離乳食の卵の与え方とレシピに関する記事

離乳食の卵は9つの与え方に注意!健康効果や段階別レシピ

離乳食の卵は9つの与え方に注意!健康効果や段階別レシピ

離乳食で卵を与える時は9つのポイントに注意!0歳の食物アレルギーの50パーセント以上を占める卵アレルギーを侮ってはいけません。栄養満点だけど、与えるのが少し怖い卵。アレルギー体質の赤ちゃんでも発症しにくくなる工夫、あなたは知っていますか?

マーミーTOP  >  赤ちゃん  >  離乳食の卵は9つの与え方に注意!健康効果や段階別レシピ

離乳食の卵は9つの与え方に要注意!健康効果やおすすめレシピ

「離乳食に卵を与えるとアレルギーが出るのでは?」と不安に思うママ、0歳の食物アレルギーのうち56.5%を占めるのが鶏卵による卵のアレルギーです。また、1歳児でも43.7%と断トツでトップなので、今卵アレルギーを発症していないお子さんでも、油断はできません!

でも、卵は調理も楽ですし、赤ちゃんの成長に大切な栄養もタップリ。ですから、避けてばかりいないで、ちょっとした与え方や進め方の注意、発症を抑える調理の工夫で、上手に離乳食にとりいれることも大切です。
今回は、離乳食で卵を与える際に気を付けるべき点9つの注意点、赤ちゃんへの健康効果、初めての卵黄卵白、段階別、おやつの離乳食レシピをご紹介します。

離乳食で卵を与える時の注意点9つ

離乳食を食べる赤ちゃん

離乳食で卵を与える時は、与え方や進め方、調理法にちょっとした工夫をすることで、アレルギーになりにくくなります。栄養価の高い卵を、ママの独自の判断で除去するのは赤ちゃんの健康上もおすすめできませんので、アレルギーに怯えすぎずに進めてみましょう。

与えるタイミングに気をつける

離乳食で卵を与える時に悩んでしまうママが多いのがタイミング。軟らかく食べやすい卵は、早い時期から与えたくなる食材の一つですが、アレルギーの発症率を知ると、心配で中々進められないママも…。

卵黄は中期に入った7か月から、卵白は卵黄の1~2か月後から与えることができます。それ以前は消化力が弱いため控えるようにしましょう。また、離乳食の開始時期が遅い赤ちゃんの場合は、中期に入っておかゆや野菜、卵白魚などを順調に食べられるようになってから与えるようにしましょうね。

「7ヶ月~」と言われると、「うちの子遅れている?」と慌てて与えようとするママもいますが、時期はあくまでも目安ですので、ママやパパがアレルギー体質の場合は特に、離乳食の進み具合を見ながら慌てずに進めましょう。

まずは卵黄から

スプーンに乗せた新鮮なたまご

初めて卵を与える時は、いきなり全卵を与えるのはNG!卵黄は卵白に比べて消化しやすいのですが、卵白のタンパク質は消化しにくいため、卵アレルギーを発症しやすいのです。

厚生労働省の調査によると、卵黄を与えるママは、離乳食中期(7~8か月)で37.5%、離乳食後期(9~11か月)で52.4%。ところが全卵は、中期で12.9%、後期で52.7%、完了期でも77.6%です。多くのママはゆっくりと進めていますよ。まずは、卵黄から与えましょうね。

初めは耳かき1さじ程度の量

離乳食では新しい食材をスタートする時、基本的に小さじ1匙からですよね。けれど卵の場合、卵黄も卵白も初めて与える際には、耳かき1匙分からスタートしましょう。

「そんなに神経質にならなくても…」と思うママもいるかもしれませんが、アレルギー発症率の高さを考えると、あなたのお子さんが卵アレルギーを発症しないとは言い切れませんよね。万が一発症した場合、量が少ないほど症状もひどくなりにくいですし、消化も楽!ですから、2回目以降も突然量を増やしたり、毎日立て続けに与えたりせず、少しずつ慣らしてあげて下さいね。

しっかりと加熱する

卵には数種類のタンパク質が含まれていますが、中でも「オボムコイド」「オボアルブミン」「リゾチーム」という3種類のタンパク質は、卵アレルギーを引き起こしやすい主なタンパク質であることが分かっています。

「リゾチームって聞いたことある…」と思ったママ、そうですね。「塩化リゾチーム」には、たんや鼻水のネバネバを溶かしたり、喉や鼻などの炎症を抑えたりする働きがあるため、大人用の風邪薬にもよく含まれていて、CMでも聞かれる名前です。

