逆子の原因と効果的な治し方に関する記事

逆子の原因は何?赤ちゃんの自由な胎動を妨げる7つの障害

逆子の原因は何?赤ちゃんの自由な胎動を妨げる7つの障害

逆子の原因は何?どうすれば逆子は治るの?など、逆子に対する疑問に答えます。逆子はツボや逆子体操で戻すことができるのです。

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逆子の原因は何?逆子になりやすいタイプとおすすめの逆子対策

お腹の中の赤ちゃんは通常、重力の影響で頭が下向きになるので、お尻を上に向けている「頭位」と呼ばれる状態になります。ところが、それに反して頭が上向きの「逆子」と呼ばれる状態になることも…。逆子と診断されると「自然分娩で産めないの?」と不安になってしまうかもしれませんが、逆子だからといって必ず帝王切開になるわけではありません。

頭が重たいはずなのに、赤ちゃんはどうして逆子になってしまうのでしょう?また、逆子になってしまった場合、通常の状態に戻すことはできるのでしょうか?ここでは妊婦さんが気になる、逆子のなる原因や逆子の治し方についてご紹介。逆子について詳しく知っておけば、いざという時に慌てずにすみますよ。

お腹の赤ちゃんが逆子になる7つの原因

お腹をおさえる妊婦さん

実は、お腹の赤ちゃんが逆子になってしまうのに特別な原因はありません。そのため、どんな赤ちゃんでも逆子になる可能性はあるのです。しかし、逆子になりやすい条件がいくつかあげられるため、心当たりがあるというママは注目!早めに対処すれば、うまい具合にくるっと正常な状態に戻ってくれるかもしれませんよ。

逆子の大きな原因の一つが、子宮の中が狭くて頭位になるスペースがなくなってしまうこと。次のような場合は、赤ちゃんが自由に動き回ることができないので、頭位の状態に向きを変えることが難しくなってしまうのです。

1骨盤が小さい

ママの骨盤が平均よりも狭い「狭骨盤」の場合、子宮内のスペースが狭くなって逆子のなることがあります。ママの身長が145cm以下の場合、狭骨盤の可能性が高いことから注意しましょう。

2前置胎盤

通常、胎盤は子宮の奥に形成されるのに対し、前置胎盤の場合は胎盤が子宮の入り口近くにできることで、最悪の場合は子宮の入り口をふさいでしまうことも。この場合、胎盤が通常よりも低い位置にあることから、逆子になる可能性が高くなります。

3子宮筋腫などの疾患

子宮筋腫と呼ばれる良性の腫瘍がある場合、筋腫が肥大することによって子宮が圧迫されて、スペースが狭くなってしまうことで逆子になりやすい場合があります。

4双角子宮(そうかくしきゅう)

双角子宮とは文字通り2つの角が生えているように、子宮の上部が2つに割れている子宮の奇形の一種。まるでハート型のような形をしていることから、通常に比べて子宮のスペースが狭いのです。

5多胎妊娠

お腹の赤ちゃんが双子や三つ子のような多胎児の場合、ただでさえ1人でも狭い子宮のスペースが、ますます狭くなることで逆子になることがあります。

6水頭症や胎児水腫などの赤ちゃんの異常

頭蓋骨に水がたまる水頭症や、赤ちゃんの体が水ぶくれのような状態になる胎児水腫の場合、通常よりも胎児が大きくなることで、子宮内のスペース不足になるため逆子になりやすい場合があります。

7それ以外に考えられる原因

子宮・羊水の中で育ってる胎児のイラスト

羊水の量が少ない場合や、臍帯の長さに異常がある場合、赤ちゃんが子宮の中を自由に動き回ることができないことから、逆子の可能性が高くなります。

逆子はいつから?妊娠期別お腹の中の赤ちゃんの状態

お腹の中で赤ちゃんが動く「胎動」という現象があるように、赤ちゃんはお腹の中で自由自在に動き回っているはずなのに、いつから赤ちゃんは頭を上に向けた「逆子」というポジションを選んでしまうのでしょう。ここでは、月齢ごとの胎児の状態を参考にして、赤ちゃんが逆子になる時期やいつまでに逆子を治したら良いのか考えていきましょう。

