へその緒消毒と6つのトラブルに関する記事

へその緒が取れない!?新生児6つの臍トラブルや正しいケア

へその緒が取れない!?新生児6つの臍トラブルや正しいケア

「へその緒がなんだかジュクジュクしていて、いつまでも取れない…。おへそを乾かすために冬でも赤ちゃんを裸にしておくの?」など、消毒に自信がないママは、正しい消毒方法や新生児の臍の病気、取れない時の対処などを知り、不安を早めに解消しましょうね。

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へその緒の消毒方法は?出血や取れない時の対処&臍トラブル

産まれてきた赤ちゃんと自宅に帰り、戸惑うママが多い最初のお世話がへその緒の消毒。何だか生々しい感じですし、子供の頃に「おへそは触っちゃダメ」と注意されたママもいて、「きちんと消毒したいけど、あまりいじっちゃいけない気もするし…」とおっかなびっくりですよね。乾燥についでも、お腹を冷やすのではないかなど、不安があるでしょう。

今回は、へその緒の消毒方法出血や取れない時の対処新生児の臍トラブルなどについて解説します。へその緒が取れた後の保管方法、へその緒を切らない海外のロータスバースについてもご紹介していますので、自信をもって消毒を行い、まだへその緒入れを準備していないママは、早めに準備しましょうね。

へその緒の消毒方法

生まれたばかりの赤ちゃん

生まれたばかりの赤ちゃんと、まだどう接していいのかもわからない新生児期。いきなりへその緒の消毒をするとなると、初めてのママは戸惑いますし、経産婦のママでさえ、「一人目の時はお臍トラブルで大変だったから」「もう忘れちゃった~」なんてこともありますよね。

まずは、正しい消毒方法を確認しておきましょう。へその緒にバイ菌を入れないことが大切な目的の一つですので、ママの手もきれいに洗ってアルコールで消毒し、できるだけむやみに触らないようにしましょうね。

へその緒を消毒するタイミング

へその緒は、産後すぐから消毒が必要になります。入院中は、産院で沐浴~へその緒の消毒までやってくれるところが多いのですが、自宅に帰ったらママが行いますよね。自宅では、沐浴後、赤ちゃんの身体がきれいになった状態で行うようにしましょう。

へその緒が取れてからも、へそが乾燥するまで消毒を続けます。へその緒が取れる時期には個人差がありますが、産後1~2週間で取れることが多いです。

へその緒の消毒方法

新生児の赤ちゃんのへそ

へその緒の消毒は、退院時に産院からもらう消毒セットを使って行います。このセットには、消毒薬、乾燥パウダー、綿棒、ガーゼ、紙テープなどが入っていますが、もしもらえなかった場合は、市販でも販売されていいますよ。

<へその緒が取れるまでの消毒で気をつけること>

  • ゴシゴシ擦り過ぎない
  • しっかり乾燥させる
  • へその緒を引っ張らない
  • へその緒を何度も消毒し過ぎない

へその表面だけではなく必ず中も指であけ、へその緒を付け根まで消毒薬で消毒します。この時、ゴシゴシ綿棒で入念に擦ったり、「早く取れないかな~」とへその緒を引っ張ったりするのはやめましょう。出血して臍トラブルを起こす恐れがあります。着替えと一緒にへその緒消毒セットを置いておくとスムーズに消毒できますよ。

へその緒消毒セットを使った消毒の仕方

  • 綿棒に少量の消毒液をしみこませ、へその緒の表面に優しく塗る
  • 指でへその緒の付け根を優しく開き、消毒液をしみこませた綿棒で優しく塗る
  • 乾燥剤がない場合はしっかり乾燥させ、乾燥剤が入っている場合はおへそ全体にふりかける
  • daccoの臍帯セットの場合は、切れ目にへその緒をはさみ、左右からへその緒を包み込むようにガーゼをたたんで紙テープで固定する
  • その他の場合は、滅菌ガーゼをへその緒の上に置き、紙テープで固定する
  • へその緒の消毒は、最低1日1回で、多くても1日3回

へその緒を乾かすのにお腹がむき出しなると、風邪をひくのではないかと心配になるママもいますが、へその緒の消毒をするときは部屋を適温に保ち、消毒液や水で濡れている場合は綿棒でしっかり吸い取り、すぐにおむつを履かせたりガーゼで覆ったりしないことに気をつけていれば、あまり神経質にならなくても大丈夫ですよ。心配な場合は乾燥剤のパウダーをつけるとよいでしょう。

また、最近ではへその緒を清潔にするだけで消毒はせず、赤ちゃんの自然治癒力に任せる方がよいという見解の産院もあります。その場合は、医師の指示に従い、もしへその緒を触る必要がある場合は、ママの手をしっかりとアルコール消毒して、手から菌を感染させないように気をつけましょう。

