急性化膿性乳腺炎の原因は?に関する記事

急性化膿性乳腺炎の症状や病院の薬での治療と家での予防法

急性化膿性乳腺炎の症状や病院の薬での治療と家での予防法

急性化膿性乳腺炎って何?そんなママさんの疑問にお答えます。母乳を与えているママがなりやすい原因、他の乳腺炎とは異なる症状や、どういった予防法や対処法があるのか。また、症状を抱えている時に、母乳を赤ちゃんに与えてもいいのかについても紹介します。

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急性化膿性乳腺炎になると授乳は?自然治癒できるの?症状や原因などについても

出産後、多くの女性が悩まされてしまうのが、胸が痛くなったり、高熱が出たりする症状を抱えてしまう乳腺炎。医療の分野に詳しくない方だと、初めて聞くかもしれませんが、実は乳腺炎には、急性ものと慢性のものがあり、急性乳腺炎は、さらに「うっ滞性乳腺炎」と「急性化膿性乳腺炎」とに分かれます。

今回は、急性乳腺炎の中でも、急性化膿性乳腺炎に的をしぼって、症状やその原因や、治療法についてみていきましょう。

急性化膿性乳腺炎とは?

乳腺炎といえば、母乳育児中に起こるおっぱいトラブルではメジャーな存在ですよね。急性化膿性乳腺炎は、乳腺炎に比べれば、マイナーだけれども症状を患ってしまったママさんにとっての、悩みの深刻度はそれ以上かもしれませんよね。

中村泰夫氏によって執筆された論文である「急性化膿性乳腺炎における起炎菌の抗生物質感受性とその臨床的意義について」によると、急性化膿性乳腺炎は、お子さんを出産してから6週目~3ヶ月以内の女性に発症するケースが多く、その多くが産褥期に集中していて、その原因菌としては、ブドウ球菌が関わることがほとんどだそうです。

引用元:慶応義塾大学の論文

では、どうして急性化膿性乳腺炎は、お子さんを出産してそれほど経過してはいない女性が、患ってしまいやすいのでしょうか?

産褥期の女性が急性化膿性乳腺炎になりやすい原因

乳歯が生え始めている赤ちゃん

赤ちゃんの乳歯が生え始めてくるのは、個人差もありますが、早いお子さんだ生後3ヶ月頃から生え始めてきます。乳歯は、ママ達に生えている永久歯と比べると、細くて、生え始めの時期は特にそうですが、先端部分は平べったくはありません。

生後3ヶ月頃の赤ちゃんは、まだまだ上手にママのおっぱいを飲む事ができません。その頃に乳歯が生え始めていると、ママの母乳を飲む際に、勢いあまって、生え始めた乳歯の先端部分で、ママの乳頭などを傷つけてしまうことがあります。その傷口から、赤ちゃんの口の中に生息している、黄色ブドウ球菌などが侵入し、発症してしまうことが産褥期の女性が急性化膿性乳腺炎になりやすい主な原因です。

急性化膿性乳腺炎の症状

乳腺炎と名前がついているので、母乳のサイクルがスムーズに行かずに、詰まりが原因となってしまって起こってしまう急性うっ滞性乳腺炎と症状には共通点が多いですが、化膿性の場合には、体の中にブドウ球菌などが侵入し増殖しようとしているため、症状の度合いがより深刻です。人によっては、高熱を伴ったり激しい患部の痛み、膿がどんどんたまって、おっぱいだけではなくて、脇の下にまで影響が及んで、腫れてしまったりする事もあります。

うっ滞性乳腺炎が悪化して、化膿性乳腺炎になってしまうことも

赤ちゃんに授乳をしているママ

赤ちゃんに母乳をあげる事が滞ってしまうと、乳腺の中で、おっぱいの成分が固まってしまって、中にしこりが出来てしまいます。そのときに、うまく対処をしないと、うっ滞性から化膿性乳腺炎になってしまうこともあります。

赤ちゃんがママのおっぱいを沢山吸ってくれないと、乳頭がへこんでしまって余計におっぱいを吸いにくくなってしまったり、ママのおっぱいの中に残っている母乳の成分が固まってしまって、乳房のサイズがアップしてしまったり、
神経を圧迫させて、痛みを引きおこしてしまいます。

急性化膿性乳腺炎の疑いがあったら何科に行けばいいの?

もしも、出産後におっぱいトラブルの疑いがあったら、まずは通っていた産婦人科を受診できるのであれば、そちらの病院を受診するようにしましょう。けれど、最近では里帰り出産を選択される方々も増えてきているので、今は、地元を離れて、出産した病院から離れて、旦那さんと一緒に暮らしている地域に戻っている場合もありますよね。

そういった場合には、ネットで地域の病院を検索したり、直接電話で総合病院の窓口に相談してみる事をお勧めします。そうすると、病院に行く行動につながっていき、症状にあった適切な科を受診する事ができます。

病院ではどんな治療法をするの?

