産後の尿漏れ!原因と治療法に関する記事

【産後の尿漏れ】いつまで?原因&病院/自宅での改善方法

【産後の尿漏れ】いつまで?原因&病院/自宅での改善方法

産後の尿漏れはなぜ起こるの?いつまで続くの?などの恥ずかしくてダンナさんにさえ相談できない悩みにお応えします!

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【産後の尿漏れ】原因と薬/体操/手術など病院や自宅での治療法

恥ずかしくて誰にも相談できない産後の尿漏れという悩み。しかも、子育て中の女性は、身体の不調を毎日の忙しさに追われて、ついつい後回しにしてしまいがちですよね。けれど尿漏れに関しては、日々の楽しい生活への大きな弊害となりますし将来にも影響するため、きちんと治しておくことが大切なのです。

こちらでは、産後の尿漏れの原因や病院受診の目安、治療法やセルフケアについてご紹介します。いっしょに考えていきましょう。

女性は尿漏れが起こりやすい!

尿漏れに悩むお母さん

尿漏れは妊娠・出産経験に限らず、女性の方が起こりやすいと言われています。成人女性の3割以上が尿漏れを経験し、年齢が高い女性だけでなく、20代~30代で尿漏れになることも少なくありません。

その原因として考えられるのが、子宮や膀胱を支えている「骨盤底」という部分の筋力や腹筋が、男性に比べる弱くできていることや、尿道が男性に比べて太くて短いことです。

体の構造はどうしようもありませんが、筋力は鍛えることができます。女性だからこそ意識して、筋力を落とさないように心掛けることが大切ですね。

産後に尿漏れしやすい原因

原因が分かり納得した女将さん

確かに女性の方が男性よりも尿漏れしやすいのですが、尿漏れをさらに加速させる要因として出産があります。妊娠中に尿漏れするようになり出産後に治る人もいますが、多くの女性は産後も治らず悩んでしまうようです。

産後に尿漏れしやすいのはなぜ?

出産後に特に尿漏れを感じる人が多いのは、分娩によって「骨盤底」に大きな負担がかかり、尿道の締まりが悪くなってしまうことが原因であると考えられています。

また、分娩時に膀胱の働きに影響する神経組織が傷つけられることもあり、尿意を感じにくくなったり、尿が出なくなったりと、尿漏れだけでないさまざまな尿トラブルが起こることもあるのです。多くの場合は骨盤底や神経組織の傷は自然に回復するので、生理的な現象と思って、あまり心配する必要はありません。

骨盤底って?

骨盤底とは、子宮や膀胱、直腸などの腹部器官を支えている筋肉や組織で、骨盤の底の部分のことです。分娩時に赤ちゃんが産道を通ることで、強く引き伸ばされたり剥がれたりし、その傷が原因で腹部器官を支えられなくなったり、尿道を締めることができなくなってしまうのです。

骨盤底に負担がかかりやすい人とは?
・妊娠中に頻繁に尿漏れをしていた人
・分娩中、子宮口が開いてから出産までの時間が5時間以上の人
・35歳以上の初産婦(帝王切開を除く)
・出産後、一週間経っても子宮が下がったままの人
・3500g以上の赤ちゃんを出産した人
・3人以上の経産婦

特に尿漏れしやすい5つのタイミング

思わず大笑いしてしまった主婦

産後の尿漏れには大きく分けて二つのタイプがあります。急にお腹に力がかかったときに尿漏れしてしまう「腹圧性尿失禁」と、尿意を感じてからトイレに向かっても間に合わずに尿漏れしてしまう「切迫性尿失禁」です。
下記のようなタイミングは、これらの症状が起こりやすくなりますので注意しましょう。

<尿漏れしやすい瞬間>

  1. くしゃみや咳、大笑いをしたとき
  2. 走ったりジャンプしたりしたとき
  3. 重い荷物を持ち上げたとき
  4. 寒さを感じたとき
  5. 突然尿意に襲われたとき

1から3は腹圧性尿失禁であり、前述したように出産後は骨盤底の筋肉が緩んでしまっているので、何かの拍子にお腹に力がかかると、尿道が締まっていないことで尿漏れをしてしまいます。

4と5は、切迫性尿失禁であり、急な冷たさや寒さの刺激で膀胱が勝手に収縮してしまい、尿意を感じてからトイレに駆け込んだのでは間に合わないため尿漏れをしてしまうのです。

産後の尿漏れはいつまで続くの?

