分娩台に乗るタイミングは?に関する記事

分娩台に乗るのはいつ?陣痛室から分娩室までの出産の流れ

分娩台に乗るのはいつ?陣痛室から分娩室までの出産の流れ

分娩台の上でいきむことが、出産のメインイベントだといえますが、実際は陣痛が始まってから分娩台に上がるまで長丁場なんです。入院から陣痛室を経て、分娩室に至るまでの流れとはどのようなものなのか、事前に知ることでスムーズにお産を進められます。

マーミーTOP  >  出産  >  分娩台に乗るのはいつ?陣痛室から分娩室までの出産の流れ

分娩台に乗るタイミングは?陣痛室と分娩室の違いと出産の流れ

分娩台を初めて見たママは、「何時間もこの上で過ごすの?」と驚いてしまうかもしれませんが、実は陣痛が始まってから出産するまで、ずーっと分娩台の上にいるというわけではないのです。

分娩台にはいつどのようなタイミングで上がるのか、初めての出産を迎えるママは気になるところですよね。

ここでは、分娩台に上がるタイミングをイメージしやすいように、陣痛→入院→陣痛室→分娩室という流れの中で、分娩台にはいつ上がるのか確認してみましょう。

いざお産が始まると、なかなか冷静ではいられないものですが、あらかじめ分娩の流れをイメージしておくと、気持ちに余裕もできますよ。

1陣痛がきたらすること

陣痛が来た妊婦さんのイラスト

「陣痛がきたかな?」と思ったら、はじめに陣痛間隔を測りましょう。

一般的に初産婦さんの場合、陣痛が10分間隔になったら病院に連絡するようにと、事前に言われていることが多いのではないでしょうか。

陣痛間隔とは、「陣痛がきてから次の陣痛がくるまでの時間」のことで、陣痛間隔の測り方には、陣痛が来るたびに時間をメモするほか、最近はスマートフォン専用アプリを使って測る方法などがあります。

陣痛には、出産につながらない不定期の前駆陣痛と、定期的に訪れる本陣痛の2種類がありますが、前駆陣痛を本陣痛と勘違いしてフライング入院する妊婦さんは少なくないため、陣痛間隔を正しく測ることが大切なのです。

陣痛が10分間隔になったら病院に電話して、「すぐに来てください」と言われたら、到着予定時間を伝えて産院に向かいます。

臨月に入ったら、産院までの交通手段を事前に確認し、いつ陣痛がきてもいいように入院のための準備品をまとめておきましょう。

2産院に到着したら

産院についたら、まずは入院手続きを行います。

その際、手続きがスムーズにできるように、入院準備品と一緒にまとめて置いておきましょう。入院手続きでは、主に次のようなものが必要になります。

入院手続きに必要なもの

  • 保険証
  • 母子手帳
  • 診察券
  • 入院誓約書
  • 出産育児一時金差額申請書
  • 印鑑

母子手帳や保険証、診察券は、妊婦健診で持ち歩くことが多いことから、とっさの時に「見当たらない!」ということがないようにしたいものですね。普段からポーチにひとまとめにして入れておくと安心です。

一般的に入院誓約書は、身元保証人の署名が必要となるため、事前にサインをもらっておきましょう。また、病院によって必要な書類等が異なるため、用意が必要なものを事前に確認しておくといいですね。

手続きが終わったら、お産セットを受け取り、病院で用意された患者着に着替えてから、次のような検査を行います。

  • 検尿
  • 血圧測定
  • NST(ノンストレステスト)
  • 内診

NSTでは、分娩監視装置の器具をママのお腹にセットして、赤ちゃんのwell being検査で胎児の元気さを調べます。

まだ子宮口が開いていない場合は

内診で子宮口が開いていないと判断された場合、いわゆる「内診グリグリ」をされることも…。内診グリグリとは、赤ちゃんを包む卵膜を子宮壁から剥がして陣痛を起こす方法で、妊婦さんによっては痛みを伴う場合があります。

3陣痛室での過ごし方

陣痛室にいる妊婦さん

検査によって、すぐに出産がはじまらないと診断された場合は、陣痛室で子宮口が全開大になるのを待ちます。

陣痛の開始から子宮口全開大までは、初産婦さんで10~12時間、経産婦さんで5~6時間ほどかかるため、長丁場となることを覚悟しましょう。陣痛室で待っている間、次のようなことをして過ごすとお産が進みますよ。

部屋の中を歩き回る

立ちあがった状態で歩き回ると、重力で赤ちゃんが下りてくるため、子宮口を開く効果があります。階段の上り下りや踏み台昇降も効果的だと言われています。

しかし、赤ちゃん誕生まではまだまだ時間がかかる状態なので、くれぐれも無理をせずに休みながら行うようにしましょうね。

アクティブチェアに座る

アクティブチェア(陣痛椅子)とは、陣痛逃しのために設計された椅子のことです。アクティブチェアに座ることによって、骨盤が垂直になるため、お腹の赤ちゃんが下りてくるのを助けてくれます。

アクティブチェアの他に、バランスボールや洋式トイレのような形をした「分娩椅子」を用意している産院もあります。

あぐらやスクワット

あぐらをかいて座ったり、ゆっくりとスクワットをしたりすることで、骨盤が開いて赤ちゃんが下りてきやすくなります。陣痛がつらくてスクワットは無理!という場合は、あぐらをかいで座るだけでも、分娩の進める効果があります。