妊娠2~4ヶ月の妊娠初期(妊娠4週~15週)

15週あたりの胎児は大きくても身長が15cm、体重が100gほどのため、広い子宮の中でフワフワと浮いているような状態で過ごしています。まるで宇宙遊泳をするかのように自在に動くことができるので、この時期はまだ逆子を心配する必要はありません。

妊娠5~7ヶ月の妊娠中期(妊娠16週~27週)

27週あたりになると胎児の身長は30cm、体重は1000g以上にまで成長するため、子宮の中のスペースがだんだん手狭に感じてきます。しかし、まだ赤ちゃんの位置が定まっていないため、半数程度の赤ちゃんは逆子ともいわれていますが、この時点では逆子が治る可能性は十分あります。

妊娠8~10ヶ月の妊娠後期(妊娠28週~39週)

逆子で苦しんでる妊婦のイラスト

30週ごろになると身長は40cmを超え、体重は2000g近くなります。この時期になると赤ちゃんの頭が徐々に大きくなるので、多くの場合は自然と頭が下がってくるのですが、中には逆子の状態を保ち続ける赤ちゃんも。ただし、子宮には赤ちゃんが動くためのスペースがわずかに残っていると、赤ちゃんが自力で回転して逆子が治ることもあります。

逆子の種類と帝王切開になる可能性

一口に「逆子」といっても、胎児の状態によってさまざまな種類があります。産まれる際に赤ちゃんが出てくる子宮口に近い赤ちゃんの部位によってその呼び方が決まります。妊娠週数が32週を超えても逆子である場合は、帝王切開も視野に入れますが、まだまだ改善の余地があるために、最終的には36週ころに帝王切開の判断が下されます。

それでは、ここからは逆子の種類と特徴についてみていきましょう。

単臀位(たんでんい)

お尻が一番下にある状態を単臀位といいます。赤ちゃんは頭を上にして、きれいにV字を描くような姿勢をしています。赤ちゃんのお尻は頭の次に大きいので、産道が十分に広がり、お尻からスムーズに産道を通ることができれば経腟分娩も不可能ではありません。ただし、お産に時間がかかることで低酸素状態になる可能性が高いため、緊急帝王切開にも対応できる病院でのお産が必要です。

複臀位(ふくでんい)

赤ちゃんのお尻と足が下にある状態が複臀位で、両膝を曲げて体育座りをしているような状態を「全複臀位」、片足だけV字を描くように膝が伸びている状態を「不全複臀位」といいます。足とお尻が同時に産道を通過することは難しいことから、ほとんどの場合が帝王切開となります。

足位(そくい)

赤ちゃんの足が下にある状態が足位で、きれいに両足を伸ばして立っているような状態を「全足位」、片方の膝を曲げて片足が下にある状態になっているのが「不全足位」です。足から先に産道を通って分娩することは難しいため、一般的に帝王切開が選択されます。

膝位(しつい)

赤ちゃんの膝が下にある状態が膝位で、正座をしているように両膝が下にある状態を「全膝位」、片膝だけを曲げている状態が「不全膝位」です。この場合は、足がひっかかってお産に時間がかかるというリスクがあるため、ほとんどの場合が帝王切開になります。

逆子を治すために効果的な3つの対策

自然分娩を希望している、難産になるのは避けたいという場合、逆子を治すためには主に3つの方法があります。医師が行うものもあれば、古くから行なわれてきたやり方もあるので、自分に合った方法を見つけてお試しください。

