白なまず(尋常性白斑症)に関する記事

白なまず!?尋常性白斑の原因は?突然肌が白くなったら注意

白なまず!?尋常性白斑の原因は?突然肌が白くなったら注意

「白なまずは遺伝?ストレス?」突然できる赤ちゃんや子供の白斑。早期発見早期治療が大切ですよ。こちらでは、原因や赤ちゃんに白なまずが出来たママの体験談、治療法などをご紹介します。もしもの時も慌てずに対処しましょうね。

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白なまず(尋常性白斑症白斑)は遺伝?赤ちゃんや子供の肌に注意

赤ちゃんや子供の肌に小さな傷や痣(あざ)を見つけると、ショックを受けるママが多いですよね。赤ちゃんや子供のあざと言えば、ほとんどの赤ちゃんにある青い蒙古斑を始め、3割の赤ちゃんにある赤いサーモンパッチウンナン母斑、黒いほくろ、打ち身と見間違える紫色の血管性紫斑病など、生まれつきのあざから生後現れるアザまで多種多様。そして、意外と知られていないのが今回ご紹介する「白なまず(白斑)」です。

こちらでは、白なまずとは何か原因、白なまずの種類重症度治療法、予防など、ママが突然子供の白なまずを発見しても、落ち着いて対処するために必要な情報をご紹介します。

白なまずとは?

白なまず(又は白なまず病)とは、白斑の別名。「癜風(でんぷう)」「白癜(はくでん)」とも呼ばれ、皮膚に色を付ける色素細胞の「メラノサイト」が何らかの理由で弱くなったり、なくなったりすることで、その部分だけ色が抜け落ちて白くなってしまうという、通常のあざとは逆に色がなくなる皮膚の病気です。一般的に、「尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)」をさしています。

白なまずの初期症状としては、1~2cm程の小さな白い斑点が見られますが、そのまま放置しておくと、どんどん斑点が大きくなっていくことがありますので、早期発見と早期通院が重要となります。

参拝する着物の女性のイラスト

世界人口のおよそ0.5~1%と言われている白なまずですが、なんと亡きマイケル・ジャクソンも患っていたと言われている病気。マイケル・ジャクソンは生前、「脱色している」という噂がありましたが、実際は白なまずや合併していたエリテマトーデスという病気の治療によって、白い肌になったのだそうですよ。

白なまずは皮膚の病気の一つですが、白くて美しい肌の代名詞としても使われ、白なまずが祀られている豊玉姫神社(佐賀県)には、美白になりたい女性が参拝に訪れるほど。モデルのウィニー・ハーロウは、まだら肌を個性として評価されたことからモデルへの道が開け、現在では「世界で最も美しいまだら肌」と称され、世界的なモデルとして活躍しています。

白斑には生まれつきの先天性と生まれてから発症する後天性がありますが、先天性のアルビノ(先天性白皮症)は有名ですね。

白なまずと呼ばれ肌の色がまだらになる尋常性白斑は後天性で、日本人の白斑患者の約6割は尋常性白斑とされています。

白ナマズ(白斑)になる原因は?

白なまずができる原因は、はっきりと特定されている訳ではありません。現在のところ、以下のようなことが原因となり、メラノサイトが弱くなったり、消失されてしまったりするのではないかと考えられています。

遺伝

同じ家系の中で複数の人に白なまずができるケースが確認されていることから、白なまずになる原因には、遺伝が関係しているのではないかと考えられているんです。また、白なまずができた人の遺伝子の特徴として、HLA-DR4という特殊な遺伝子を持っている人の割合が高いことも確認されています。

自己免疫システムの異常

ストレスを抱える男性のイラスト

自己免疫システムが異常をきたすと、本来自分の体に必要な細胞を邪魔なものと判断して攻撃してしまいます。白なまずができた人を調べてみると、色素細胞であるメラノサイトを攻撃する抗体が見つかる例が多いため、何らかの関連があるのではないかと考えられています。

また、白なまずを患う人には甲状腺疾患など自己免疫系の持病を持つ人が多いことも、白なまずと自己免疫システム異常が関連付けられる要因のひとつ。自己免疫システムは、ストレスなどが原因となり異常な働きをするとされていますので、注意したいですね。

自律神経の異常

分節型の白なまずは神経の通り道に沿ってできることから、白なまずと自律神経には何らかの関連があるのではないかと考えられています。異常な発汗など自律神経に異常をきたしていると考えられる現象が、白なまずが出来ている箇所に見られることもあるんです。

また、ホルモンバランスの乱れと自律神経には密接な関わりがあるため、ホルモンの影響でメラノサイトの機能が低下したり、機能不全になったりするのではないかとも考えられています。

真菌(カビ)の感染

寝ている赤ちゃん

体が真菌(カビ)に感染してしまうと、皮膚の色素が抜け落ちて白なまず(癜風)が出来てしまうことがあるとされています。真菌は、湿気や脂の多いところで繁殖しやすい特性を持つので、スポーツなどをしていて汗をかきやすい人や肥満体質の人などは、注意が必要ですね。

