子宮頚管無力症の症状とはに関する記事

子宮頚管無力症の症状は?切迫早産を引き起こす4つの原因

子宮頚管無力症の症状は?切迫早産を引き起こす4つの原因

子宮頚管無力症に自覚症状はあるの?子宮頚管が短くなると安静入院になるの?赤ちゃんは大丈夫なの?ママの疑問に答えます。

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子宮頚管無力症とは?早期発見で早産予防!

子宮頚管(頸管)というのは、子宮の入り口にあたるところです。子宮の入り口には、子宮の内側の内子宮口、そして膣側の外子宮口があります。その内子宮口と外子宮口の間を子宮頚管と呼びます。

子宮頸管のイラスト

ママの子宮は、赤ちゃんが無事に生まれてくるための大切な場所であり、出産の時期がくるまで、子宮の入口がしっかり硬く閉じているものです。子宮頚管無力症は、何らかの理由で子宮頚管が開きやすい状態になってしまうことで、その割合は、妊婦さんの数百人に1人といわれることも。

妊娠をすると、子宮の中は、赤ちゃん、羊水、胎盤などで徐々に大きくなっていきます。特に、妊娠16週から24週くらいは、急激な赤ちゃんの成長、羊水の増加などによって、子宮頚管に大きな負担がかかるようになってきます。

子宮頚管が短くなる時は、特に自覚症状として現れないので、気が付いたときには、子宮頚管の長さが平均以下になっていて安静治療が必要となることがあるのです。その突然の診断に、戸惑うママも少なくありません。

子宮口が開いてしまうと、子宮の収縮が起きたり、感染や破水が起こることもあります。気が付かないでいると、早産につながることがあるので注意が必要なのです。その子宮頚管無力症について、原因や対処法についてご紹介します。

子宮頚管無力症で起こる主な症状

子宮頚管無力症は、自覚症状がないので、妊婦健診の経腟超音波検査で指摘を受けて、気が付くことが多いです。

子宮口が開く

おなかの張りの自覚症状のないまま、いつの間にか子宮頚管が短くなり、そのまま子宮口まで開いてしまうことがあります。子宮口が開くと、赤ちゃんを支えることが出来ないので危険です。絶対安静で、手術などで子宮口を防ぐような治療が行われます。

胎胞脱出(たいほうだっしゅつ)

胎児のイラスト

赤ちゃんは、子宮の中で卵膜に包まれています。子宮口が開いたあと、そこに圧力がかかると、卵膜の一部が膣内に飛び出してしまうことがあるのです。これを胎胞脱出といいます。圧迫が続くと、そのまま破水が起こったりする可能性があるので、すぐに入院治療になります。

不正出血

子宮口が開くことによって、赤ちゃんの入っている卵膜の位置がずれると隙間ができ、そこから出血をすることがあります。それが不正出血という症状で現れます。この不正出血は、切迫早産の兆しといわれ、注意が必要な症状の一つです。

前期破水

卵膜は、通常赤ちゃんを守っているものなので非常に強いのですが、胎胞脱出やおなかの張りなどの刺激があると、陣痛が来る前に破水する前期破水のリスクが高くなります。

感染症

子宮口は、閉じている間、外部から細菌感染しないように赤ちゃんを守っています。しかし、子宮口が開いて細菌に感染しやすくなると、赤ちゃんを包んでいる膜が炎症する絨毛膜羊膜炎や、子宮頸管の粘膜が炎症する子宮頚管炎などの感染症をおこす可能性が高くなります。

早産

胎胞脱出するほど子宮口に圧力がかかってしまうと、おなかが張り、子宮収縮を起こすようになります。子宮収縮が頻回、定期的になると、子宮口が更に開いて、早産になる可能性があります。

子宮頚管無力症の診断方法

超音波検査の機械

子宮頚管無力症があるかどうかは、経腟超音波検査で知ることが出来ます。経腟超音波検査は、子宮内の診察出来る範囲が狭いので、赤ちゃんがまだ小さい妊娠初期だけにするのと、妊娠中期、後期になって子宮頚管の長さを見るために行われます。

臨月に入るまで、通常、子宮頚管部分は40mmくらいに保たれています。一般的に、臨月(妊娠36週)までに子宮頚管が30mm以下になると子宮頚管が短いとされ、安静が必要になります。

子宮頚管が25mm以下になった場合は、早産の危険性が高いことから入院して経過観察になります。また、出産までの期間が長い、どんどん子宮頚管が短くなるなど深刻であれば、手術をすることがあります。

