妊娠中の飛行機の注意点/影響に関する記事

【妊娠中の飛行機】国内/海外旅行の注意12/検査/気圧

【妊娠中の飛行機】国内/海外旅行の注意12/検査/気圧

妊娠中は飛行機NG!?そんな疑問を解消する、妊娠中でも安全に飛行機で旅行をするためのポイントをまとめてみました。

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【妊娠中の飛行機】国内海外旅行と気圧の影響やX線検査/週数

飛行機の普及で、今や国内どこでも、海外へさえひとっ飛びの時代です。空港や路線整備も進んで仕事や観光も行きやすくなりましたし、国際結婚をする女性も多いなど、飛行機に乗る機会も昔と比べて格段に多くなっています。となると、女性にとって心配なのは、やはり妊娠中の飛行機の乗り方ですね。

妊娠中は心身ともにデリケートな時期ですし、ママとしてお腹の赤ちゃんの命も守ってあげなくてはいけません。「やっぱり妊娠中の飛行機は危険なのかしら・・・」と心配するママさん!そんなことはありませんよ。妊娠の特性をきちんと理解して対処すれば、妊娠中でも飛行機の旅を楽しむことはできるのです。飛行機に乗る前に知っておきたい、妊娠中の飛行機の乗り方についてのまとめです。

妊娠中でも飛行機に乗って大丈夫!?

空港の滑走路を見つめる女性

「妊娠中に飛行機に乗るなんてとんでもない!」と、古いタイプのお姑さんが言いそうですが、そんなことはありません。妊娠中でも時期を選んできちんと準備を整えれば、車や新幹線と同じように飛行機の旅を楽しむことは十分に可能ですよ。

国内の航空会社の搭乗規定

全日空(ANA)と日本航空(JAL)の規定でも、国際線国内線ともに妊娠9ヶ月(妊娠35週)までは特に申請も必要なく飛行機の搭乗が可能とされています。ただし、国内線の大手航空会社では、出産予定日を含めて28日以内の期間は、医師の診断書が必要となります。また、出産予定日から7日以内は、医師の同伴がないと妊婦の搭乗を受け入れてはもらえません。

ただし、各航空会社によって規定は若干違いますので、妊娠中に飛行機を利用する場合には、事前にサービスセンターへ問い合わせてくださいね。

飛行機のX線検査による胎児への放射線の悪影響

妊娠中には、飛行機への搭乗検査でX線(つまり放射線)が、赤ちゃんに悪影響を与えないか心配するママも多いのですが、X線を通すのは荷物だけで、人間には磁力を使かった金属探知機を使うので、赤ちゃんに悪影響はありません。

手荷物に使うX線自体、自然界で普通に生活をして一日に浴びる放射線と同レベルのものですので、まったく心配することはありません。安心して大丈夫ですよ。

妊娠中飛行に安心して乗れる時期

笑顔の妊婦

飛行機で怖いのは、不正出血や早産などの緊急の事態が発生しても、車や列車のようにすぐに医療施での治療ができないことです。妊娠出産のトラブルを配慮すると、飛行機に乗るのは、安定期と呼ばれる妊娠16週〜27週の間が望ましいでしょう。

ただし、妊娠経過に異常がないからといって油断は禁物!妊娠中に飛行機に乗る必要がある場合には、必ずかかりつけ産婦人科医に相談が必要です

また、安定期はもちろん妊娠中の全期間共通で、飛行機に乗る場合は手荷物として下記の3点を携帯し、急なトラブルに備えましょう。

搭乗時に必ず携帯する手荷物

母子手帳を持つ妊婦

・母子手帳
・保険証
・産院の診察券

妊娠中は気圧の変化がさまざまな悪影響を及ぼします! 

妊娠中に飛行機に乗ることは、決して危険なことではありません。ただし、飛行機が私たちの普段生活している地表を離れ、気圧の異なる上空を旅することは確かなことです。「気圧の違いが原因で、健康な人でも時には体に悪影響が出ることもある!」そこのところは、しっかりと理解をしておく必要があるでしょう。

特に危険なケースは、妊娠経過中に何らかの異常がみられるママの場合です。妊娠糖尿病や妊娠高血圧症、鉄欠乏性貧血など、「妊娠による何らかの体調不良がある」と診断された場合は、飛行機の利用に関する医師の意見をよく聞いて、より慎重に検討することが大切です。

飛行機で気をつけるべき2つのリスク

  • 気圧の急変

飛行機の離陸後15~30分は気圧が急下降し、着陸前の15~30分は気圧が急上昇するという変化により、体内のガスが膨張することで耳鳴りや頭痛、息苦しさといった症状があらわれます

  • 酸素濃度の変化

上空は酸素濃度が薄いので、呼吸障害が起きやすくなり、循環器系の病気や血管障害が悪化する恐れがあります

妊娠中の飛行機はエコノミー症候群のリスク大!

飛行機内の一般席

エコノミー症候群とは、「旅行者血栓症」とも呼ばれ、飛行機などに長時間同じ姿勢で座ったりしていると、下肢が圧迫されてうっ血状態となり血栓が生じる恐ろしい病気です。下肢でできた血栓が体内を巡り、血管の細い肺に詰まって呼吸不全を引き起こしたり、脳血管に詰まって意識障害を引き起こしたりすることもあります。

妊娠中、特にお腹が大きくなる妊娠後期は、下肢の血行が悪くなりただでさえ血栓障害が起きやすくなります。これにプラスして飛行機に乗ることで、エコノミー症候群の発症リスクがさらに高くなりますので、機内では発症に注意したこまめなケアで、エコノミー症候群を予防しましょう。

エコノミー症候群の予防法

・定期的にトイレにいくなど、姿勢を変えましょう
・炭酸飲料を避けて、適度な水分補給を心がけましょう
・ふくらはぎをトントンと軽くたたいたり、もんだり、足のマッサージをしましょう
・座ったまま足首を上下に動かしたり、回したりして、下肢の血流を良くしましょう
・立ち上がって踵を上下させて、つま先運等をしましょう
・むくみ解消ソックスを活用して、下肢を適度に加圧し、血行を促進しましょう

妊娠初期の飛行機搭乗は準備万端整えて! 