へその緒が取れた後の消毒

沐浴をしている赤ちゃん

いつへその緒が取れるのかは個人差があり、遅い子は生後3週間くらいになることもありますし、早い子は入院中にへその緒が取れることもあります。へその緒が取れないからと言って無理に引っ張ったりせずに、自然に取れるのを待ちましょうね。

へその緒が取れた後でも、乾燥するまで毎日お風呂上りに消毒することが大切です。1ヶ月健診が終わるまでは続けるママも多いですよ。

ここで注意したいのが、おへそがジュクジュクしているかどうか。お風呂上りにはたいていジュクジュクしていますが、しばらくたっても乾燥していなかったり、おへそから汁などの分泌液が出ていたりするようならば、新生児の臍トラブルを起こしている恐れもあり、処置が必要な状態かもしれませんので産院に相談してみましょう。

へその緒からの出血は大丈夫?

へその緒から血が出ていても、その量が少量であればあまり気にする必要はありません。へその緒には切った後でもまだおへそ部分に血管があるため、出血することは珍しくないからです。たとえば、うんちをした時や大泣きをした時など、お腹に力を入れるような行動をすると、その部分に負担がかかり出血することもあります。

ただし、しばらくたっても出血が止まらない時は、出産した産院か小児科に連絡をして相談しましょう。たいてい2~3日消毒を続けていれば止まるものがほとんどですが、出血が続く場合は細菌が感染していることもあるので、早めの対応が大切です。

へその緒が取れない…引っ張って取るべき?

医師のイラスト

へその緒がなかなか取れないと、「何か異常があるの?」「引っ張って取っちゃダメなの?」などと、心配になったりかさぶたをはがす感覚で無理に取ったりしたくなるママもいますよね。

へその緒は生後7日目頃に取れることが多いのですが、中には1ヶ月取れない赤ちゃんもいます。ママが引っ張って無理に取ると、傷ついて出血してしまいますので、無理に取らないようにし、自然と取れるまで待ちましょう

また、生後3週間経ってもへその緒が取れず、しっかり拭いているのにジュクジュクとして乾燥にない場合は、一度医療機関を受診しましょう。へその緒の切れ端が残っていることが原因の場合、医師が糸で縛って取るという処置を行うことがありますよ。

新生児6つの臍トラブル

新生児や生後1ヶ月を過ぎた赤ちゃんのおへそを消毒しているのに、いつまでたっても乾燥せずにジュクジュクしていたり、膿んでいたり、また悪臭や出血、おへそ周りが膨らんでいるなどの症状が見られる場合、臍のトラブルが起きている可能性があります。放置しておくと危険な病気が潜んでいる可能性がありますので、すぐに病院を受診するようにしましょう。

臍炎

臍炎とは、「黄色ブドウ球菌」などの細菌がへその傷口から入って感染し、炎症を起こすことです。赤ちゃんのおへそを消毒する際は、臍炎に感染していないか臍の状態を見逃さないように、しっかりと観察しましょうね。

臍炎の症状

  • おへそが赤く腫れる
  • ジュクジュクと膿んでただれている
  • 悪臭がする
  • おへそ周りに熱を持っている
泣いている新生児の赤ちゃん

臍炎を放置して悪化させると、細菌が赤ちゃんの全身に広まってしまう危険性もあります。臍炎は新生児には比較的多くみられる症状ですが、合併症の壊死性筋膜炎(えしせいきんまくえん)になると命にかかわります

そのため、万が一赤ちゃんが臍炎になったら、早期に発見し、処置や治療を行うことが大切です。強い痛みを伴いますので、臍炎の症状と合わせて赤ちゃんの機嫌が悪くなったり、よく泣いたりすることもあります。

臍ヘルニア

臍ヘルニアとは、腸が腹筋の間から出てくることで、おへそが盛り上がってくる「でべそ」を指します。赤ちゃんは腹筋がないので、泣いたりうなったりする時にお腹に力を入れるだけでも、おへそが出てきてしまいます。成長につれて腹筋もついていくので、自然と治まることが多いのであまり心配ありません。

たいてい1歳を過ぎる頃にはよくなりますが、1歳を過ぎてもプクンと出ていて気になる場合は、かかりつけの小児科医に相談しましょう。

臍肉芽腫(さいにくがしゅ)

赤ちゃんを抱っこする看護婦さん

臍肉芽腫とは、おへそに赤い肉の塊ができジュクジュクし、出血することもある赤ちゃんのお臍の病気です。へその緒の血行が良すぎることが原因でおこります。

出っ張った赤い肉の塊は、糸で縛ったり硝酸銀で焼いたりといった簡単な方法で治療できますので、一般的には外来で処置を行いますが、それでも治りきらない場合は手術で切除することもあります。
お臍の中心が赤く出っ張っている場合は、小児科を受診して相談しましょう。

