モロー反射とてんかんの違いに関する記事

モロー反射はいつまで?てんかんとの違いと原始反射の種類

モロー反射はいつまで?てんかんとの違いと原始反射の種類

モロー反射について、「いつまで続くの?」「点頭てんかんとの違いは?」「激しい場合の対処法は?」などの疑問にお答えします。

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モロー反射いつまで?点頭てんかんとの違いとは

モロー反射という赤ちゃんの独特の動きを初めて見たら、「何かの病気かも」と心配になる新米ママは多いかもしれませんね。特に、モロー反射の動作は赤ちゃんに多い「点頭てんかん」の症状と似ていることから、ついつい神経質になってしまうのも無理はありません。

モロー反射は、赤ちゃんが成長するために生まれながらに備わっている「原始反射」の一つで、赤ちゃんなら誰にでも起こることなのです。

ここでは、モロー反射は一体いつまで続くのか?また、点頭てんかんとの違いやモロー反射の対処法などについて紹介していきます。モロー反射についていろいろなことが分かってくると、その神秘的な動作がかわいく見えてきて、愛おしくてたまらなくなるはずです。

モロー反射とは?

保育器で眠る新生児

モロー反射とは、オーストリアのエルンスト・モロー医師が発見した、生まれたばかりの新生児に起こる原始反射の一つです。ママに抱きつく仕草に似ていることから、外部の刺激から身を守るための反射動作だと考えられています。

モロー反射では、主に次のような動きがみられます。

1.寝ている時にビクッとなる
2.驚いたように腕を伸ばして指を広げる
3.ゆっくりと何かに抱きつくような動きをする

赤ちゃんのモロー反射は、大きな音や光などの刺激に驚くことで起こるほか、自分のモロー反射自体にびっくりして手足をバタバタさせることも。時には激しいモロー反射による不安や恐怖心によって、反射が終わった後で残り泣き止まない場合もあります。この反射は、慣れないと「赤ちゃんが変な動きをしている?!」と不安になってしまいますが、赤ちゃんが成長する上は当たり前のことなのです。

ただし、赤ちゃんが低血糖状態の場合はモロー反射が頻繁に起こるほか、逆に、モロー反射が弱い場合は核黄疸や脳障害が疑われるため、気になる場合はかかりつけの小児科に相談するとよいでしょう。

モロー反射はいつまで続くの?

モロー反射は、生まれてすぐに見られる反射行動で、生後4ヶ月頃には消失します。モロー反射の消失により、首の動きや首が座るなどの発達が進むことから、一般的に1ヶ月検診や3~4ヶ月検診などで、正しくモロー反射をするかどうかの確認を行います。

もしも、5ヶ月を過ぎてもモロー反射が消失しないという場合は、神経発達などの異常が疑われることから、日頃から赤ちゃんのモロー反射について観察しておくことも大切です。

点頭てんかんとの症状の違い

4ヶ月から1歳くらいの赤ちゃんに発症する点頭てんかん(てんとうてんかん)は、「驚いたように腕を伸ばす」などの症状がモロー反射に似ていることから、赤ちゃんがモロー反射を起こすたびに「てんかんでは?」と不安になるママが多いようです。パッと見ではなかなか判断ができませんが、モロー反射との違いをしっかりと見極めたいですよね。

「点頭」とは元々うなずくという意味で、うなずくようなしぐさを繰り返すなど、点頭てんかんにはモロー反射に見られない独特の症状がみられることから、次のような症状には特に注意が必要です。

・首を前にカクンカクンと倒す
・お辞儀をするように体を折り曲げる
・一回あたり数秒間の発作が連続して起こる
・発作の間は意識が保たれていることが多い
・声をかけても笑顔がない、反応が薄いなどの変化がみられる

点頭てんかんは、早期治療・早期治療が重要なことから、赤ちゃんが気になる動きをする場合は、かかりつけの小児科に相談の上、専門医に検査をしてもらうと安心です。

激しいモロー反射の対処法

赤ちゃんが寝ている時にモロー反射が激しいと、せっかく眠ったのに途中で起きてしまったり、不安によって泣き出してしまうことがあります。そんな時には、ここで紹介する対策を参考にして、モロー反射による赤ちゃんの夜泣きを防止しましょう。

おくるみでくるむ

おくるみに包まれた赤ちゃん

赤ちゃんをおくるみでおひなまきをして寝かしてあげると、眠っている間にモロー反射が起きても安心です。おくるみで身体が固定されているので、急な刺激で手や足がビクッとなるのを防いてくれるため、自分のモロー反射に驚いて目を覚ましてしまうようなことがなくなります。