卵の主要アレルゲンとなるタンパク質の1つ「オボアルブミン」は、しっかり加熱することで固まるため、アレルギー反応を起こしにくくなります

ちなみに、誤解されることが多いのですが他の2種類は残念ながら加熱してもアレルギー発症を抑制できません。けれど、まだ卵アレルギーを発症していない赤ちゃんは、何にアレルギー反応がでてしまうかなんてわかりませんよね。
ですから、赤ちゃんの離乳食で卵を調理する時は、中心部分まで加熱し、半熟部分がないようにしましょう。

卵白を初めて与える時は茹で卵

ゆで卵

卵白を初めて与える時は、茹で卵を調理して与えましょう。「オボアルブミン」へのアレルギー反応は、炒り卵の方が茹で卵より100倍以上強いことが分かっています。しっかり加熱しても、調理法によって高いアレルギー反応を示すので、気をつけましょうね。

卵白は水洗いする

加熱してもアレルギー症状を引き起こす卵の主要アレルゲン「オボムコイド」は、水洗いすることで除去して卵白を低アレルゲン状態にすることができます。この方法は、除去するほどではないけれど卵アレルギーがあるお子さんに医師が薦める方法ですので、特に消化力の弱い離乳食期にはおすすめです。

アレルギー発症を抑える水洗いの方法

  1. 卵をしっかりと茹でる
  2. 卵黄をとり除き、卵白を微塵切りにする
  3. 茶こしに入れて流水でしっかり水洗いする

かかりつけ医の診察時間に与える

他の食材の時もそうですが、初めて卵を食べさせる場合も食後2時間はアレルギーを起こす可能性が高いため、診療時間内に連れて行けるか考えて、与える時間を決めましょうね。もし異常が出た場合、病院まで行く時間も考慮すると、午前中に与えるのがおすすめです。

「あれ、これってもしかしてアレルギー症状かしら?」と思われるような皮膚の赤みや湿疹などが見られたら、かかりつけ医に診てもらいましょうね。

食べ慣れた食材と一緒に与える

卵黄や卵白を開始してから2~3回は、食べ慣れた食材と一緒に与えましょう。これは卵に限ったことではありませんが、
初めての食材やまだ開始したばかりの食材と一緒に与えると、何のアレルギーなのか原因が特定しにくくなるためです。

特に卵の場合、消化の弱い時期はアレルギーを起こしにくい調理法などに注意しますよね。そのため、ステップアップして「卵白を食べるようになった」「卵白を水洗いしなくなった」「炒り卵を食べるようになった」と与え方や調理法が変化する度に、これまでに比べて大量のアレルゲンを摂取することになるため、注意が必要なのです。

卵の場合は、卵黄⇒卵白⇒炒り卵⇒生卵と分け、それぞれ違う食べ物と考えてアレルギー反応に注意するのがおすすめです

連続して与えない

アレルギーは、摂取量によっても発生しやすくなりますので、体にいいからと同じ食材を頻繁に食べさせるのは控えましょう。赤ちゃんの胃腸は未発達で、毎日食べると胃に負担がかかります。アレルギーのことも考えて2~3日に1回程のペースで与えていきましょうね。

卵アレルギー最新情報に注意!

2016年12月8日、国立成育医療研究センターより鶏卵アレルギーに関する次のような研究成果が発表されました。赤ちゃんにママの自己判断で早期から鶏卵を与えるのは危険ですので、正しい情報を理解して十分注意しましょうね。

国立成育医療研究センターアレルギー科の大矢幸弘医長、夏目統(おさむ)医員(現・浜松医科大学小児科)、同研究所、徳島大学らのグループは、生後6ヶ月より固ゆで卵を少量ずつ摂取させることにより、子どもの食物アレルギーの中で最も頻度の高い鶏卵アレルギー(わが国では医師の指示で3歳児の5.8%が鶏卵摂取を制限)を8割予防できることをランダム化比較試験(補足説明1)で実証しました。

引用元:国立成育医療研究センター

この発表はニュースでも取り上げられましたよね。国立成育医療研究センターでは最新情報を流すにあたり、赤ちゃんを子育て中のママが混乱しないように、次のようにも伝えています。

すでに鶏卵アレルギーと診断されている乳児の鶏卵摂取の可否、及び予防を目的とした実際の鶏卵摂取については、専門医の指導を仰いでください。また、卵の加熱が不十分だと抗原性が高くなり危険です。自分で調整することは危険なので、必ずアレルギー専門医に相談してください。

引用元:国立成育医療研究センター

最新の医療情報が科学的な実験の結果正しいとしても、人間には多様性があるため条件が一定の実験結果と必ずしも同じ結果になるとは限りません。

また、健康な粘膜や皮膚と、アトピー性皮膚炎などの傷ついた粘膜や皮膚とでは、反応の結果が違うことがあり得ることも既に分かっています。最新情報を目にしたときは、専門家に確認したり指導してもらったりするなど、赤ちゃんへの安全性を確認してから取り入れるようにしましょうね。

卵は優秀な栄養源!離乳食で得られる健康効果

卵アレルギーは心配ですが、卵は赤ちゃんの成長に素晴らしい効果をもたらす優秀な栄養源なんですよ♪そのため、検査の結果卵アレルギーがそれほど強くない場合、「卵を除去せず、そのまま食べさせるように」と指示する医師も多いです。一体、どんな健康効果が得られるのでしょう?