水と薬

病院では、ママの体の中で悪さをしでかしている細菌を検査で特定します。そして、その原因菌に対する抗生剤を処方して、体の中でこれ以上増殖しようとすることを防いだり、細菌を退治させます。

患部に激しい痛みがともなっている場合には、炎症を抑える薬の投与も必要となります。薬を飲んでも症状が改善しない場合には、神経を圧迫している痛みの原因となっているしこりを外から医療器具を通して取り除きます。
また、症状が進んでしまって、膿がおっぱい以外にも広まっていたり、胸の奥の方にもたまっているケースでは手術が必要なケースもございます。

急性化膿性乳腺炎となったら授乳はどうすればいいの?

処方箋

急性化膿性乳腺炎では、検査によって特定された原因菌に対する抗生物質の投与が行われたり、痛みがヒドイ場合には炎症を抑えるお薬も投与されたりします。治療のために必要とされるそれらの薬を飲んでいると、薬の成分が母乳に影響を与えるではないのか?と、心配になってしまいますよね。

病院から処方されているお薬を飲んでいる間は、母乳を飲ませて大丈夫なのかと、担当医と相談しながら、もしもストップした方がいいのなら、いつ頃に再開すればよいのかもアドバイスもいただきましょう。完全母乳の育児にこだわりがあるママさんもいらっしゃるかもしれませんが、お子さんへの影響も考えて、ミルクのお世話になりましょう。

治療を怠るとどんなリスクがあるの?

治療を怠ってしまうと、ママさんの体の中に侵入した細菌がさらに悪さをしでかして、乳腺膿瘍というより深刻な病気なってしまったり、あるいは胸以外にも膿が増殖してしまって、体の中にたまった膿を手術で取り除かなければいけなくなってしまうこともあります。

急性化膿性乳腺炎は自然治癒することはあるの?

赤ちゃんを抱っこしているお母さん

うっ滞性乳腺炎の場合には、おっぱいマッサージを行ったり、母乳を赤ちゃんに飲んでもらっていくことで、病院に行かずとも、そういったケアを行うことで、症状が改善していくこともあります。

けれども、急性化膿性乳腺炎は、民間療法的なケアだけに頼っていても、自然治癒することはなくて、痛みなどに我慢強く耐え続けていて、治療を先延ばしにしていても、病状が悪化するだけですよ。

急性化膿性乳腺炎の予防法や対処法

乳頭に傷を見つけたら、赤ちゃんが舐めても大丈夫な軟膏を塗る

軟膏のイラスト

急性化膿性乳頭炎の主な原因は、傷ついてしまった乳頭から、赤ちゃんの口の中に生息していた細菌が侵入してしまうことです。もしも、うっすらと乳歯が生え初めてきた、お子さんにおっぱいを吸われている時に、乳頭が痛み出したら、
傷口に、馬湯やランシノーなど軟膏を塗りましょう。それらの成分は、赤ちゃんが舐めても大丈夫なので、菌の侵入を防ぎつつ、我が子に母乳を与えるためにも、赤ちゃんが舐めても平気な軟膏を早めに塗ってケアしましょう。

胸にしこりを見つけたら早めに対処

母乳の流れがスムーズにいかずになってしまう、乳腺炎には早めに対処することで、症状を緩和できて、急性化膿性乳腺炎にもなりにくくなります。逆に胸にしこりを見つけたとしも、母乳マッサージなどのケアを怠ってしまうと、しこりの状態が悪化してしまって、細菌感染の原因となってしまいます。お子さんにおっぱいを与えている時に、違和感があったら、早めに搾乳機を利用したりするケアを行いましょう。

母乳をあげた後にはガーゼなどを使って乳頭をケアする

乳首のちょっとした傷からも殺菌が入りやすいので、授乳の前後は面倒でも清潔なガーゼやコットンを使って乳首を丁寧に拭きましょう。デリケートな乳首のケアに、ソフトな肌触りが嬉しい赤ちゃん用のガーゼをつかっている方もいらっしゃいますよ。

また、夏の暑い時期には、汗をかいたらこまめに下着を着替えたり、汗を拭きとるなどして、特に赤ちゃんに吸われる部分である乳首の周りは常に清潔にするように心がけましょう。

疲れがたまったら、しっかり休む

ソファーに横になって休んでいるお母さん

初めての子育てで、まだまだ慣れない育児だと、どんどんと疲れがたまってしまいますよね。疲れがたまってしまうと、ママが体の免疫力が落ちてしまって、体に細菌が侵入してきても、退治することができなくなります。そうなってしまうと、急性化膿性乳腺炎や、それ以外の病気にも感染しやすい状況であるため、疲れがたまったら素直になって、パパなどの周りの人の助けも借りてしっかりと休みましょう!

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この記事を書いたライター
木下みずき

木下みずき

ウォーキング始めました!運動と食事で5kg減を目指すダイエッターです!