上皮真珠・先天性歯と歯並びに関する記事

上皮真珠・先天性歯~赤ちゃんの歯並びは?治療は必要?

上皮真珠・先天性歯~赤ちゃんの歯並びは?治療は必要?

上皮真珠や先天性歯が新生児に…こんなに早く赤ちゃんに歯が生えるなんて!と驚くことなかれ。赤ちゃんの歯並びは大丈夫?抜けた歯を誤飲したら?などのママの不安を解消するための上皮真珠と先天性歯の対処法のほか、赤ちゃんのお口のトラブルを徹底解明!

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上皮真珠や先天性歯は治療すべき?もしも新生児に歯が生えたら

生まれたばかりの赤ちゃんが、大きな口を開けて泣いている時、赤ちゃんの歯茎に何か白いものが見えたら…。

「もう歯が生えてきたの?!」とびっくりしてしまうかもしれませんね。また、何か病気につながるものではないかと、不安になるママもいるでしょう。

実は、その謎の白い物体の正体は、上皮真珠や先天性歯かもしれません。

上皮真珠や先天性歯は、まだ歯が生えていない赤ちゃんにみられる現象なので、上皮真珠や先天性歯について事前に知っておくと慌てることがないでしょう。正しい対応をするためにも、ママが知識を身につけておくと安心です。

上皮真珠

新生児から生後数か月の赤ちゃんの歯茎に埋まっている白っぽい塊(腫瘤)は、まるで小さな真珠の粒のように見えることから、上皮真珠(じょうひしんじゅ)と呼ばれています。

上皮真珠の正体は、ママのお腹の中で赤ちゃんの乳歯が作られた時に、残ってしまった上皮組織の一部が、吸収されずに歯茎の表面にでてきたものです。

上皮真珠のイラスト

白い粒が1つだけの場合もあれば、複数個が並んで出ていることもあるので、初めて見つけたママは歯が生えているのかと驚くかもしれませんね。

上皮真珠は男女の性別に関係なく、4割以上の赤ちゃんに見られることから、決して珍しいものではないのです。上歯や奥歯にあたる部分に多く、特に上の前歯部分で見つかる確率が高いため、探してみると見つかるかもしれませんよ。

上皮真珠が見つかったら

乳歯が生え初めの赤ちゃん

上皮真珠が出てきたからといって、乳歯の生え始めのようなむず痒さや痛みはありません。また、放っておいても、自然に取れてしまうため、抜歯などの治療を行う必要はないのです。

上皮真珠の大きさは米粒よりも小さいため、たとえ赤ちゃんが誤って飲み込んでしまっても、体には害がないためご安心ください。

反対に、無理に取り出そうとすると、歯茎を傷めることも…。傷ができた部分に細菌が入ると炎症を起こすこともあるため、上皮真珠はそっとしておくのが一番です。

上皮真珠による歯並びへの影響は?

上皮真珠があるからといって乳歯が生える際の妨げにはならないため、赤ちゃんの歯並びに影響を与える心配はありません。

乳歯のもとになる歯胚(しはい)は、妊娠9~10週(妊娠3ヶ月)あたりに作られはじめ、妊娠14週(妊娠4ヶ月)になると、歯のエナメル質の元になる部分が作られます。

歯胚のイラスト

また、乳歯が生え始める生後6ヶ月頃、永久歯のもとになる永久歯胚は、乳歯に下で生え変わりのための順番待ちをしている状態です。

上皮真珠はほとんど場合、乳歯が歯肉の表面に現れる前には脱落してしまうため、乳歯や永久歯が生える際に邪魔をすることはありません。

先天性歯(魔歯)

赤ちゃんの乳歯は、生後6ヶ月~8ヶ月で生えてくるのが一般的ですが、それよりも早く出てくることを早期萌出(そうきほうしゅつ)といいます。

先天性歯とは、赤ちゃんが生まれた時にすでに生えている歯や、生後2ヶ月以内に早期萌出した歯のことで、魔歯(まし)や鬼歯(おにば)とも呼ばれています。

また、その中でも生後1ヶ月以内に生えてくる歯のことを、新生歯(しんせいし)と呼びます。

先天性歯の発生頻度は1割にも満たない非常に珍しいケースのため、実際に目にした場合はびっくりしてしまうでしょう。先天性歯は、上皮真珠とは逆に下の前歯部分に多いのが特徴です。

先天性歯が生える原因

乳歯が生え終わった男の子

先天性歯が生える原因には、過剰歯の場合と乳歯が早期萌出した場合の2つのケースがあります。

過剰歯とは余っている歯のことで、歯が通常の本数よりも多く存在するため、あぶれて生えてしまうのです。それに対して、早く生えてしまった早期萌出の乳歯は、通常の乳歯のように完全な状態ではない場合があります。

