キックゲームの効果とやり方に関する記事

【キックゲームのやり方】効果/始める時期/ママの体験談

【キックゲームのやり方】効果/始める時期/ママの体験談

楽しみながらお腹の赤ちゃんとの絆を深められるキックゲーム。胎教の考え方やキックゲームの進め方などについて解説します。

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キックゲームって何?効果/やり方/ママの体験談まとめ

赤ちゃんの映像を指差す医師

病院のエコーを通してしか存在を感じ取れなかった小さな命が胎動を始めると、赤ちゃんの存在をより身近に感じることができます。
赤ちゃんと会える日までを指折り数える日々もあとわずかです。そろそろ赤ちゃんとのコミュニケーションを始めてみませんか?

お腹の中の赤ちゃんと、どうやってコミュニケーションをとるのか不思議に思うママもいるかもしれませんが、「キックゲーム」なら誰でも楽しく取り組めます。
今回は、残された妊娠生活をよりよいものにする、胎児と楽しむキックゲームの効果や方法などについて、先輩ママの体験談も聞きながらご紹介していきます。

そもそも胎教って何?目的は?

「胎教」とは、お腹に赤ちゃんを宿したママの精神安定を通じて、胎児によい影響を与えるためのものであり、本来は赤ちゃんではなくてママを対象とした働きかけです。
「何が何でも胎教を!」と考えてしまうと負担になってしまうので、胎教を通してママがゆったりと過ごすことを第一に考えて取り組むことが大切といえるでしょう。

胎教の効果とメリット

赤ちゃんへの行き過ぎた早期教育や胎教ビジネスが社会問題になる事も多い近年ですが、実は胎教により子供の知能がアップするという科学的な証明はされていません。
そのため、効果のほどは賛否両論ですが、実際に胎教を試したママからは「育てやすい子」に成長したという声も多く聞かれます。

胎教には「在胎中からの胎児への英才教育」から「妊娠中に親子で受ける情緒教育」まで、とても幅広い目的があります。
頭ごなしに胎教の効果を否定するのではなく、ママがゆったりと胎教を受け止めて、親子で楽しくコミュニケーションをとることにより、赤ちゃんへの良い影響を期待していきましょう。

胎教経験のママが実感する良い影響は?

・情緒が落ち着いた子供になる
・好奇心が旺盛で積極的な子どもになる
・夜泣きが少なくなる
・音感や運動神経が良い子になる など

キックゲームはどんな胎教なの?

妊婦の妻にタブレットを見せる夫

もし、赤ちゃんのために胎教をと考えているのであれば、キックゲームを試してみましょう。
キックゲームとは、赤ちゃんの胎動を通じて、ママやパパが声と振動でお腹の中の赤ちゃんと楽しくコミュニケーションをとり、赤ちゃんの可能性を伸ばしていく方法です。

胎教とはいっても、キックゲームの目的はあくまでお赤ちゃんとのコミュニケーションをとることなので、特別な知識は必要ありません。
特別な道具や難しいルールといったわずらわしさ、成功や失敗の決まりもないので、誰でも気軽に始めることができる、赤ちゃんへのファースト胎教としておすすめですよ。

キックゲームに期待できる良い影響

胎教の効果というと「赤ちゃんの頭が良くなる」と考えてしまいがちですが、キックゲームは遊びを通して赤ちゃんへの愛情を養い、ママが妊娠生活をリラックスして楽しく過ごすことで赤ちゃんに良い影響を与えるのが目的です。
もちろん、ママだけでなくパパやお兄ちゃん、お姉ちゃんも参加できますので、家族みんなで愛情を育むことができますね。

キックゲームの良いところは、読み聞かせや音楽を聞かせる胎教と違い、一方通行ではないということ。
お腹の中の赤ちゃんは話しかけても返事をしてくれることはないので、「効果があるのかな?」と疑ってしまいがちですが、キックゲームは上手くいけば赤ちゃんがママのプッシュに答えてキックで答えてくれるので、より赤ちゃんを身近に感じられるというメリットがあるのです。

キックゲームに期待できる効果

・お腹の赤ちゃんと双方向のコミュニケーションをとることができる
・ママだけでなく、パパや兄弟の絆を養うことができる
・赤ちゃんの聴覚を刺激し、手足の運動機能を伸ばすことができる
・赤ちゃんが家族の声を記憶し、生まれてからの育児がスムーズになる など

キックゲームを始める時期は?