記憶力アップ!レシチン

卵には、レシチンはと呼ばれる記憶力アップにつながる栄養素がたくさん含まれています。最近話題の神経伝達物質「アセチルコリン」は、このレシチンが原料となって作られるんですよ。

神経伝達物質とは、脳から指令が出ている細胞に指令を届け、その細胞を刺激して働かせる物質のことで、不足するとパーキンソン病などの病気になってしまいます。卵にはアセチルコリン以外にも、脳の神経伝達物質の原材料になるさまざまなアミノ酸が含まれていますし、ブドウ糖を脳が働くためのエネルギーに変換するビタミンB1などのビタミンも豊富に含まれているため、卵を食べさせると頭が良く働くのです。

免疫力アップ!ビタミンやミネラル

卵は優秀なタンパク源であると同時に、ビタミンAやビタミンB2など皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあるビタミン類が多く含まれています。そのため、傷口から体内にウイルスや細菌が侵入しにくくなるため、風邪を予防する効果があるのです。

また、卵に含まれるビタミンB2、B6、亜鉛、レシチンは、外から侵入したウイルスや細菌を攻撃する免疫細胞の働きを活発にすることができるので、赤ちゃんの免疫力がアップし、風邪菌を撃退してやっつけやすくなりますよ。
これらの栄養素は、野菜に含まれるビタミンCと一緒にとることで、さらなる免疫力アップが期待できます。

離乳食で与える卵の量の上限の目安

離乳食では卵を与える時期と量によって、アレルギーの発症しやすさが変わります。卵はSSサイズ(40g以上46g未満)~LLサイズ(70g以上76g未満)まであり、大きさによって1個分の量もかなり変わりますよね。こちらでは、卵Mサイズでの離乳食中期~離乳食完了期までの上限目安量をご紹介します。調理の際に参考にしてくださいね。

  • 離乳食中期…卵黄1個分~全卵1/3個
  • 離乳食後期…全卵1/2個
  • 離乳食完了期…全卵1/2~2/3個

【離乳食の卵】段階別の調理法&レシピ

今回は初めて卵の黄身と白身を与える時のレシピ、離乳食中期、後期、完了期のおすすめ卵レシピ、そして卵のおやつレシピをご紹介します。離乳食では新鮮な卵を使うようにしましょうね。

初めての卵黄と卵白のレシピ

初めて卵の黄身と白身を与える時は、ママもドキドキしてしまいますよね。卵黄はモソモソして食べづらいので、お湯や粉ミルクで溶いたり、おかゆなどに混ぜたりして与えると色も綺麗で、卵のまろやかな風味も楽しめますので赤ちゃんにおすすめです。

こちらでは、卵の黄身を使った卵黄パン粥と、白身を使った卵白のミルク粥をご紹介します。パン粥は、冷凍保存したパンをおろし金ですりおろすと簡単に細かくなります。食パンは離乳食中期から食べられますが、小麦アレルギーが心配される食材。中期に入ってから慌てて卵をスタートせず、食パンが食べられるようになってから卵を進めると楽ですよ。

卵デビュー!卵黄パン粥のレシピ

卵黄パン粥

材料:卵1個、食パン1/8枚、湯で溶いた粉ミルク大さじ3

  1. 卵を固ゆでして卵白と卵黄に分け、卵黄を裏ごしする
  2. 食パンの耳を除き、ブレンダーなどで細かくする
  3. 小鍋にお湯で溶いた粉ミルクと1の卵黄耳かき1匙分を入れて煮る

やわらかくなったら2のパンを入れる

卵白デビュー!卵白のミルク粥のレシピ

卵白のミルク粥

材料:卵1個、10倍粥30g、湯で溶いた粉ミルク大さじ3

  1. 卵を固ゆでして卵白と卵黄に分け、卵白を細かくきざんでから水洗いする
  2. 小鍋にお湯で溶いた粉ミルクと1の卵白を入れて煮る
  3. 10倍粥を入れる

【離乳食中期】調理法&卵レシピ

卵黄と卵白が食べられることを確認できたら、全卵が与えられるようになりますよ。鶏卵のほか、ウズラの卵も同じように使えるので、少ししか使わない時に便利ですよ!

