胃食道逆流症の原因・症状に関する記事

胃食道逆流症~赤ちゃんが母乳/ミルクを吐く症状に要注意

胃食道逆流症~赤ちゃんが母乳/ミルクを吐く症状に要注意

ミルクの吐き戻しにお悩みのママさん、もしかしたら胃食道逆流症かもしれません。嘔吐を繰り返すことで病気が悪化すると、赤ちゃんの成長が遅れてしまう可能性も!ここでは、胃食道逆流症の原因や症状の他、赤ちゃんの吐き戻しを防ぐ方法について紹介します。

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胃食道逆流症かも?赤ちゃんが母乳・ミルクを吐く原因とは

胃食道逆流症と聞くと、何となく大人がかかりそうな病気のイメージですが、実は赤ちゃんに多い病気です。特に、赤ちゃんが母乳やミルクをよく吐く場合は、胃食道逆流症が疑われます。

今回は、赤ちゃんの胃食道逆流症の解説や治療法、ホームケアについてご紹介。これから赤ちゃんを産む妊婦さんや、赤ちゃんの吐き戻しが気になる育児中のママは、ぜひ参考にしてください。

胃食道逆流症(GERD)とは?

胃のイラスト

ここではまず、胃食道逆流症とはどのような病気なのかをご説明します。

ヒトには、食道と胃の間で逆流を防ぐしくみがあるため、逆立ちをしても胃の中に入った食べ物が逆流することはありません。しかし、赤ちゃんは逆流を防ぐしくみが未発達なことから、大人よりも逆流しやすい傾向があるのです。

胃食道逆流は多くの赤ちゃんに見られる、それほど珍しい病気ではありません。何らかの症状が現れる場合、胃食道逆流症と診断されます。

赤ちゃんの胃食道逆流現象は、逆流を防ぐしくみが発達するとともに少なくなる傾向にあるため、およそ生後半年を過ぎたあたりから徐々に減り、1歳半くらいで見られなくなるのが一般的です。

1歳を過ぎても胃食道逆流が治まらない場合は、食道裂孔ヘルニアが疑われるため、かかりつけ医への相談をおすすめします。

食道裂孔ヘルニアとは

横隔膜を食道が通り抜けるために開いている食道裂孔という穴から、胃の一部がはみ出ている状態を食道裂孔ヘルニアといいます。胃食道逆流症と症状は似ていますが、食道裂孔ヘルニアは成長とともに治るわけではありません。

そのままでは、胃食道逆流を防ぐしくみが働かなくなるため、はみ出ている胃を元に戻すための外科手術が行われる場合もあります。

赤ちゃんに胃食道逆流症が起こりやすい理由

横になっている赤ちゃん

赤ちゃんは逆流を防ぐしくみが未熟な上、横抱きで母乳やミルクを飲んだり、授乳後すぐに横になったりすることが多いことから、胃食道逆流現象が起こりやすいと言われています。

また、胃食道逆流が起こるのは、飲食の際に飲み込んだ空気も原因となります。ヒトは呼吸や食事によって吸い込んだ空気が胃の中に溜まってしまうので、外に排出しなければなりません。

ところが、赤ちゃんは自力でげっぷを上手にできないため、溜まった空気によって胃の中の内圧が高くなることから、空気と一緒に胃の中のものが逆流して吐いてしまうのです。

胃食道逆流症が引き起こすトラブル

胃食道逆流症になると、吐く以外にもさまざまな症状が現れます。症状を見逃さないために、よく見られる症状について心に留めておきましょう。

気管支炎や肺炎

咳をしている赤ちゃんのイラスト

胃食道逆流症により、気管支や肺で炎症が起こることがあります。嘔吐や逆流によって、胃の中の物と一緒に細菌が気管支や肺に入りこんでしまうことで、気管支炎や肺炎を引き起こすのです。

気管支炎や肺炎を発症すると、激しい咳のほか呼吸の際に「ヒューヒュー」「ゼロゼロ」と音がする喘鳴(ぜいめい)が起こるのが特徴。

吐き戻しの多い赤ちゃんに、このような症状が見られたら、気管支炎や肺炎の疑いがあるので、念のため病院を受診しましょう。

栄養不足

栄養不足の赤ちゃん

胃食道逆流症にかかると、授乳のたびに飲んだ母乳やミルクを吐いてしまうことで、十分な栄養をとることができなくなって栄養不足になることがあります。

逆流症状が続くことで、体重が増えないなどの成長の遅れにつながる恐れがあります。もし、普段から吐くことが多く、体重の伸びが悪いと感じたら、栄養不足になっているかもしれないので、病院に相談してください。