動いてると話す妊婦

胎教を始める時期については、赤ちゃんの胎動が始まる5~7ヶ月頃に始めるママが多いようです。
その頃になると、赤ちゃんの心身の機能は十分に発達します。自分で手足を動かすだけの筋肉や、聴覚も発達してお腹の外の音にも反応を示すようになります。

妊娠中期はつわりが終わり、行動が制限されるほどお腹が大きくなっていないので、ママにとっても一番リラックスしやすい時期です。
キックゲームなどの胎教を始める時期にはこれといった決まりはありませんので、ママが興味を持った時にトライしてみるとよいでしょう。

キックゲームに取り組むときの注意点

妊娠中はホルモンバランスの乱れもあって、ママは情緒不安定になりがちですが、胎教を行うにあたって一番大事なのは、ママがリラックスして楽しく取り組むことです。

胎教への過剰な期待や、効果を出さなくてはいけないという思い込みは強いストレスとなりますので、胎教は「失敗してもともと、成功すればラッキー!」くらいの軽い気持ちで取り組むようにしてくださいね。

家族一緒に取り組もう!キックゲームの進め方

すぐに反応を返してくれる赤ちゃんもいれば、のんびり屋さんの赤ちゃんもいて、赤ちゃんの個性は様々ですから、キックゲームも最初はうまくいかないのは当然です。
赤ちゃんがキックを返してくれることを期待しながら、気長に繰り返していきましょう。

キックされた部分をポンと叩いて刺激しましょう

ソファに座ってお腹を触る妊婦

キックゲームは赤ちゃんがお腹の中で起きて、胎動を始めてからスタートします。キックゲームをする場所は、楽な姿勢で座れるソファやベッドがおすすめです。

リラックスできるようゆったりとした服を着て静かに待ち、赤ちゃんの胎動が始まりお腹を元気に蹴ってきたら「ハイ、ここにキック!」などと声をかけて、蹴られた場所をポンと叩いて刺激しましょう。

あんまり強いとお腹の張りや痛みが残ってしまいますので、赤ちゃんに伝わる強さで、あくまでソフトにポンと叩くようにしてくださいね。
何度か繰り返してみて、ママが叩いた場所を赤ちゃんがキックし返してくれるようになったら、次のゲームにステップアップしましょう。

指定した部分に赤ちゃんのキックを誘導しましょう

ママのポンと叩いた刺激に反応が返ってくるようになったら、次は同じように声をかけながら、赤ちゃんが蹴っている部分とは違う場所を叩いて刺激してみましょう。

「ポンの次はキック!」という動作を赤ちゃんが学習して身につけていれば、赤ちゃんが姿勢を変えてママの叩いた部分のお腹をキックしてくれるようになります。成功したら叩く場所を変えて、赤ちゃんを新たに誘いましょう。

繰り返しゲームを楽しんで、ママが叩いた部分をキックで返せるようになったら、次のゲームにステップアップして、難易度をあげていきましょう。

連続キックに挑戦しましょう

赤ちゃんの反応が良くなってきたら、連続キックに挑戦していきます。
「キック、キック!」「ハイ、ココにふたつキックよ!」など、数をわかりやすく言葉にしてお腹を2回叩いてみて、赤ちゃんか2回キックを返してくれれば成功です。

