予防接種のスケジュールに関する記事

予防接種のスケジュール~赤ちゃんの同時接種の間隔は?

予防接種のスケジュール~赤ちゃんの同時接種の間隔は?

予防接種のスケジュールは、早めに立てておくのがおすすめ。予防接種の多さにびっくりしてしまったママも、ここで紹介するワクチンの種類とスケジュールの立て方のほか、スケジュールを立てる際に便利なスマホアプリなどを役立て上手に受けましょう。

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予防接種のスケジュールまとめ!赤ちゃんが受ける予防接種とは

赤ちゃんが生まれて数週間ほど経ち、赤ちゃんとの生活にも慣れてきて、そろそろ予防接種のスケジュールを考えようかと考え始めるママが、最初に驚くのが、予防接種の種類と回数の多さではないでしょうか。

ざっと見ても、1歳までに受ける予防接種は15回以上。他のママは一体、どうやってスケジュールを立てているのだろう…と気になりますよね。

そこで、今回は予防接種について、ワクチンの種類や定期接種と任意接種の違い、ワクチン別の接種時期やおすすめスケジュールを紹介します。

出産後は何かとバタバタしがちなため、予防接種がスムーズに受けられるよう、赤ちゃんを持つママだけでなく、出産が近い妊婦さんも、赤ちゃんが生まれる前から予防接種について詳しく知っておくといいですよ。

ママが知っておくべきワクチンの種類

予防接種の目的は、ワクチンによって体内にその感染症の免疫をつくり、感染したときの症状を和らげることにあります。

感染症の種類によって使われるワクチンの種類も変わってくるので、それぞれの性質や特徴について知っておきましょう。ワクチンには次のような3つの種類があります。

生ワクチン

ワクチン薬

生ワクチンは、ウイルスや細菌を生きたまま取り入れ、毒性を弱めて作られている薬剤です。そのため、接種することでその感染症にかかったのと近い状況で免疫をつくることができます。

模擬的な感染のようなものですが、実際に感染するときよりつくられる免疫も弱いため、2~3回接種する必要があります。

不活化ワクチン

不活化ワクチンとは、ウイルスや細菌から免疫をつくるのに必要な成分だけを取り出した薬剤のことです。ウイルスや細菌の感染力を取り除いたものなので、生ワクチンのように体内でウイルスや細菌が増殖しないという特徴があります。

免疫をつくるためには一定の間隔で数回接種した後、一年後に追加接種をする必要があります。

トキソイド

つかまり立ちしている赤ちゃん

不活化ワクチンが、ウイルスや細菌の毒素を取り除いて作られているのに対して、トキソイドは、細菌から毒素を取り出し、免疫だけ残して毒性をなくした薬剤のことをいいます。

このワクチンを接種後、ほかのワクチンを接種する場合は、6日以上空ける必要があるため注意しましょう。

定期接種と任意接種の違いとは

予防接種には、定期接種と任意接種がありますが、どのような違いがあるのかご存知ですか?

一般的に知られているのは、定期接種は自治体が接種費用を負担してくれ、任意接種は自費で受けるということではないでしょうか。

しかし、それだけではありません。定期接種と任意接種は、次のように予防接種法での扱いも異なるのです。

定期接種は「予防接種法」で義務付けられています

医師のイラスト

定期接種はウイルスの感染やまん延を防ぐために、「予防接種法」という法律で義務づけられている予防接種です。

特に、ジフテリア・百日せき・ポリオ・麻しん・風しん・日本脳炎・破傷風・結核・Hib感染症・肺炎球菌感染症などについては、予防接種を受ける努力義務が求められています。

「努力義務」とは、受けなかったからといって罰則はありませんが、赤ちゃんをウイルスから守るために、定期接種を必ず受けた方がいいという義務のことをいいます。

ただし、任意接種には受ける義務はないとはいえ、重要度が低いわけではないので、なるべく受けるようにしたいですね。

赤ちゃんが1歳までに受ける予防接種

では、赤ちゃんが1歳までに受けるべき予防接種には、どのようなものがあるのでしょうか。定期接種と任意接種に分けて、それぞれのワクチンの接種時期や接種間隔なども踏まえてみていきましょう。

定期接種

B型肝炎ワクチン
笑顔の赤ちゃん

B型肝炎ワクチンは、2016年10月から定期接種が始まった予防接種です。

肝炎は慢性化すると、子供でも肝硬変や肝臓がんに発展する恐れもあり、がんを予防する初のワクチンとして世界保健機関(WHO)でも接種を推奨しています。

B肝炎の予防接種は、生後2ヶ月から1歳までに4週空けて2回受け、4~5ヶ月後に3回目を受ける必要があります。

ヒブワクチン

ヒブワクチンは、赤ちゃんがかかりやすい細菌性髄膜炎や咽頭蓋炎を予防するためのもので、重症化しやすいことから、世界保健機関(WHO)が最重要ワクチンとして接種を推奨しています。