妊娠初期、特に妊娠6〜7週目の時期は、妊娠の継続が困難になりやすい期間です。飛行機の搭乗はリスクが高くなるといわざるを得ません。けれど「仕事や家の都合で、どうしても妊娠初期に飛行機に乗らなくてはいけない」というケースもありますよね。また「妊娠前に知らずに予約をしたから、旅行に行きたい」というケースもあるかもしれません。

「妊娠初期の飛行機利用は、何が何でも絶対ダメ!」というわけではありません。妊娠の経過が順調で、あらゆるトラブルに対処できるように準備を整えれば、不可能とは言えないのでしょう。けれど、あなたが「妊娠経過が問題ない」と思っていても、独断で決めてしまうのは危険です。

妊娠の継続が困難になりやすい妊娠初期に、飛行機に搭乗したいと思っているのであれば、必ず産婦人科の主治医に相談しましょう。「自分やお腹の赤ちゃんが、今の状態でフライトに耐えることができるの?」といった疑問に対する専門家の意見を、きちんと聞くことが重要です。

妊娠初期にやむを得ず飛行機に乗る場合の注意点

・長時間の移動を避ける
・重い荷物を持たない
・つわり対策をしっかりとする
・過ごしやすい緩めの服を着て、できる限り広めの席をとる
・旅行中はできるだけ休憩を多くとり、体を休めるようにする
・旅行中は母子手帳や保険証、診察券を身に着けて携行する

もし、リスクを承知したうえで医師がOKを出すのであれば、十分に準備を整えて搭乗に望みましょう。万が一の場合に備えて、旅行会社や航空会社に座席の予約をするときにも、自分が妊娠をしていることを相談しましょう。

医師の判断で「フライトは無理だ」という診断であれば、どんな事情があってもあきらめることをお薦めします。「自分だけではなく、赤ちゃんの命を預かっている身だ」ということをしっかり考えましょう。

安定期なら海外もOK?自己責任の範囲で

海外の空港

国内旅行と違って、海外旅行は飛行機内での搭乗時間が長時間に及びます。また、国際線の場合は国内線よりも高い高度で移動をしますので、妊婦さんの場合は急激な環境の変化に対応しきれず、激しい嘔吐や失神など、体調の崩れが劇的に起こる可能性もあります。さらに、酸素不足のせいで、母体だけでなくお腹の赤ちゃんにも悪影響が及ぶことも否定はできないのです。

妊婦が飛行機旅行をすることで一番怖いのは、飛行機が上空にいる時に出血したり、予定日はかなり先なのに急に産気づいてしまったりすることです。テレビドラマや映画のように、ピンチに凄腕のお医者さんが偶然同乗していてくれるケースばかりではないのです。もし上空でトラブルが起こってしまったら、周りがどんなに助けてあげたくても、助けられない状況になる恐れも充分にあります。

無事に目的地につけたとして、現地で予定が外に産気づいてしまい、言葉も通じるかわからない、医療レベルが日本と同じとは限らない現地の病院で、適切な治療が受けられるか定かではありません。そもそも、目的地に病院がない場所もあるのです。

妊娠中に海外旅行に行くならば!

・事前に主治医に相談しましょう
・できるだけ搭乗が短時間、短距離なプランをたてる
・現地の医者の有無や医療機関の場所を事前に確認しておく
・搭乗の際は必ず母子手帳や保険証、産院の診察券を携行しましょう
・搭乗の際は客室乗務員に、自分が妊娠中であることを話しましょう
・体を締め付けない服装を心掛け、できるだけ広めの席をとりましょう

安定期である妊娠中期、つまり妊娠16週~27週の間であれば比較的安全とされていますので、妊娠中に海外旅行が絶対にできないわけではありません。けれど高いリスクがつきまとうのは確かなことです。そういったリスクを考えたうえで、妊娠中の飛行機での海外旅行は自己責任の範囲で、慎重に検討してくださいね

妊娠中に飛行機に乗るなら、安心・安全を第一に!

妊娠中に飛行機に乗ることは、時にさまざまなリスクを招くことはありますが、長距離を比較的短時間で結ぶことのできる飛行機は、非常に便利な乗り物です。お腹に赤ちゃんがいるからと、必要以上にリスクを恐れる必要はありません。

飛行機を利用することのリスクを十分理解し、事前に充分な対策をたてることで、さまざまなリスクは最小限に抑えることが可能です。妊娠中に飛行機を利用する場合、まずは産婦人科の主治医に相談をし、医師の意見をきちんと聞くことから始めましょう。妊娠しているあなたは、赤ちゃんの命を守る義務を負っています。くれぐれも自分の独断で行動を起こすことがないよう、気を付けて下さいね。

そして、実際に飛行機に乗る場合には、事前にさまざまな対策をたてておくことが、快適な旅をする成功の秘訣です。周りの人の助けを借りるということも大事なことですよ。航空会社が妊産婦に提供してくれるマタニティマークやタグなども活用して、赤ちゃんの安全と自分の安心を第一に、快適な空の旅を楽しんでくださいね。

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この記事を書いたライター
はたこ

はたこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!