逆流性食道炎

飲んだ母乳やミルクだけでなく胃液が逆流することで、胃酸によって食道で炎症が起こる逆流性食道炎を発症するケースがあります。

逆流を繰り返すことによって炎症が悪化すると、食道に潰瘍ができる場合があるため、逆流を頻繁に起こす場合は注意が必要です。

呼吸困難

救急車のイラスト

大量に逆流が起きた場合、呼吸ができなくなって窒息する可能性があります。また、たとえ少量の逆流でも、胃液に含まれる塩酸の刺激で気管支が縮むことにより、スムーズに呼吸ができなくなることも。

一刻を争う状態ですので、吐いた後で赤ちゃんに「呼吸していない」「顔色が悪い」などの症状がみられたら、すぐに救急車を呼んでください。

胃食道逆流症の治療

胃食道逆流症による症状がひどい場合、次のような治療が行われます。

薬物治療

薬のイラスト

胃食道逆流症では、赤ちゃんの症状に合った薬物治療が行われます。

まずは、食道の粘膜を修復や保護する薬によって、胃酸から食道を守ります。また、胃の中の物を腸に送り出すため、胃や腸の働きを促進する薬が使用されることもあります。

外科手術

基本的に赤ちゃんの胃食道逆流症は、成長によって逆流を防ぐしくみができあがるのを待つのが一般的です。

しかし、逆流がひどく赤ちゃんの成長に影響を与えると判断された場合は、外科手術が行われる場合もあります。赤ちゃんの状態によって違うため、主治医と相談して赤ちゃんによりよい治療を選択するのがベターです。

胃食道逆流症のホームケア5つ

成長すれば胃からの逆流が減りますが、それまでの間はどのような対応をしたらよいのでしょうか。胃食道逆流症のホームケアについて5つ紹介します。

1縦抱っこで授乳する

赤ちゃんを縦抱っこしているお母さん

授乳中に吐き戻しが多い赤ちゃんは、抱き方を変えると逆流が起こりにくくなると言われています。普段、横抱きで授乳すると吐いてしまう赤ちゃんには、縦抱きで授乳を行いましょう。

特に、横抱きでの授乳は逆流が起こりやすいので、体を起こした状態で授乳することが吐き戻しの予防につながるのです。

2授乳後すぐに寝かせない

授乳後はすぐに寝かせず、胃が落ち着くまで起こしておくと逆流が起こりにくくなります。授乳後のお腹がいっぱいになった状態で寝かせてしまうと、逆流が起こりやすいので要注意です。

ミルクを飲んだ後で眠くなることが多いので、そのまま寝かしつけることがありますが、逆流を防ぐために、すぐに寝かせず30分程度は縦抱きするなど、上体を起こした状態でいるといいですよ。

3しっかりげっぷをさせる

赤ちゃんにゲップをさせるママ

胃の中に空気が溜まったままでいると、常に逆流しやすい状態が続くため、母乳やミルクを飲んだあとは、しっかりげっぷをさせることが重要です。

お腹に空気がたまっていないか、赤ちゃんのお腹が張り具合などを確認し、苦しくないようにげっぷをさせましょう。

4とろみのついたミルクを飲ませる

胃食道逆流症による吐き戻しがひどい場合、とろみのついたミルクを飲ませることで、吐き戻しを防ぐことができます。また、一度に既定の量を飲ませようとせず、少しずつ分けて飲ませることも大切です。

最近では、次のような胃食道逆流症専用の特殊なミルクが販売されているので、かかりつけ医に相談の上、飲ませてみましょう。

森永ARミルク
森永ARミルク

森永乳業

2,480円+税

とろみ成分配合で、吐き戻しがはげしい赤ちゃんでも飲みやすいように調整されています。

缶入りのタイプのほか、持ち運び便利なスティックタイプがあります。

http://www.morinagamilk.co.jp

5吐き戻し防止枕に寝かせる

赤ちゃんが寝ている際に、飲んだミルクを吐き戻して気管を詰まらせる恐れがある場合は、吐き戻しを防ぐ枕の使用がおすすめです。

通常の平坦な枕と違って頭の位置が肩よりも高くなる、傾斜のついた専用の枕を使うことで、赤ちゃんの吐き戻しを防ぎます。次のような吐き戻し枕が人気です。

スリーピングピロー(吐き戻しをやわらげるベビー枕)
ココデシカのスリーピングピロー

ココデシカ

3,000円+税

10度の角度がつけられている吐き戻し防止用枕です。吐き戻し予防のほかに、鼻づまりの寝苦しさを和らげる効果があります。

カバーは取り外して洗えるので、数枚良いしておくと安心です。

http://item.rakuten.co.jp

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この記事を書いたライター
ひなちゃんママ

ひなちゃんママ

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