後陣痛はいつからいつまで?に関する記事

後陣痛はいつまで?初産と経産婦の違いと痛みの緩和方法

後陣痛はいつまで?初産と経産婦の違いと痛みの緩和方法

後陣痛はいつまで続くのか気になるママは多いはず。これを読めば、痛みが強いタイプや後産との違いなどが分かります

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後陣痛はいつまで?痛みの特徴と痛みを和らげる方法

「後陣痛(こうじんつう)」は、出産後のママなら誰にでも経験するお腹の痛みです。「赤ちゃんが生まれた後でまた陣痛が来るの?」と、意外に感じるママもいるかもしれませんね。

ここでは、無事出産を終えたママを待ちうけている後陣痛について詳しくご紹介します。紛らわしい「後産」との違いや、後陣痛の痛みを緩和する方法など、後陣痛についての正しい知識を身につけることで、後陣痛に対する不安や恐怖はなくなるはずです。

後陣痛とは

母親の脇で泣く生まれたての赤ちゃん

後陣痛とは、出産後の子宮の急激な収縮に伴う痛みのことで、「後腹(あとばら)」とも呼ばれています。

女性の子宮の大きさは、正常な状態で縦7~8cm・横3~4cmあるのに対して、妊娠後期には縦35~40cm・横25cm前後まで広がります。容積がなんと正常時の約2000倍まで大きくなった子宮が、出産後2ヶ月ほどかけて元の大きさに戻ろうとする「子宮復古(しきゅうふっこ)」の過程で、急激に子宮が縮まろうとした時に後陣痛が起こるのです。

後陣痛と似た言葉に後産(あとざん)があります。後産とは、出産の際にへその緒を切った後で胎盤が子宮からはがれて外に出ることで、通常は出産後5分から30程度かかります。「後陣痛」と「後産」は似ていて紛らわしいことから、間違えないように違いをしっかり抑えておきましょう。

後陣痛はいつまで?どんな痛みが続くの?

一般的に後陣痛は、出産当日から翌日に痛みが現れはじめて、3~4日でピークを迎えます。中には、1週間ほど痛みが続く人もいるなど、痛みが続く期間には個人差があります。特に、母乳を与える際、乳首を吸われることで分泌される「オキシトシン」というホルモンによって子宮の収縮が促進されることから、赤ちゃんにおっぱいを上げている時に後陣痛が起こるという人もいます。

また、痛みの感じ方も人それぞれで、大きく分けて次のような3つの痛みがあります。

・陣痛に似た激しい痛み
・キリキリ、チクチクするような痛み
・生理痛のような鈍痛

中には、実際の陣痛よりも痛かったというママもいることから、後陣痛は放置せず、しっかりとケアを行って痛みを和らげる必要があります。

こんなママは後陣痛に要注意!

妊娠・出産を経たママのほとんどが後陣痛に悩まされるのですが、特に、次のような人は痛みを強く感じる傾向にあります。

2人目以降を出産した経産婦

傍の子供に話しかける妊婦

経産婦は、初産に比べて子宮が柔らかいことから、出産後に子宮の収縮が一気に起こって痛みがひどくなることがあります。初産で軽かったからといって、同じように軽いとは限らないので注意が必要ですが、経産婦の場合、初産よりも子宮復古が早く進むというメリットもあります。

双子などの多胎児や大きめの赤ちゃんを出産した人

双子や三つ子などの多胎児や、巨大児のような大きめの赤ちゃんを出産した場合は、妊娠中に通常よりも子宮が大きく広がることから、その分激しく子宮が収縮するため、後陣痛がひどくなる場合があります。また、羊水の量が多い羊水過多症の方にも同様のことが言えます。

帝王切開や無痛分娩で出産した人

後陣痛は、産後の子宮の収縮によって引き起こされることから、出産方法に関係なく誰にでも起こります。特に、帝王切開や無痛分娩で出産した場合は、陣痛の痛みのピークを経験していないことから、自然分娩の人よりも後陣痛を強く感じる傾向にあるようです。

後陣痛の痛みを緩和する方法

授乳を控える

哺乳瓶でミルクを飲む赤ちゃん

授乳の際のオキシトシンの分泌によって後陣痛の痛みが強くなることから、どうしても痛みが辛いときには無理をせず、痛みが治まるのを待ってから授乳しましょう。最悪の場合、後陣痛の時期だけ一時的に母乳とミルクの混合授乳に切り替えるなどして、授乳が原因で起こるつらい後陣痛を乗り越えるという方法もあります。

