授乳中の歯医者さんでの治療に関する記事

授乳中の歯医者での歯科治療~気になる母乳への薬の影響は

授乳中の歯医者での歯科治療~気になる母乳への薬の影響は

授乳中に歯医者に行くのをためらっているママも読めば安心。授乳中の歯科治療の影響や虫歯・歯周病の予防について解説します。

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授乳中は歯医者に行ってもいいの?気になる母乳への影響と注意点

授乳中は、母乳の赤ちゃんへの影響を考えて、食べるものに気をつけたり薬を飲むのをためらったりと、制限していることがたくさんあるものです。では、歯医者に行くのはどうでしょう?

思いがけず虫歯が痛むとき、治療を受けなければと思っても、麻酔や痛み止めの薬の母乳への影響が心配ですよね。

そこで、今回は授乳中に歯医者に行く際の、初診の注意点や歯科治療が母乳へどのような影響を与えるのか、授乳中は避けた方がいい歯科治療についてなどについて解説していきます。

とはいえ、歯医者には行かないことに越したことはありません。授乳中はどのようすれば虫歯や歯周病を予防できるのか、その方法も合わせてご紹介します。

初診の際の注意点

歯科病院の医療器械

授乳中は、母乳を通じて赤ちゃんに何かあったらいけないと思い、病院に行くのもためらってしまうはず。でも、ママだって超人ではありません。病院や歯科医院に行かなければならないこともあるんです。

授乳中に歯医者に行かなければいかなくなったとき、初診ではどんなことに気をつけたらいいのでしょう?

母子手帳を持参しましょう

初診のときは、保険証とセットで必ず持参して、受付で提示しましょう。母子手帳には、赤ちゃんの成長や健康状態だけでなく、ママの妊娠中と産後の歯の状態を記入する場合があります。

特に、歯周病は全身に影響を及ぼす病気なので、チェック結果を記載しておくと、その後の治療やかかりつけの産科医との連携がスムーズにいくのです。

授乳中であることを伝えましょう

同じ歯の治療でも、完母(完全母乳)と完ミ(完全ミルク)のママとでは、治療内容が異なる場合があります。そのため、初診の際には、授乳中であることを伝える必要があります。

さらに、使用する薬によっては、母乳に影響を与える可能性があるため、最後の授乳した時間や授乳の間隔、子供の月齢も一緒に伝えておくと安心です。

知っておくべき歯科治療の母乳への影響

母乳が赤ちゃんに与える影響はとても大きく、治療や薬剤が母乳に悪影響を及ぼさないか心配しているママは少なくありません。妊娠中の歯科治療にはいつかの制限があったように、授乳中にもあるのでは?と思いますよね。

そこで、歯科治療の母乳への影響についてみていきましょう。

レントゲン

歯のレントゲンを見ている歯医者さん

レントゲン=放射線というイメージが強いことから、「授乳中にレントゲンなんてとんでもない!」と思っているママも多いのでは?

ところが、歯医者でのレントゲン撮影は、授乳中でも基本的に問題はありません。歯科でレントゲン撮影する際に、1枚の被爆量は、私たちが日常的に浴びている自然放射線の被爆量の3分の1なのです。

さらに最近、一般的になりつつある「デジタル・レントゲン」は、従来のレントゲンの被爆量よりも格段に少なくなっているのです。どうしても気になるという場合は、防護エプロンをして撮影してもらうといいですよ。

麻酔の使用

局所麻酔の場合、薬剤の量が少なく全身に回ることはありません。また、麻酔が効いている時間も短いので、母乳にもまったく影響を与えないため、授乳中に麻酔をしても問題ありません。

それでもやっぱり心配なら、麻酔を使う治療の直前に授乳を済ましてからおくと、次の授乳までに十分に時間をおくことができます。

鎮痛剤・抗生剤などの薬の服用

母乳の搾乳器のイラスト

あらかじめ授乳中であることを伝えていれば、授乳中でも安心して服用できる薬を処方してもらえます。鎮痛剤はカロナール(アセトアミノフェン)、抗生剤はフェム系が一般的です。

それ以外のほとんどの薬剤は、母乳を通じて赤ちゃんに移行して、薬を飲んでから5時間ほどで母乳への影響がなくなりますが、赤ちゃんが生後3ヶ月をすぎていれば、代謝が発達しているため基本的に問題ありません。

ただし、生後0~2ヶ月の赤ちゃんは代謝が未熟なうえ、頻回授乳が必要なため、薬を飲む直前に授乳しておくか、搾乳した母乳を与えたり、ミルクに切り替えたりすると安心ですね。

授乳中に注意が必要な歯の治療

授乳中の処方されるカロナールは母乳への影響がありませんが、残念ながら強い鎮痛作用があるとはいえません。

そのため、虫歯のような簡単な歯科治療には問題ありませんが、親知らずの抜歯のような、治療後に激しい痛みや腫れが予想される治療は、強い痛み止めの服用が必要となります。

親知らずの抜歯が必要な場合は、鎮痛剤を服用する際にミルクに切り替えるか、授乳中の治療を応急処置程度にとどめておき、授乳が終わってから改めて治療を受けるようにした方がいいでしょう。

虫歯の母子感染に要注意!