ヒブワクチンも、生後2ヶ月から1歳までに4~8週空けて3回受け、1歳になってから4回目を受ける必要があります。

小児用肺炎球菌ワクチン
寝ている赤ちゃん

肺炎やヒブワクチンと同じ細菌性髄膜炎を予防するワクチンで、生後2ヶ月から受けられます。

生後6ヶ月になるとかかるリスクが高くなることから、なるべく早く接種した方がいいので、生後2ヶ月になったらすぐに受けるようにして、1歳までに4週間以上空けて3回受け、1歳以降に4回目を受ける必要があります。

四種混合ワクチン(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)

四種混合ワクチンとは、ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオの4種の混合ワクチンです。生後3ヶ月から受けることができ、1歳までに3~8週空けて3回受ける必要があります。

3回目の1年後に4回目を受けることになっているのですが、百日せきは症状が深刻化することがあるので、なるべく早く接種が完了するように、3回目の時期を調整しましょう。

BCGワクチン(結核)

スタンプ注射で、独特の注射痕ができることで知られているBCGワクチンは、結核を予防するためのものです。

他の定期接種のワクチンとは違って1回接種が特徴です。他の予防接種を終わる生後5ヶ月から7ヶ月の間に受けるのがおすすめです。生後3ヶ月未満は接種できないので注意しましょう。

任意接種

ロタウイルスワクチン
泣いている赤ちゃん

ロタウイルスのワクチンには1価(ロタリックス)と5価(ロタテック)の2種類があり、どちらも生後6週から受けられます。

ロタウイルスは初めて感染した時に一番症状が重くなり、腸重積や脳炎を引き起こすこともありますが、免疫を取得することで症状を緩和させることができます。

ロタリックスは4週間隔で2回ロタテックは4週間隔で3回受けるようにします。ロタリックスは生後24週、ロタテックは32週までに受けなければならないと接種時期が決められているので注意しましょう。

定期接種ではありませんが、5歳になるまでにほとんどの乳幼児が感染することから、重症化するのを避けるためにも、なるべく早い時期の接種をおすすめします。

また、予防接種はほとんどの場合、注射やスタンプによって行われますが、ロタウイルスのみ口から飲む経口タイプです。

飲みやすくするために、少し甘い味がついているのですが、おっぱいの味しか知らない赤ちゃんにとっては美味しくないと感じるかもしれませんね。

予防接種のスケジュールの目安

予防接種は、1歳になるまでに実に15回以上もの受けなくてはならなくなっています。さらに、生ワクチンは次の予防接種まで4週間以上間隔を空ける必要があるため注意が必要です。

そのため、どんなにスケジュールを調整しても、1種類のワクチンのみを単独で受けていると、1歳までにすべてが完了しないことから同時接種が推奨されています。

同時接種でも効果や副反応の頻度は変わらないので安心してくださいね。同時接種は、次のような日程を参考にして受けましょう。

生後2ヶ月

赤ちゃんを抱っこしているお母さん

生後2ヶ月になったら、以下の4つの同時接種を受けるようにしましょう。

  • B型肝炎ワクチン(1回目)
  • ロタウイルスワクチン(ロタリックス/ロタテック1回目)
  • ヒブワクチン(1回目)
  • 小児用肺炎球菌ワクチン(1回目)

ママがB型肝炎ウイルスを保有しているキャリアである場合、生まれてから1週間以内にB型肝炎を予防するための免疫グロブリンを接種する必要があります。そうでなければ、生後2ヶ月から他のワクチンと同時接種でOKです。

生後3ヶ月

生後2ヶ月の同時接種が順調に終わったら、生後3ヶ月に以下の5つの同時接種を受けます。

  • B型肝炎ワクチン(2回目)
  • ロタウイルスワクチン(ロタリックス/ロタテック2回目)
  • ヒブワクチン(2回目)
  • 小児用肺炎球菌ワクチン(2回目)
  • 四種混合ワクチン(1回目)

生後2ヶ月に受けたワクチンの2回目接種に、生後3ヶ月から接種可能になる四種混合ワクチンも同時接種するのがおすすめです。

生ワクチンは1回目の接種から4週間以上接種間隔を空ける必要があることから、2回目や3回目の接種をスムーズに行うためには、1回目の接種時期が遅れないよう十分に注意しましょう。

生後4ヶ月

赤ちゃんを連れて医師と相談するママのイラスト

生後4ヶ月では、以下の4つの同時接種を受けるようにしましょう。

  • ロタウイルスワクチン(ロタテック3回目)
  • ヒブワクチン(3回目)
  • 小児用肺炎球菌ワクチン(3回目)
  • 四種混合ワクチン(2回目)

ロタウイルスワクチンのロタリックスは2回接種なのに対して、ロタテックは3回接種です。どちらも効果は同じですが、病院によって取り扱っているワクチンが違うので、最初にかかりつけ医に相談しておくといいですよ。