赤ちゃんや子供は、寝ている間に想像以上に汗をかいていることがあります。白なまずにならないためにも、体温調節には気を配り、体をつねに清潔にしてあげるように心がけてあげましょうね。

薬剤

以前、大手化粧品会社カネボウの化粧品が原因とされる白斑事件があったことを覚えていますか?カネボウの美白化粧品に含まれていたロドデノールという美白成分が、白斑の原因とされています。この事件で、メラニン色素の生成を抑える美白成分によって、白斑を引き起こす危険性があることが判明しました。

事件のあった化粧品は自主回収されましたが、子供に安易に美白化粧品を使ったり、大手メーカーだからと信頼しすぎたりせず、効果や副作用を調べることも大切ですね。

白なまずができる可能性のある美白薬剤

  • ハイドロノキン
  • ハイドロノキンモノベンジルエーテル

日焼けやアトピーなど肌ストレス

青空で水を飲む女の子

白なまずがある子供が日焼けをしたり、アトピーにより擦ったり掻いたりして肌に刺激を与えたりすると、その刺激が原因で白斑が広がってしまうケブネル現象を起こすことがあります。

一方、子供の日焼けやアトピーなどによる肌ストレスでできる白い斑点のようなものは、小学生のおよそ2割に見られる顔面単純性粃糠疹(たんじゅんせいがんめんひこうしん)です。顔面単純性粃糠疹は白なまずと違い、正常な皮膚との境目がわかりにくいため目立ちにくく、保湿剤でマメにケアし清潔に保つことにより目立たなくなってきます

ただし、表面の角質が剥がれ落ちて粉をふいたようになっていない場合は、白なまず(尋常性白斑)の可能性がありますので、いずれいせよ赤ちゃんや子供への保湿や日焼け対策は万全に行いましょうね。

後天性の白なまず(尋常性白斑)の種類

日本皮膚科学会の「尋常性白斑診療ガイドライン」によると、後天性の白なまずは、体の一部に生じることもあれば、全身に生じることもあり、白斑の表れ方により3つの種類に分けることができます。それぞれの特徴についてみていきましょう。

分節型

皮膚の神経の通り道に沿って体の片側だけに白斑ができるのが、分節型の白なまず(尋常性白斑)です。白斑ができた皮膚から白い毛が生えてくることもあります。分節型の特徴として、赤ちゃん~30代の若い世代に症状が表れやすく、発症から1年ほどで白斑が急激に広がりますが、1年を過ぎた頃から停滞し、その後はあまり広がることはありません。

非分節型

お医者さんのイラスト

非分節型とは、皮膚の神経の通り道と関係なく白斑ができる、白なまずに最も多いタイプの白なまず(尋常性白斑)。徐々に白斑の数が増えていき、症状が重くなり全身に広がる汎発型と呼ばれるタイプもこの非分節型に含まれ、近年では分節型を非分節型の初期と捉える見方もあります。

汎発型の場合は、マイケル・ジャクソンのように自己免疫疾患が隠れていることがありますので検査が必要。非分節型は、年齢に関係なく症状が表れます。

未分類(混合)型

分節型や非分節型以外のタイプの白斑は、未分類型の白なまず(尋常性白斑)。白斑が体の1ヶ所だけにできるタイプで、大きさは人により異なりますが、大きい人で10cm程度まで広がってしまうこともあります。白なまずは顔など目立つ部分にもできることがあるため、1ヶ所しかできない未分類型であっても、人によっては深刻な悩みとなるため注意が必要です。

白なまずの重症度

白なまずは、症状が出ている範囲の大きさにより重症度を判断します。ただし、社会生活を営む上で生活の質への障害となる場合(例えば顔面の白ナマズなど)は、たとえ症状が出ている範囲が小さくても重症と診断されます。

<白なまずの重症度の目安>

  • 軽 症…全身の10%未満
  • 中等症…全身の10%以上30%未満
  • 重 症…全身の30%以上

白なまず(白斑)は赤ちゃんにも突然出現

赤ちゃんのスベスベしたお肌に白い斑点を見つけたら、ママもパパもビックリして心配になりますね。こちらでは、赤ちゃんの肌に白なまずができていることに気づいたママ達の体験談をご紹介します。

赤ちゃんに白なまずが出来ているのを見つけると、ママはショックを受けてしまうこと多いのですが、決してママの責任ではありませんので冷静に対応してくださいね。

ハンライス
32歳

白い蒙古斑??

おむつ交換

生後2ヶ月の長女のオムツ替えをしている時、お尻に白い斑点が出来ているのを見つけました。「赤ちゃんには蒙古斑が出来きるものだと聞いたことがあるけど、白い蒙古斑もあるのかな?」くらいに思っていました。

4ヶ月健診があったので先生に確認すると「白なまず」ではないかとのこと。それ程大きなものではなく、目立たない場所なので、とりあえず対処はしていません。今度、広がらないか心配です。

マロンパイ
29歳

痣?白斑?

