ヒブワクチンの予防接種に関する記事

ヒブワクチンの予防接種~同時接種の回数/間隔をチェック!

ヒブワクチンの予防接種~同時接種の回数/間隔をチェック!

ヒブワクチンってどんな病気を予防する予防接種かご存じですか?「ヒブって何?」という予防接種ビギナーのために、ヒブ感染症の恐ろしい症状のほか、接種スケジュール、髄膜炎予防につながる小児用肺炎球菌ワクチンとの同時接種について分かりやすく解説。

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ヒブワクチンの予防接種の間隔は?憶えておきたいHib感染症の症状

赤ちゃんは、生後2ヶ月ごろから予防接種を受けるよう推奨されています。予防接種を受けることにより、重い後遺症を残す病気から赤ちゃんを守ることができるので、赤ちゃんのことを考えると早めに受けた方がいいですよね。

ところで、赤ちゃんが受ける予防接種で、どんな病気を予防するのかご存じですか?予防接種の対象となる病気のうち、風疹や結核・B型肝炎などが知られていますが、ヒブ感染症のような子供がかかりやすい病気のことを知らない人は多いのでは?

病気のことを何も知らないまま予防接種を受けるよりは、原因や症状についてある程度知っておくことが大事です。今回は、ヒブワクチン予防できるヒブ感染症についての基礎知識と、接種スケジュールなどについて解説していきます。

予防接種について知りたいママはもちろん、もうすぐ赤ちゃんを出産予定のママも今後のためにぜひ参考になさってください。

そもそもヒブって何?

ヒブのワクチンを持つ医師の手

ヒブ(Hib)とは、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Haemophilus influenza type b)という細菌のことをいいます。そして、ヒブワクチンは、ヒブによる感染症を防ぐために作られた薬剤のです。

インフルエンザ菌という名前から、冬に流行するインフルエンザと混同されがちですが全くの別物。ヒブが細菌なのに対して、季節性のインフルエンザはインフルエンザウイルスというウイルスです。

19世紀にインフルエンザが流行した際、原因を調べるために検査を行ったところ、多くの患者からヒブが検出されたことから、ヒブがインフルエンザの原因だと判断されたため、「インフルエンザ菌」と呼ばれるようになりました。

しかし、1933年にインフルエンザウイルスが発見されたため、インフルエンザ菌とは呼ばず、英語名の頭文字をとったヒブ(Hib)という呼び名が一般的になったのです。

ヒブは子供の鼻やのどに常在している細菌ですが、何らかの原因で肺や脳に入り込むことによってヒブ感染症を発症します。

特に、ヒブ感染症は、命にかかわるほど重篤な症状を起こすため、早めに予防接種を受けて感染を予防することが重要だといえます。

ヒブ感染症の症状とは?

ヒブ感染症は、鼻や口から入ったヒブが、のどや肺、髄膜などに入り込み炎症を起こします。ヒブ感染症の中でも、次の2つ病気は重症化しやすいことから注意が必要です。

細菌性髄膜炎

脳と脳を包む髄膜の間で炎症が起こる髄膜炎のうち、ヒブや肺炎球菌細菌性髄膜炎などの細菌が引き起こすものを「細菌性髄膜炎」といいます。

悪化すると脳に膿がたまる「膿瘍(のうよう)」や、脳に髄液がたまる「水頭症(すいとうしょう)」を引き起こすことが知られています。

診断の遅れによって、知能低下や難聴などの後遺症が出る恐れがあるため、感染症では特に注意したい症状のひとつです。

喉頭蓋炎

喉頭蓋のイラスト

喉頭蓋炎とは、のどの奥にある喉頭蓋(こうとうがい)という部分で炎症が起こる病気で、炎症によって、発熱やのどの痛みが起こります。

急性喉頭蓋炎を発症した場合に急激な喉頭蓋の腫れによって起こる、呼吸の際「ゼーゼー」「ゼロゼロ」と音がする喘鳴や呼吸困難は、命に関わる恐れがあるため、早急な治療が必要です。

ヒブワクチンの予防接種の回数と間隔

ヒブワクチンは、2013年に定期予防接種になりました。定期予防接種とは、法律で定められた法定接種ワクチンのことで、決められた期間内であれば無料で予防接種が受けられるというメリットがあります。