また、スクワットを行う場合は、大きなお腹ではバランスを崩しやすいので、手すりにつかまるようにするか、家族に支えてもらいながらすると安全です。

体を温める

お産の時は、体が冷えると陣痛が起こりにくくなってしまうので、お産の妨げになります。入浴やシャワーができない場合でも、湯たんぽで腰を温めるほか、足湯用のフットバスで足元を温めることで、陣痛促進につながります。

さらに、不安と緊張でいっぱいの妊婦さんは、体を温めるとリラックスした気分になりますよ。

マッサージをしてもらう

腰やお尻の痛みがつらい場合は、付き添いの家族にマッサージしてもらうと痛みが楽になり、お産が進みやすくなります。テニスボールでお尻を押さえると、痛みが和らぐことは良く知られていますよね。

そのほかに、アクティブチェアに座った状態やベッドの上に四つん這いになった状態で、腰やお尻を押してもらったりさすってもらったりするのも効果的ですよ。その際は、呼吸の仕方にも注意が必要です。

陣痛の痛みを和らげる呼吸法

陣痛が来たら、「フーフー」と息を吐き出すことによって、陣痛の痛みを逃すことができます。唇をすぼめた状態で、できるだけ息を長く吐き出すことに集中すると、痛みが和らぎますよ。

分娩中の呼吸の仕方は、出産前にイメージトレーニングをしながら練習しておくと、本番でスムーズにできるようになります。

分娩室に移るのはいつ?

時計を持つ医師

陣痛が10分おきの時は、子宮口が0~3cmしか開いていなかったのが、陣痛が2~3分間隔になると、子宮口が全開大になります。子宮口が全開大になったら、赤ちゃんの頭が見える「排臨」という状態になるため、分娩室に移動します。

排臨が進んで、もう少しで赤ちゃんの頭が外にでてくる「発露」という状態になると、赤ちゃんとの対面は間もなくです。分娩台に上がったら、楽な姿勢をとって陣痛が来るのを待ちましょう。

最近は、移動の必要がないLDRを完備している病院も増えていて、つらい陣痛のピークの時にまざまざ移動する必要がありません。

LDRとは?

LDRとは、Labor(陣痛)、Delivery(分娩)、Recovery(回復室)の3つの単語の頭文字をとったものです。陣痛から分娩、出産後の回復までを一つの部屋で行うことができるため、妊婦さんは落ち着いて出産に専念できるというメリットがありますが、この設備を取り入れている産院はまだ多くはないのです。

分娩室に移動してから出産までの流れ

出産というと、分娩室に移ってからが本番というイメージですが、実は、ほとんどの場合は陣痛室にいる時間の方が長いのです。分娩室に移ってからは、初産婦さんで1~2時間、経産婦さんで30分~1時間ほどで出産に至ります。

ここからは、分娩室に移ってからの流れについて詳しくみていきましょう。

1分娩台に上がって処置を受ける

分娩室に移ったら、ママの外陰部や太ももの内側を消毒するほか、ママの足を袋で覆うなどして、赤ちゃんの感染予防の処置を行います。また、病院によっては、もしもの時のための点滴や酸素マスクを用意します。

2助産師さんの指示に従っていきむ

妊婦さんと看護婦さんのイラスト

分娩台に上がって準備が完了したら、いきみ逃しをしながら出産に適したタイミングがくるのを待ちます。助産師さんが分娩監視装置で確認し、いきむタイミングを教えてくれるので、指示が出たら思いっきりいきみましょう。

お腹が痛いとつい背中を丸めてしまいますが、前かがみになると赤ちゃんが外に出にくくなってしまうので、分娩台の上では、次のような正しい姿勢をとることを心がけましょう。

分娩台でいきむ際の姿勢

  • 背中や腰を分娩台に密着させる
  • あごをひき、目を閉じずにおへその辺りを見る
  • いきみやすいように分娩台のグリップをしっかり握る
  • 足を開いて、かかとに力を込める

3会陰切開を行う

何度かいきんで発露が起こると、病院によっては会陰切開を行います。会陰切開とは、赤ちゃんが出てくる際に会陰が裂けるのを防ぐために、あらかじめハサミで切ることです。

ほとんどの場合は麻酔なしで行われますが、分娩の痛みの方が強いので会陰切開の痛みはあまり感じません。

4いきむのをやめる

発露が起こったら一気にお産が進みます。産道の赤ちゃんを締め付けないために、いきむのを止めるように指示が出るので、いきみを緩めて「ハッハッハッ」という短促呼吸に切り替えます。

5赤ちゃん晩出と後産

発露の後のいきみで赤ちゃんの頭が完全に出たら、肩が片方ずつ出ると全身が出てきます。赤ちゃんが出てきてへその緒を切った後、20~30分ほどで胎盤や卵膜などが出てくる後産を正常に終えると、無事出産ということになります。

6分娩台の上で安静に過ごす

無事出産を終え、会陰切開部の縫合の処置などを行ったら、出産後の急なトラブルに備えるために、2時間ほど分娩台の上で安静に過ごします。特に、分娩後の異常出血に気をつけなければならないため、安静が必要なのです。

スポンサーリンク

おすすめコンテンツ

この記事を書いたライター
れんプー

れんプー

趣味は野球観戦!カープ女子がライバルのアラフォー腐女子です。