スケジュール通りいくと、生後4ヶ月までにロタウイルス・ヒブ・小児肺炎球菌など重要なワクチン接種が完了します。

生後5ヶ月

生後5ヶ月になると、四種混合ワクチンの3回目接種を行います。

四種混合ワクチンは、3回目を受けてから1年後に4回目を受けることになります。この時期に3回目を完了しておくと、行動範囲が広がる1歳半までに完全に免疫を取得できるのでおすすめです。

生後6ヶ月~7ヶ月

1歳までに受ける予防接種がほとんど完了した生後6~7ヶ月に、BCGワクチンを受けるようにしましょう。

生後6ヶ月といえば、母親からの免疫がなくなるため、病気になりやすい時期だといえます。何かしらの病気にかかると予防接種を受けられなくなってしまうので、余裕を持ってスケジュールを組んでおくといいですね。

生後8ヶ月~9ヶ月

看護婦さんのイラスト

B型肝炎ワクチンの2回目接種から4~5か月間隔を空けると、3回目接種が受けられます。

2回目までをなるべく早く受けることで、この時期にB型肝炎の免疫が完全に取得できるので、安心ですね。もし体調が悪くて受けられなくても、1歳になるまでにまだ余裕があるので、焦らずにすみます。

予防接種を受ける際に心がけること5つ

予防接種のスケジュールを立てるうえで、より安全に効果的に受けるために、次のようなことを心がけるようにするといいでしょう。

1かかりつけ医と相談しましょう

予防接種についていろいろ調べてみても、よく分からないというママも少なくありません。かかりつけ医に赤ちゃんの健康状態を考慮してもらって、いつ予防接種を受けたらいいかアドバイスしてもらうようにすると安心ですね。

予防接種時期を見落とさないためにも、普段から定期健診など忘れないようにしましょう。

2接種できる月齢になったらすぐに受けましょう

体調を崩した赤ちゃん

赤ちゃんは思いがけず体調を崩してしまい、予防接種が計画的に進まないこともあります。また、予防接種を受ける前に感染してしまうと、重症化してしまうため、なるべく早めに受けるようにしましょう。

生後2ヶ月になったら、予防接種のスケジュールをしっかりと見直しましょう。

3同時接種を取り入れましょう

同時接種によって、早い時期に危険な感染症から赤ちゃんを守ることができることから、日本小児科学会も同時接種を推奨しています

さらに、予防接種を受けに行く回数を減らすことができるため、ママの時間的負担も減らせるので、なるべく同時接種を取り入れるようにするといいですよ。

4任意接種も受けましょう

定期接種に定められている感染症以外でも重い病気があるので、任意接種は受けなくてもいいというわけではありません。

限られた時間の中で、接種時期が決められている定期接種の方を優先してしまうママも多いはず。同時接種することで、任意接種も格段に受けやすくなるので、一度かかりつけ医に相談してみるといいでしょう。

5接種間隔を守りましょう

スケジュールが書かれたカレンダーのイラスト

一般的に、生ワクチンは次のワクチン接種まで4週間以上不活化ワクチンなら1週間以上接種間隔を空けなければなりません。

かかりつけ医の指示に従っていれば大丈夫ですが、予防接種を受ける病院を変える時も母子手帳を持参するようにして、接種間隔を間違えないよう注意しましょう。

スケジューラーとして使えるおすすめアプリ3選

「スケジュールを立てるのが面倒」「せっかく立てても忘れてしまいそう」というママにおすすめなのが、スマホのアプリです。手軽に予防接種のスケジュールを組んで管理することができます。

子育て中のママたちに人気の予防接種スケジュールアプリを3つ紹介しましょう。

予防接種スケジューラー

予防接種スケジューラー(アプリ画面キャプチャ)

小児科医が推奨していることで知られる予防接種のスケジュールアプリです。

その月に受けられる予防接種が一覧で見られるので、見落とさずにしっかりと管理できます。

各予防接種の説明が詳しく載っているのも、人気の理由の一つのようです。

ワクチン管理アプリ‐ラブベビ手帳

ワクチン管理アプリ‐ラブベビ手帳(アプリ画面キャプチャ)

赤ちゃんの出産予定日や誕生日をもとに、予防接種の最適なタイミングをおすすめしてくれます。

接種日1週間前にお知らせしてくれる機能も付いているので、忘れっぽいママでも安心です。

ひとこと日記や赤ちゃんの体重を記入することができるので、育児日記としても活用できます。

予防接種ナビ

予防接種ナビ(アプリ画面キャプチャ)

最初に子供の誕生日を入力するだけで、予防接種スケジュールを的確に立ててくれます。

夫婦でデータを共有したり、機種変更してもサーバーがバックアップしてくれているので、長く使えて便利です。

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この記事を書いたライター
れんプー

れんプー

趣味は野球観戦!カープ女子がライバルのアラフォー腐女子です。