1歳の娘に右の手首の一部の皮膚が白っぽくなっているのに気づきました。手首の裏側で目につきにくい部分だったので、いつから出来たかわからず産まれつきの痣かな?とも思っていました。

風邪で小児科を受診した際に相談すると、一度皮膚科を受診した方がよいと勧められました。まだ皮膚科にかかったことがないので、近所で評判のよさそうなところを調べて受診する予定です。

あきやすみ
36歳

成長するにつれて大きくなるの?

生後半年の息子の首の裏に、白い痣のようなものがあります。ネットで色々調べたところ「白なまず」ではないかと思い、急いで皮膚科を受診したところ、「まだ小さいので少し様子をみましょう」と言われ、保湿剤を処方されました。

赤ちゃんの体が大きくなると、白斑も併せて大きくなってしまうのか、不安に感じながら過ごしています。

白ナマズ(白斑)はうつる?

仲がいいお友達

白なまずは、人から人へと感染することはありません。ところが、顔や体の目立つ場所に白なまずができてしまうと、その特徴的な外見によりうつるのではないかと周りから避けられたり、偏見を持って見られたりすることも…。

白なまずが出てしまった人の精神的な負担が大きくならないように、私たち一人一人が白なまずに対する正しい知識を持つようにしていきたいですね。

白ナマズ(白斑)は治る?治療方法

白なまずは原因が色々と考えられていますが、治療法も様々です。治るか治らないかは原因や発見された時の状態によっても異なりますので、早期に発見して出来るだけ早く皮膚科で治療することが完治への近道。赤ちゃんや子供の体に白い斑点を見つけたら、迷わず皮膚科医に相談してくださいね。

また、白なまず(尋常性白斑)は、原因がはっきりと特定されていないため、治療が難しい病気。そのため、皮膚科を受診しても治療法がコレと決まっている訳ではなく、患者さんそれぞれに合った治療法が検討され実施されることが多いです。皮膚科によって治療法が異なることもありますので、時間に余裕があれば、複数の皮膚科を受診してみるのもよいでしょう。

対症療法

ファンデーション

白なまずで行われる治療は、根本的な原因を取り除く治療ではなく、白くなった部分を目立たなくしたり色素を回復させたりする対症療法から始める場合が多いです。

<白なまずの主な対処治療法>

  • 日焼け止め
    ケブネル現象により白斑が広がったり、日焼けで白斑が目立たないようにしたりする
  • カバーマークファンデーション
    白斑をファンデーションで隠します
  • ダドレス
    肌色の着色料で、6時間ほどで着色し2~4日効果が続きます

薬物による治療法

薬物により斑点を目立たなくする治療法がとられることもあります。白なまずに効果があるとされる薬は、以下の通り。治療は継続することが大切ですので、自己判断で薬の使用を止めたり、量を変化させたりすることは止めてくださいね。

<白なまずの主な薬物治療法>

  • ステロイド外用薬
    顔などの非分節型の白なまずに、早期に薬の使用を開始することで効果が高まるとされていますが、皮膚が委縮するなど副作用の心配もありますので、医師の処方通りに使用しましょう
  • ビタミンD3軟膏
    ステロイド外用薬との併用で効果が高まると言われています
  • 漢方薬
    東洋医学の漢方を治療に用いるケースもあります

紫外線療法

白なまずに紫外線を照射する治療が行われることもあります。ただし、7歳以下の子供には難しく、機械があっても行赤ちゃんや子供には治療を行わないことが多いので、事前に確認しておくとよいでしょう。

<白なまずの主な紫外線療法>

  • ナローバンドUVB
    日本ではあまり普及していませんので病院を探す必要があり、10歳以上の子供に使用可能
  • PUVA(プーバ)
    1~2週間に1度の照射を、6ヶ月をめどに繰り返しますが、火傷の副作用がみられるケースがあります

皮膚の移植手術


病院の受付のイラスト

顔などの目立つ部分に白なまずができてしまった場合、強いストレスを感じて生活の質が著しく低下することがあります。そのため、白なまずの治療法として、表皮の移植手術もありますの。深刻な悩みを抱え手術を希望する場合は、皮膚の移植手術を行っている病院を探すのも一つの方法。ただし、一般的には思春期以降に行い、手術を行える病院も限られています。

将来的に手術を検討している場合、病院によっては保険のきかない自由診療になるところもありますので、初めに確認しておきたいですね。

赤ちゃんや子供の白なまずを予防しよう

赤ちゃんや子供の白なまずは、ママの意識を高めることで未然に予防できるケースもあります。遺伝などは防ぎようがありませんが、肌ストレスは減らすことができますので、アトピーや乳児湿疹、乾燥性湿疹等の治療や予防は積極的に行うことが大切!

日頃から日焼け止めや保湿クリームなどで肌ストレスを減らすように心掛け、赤ちゃんや子供の体に白なまずを見つけたら、出来るだけ早く皮膚科を受診することを覚えておきましょうね。

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この記事を書いたライター
ひなちゃんママ

ひなちゃんママ

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