに最も多い斜視なのです。

なぜ斜視のように見えるのかというと、赤ちゃんは鼻の付け根の部分が横に広がっているからです。そして、内側の白目の部分が皮膚で隠れているので、見た目には寄り目に見えるのです。

この仮性内斜視は、顔の構造だけの問題であるので、成長とともに顔のパーツのバランスが取れてくると、自然に治ります。しかし、仮ではない本当の斜視の場合は、前述したように治療が必要ですので、注意しましょう。

こんな寄り目には要注意!

赤ちゃんが寄り目をする場合、目に異常がある以外に、てんかんの発作が疑われることがあります。てんかんの中で赤ちゃんに多く、気をつけたいのが点頭てんかんです。寄り目の症状だけでなく、次のような数秒間の短い症状を数分間繰り返す場合は、かかりつけ医へ相談し、専門医を紹介してもらいましょう。

  • 全身を硬直させながらバンザイする
  • カクカクとおじぎのような仕草をする

赤ちゃんの寄り目の受診の目安

視力が未発達なことによる寄り目や、仮性内斜視による寄り目は、成長とともに解消されることが多く、生後6ヶ月頃になると、ほとんどの場合自然に治ります。そこで、この生後6ヶ月を目安にし、6ヶ月を過ぎても寄り目が治らない場合は、かかりつけ医への相談するようにしましょう。

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この記事を書いたライター
れんプー

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趣味は野球観戦!カープ女子がライバルのアラフォー腐女子です。