40mmという長さを覚えておく

40mmという長さを覚えておくと、子宮頚管が短いといわれた場合、どのくらいの長さをいうのか、どの程度の注意が必要かということが、すぐに理解できるようになります。

子宮頚管無力症の4つの原因

子宮頚管無力症は、はっきりとわかっている原因はありませんが、体質的な要素も含め4つの原因があります。

生まれつき子宮頚部が弱い

子宮の周りは、赤ちゃんを守るために、筋肉組織などがあります。しかし、体質的にこの子宮頚部周辺の筋肉組織が弱い人がいるのですね。そうなると、子宮収縮はないけれど、自然に子宮頚管が短くなる、緩く開いてくるという場合があるのです。

子宮頚管が短い・子宮奇形

体質的に子宮頚管が短い、また生まれつき子宮頚管組織の異常や奇形があると、子宮頚管無力症になりやすいです。

前回の出産での子宮頚管の裂傷

二人目の赤ちゃんを妊娠している妊婦

一人目の赤ちゃんの時は、子宮頚管無力症の診断はされず、何の問題もなかったのに、二人目で突然子宮頚管が短いことを指摘されるというケースがあります。

これは、一人目の分娩の際に、子宮頚管が傷ついた結果、二人目で子宮頚管無力症になったという可能性があります。

過去の子宮頚管の手術

過去に円錐切除という子宮頚癌の手術などで子宮口、子宮頚管を開いたことがあると、経験のない妊婦さんと比べて可能性が高くなるといわれます。

子宮頸管無力症の治療・手術

子宮頸管無力症の治療は手術によって行われます。子宮の出口を糸などで縛る、子宮頸管の縫縮手術(ほうしゅくしゅじゅつ)が必要になります。特に、前回の妊娠の時に、子宮頸管無力症だったという場合や、妊娠初期からその傾向があるという人は、妊娠初期から中期にかけて手術が行われることがあります。

手術は腰から下の麻酔で行われます。術後におなかの張りを感じる人もいるので、日帰り手術を行っている病院もありますが、病院よっては数日入院することが多いです。

手術後は、大体37週くらいで抜糸をし、あとは陣痛を待つということが多いです。子宮頸管無力症の手術は、子宮頸管の上部を縛るか下部を縛るか、結ぶ位置によって次の2つに分けられます。

シロッカー手術

子宮頚管の上部を縛る手術で、より子宮に近い位置で留めておきます。赤ちゃんが子宮から出てこないので、高い効果があります。しかし、子宮頚管の上部で縛ってあるために、抜糸がしにくい面があります。

マクドナルド手術

子宮頚管の下部を縛る手術です。進行した子宮頚管無力症では、縛る場所がないために、この方法しか選択できないことがあります。抜糸が簡単なことがメリットです。

早産の危険から赤ちゃんを守るために

子宮頚管無力症は自覚症状がありません。そのため、早産の危険から赤ちゃんを守るために、次のような対策が必要となります。

妊婦健診をきちんと受ける

妊婦健診を受けている妊婦さん

妊婦健診を受けていても、おなかの大きさ、重さがどんどん増していくと、妊婦健診と妊婦健診の間に、子宮頚管の長さが急に短くなるということがあるのです。そのために、欠かさず受けることが大切です。

また、子宮頚管が短くなってきて要注意とされる場合は、妊婦健診の間隔が短くなることがほとんどです。その場合も、医師の指示にそって受診をすることが大切です。

不正出血やおりものの異常を見逃さない

膣の中は、自浄作用があって細菌が繁殖しないようになっていますが、何らかの原因で細菌が入り込んでくることがあります。その時に、子宮頚管が開きかけていたら、そこから細菌が入り炎症を起こし、感染を引き起こしてしまいます。

最近感染が起こると、おりものが増えたり、においや色が変化することがあるので、それを見逃さないようにしましょう。

子宮頚管が短いと診断されたら安静にする

子宮頚管が短くなってきた場合に気をつけなくてはいけないこと、それは、子宮頚部に負担をかけないようにすることです。おなかが大きくなってくると重力に従って、子宮頚部に自然に力が加わります。

座っていても重力の影響はありますから、横になっているのが一番良いのです。そのため、医師の指示通り安静に過ごすことが大切です。

子宮頚管の長さによって、安静の度合いが変わってきます。自宅で安静にするだけでよい場合もありますが、入院するほどになると、トイレもベッドでするなどの安静が必要なこともあります。

自覚症状がないので、安静と言われても、思わず大丈夫と動いてしまうママもいるかも知れませんね。また、上の子供がいるときには、そのお世話で、なかなか安静を保てないということもあるかもしれません。

しかし、おなかの赤ちゃんを守るのは、ママしかいませんよね。安静はいつまでも続くわけではありません。赤ちゃんの出産まで頑張ればいいのです。子宮頚管無力症で大切なのは赤ちゃんを早産から守ること。そのためにママの安静が必要なのです。周りの協力やサポートを得て、なるべく安静に過ごす心掛けが大切です。

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この記事を書いたライター
木下みずき

木下みずき

ウォーキング始めました!運動と食事で5kg減を目指すダイエッターです!