子宮の周りを温める

子宮の血行が良くなることで後陣痛の緩和が期待されることから、カイロや湯たんぽ、腹巻などを使って子宮の周りを温めましょう。ただし、お風呂に入ると体が温まるからといって、長時間熱いお湯につかっていると、代謝が上がって逆に後陣痛が起きやすくなるので注意が必要です。

お腹まわりをマッサージする

下腹部に手を当てる女性

子宮のまわりをマッサージすることで、急激な子宮の収縮が抑えられて痛みが緩和されます。アロマオイルを使うとリラックス効果がアップすることから、マッサージによって、後陣痛と一緒に毎日の慣れない育児疲れやストレスを解消してはいかがでしょう。

子宮をほどよく圧迫する

柔らかいクッションや畳んだタオルを下腹部に当てて、うつぶせの状態になると後陣痛が楽になります。ただし、あまり強く押しすぎると、逆に痛みがひどくなる恐れがあるので注意しましょう。またその際、やや内股ぎみにして脚を伸ばすことで、妊娠中に開いた骨盤のゆがみの解消にもつながります。

かかりつけ医に相談する

医者に相談する女性

後陣痛は病気ではないので、痛みを抑えるための特別な治療法はありません。でも、あまりの強い痛みにストレスを感じる場合や我慢できないという場合は、母乳に影響のない鎮痛剤もあるので、一度かかりつけのお医者さんに相談してみるといいでしょう。

後陣痛と間違えやすい5つの産後の腹痛

後陣痛だからといって我慢していたけれど、痛みがあまりにもひどい場合や長引くという場合は、何かの別の病気の可能性があります。次に紹介する5つの病気の症状が当てはまるような場合は、できるだけ早めにかかりつけの産婦人科を受診しましょう。

1子宮復古不全(しきゅうふっこふぜん)

通常、出産を終えてから子宮が妊娠前の状態に戻るには、6~8週間ほどかかります。しかし、これらの期間を過ぎても子宮がなかなか元に戻らない場合は「子宮復古不全」と診断されます。

下腹部の痛みのほかに、悪露の量がなかなか減少しない、大量出血するなどの症状が見られる場合は、胎盤などが子宮内に残っている恐れがあることから、かかりつけの産科医を受診し、検査をしてもらう必要があります。

2産褥子宮付属器炎(さんじょくしきゅうふぞくえん)

分娩時の子宮切開などの際に細菌に感染することで、卵管や卵巣などの子宮付属器に炎症が起こり、卵管炎卵巣炎となることがあります。

下腹部の痛みから症状が表れるため、後陣痛と区別がつきにくいのですが、炎症が腹膜にまで及ぶと、下腹部を押した際に強い痛みを感じるほか、発熱・嘔吐・膿性のおりものが増えるなどの症状が表れます。炎症が進むと腹膜炎や敗血症を引き起こすこともあるため、異変に気づいたらすぐに産婦人科を受診する必要があります。

3虫垂炎

産後には、後陣痛をはじめさまざま身体の不調が現れることから、虫垂炎による腹痛に気づかないまま放置することで症状が悪化してしまうという場合があります。

通常、右下腹部にあるはずの虫垂は、妊娠後期には子宮に押し上げられて右乳房の下あたりにあることから、出産後に虫垂が元の位置の戻る途中で虫垂炎を起こすと、痛みの場所がなかなか特定できなくなるのです。右脇腹に激しい痛みを感じるは、まずはかかりつけの産婦人科に虫垂炎の疑いがないか相談してみましょう。

4子宮筋腫の変性

30代女性の20~30%が持っている子宮筋腫自体は良性腫瘍なのですが、何らかの原因によって筋腫が変性して壊死すると、細菌感染による痛みを引き起こすことがあります。このような場合、放っておくと炎症が広がる恐れがあることから、薬による治療が難しい場合は手術による筋腫の摘出が必要になります。

5卵巣嚢腫茎捻転(らんそうのうしゅけいねんてん)

卵巣の中に液体が溜まって患部が腫れる「卵巣嚢腫」も、それ自体は良性腫瘍ですが、嚢腫がねじれる茎捻転を起こすと激しい腹痛や吐き気・嘔吐などの症状が現れるため、外科治療によって嚢腫の摘出が必要になることがあります。

特に卵巣嚢腫茎捻転は、分娩時や産褥期に起こりやすいことから、妊娠前に卵巣嚢腫が見つかった場合は注意が必要です。産後に卵巣嚢腫茎捻転が起きないよう、妊娠中は定期的に検査を受けて、嚢腫の状態を確認しておくとよいでしょう。

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この記事を書いたライター
れんプー

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趣味は野球観戦!カープ女子がライバルのアラフォー腐女子です。