こちらでは、電子レンジで簡単に作れるたまご豆腐の作り方をご紹介します。意外と簡単に作れるんですよ。ねぎをのせてお醤油やポン酢を垂らすと、大人でも美味しく食べることができます。この卵豆腐の作り方を覚えておくと、下ゆでしたお野菜を入れて茶わん蒸しが簡単に作れるようになるのでおススメです。

たまご豆腐のレシピ

たまご豆腐

材料:全卵M1個、だし汁100㏄

  1. ボウルに卵とだし汁を混ぜて、キッチンペーパーを引いたザルでこす
  2. ラップをかぶせて、電子レンジ200Wで12分ほど加熱する

※完成した玉子豆腐の1/3を与える

【離乳食後期】調理法&卵レシピ

後期になると様々なものを食べられるようになり、手づかみできる形のあるものを好んで食べるようになりますので、できるだけ赤ちゃんの自主性が育つように、手づかみ料理を増やしてあげましょうね。

今回は、朝食にピッタリなフレンチトーストをご紹介します。柔らかいので、大きさを工夫するだけで赤ちゃんも簡単に食べることができますよ♪味付けをしていませんが、素材そのままの味でも美味しく食べられますので、赤ちゃんと一緒に朝食として食べるのにピッタリな離乳食です。パンではなく、麩を使ったフレンチトーストも人気ですよ。

フレンチトーストのレシピ

フレンチトーストとシロップ

材料:食パン1/2枚、卵1/2個、牛乳大さじ2、油少々

  1. 卵、牛乳、水大さじ1をよく混ぜておく
  2. パンは4等分くらいの食べやすい大きさに切る
  3. 2を1にひたし、油を熱したフライパンで両面をじっくり焼く

【離乳食完了期】調理法&卵レシピ

1才になる生の野菜が食べられるようになりますね。そのため、生卵を食べさせてしまうパパや祖父母がいますが、離乳期の生卵はNG。生卵でのサルモネラ菌中毒の恐れがあるからです。

「きちんと衛生管理や温度管理をされた店の卵を買い、賞味期限内にしっかり加熱して食べれば、サルモネラ菌食中毒になることはまずない」と言われていますが、小さい乳幼児が感染するとサルモネラ脳症になる恐れもあり、1999年~2008年までの厚生労働相の人口動態統計では、大人から赤ちゃんまで10年で45名の尊い命が失われていることがわかっていますので、甘く見るのは危険ですよ。

こちらでは、卵とツナを使った炒め物をご紹介します。今回ご紹介したお野菜以外にも、トマトやほうれん草、レタスなどでも美味しく食べられますよ。冷蔵庫にあるお野菜を使って簡単にできるのが嬉しい一品です。

ツナと卵のソテーのレシピ

ツナと卵のソテー

材料:全卵1/3個、ツナ10g、小松菜20g、だし汁大さじ2、油少々

  1. フライパンに少量の油をひき、いり卵を作る
  2. ツナと食べやすく切った小松菜を炒め、だし汁を加えてさらに炒める
  3. 2に1を入れ、さっと混ぜて炒める

【離乳食後期からのおやつ】

離乳食後期以降になると、離乳食も1日3回になりますが、一度にたくさんの量を食べることができないので1日1~2回程のおやつが必要になります。そんな時に食べさせられる、卵を使った手作りおやつにおすすめなのが、簡単にできて、どこか懐かしいほろっとした食感のたまごボーロです。

赤ちゃんが大きくなって、混ぜる、丸める作業ができるようになってからも、一緒に作れる美味しいお菓子ですよ。

たまごボーロ

たまごボーロ

材料:卵黄1個分、片栗粉70g、砂糖30g、豆乳小さじ1

  1. ボウルに砂糖、卵黄、豆乳を入れてゴムベラで滑らかに混ぜる
  2. 片栗粉を加えて、さっくりと混ぜる。全体が混ざったら、耳たぶくらいのかたさになるまで、手の平でまとめるように混ぜる
  3. 1cmくらいの大きさくらいに丸め、クッキングシートを敷いた天板に間隔をあけて並べる
  4. 160℃に温めたオーブンで15分焼いたら、取り出して天板の上で冷ます

※片栗粉は時間がたつと水分を吸ってしっとりしてくるので、まとまらなくてもすぐに水分を足さないようにしましょう

スポンサーリンク

おすすめコンテンツ

この記事を書いたライター
ひなちゃんママ

ひなちゃんママ

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

この記事に関連した特集ページ