歯の表面はザラザラとし、きれいな白い色ではない場合が多く、歯根がないかもろいため、そのまま自然に抜けてしまうこともあるようです。

先天性歯が過剰歯か早期萌出の乳歯かどうかは、X線の撮影によって分かりますが、小さな赤ちゃんの歯をわざわざX線撮影をする必要がないと判断される場合は、他の乳歯が生えるまで待つこともあります。

先天性歯が見つかったら

先天性歯が生えていると、授乳の際にママの乳首を傷つけたり、上手に乳首をくわえることができない場合があります。また、赤ちゃん自身の舌などを傷つけることもあるため注意が必要です。

歯がぐらぐらしていて抜けやすい状態のため、赤ちゃんの誤飲や誤嚥につながる危険性がある場合や、先天性歯が日常生活に影響を与えることが考えられる場合、抜歯が行われることもあります。

特に、お口の中の傷が原因で上手に母乳やミルクが飲めない、歯茎の部分で感染症を起こしている、ママの乳首の負担が大きい場合などは、抜歯の検討が必要です。

先天性歯が早期萌出の乳歯の場合、歯が抜けた後に新しい乳歯が生えてくることはありませんが、永久歯は正常に生えてくるのでご安心ください。

歯が生える前に起きやすい赤ちゃんのお口のトラブル

泣いている赤ちゃん

乳歯が生えてくるまでの赤ちゃんは虫歯の心配がないから安心!と思っているママもいらっしゃるかもしれませんが、実はこの時期、全く赤ちゃんのお口のトラブルがないというわけではありません。

特に、上皮真珠や先天性歯がある赤ちゃんの場合は要注意。赤ちゃんは、違和感や痛みがあっても、泣いて訴えることしかできません。

特に次のようなトラブルが起きた場合は、症状が深刻化する恐れがあるため、ママがお口の中をチェックして早く気がついてあげることが大切です。

リガ・フェーデ病

ミルクを飲んでいる赤ちゃん

リガ・フェーデ病とは、先天性歯の先端の刺激や摩擦によって、舌などの粘膜が傷ついてしまうことをいいます。褥瘡性潰瘍(じょくそうせいかいよう)と呼ばれる傷は、灰白色や赤色に変色して、痛みを伴うことがあります。

授乳の際に特に潰瘍部分があたって痛むと、母乳やミルクの飲みが悪くなることもあります。それにより、授乳によって栄養を十分に摂ることができなくなり、哺乳障害を起こしてしまうこともあるので注意が必要です。

治療としては、舌が傷つくのを防ぐために歯の尖っている部分を削るほか、先天性歯にカバーをつける方法があります。それでも改善しない場合には、抜歯をすることもあります。

萌出性嚢胞(ほうしゅつせいのうほう)

萌出性嚢胞とは、歯が生える際に嚢胞と呼ばれる歯茎に液体が溜まった袋ができることをいいます。患部は、歯茎がドーム状に膨らみ、指先で触れるとブヨブヨしているのが特徴です。

赤ちゃんが噛むなどして圧迫した場合に、内部で出血して黒ずむことがあるため、見つけた時にびっくりするママが多いですが、歯が生えてしまうと嚢胞はなくなるため、歯が生えてくるときのサインとして覚えておくといいですね。

萌出性歯肉炎(ほうしゅつせいしにくえん)

殺菌済の哺乳瓶

萌出性歯肉炎とは、歯の生え始めに起こる歯肉炎のことをいいます。歯と歯茎にできた隙間にはミルクかすなどの汚れがたまりやすいため、細菌が繁殖して炎症を起こしてしまうのです。

大人の歯肉炎と同じ状態で、歯茎の腫れや出血がおこることから、ガーゼで拭くなどして患部を清潔に保つ必要があります。

赤ちゃんの虫歯や歯肉炎は、母子感染によって原因菌がうつる可能性が高いため、口移しで食べ物を与えたり、同じ食器を使ったりしないよう注意が必要です。

また、外部から細菌が入り込むのを防ぐために、哺乳瓶やおもちゃの清潔を保つこと、そして赤ちゃんの歯茎を拭く際は、清潔なガーゼを使うことを心がけましょう。

先天性欠如歯(せんてんせいけつじょし)

過剰歯とは逆に、生まれつき歯が足りないことを先天性欠如歯といいます。お母さんのお腹の中で、歯の元になる歯胚が作られる際に、何らかの原因で歯胚が作られないことで、歯が生えてこないのです。

欠如する歯の本数は1本の場合もあれば、複数本の場合もあります。通常よりも歯の数が少ないと、咀嚼に影響を与えるだけでなく、歯並びが悪くなる原因にもなります。

先天性欠如歯は、乳歯にも永久歯にもみられることから、赤ちゃんの歯が生えてきたら、きちんと全て揃っているのか確認することをおすすめします。

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この記事を書いたライター
ひなちゃんママ

ひなちゃんママ

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