1外回転術

お腹の外から赤ちゃんの位置を回転させて、逆子を頭位に治す方法を「外回転術」といいます。基本的にこの方法は、設備の整った医療施設で熟練した医師のもとで受ける必要があります。施術の際は、あらかじめ点滴で子宮の筋肉を緩めた状態にし、超音波で赤ちゃんの向きを確認しながら、赤ちゃんの頭とお尻を押さえて回転させます。

施術に適した時期は病院によって異なりますが、36週あたりが目安となっていて、経過を見るために1日入院が必要となる場合もあります。外回転術は保険が適用されるので、経済的不安があるというママでも安心して受けることができますね。

2逆子体操

自然に逆子を治す方法が知りたい!というママには、逆子体操がおすすめです。ママやお腹の赤ちゃんに負担をかけずに、自宅で好きな時間に行うことができるのもうれしいですよね。逆子体操は、母子ともに問題がなく、妊娠8ヶ月に入り切迫早産の危険性がないと判断された場合、医師の指示のもとに始めましょう。

体勢が定まってしまった赤ちゃんを回転しやすくするための逆子体操には、次の2種類があります。お腹周りが楽な服装で行い、おなかの張りなどを感じた場合は、ただちに体操を中止して安静を保ちましょう。

胸膝法(きょうしつほう)
逆子体操の胸膝法のイラスト

文字通り胸と膝を床につけて行う体操です。四つん這いになってから顔と胸、膝を床につけた状態で、お尻だけを上につき出す姿勢をとります。この状態を15分程度続けてから、起き上がらずにゆっくりと「側臥位」と呼ばれる横向きの状態になり膝を伸ばします。その際、赤ちゃんの背中が上を向くことで、逆子の改善につながることがあります。

ブリッジ法
逆子体操のブリッジ法のイラスト

お尻の下にクッションなどを敷いてアーチ式の橋のような姿勢になることで、お腹が上に突き出るような状態であおむけで寝る方法です。15分ほどくらいその姿勢を保ち、胸膝法と同様に起き上がらずに、赤ちゃんの背中が上を向くようにゆっくりと側臥位になります。

おすすめの逆子体操のタイミング

逆子体操は、子宮が柔らかくなっているリラックスした状態で行うのがベスト。お風呂上りや寝る前など時間帯に行いましょう。体操の回数は一日に1回程度で構いませんが、気になる場合はかかりつけ医に相談するとよいでしょう。

3お灸やツボ押し

昔から、お灸や指圧で逆子に効果があるツボを刺激することで、逆子が治るといわれています。逆子に効果的なツボは次の2つです。

至陰(しいん):足の小指の外側の爪の生え際にあるツボで、冷え性にも効果があります。
三陰交(さんいんこう):内側くるぶしの骨から指4本分上にあるツボで、月経不順や生理痛にも効果があります。

お灸やツボ押しで逆子を治す場合、25週から30週くらいが目安。自分やるのは難しいという場合は、専門的な治療院に通って逆子の治療を受けるとよいでしょう。ツボの刺激は血行が促進されるため、逆子のリスクを高める要因として考えられている冷えが改善されることから、次にまた逆子にならないようにするための体質改善にもつながります。

逆子に神経質になりすぎないで

妊婦健診で逆子と診断されて不安になるママはたくさんいます。しかし、逆子は妊娠後期になるまでは自然に改善するチャンスはいくらでもあるので、あまり焦らずにリラックスをして出産までの時間を過ごしましょう。また、妊娠後期になっても逆子が治らない場合は、医師の指示に従って自分に適した逆子対策を行いましょう。

ママが落ち込んだり、不安になると、その気持ちはそのままお腹の赤ちゃんに伝わってしまいます。お腹の赤ちゃんとの対面を待ちながら、普段から優しくお腹の赤ちゃんに話しかけていると、自然に逆子が改善するかもしれませんよ。

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この記事を書いたライター
木下みずき

木下みずき

ウォーキング始めました!運動と食事で5kg減を目指すダイエッターです!