骨盤底や神経に負担がかかったために起こる尿漏れは、出産後1~2ヶ月程度で骨盤底が回復するため、産後3ヶ月も経てば治る場合がほとんどです。

ところが産後4ヶ月を過ぎても尿漏れが改善されず、切迫性尿失禁の場合は、膀胱炎などの感染症の疑いもありますので、病院に相談することをおすすめします。

尿漏れは何科で相談すればいい?どんな治療?

尿漏れの悩みを解決する優秀な医師

クヨクヨ悩むくらいなら、病院に行ってサッサと解決しよう!と思っても、いざ行こうとする「何科を受診すればいい?」「どんな治療をするの?」「手術になるのかな?」と不安になりますよね。3つのポイントをチェックしてみましょう。

何科に行くべき?

病院で相談する際には、かかりつけの産婦人科や、女性の排尿診療にも実績がある泌尿器科で相談することをおすすめします。尿漏れに悩んでいる女性は想像しているよりもたくさんいるので、気になるようなら恥ずかしがらずに早めに受診しましょうね。

病院でおこなう治療法

尿漏れを改善するために病院でおこなう治療法は、大きく分けて理学療法と薬物治療と手術になります。
理学療法では、電気や磁気の療法、尿漏れ改善指導をおこなって、骨盤底や神経機能の回復を助けます。また、リングペッサリーという補助器具を使う方法もあります。

薬物治療では「クレンブテロール塩酸塩」という薬だけが健康保険で認められており、尿道の内圧を高める働きで、腹圧性尿失禁の場合に効果があります。

理学療法や薬物治療は比較的程度の軽い尿失禁のみ充分な効果が得られるのですが、中程度以上の尿失禁で、「とにかく早く治したい!」と考えている人には手術を勧められることが多いようです。手術といっても、最近の医療技術では日帰りでできるものなので、そんなに深刻に考える必要はありません。

中部尿道スリング手術とは?

腹圧性尿失禁を劇的に治療するための手術が、「中部尿道スリング手術」です。骨盤底筋再生術のTVT手術、TOT手術のことをまとめた呼称です。尿道の真ん中である中部尿道の後ろ側にテープを当て、腹圧がかかっても尿道や膀胱の出口がお尻の方に下がらないようにする手術です

2007年頃からアメリカではMiniArcという術式がおこなわれるようになりました。これは、現在国内で最も多いTVT手術に比べて体力の消耗も少なく痛みも最小限に抑えられます。傷が小さい分、回復も早いので、日帰り手術で気軽に受けられるのが魅力です。

自分で改善!自宅でできる尿漏れケア

トレーニングを応援する女性

軽度の尿漏れならば、病院による治療を受けなくても、自身で改善することができます。また、ケア方法を知っていれば、産後でも尿漏れを予防することもできるのです。以下のようなことに気をつけながら、正しいケアをおこなっていきましょう。

ガードル・腹筋運動はNG!

産後の体型維持のために、ガードルを着ける人が多いのですが、実は、お腹を締め付けるその行為が、尿漏れを長引かせる原因となるのです。ガードルを着けると子宮や膀胱が下がってしまい、骨盤底の筋肉や靭帯に負担をかけてしまうため、産後の尿漏れ回復をますます遅らせてしまうのです。

同じような理由から、腹筋運動をすることも骨盤底辺りに負担をかけてしまいます。産後4週間までは控えた方が良いでしょう。産後の体型が気になるところなのでしょうが、まずは身体をじっくりと休ませてあげることが大切なのです。

骨盤底を鍛えるトレーニング

軽度であれば、骨盤底の筋肉を鍛えることによって、病院に行かなくても自宅で尿漏れを予防、改善することができる方法があります。それが骨盤底トレーニングです。会陰の痛みが治まる産後4週目くらいから、無理のないように始めて見ましょう。

初めのうちは頑張って回数多く繰り返したりしても、だんだんつらくなり休みがちになったり、辞めてしまったりする人がいます。それではせっかくトレーニングして改善方向に向かっても、暫くして元通りになってしまいますので、トレーニングの量よりも、毎日欠かさず続けることが肝心です!できる範囲で自分に合ったペースで始めると良いですね。

骨盤底トレーニングの手順

  1. 仰向けに寝た状態で、足を肩幅と同じくらい開き、両膝を軽く曲げて立て全身リラックス!
  2. そのままの姿勢で、1分間に12~14秒、肛門・尿道全体を締めるイメージで骨盤底を締めます
  3. 1分間の残りの46~48秒は何もしなくて良いので、力を抜きましょう
  4. この手順を10回・10分間繰り返しましょう

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この記事を書いたライター
れんプー

れんプー

趣味は野球観戦!カープ女子がライバルのアラフォー腐女子です。