慣れたら数や叩く場所を変えていき、遊びのバリエーションを増やしてみてくださいね。
反応の速さも赤ちゃんによって違い、ママのポンにすぐ答えてくれる赤ちゃんもいれば、キックが返ってくるまで10分以上かかる赤ちゃんもいますので、気長に赤ちゃんの反応を待つようにしましょう。

キックゲームをやってみたママの体験談

妊娠中は赤ちゃんの誕生が待ち望ましいものですが、お腹の中にいるうちから赤ちゃんと意志を通い合わせることができるのはステキなことですよね。
では、実際にキックゲームを試してみた先輩ママの感想をチェックしてみましょう。

KOKO
26歳

A赤ちゃんの反応が楽しみで頑張りました

産院の助産婦さんに教わって、胎教にキックゲームを取り入れました。
私は妊娠6ヶ月頃から始めましたが、キックを返してくれるようになるまで2ヶ月近くかかりましたよ。
うちの子は結構胎動が激しくて、朝方私のお腹をドンドンと蹴って起こすので、そのままお布団の中でキックゲームをして楽しみました。
不思議なことにパパの声にはあんまり反応しないのに、私の声には反応してくれて、ポンと叩いたところにキックを返してくれることが何度かあって、愛情が深まりました。パパは拗ねていましたけど(笑)
キックゲームでお腹にいる頃からできるだけ話しかけていたからか、赤ちゃんは生まれてからすぐに私やパパの声のする方向をじっと見ている時があって、お腹の中で私たちの声を覚えてくれたのかなと嬉しくなりました。

ハイヂ
35歳

A偶然でも楽しければいいんです!

初産で妊娠9ヶ月のママです。
半信半疑ではありましたが、噂のキックゲームを試してみました。
始めのうちは全然反応がなくて、赤ちゃんに1人で話しかけているのをむなしく感じた時もありましたが、妊娠7ヶ月過ぎから始めて1ヶ月ほどした時にお腹をポン!とやったら、5分以上時間がかかったものの、「ドン!」と赤ちゃんがキックを返してくれました。
もう、メチャメチャ嬉しかったですが、反応らしい物があったのは結局それ一回だけで、後は良く聞くような赤ちゃんとの遊びみたいにはなりませんでしたね。
でも、成功した時の嬉しさを知ってしまったので、期待しながら「今日はどんな調子?」と話しかけて、穏やかに妊娠生活が送ることができたと思います。

おさむママ
31歳

Aうまくいかなかったけど…

キックゲーム試してみました。でも全然うまくいきませんでした。トホホ…。
仕事もしていたのであんまり時間が取れず、毎日定期的にやらなかったのがいけなかったかもしれませんね。「キックゲームできたよ!」っていうママ友は、やっぱり毎日熱心にトライしている人が多かったです。
私の場合、赤ちゃんがキックを返してくれるまでにはいきませんでしたが、お腹を蹴っている赤ちゃんの足や手にお腹を通して触って、赤ちゃんの身体を実感するだけでもうれしくて、キックゲームを試したおかげで楽しく妊娠期間を過ごせたと満足しています。

キックゲームなどの胎教を通して穏やかなマタニティライフを

妊娠期間はどうしても体調や気持ちが不安定になり、行動が制限されることでストレスがたまりやすくなりがちですが、キックゲームなどの胎教には、生まれてくる赤ちゃんの将来に目を向けさせて、ママを元気にさせてくれる効果が期待できます。

望む通りにキックを返してくれないのも、赤ちゃんなりの個性があるからです。キックゲームがうまくいく人もいれば、そうでない人もいますが、うまくいかなくても焦る必要はありません。
ママが赤ちゃんに愛情をこめて行う胎教に無駄はなく、赤ちゃんはお腹の中でしっかりママの声を聞いていますので、赤ちゃんの性格を想像しながら、楽しくキックゲームに取り組んでいきましょう。

この記事を書いたライター
羽根田るみこ

羽根田るみこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!