ミルクを飲んでいる赤ちゃん

産まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、虫歯の原因菌はいないってご存知ですか?実は、ママのお口の中に虫歯の原因菌が多いと、子供が虫歯になる確率が高いという調査結果が出ているのです。

これによって、ママから赤ちゃんに虫歯がうつってしまうという、虫歯の母子感染が裏付けられているといえます。

キスなどのスキンシップや口移しで食べ物を与える際、唾液を介して虫歯の母子感染は起こります。とはいえ、子供の虫歯を防ぐために一番大切なことは、キスや口移しをやめるのではなく、ママのお口の中を清潔に保つこと。

特に、出産後すぐは夜中の授乳で食生活も乱れがちになってしまうので、しっかり歯磨きをして虫歯にならないように気をつけましょう。

授乳中のママにおすすめの予防歯科

予防歯科は、悪くなってから治療するのではなく、虫歯にならないための予防を目的としています。歯科医院でおこなうプロのケアと、歯科医の指導のもと家庭でおこなうセルフケアの2つに分けられます。

ママが虫歯になってしまわないよう、日頃から2つの予防歯科の実践をおすすめします。

おすすめのプロケア

TBI
歯の磨き方を説明している歯科衛生士のイラスト

いくら歯医者に通った方がいいとはいえ、毎日歯科医院に通うわけにもいかないので、虫歯にならないためには、家庭でしっかりと歯磨きすることが大切なのです。

しかし、自分の歯の質や歯並びに合った正しい歯磨き方法を知っている人は少ないのが現状です。そこで、授乳中のママにはTBI(Tooth Blushing Instruction)と呼ばれる、プロによる歯磨き指導をおすすめします。

正しい歯の磨き方を身につけて、毎日実践することは、虫歯や歯周病を予防する上で最も大切なことです。TBIは定期的に受けることが効果的なので、赤ちゃんと一緒に通院して、親子で健康な歯を保てるようにしていきたいですね。

PMTC

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、専門のスタッフが専用の器械を使って歯の清掃を行うこと。日頃の歯磨きでは落とせない歯垢や歯石を落ちるため、定期的に受けると虫歯や歯周病の予防や改善に効果があります。

また、茶渋やタバコのヤニなどの歯の着色汚れ(ステイン)が落ちるので、白くきれいな歯になります。

仕上げにはフッ素を塗布することで歯質が強化され、より虫歯や歯周病になりにくい歯に。痛みもなく短時間で終わるので、授乳中のママにも負担なく受けることができます。

おすすめのセルフケア

寝る前のしっかり歯磨き
寝る前に歯磨きをしている女性

食事のたびに歯磨きすることは大切ですが、効果的なのが1日1回のしっかり歯磨きです。特に、睡眠中には唾液の量が少なくなるため、寝る前にもしっかりと歯磨きする必要があるのです。

唾液の量が少ないと、食事によって酸性になった口の中が中性に戻りにくく、酸性のままでは虫歯になりやすい環境になってしまいます。

歯ブラシだけでは、お口の汚れの6割程度しか落とせないことから、デンタルフロスや円すい形のタフトブラシなどを使って、歯と歯の隙間の汚れもしっかり落としましょう。

こまめに水分補給する

授乳中はどうしても水分が不足しがちになってしまい、唾液が減って口の中が乾燥しやすくなります。口の中が乾燥すると、唾液による自浄作用が減るため、口の中が酸性の状態で虫歯や歯周病になりやすい環境になってしまうのです。

水や麦茶などでこまめに水分補給を心がけて、授乳中の水分不足を補いましょう。

授乳の合間にガムをかむ
ガムのイラスト

ガムを噛むと唾液の分泌が促されて、授乳によって唾液が少なくなったお口の渇きを防ぐことができます。

虫歯予防といえば、やはりキシリトール配合の製品がおすすめ。キシリトールは通常の糖と違って、酸を全く作らないため、虫歯になりにくいのです。

定期的に歯科検診を受ける

赤ちゃんの離乳食がはじまり、徐々に大人と同じ物が食べられるようになると、つい口移しで食べさせたり、自分の食べかけを与えてしまったりすることもあります。

ママから赤ちゃんへの虫歯の感染を防ぐためには、常にママのお口の中を清潔に保つ必要があるため、定期的に歯科検診を受けるようにしましょう。

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この記事を書いたライター
れんプー

れんプー

趣味は野球観戦!カープ女子がライバルのアラフォー腐女子です。