また、製造の段階で病原体の毒性をなくした不活化ワクチンのため、初回接種で十分な免疫が作られないという特徴から、確実に免疫をつけるために追加接種が必要となります。

不活化ワクチンを接種した場合は、次に別のワクチンの予防接種を受けるまでに、1週間以上あける必要があるので覚えておきましょう。

ヒブワクチンの予防接種は、次のような間隔で受けるのが望ましいとされています。

  • 初回接種:生後2ヵ月から7ヵ月までの間に接種を開始し、27~56日間隔で3回受ける
  • 追加接種:3回目の接種が終了してから、7ヵ月~13ヵ月後に4回目を受ける

予防接種は自治体が実施しているので、分からないことがあった場合は、お住まいの市町村に問い合わせてみてください。

ヒブワクチンの同時接種スケジュール

注射器を持つ医師のイラスト

赤ちゃんが生後2ヶ月になると、ヒブワクチンのほかにいくつかの予防接種が受けられるようになります。特に、最近は予防接種を効率よく受けるために、同時接種がすすめられるようになりました。

1つずつ単独接種していると、全ての予防接種を受け終わるまでにかなりの時間がかかることで、その間に、予防接種で防ぐことができる感染症に感染するリスクが高くなってしまいます。

そのため、スケジュールが複雑になりがちな予防接種を効率的に受ける方法として、複数の予防接種の同時接種が推奨されているのです。

ワクチンを一度にたくさん打つのは赤ちゃんにとって負担が大きいように感じますが、接種をまとめることで受け忘れが減り、赤ちゃんを重い病気から守ることができるというメリットがあります。

ヒブワクチンは次のようなスケジュールで同時接種が可能です。スケジュールを立てる際の参考にしてください。

初回接種1回目

まず、生後2ヶ月になったら、ヒブワクチンの1回目の予防接種を受けましょう。同時接種するとよいのは、次の3つのワクチンです。

  • B型肝炎ウイルスワクチン(1回目)
  • ロタウイルスワクチン 1価・5価(1回目)
  • 小児用肺炎球菌ワクチン(1回目)

初回接種2回目

生後3ヶ月になったら、ヒブワクチンの2回目の予防接種を受けることができます。同時接種するとよいのは、次の4つのワクチンです。

  • B型肝炎ウイルスワクチン(2回目)
  • ロタウイルスワクチン 1価・5価(2回目)
  • 小児用肺炎球菌ワクチン(2回目)
  • 四種混合ワクチン(1回目)

初回接種3回目

生後4ヶ月になったら、ヒブワクチンの3回目の予防接種を受けることができます。同時接種するとよいのは、次の3つのワクチンです。

  • ロタウイルスワクチン 5価(3回目)
  • 小児用肺炎球菌ワクチン(3回目)
  • 四種混合ワクチン(2回目)

追加接種4回目

1歳1ヶ月になったら、ヒブワクチンの4回目の予防接種を忘れずに受けましょう。その際、同時接種するとよいのは次の2つのワクチンです。

  • 小児用肺炎球菌ワクチン(4回目)
  • 四種混合ワクチン(4回目)

四種混合ワクチンの3回目は、生後5ヶ月になったら単独で済ませておくとよいでしょう。

ヒブワクチンの副反応は?

ママに抱っこされて泣いている新生児

初めて予防接種を受けるママが気になるのが、副反応ではないでしょうか。予防接種を受けた後で、赤ちゃんが具合悪くならないが心配になりますよね。

ワクチンには、予防接種には生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があり、生ワクチンは病原体の毒性を弱めて作られていることから、接種後に病気にかかったときと似た症状が現れる可能性があります。

それに対してヒブワクチンは、毒性のない不活化ワクチンのため、ヒブに感染した際に見られる症状は現れることはありません。

ただし、副反応は少ないとはいえ、予防接種後の発熱のほか、接種部分の赤みや腫れが起こる場合があります。帰宅後、発熱が続いたり患部の腫れがひどくなったりするようでしたら、予防接種を受けた病院に相談してみましょう。

また、まれな症状ですが、アナフィラキシーが起こる可能性があるため、接種後すぐに帰宅せず、30分ほど病院内で経過観察するよう病院側から指示がでます。

副反応が出た場合は次回接種でも注意して

副反応が出たワクチンを再び打つ場合、同じような症状が出る恐れがあるため、副反応が出た場合は、接種する前に医師に伝えておきましょう。

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