スキンシップで赤ちゃんを安心させてあげる

モロー反射の後で赤ちゃんが泣きやまない場合がありますが、これは不安や恐怖を感じているせいです。おくるみでくるんでも泣き止まない時というには、優しく抱きしめてあげると安心して眠ってくれます。モロー反射は冷たい手で触れたり、冷たい風が当たることでも起こることから、赤ちゃんが落ち着いて眠ることができる環境づくりも大切です。

急に大きな音を立てないにする

急な音の刺激にも、赤ちゃんがビックリしてモロー反射を起こすことがあります。ドアが閉まる音や食器がぶつかる音など、大人にとって何でもない音でも赤ちゃんは不安や恐怖を感じてしまうのです。赤ちゃんのモロー反射が可愛いからと言って、わざと音を立てるパパやママがいますが、これは不安や恐怖心を煽る行為なので絶対にやめましょう。

モロー反射以外の赤ちゃんの原始反射

ここまで紹介したモロー反射の他にも、赤ちゃんにはいくつかの原始反射が備わっています。中には、反射神経や運動機能の発育の目安として検診でチェックするものもあります。ここでは、赤ちゃんにどのような原始反射があるのか具体的に紹介します。

1パラシュート反射

パラシュート反射とは、8ヶ月頃から見られる原始反射で、赤ちゃんを腹ばいにした状態のまま抱き上げて、頭を下にして傾けたときに、パラシュートで降下するときのように両手を前に突き出して、身を守ろうとする反射のことです。大人が転んだ時にとっさに手が出るのもパラシュート反射の一つで、成長しても消失することはありません。

2把握反射(はあくはんしゃ)

大人の指を握る赤ちゃん

生まれて間もない赤ちゃんの手のひらに指を置いた時に、ギュッと握り返してくるのが把握反射です。これはママに抱っこされている赤ちゃんが落ちないようにしがみつくための原始反射で、何かが手や足に触れると反射的に指を曲げて掴もうとします。手の把握反応は4~6ヶ月頃まで、足の把握反応は1歳頃には消失します。

3吸啜反射(きゅうせつはんしゃ)

吸啜反射とは、乳首などが口の中に入ったときに吸いつく原始反射で、生まれてすぐの赤ちゃんがママのおっぱいを飲むためには欠かすことができない反射だといえます。空腹時に出やすく、満腹のときには出にくいという特徴があります。1歳になると消失して、徐々にコップやストローで飲み物を飲むことができるようになります。

4非対称性緊張性頸反射(ひたいしょうせいきんちょうせいけいはんしゃ)

非対称性緊張性頸反射(ATNR)とは、仰向けに寝ている赤ちゃんの顔を横に向けると、顔が向いた方向の手足は伸びて、逆側の手足は曲がるという原始反射です。うつ伏せになった際に呼吸を助けるほか、あんよやたっちなどの動作の基本になります。妊娠5ヶ月くらいから反射が見られるようになり、生後6ヶ月頃には消失します。

5対称性緊張性頸反射(たいしょうせいきんちょうせいけいはんしゃ)

対称性緊張性頸反射は(STNR)とは、赤ちゃんが腹這いまたは座っている状態で、顎を上げると腕が伸びて足が曲がり、逆に顎を下げると腕が曲がって足が伸びる、という原始反射です。ハイハイや立ち上がる際に必要な筋肉の発達につながる反射で、他の原始反射よりはやや遅く生後6ヶ月頃から出現し、1歳くらいには消失します。

6緊張性迷路反射

仰向けに寝る赤ちゃん

緊張性迷路反射(TLR)は、赤ちゃんをうつ伏せにすると手足が曲がり、仰向けにすると手足が伸びて背中が反るという原始反射で、赤ちゃんが重力のある環境に適応したり、バランス力を養うために必要になります。うつ伏せの反射は早い子で生後3~4ヶ月で消失しますが、仰向けの反射は3歳頃まで残る場合があります。

7足踏み反射

足踏み反射は、新生児を支えながら両足で立たせようとしたときに、足を左右交互に出して歩くような動作をする原始反射で、「原始歩行」とも呼ばれます。この反射によって、二足歩行するための基礎が赤ちゃんのうちに備わっていることが分かるのです。この反射は赤ちゃんがお腹の中にいるときから足踏みを始めて、生後2~6ヶ月には消失します

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この記事を書いたライター
れんプー

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趣味は野球観戦!カープ女子がライバルのアラフォー腐女子です。