臍ポリープ

へその緒の名残が臍肉芽腫ですが、これとは別に、卵黄腸管と呼ばれるお臍側の腸管の一部がおへそに残ったことが原因でおこる臍ポリープという病気もあります。とても稀な病気のため、再肉芽腫と間違われることがあるのですが、臍ポリープは硝酸銀の塗布やドライアイスによる凍結治療を行っても効果はなく、手術が必要となります。

臍肉芽腫の治療を行っても治りにくい場合は、臍ポリープが考えられるので医師に相談しましょう。

尿膜管遺残

お腹にいる赤ちゃんのイラスト

尿膜管遺残とは、赤ちゃんがお母さんのお腹にいた時に膀胱とつながっていた管が出産後も消えず、そのまま赤ちゃんのおへそと膀胱との間に残っている病気です。成人の2%ほどは、尿管が体に吸収されず残ってしまうのですが、最近ではフィギュアスケートの羽生結弦選手が、尿膜管遺残症で手術したことで知られるようになりました。

へその緒が取れても、長い間おへそが乾燥せずにジュクジュクし、臭いや出血の症状があります。放置しておくとガンに変異することもありますので、手術や治療が必要です。早めに小児外科を受診しましょう。

臍腸管遺残

臍腸管遺残とは、尿膜管遺残と同じように臍帯の中にあった胎盤と腸を繋いでいる卵黄腸管が、本来妊娠5週目以降に自然になくなるのに、出産後も残っている病気です。特に症状がない場合は、腸の形が個性的であるだけで病気とならず治療は必要ありません。

ただし、腸から出る消化液でおへそがひどくかぶれる、腸の一部がおへそから出るといった症状がみられる場合には、お腹の手術など治療が必要になりますので、赤ちゃんのお臍に小さな赤いジクジクが常にあり、そこから分泌物や出血がある場合は、小児科に相談しましょう。

へその緒を保管するケースや方法

赤ちゃんのへそが入っている桐の箱

へその緒が取れたら、保管する前に取れたへその緒をしっかり乾燥させましょう。清潔なガーゼなどの上に置いて数日間、しっかり乾燥させてくださいね。この時、ティッシュの上などで乾燥させますが、間違ってもゴミと捨ててしまわないように注意しましょう!よく乾燥させないまま保管すると、カビや腐敗の原因になります。

へその緒用の入れ物は、臍帯箱(さいたいばこ)とも呼ばれています。市販でも様々な種類のものが販売されていますし、退院する時に産院からプレゼントされることもありますね。市販のものを用意する時は、通気性のいい素材を選ぶようにしましょう。

貝のへその緒入れ

昔は、へその緒の保管ケースとして、防虫効果や調湿効果、断熱効果の高い桐(きり)の箱が使われていました。今でも、市販のへその緒ケースには桐のケースが多いですし、貝などで出来たオシャレなへその緒入れは、外箱がリッチな桐製になっているものが多いですよ。乾燥材がセットになっている商品もあります。柔らかい綿の上に、乾燥したへその緒をのせて収納しましょうね。

白い乾燥剤の粉は、つけてもつけなくてもOK!万が一、へその緒がカビてしまったら、洗ったりせずに綿棒で優しくカビをとり除き、今度こそしっかりと乾燥させて専用ケースにしまいましょうね。ママと赤ちゃんをお腹の中で繋いでいた大切なへその緒ですので、カビや虫にはくれぐれも注意して保管しておきましょう。

へその緒を切らない!海外で人気のロータスバース

日本で一般的に行われるへその緒ケアとはうってかわって、海外ではロータスバースという方法が注目されています。ロータスバースとは、産まれてきた赤ちゃんのへその緒と胎盤を切らないまま、自然に取れるのを待つという方法。イギリスのタブロイド紙Daily Mailに紹介され、海外で人気を博しつつある出産方法なんですよ。

ロータスバースでは、はさみを使わないので感染症を引き起こす心配がありません。また、胎盤とへその緒に残った血液や栄養が残らず赤ちゃんに送られるというメリットがあるのが特徴です。へその緒と胎盤は通常2~10日ほどで自然乾燥させると取れると言われています。

赤ちゃんを動かす時に、へその緒が切れないようにするのが大変というデメリットはありますが、その間は赤ちゃんも落ち着いているという報告も…。日本にはまだなじみがないロータスバース。今後日本でも広まるかも知れませんね。

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この記事を書いたライター
ひなちゃんママ

ひなちゃんママ

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