子宮口が3センチ開くとは?に関する記事

子宮口が3センチ開くとどうなる?子宮口が柔らかくなる理由

子宮口が3センチ開くとどうなる?子宮口が柔らかくなる理由

子宮口が3センチ開くというのは、どういうことなのでしょう?それには、なぜ子宮口が柔らかくなるのか、また、どのように子宮口が開くのか、そのメカニズムを知ることが重要です。さらに、分娩の進行を知るためのビショップスコアによる診断方法をご紹介。

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子宮口が3センチ開くとどうなる?子宮口の開きと出産の関係とは

出産予定日が近づくと、待ち遠しく楽しみな気持ちと同じくらい、不安な気持ちを抱える妊婦さんも少なくありません。特に、妊婦健診の際に「子宮口が開いている」と言われると、出産が近いことを実感するのではないでしょうか。

特に、子宮口が3センチ開きはじめると、ママの体が出産の準備に入っている合図。この時、ママとお腹の赤ちゃんには、どんな変化が起こっているのでしょう?

今回は子宮口が開くメカニズムと、お産の進行に合わせて子宮口が開いていく段階について詳しくみていきましょう。子宮口と出産の関係性を知ることで、少しでもお産への不安を解消していきましょうね。

子宮口はいつ開くの?

妊婦さんのイラスト

出産では、子宮の収縮と子宮頚管の熟化という両方の条件が揃うことで、初めて赤ちゃんが外に出てくる準備が整います。

子宮と膣をつなぐ子宮頚管には、子宮側にある内子宮口と、膣側にある外子宮口の2つの子宮口があり、出産時には赤ちゃんが下りてくるのに合わせて、それらの子宮口が開いていくのです。

子宮口が開くためには、子宮頚管の熟化によって子宮頚管が柔らかくならなければなりません。

通常、妊娠38~40週に子宮頚管の熟化が起こると、それに伴い、段階的に子宮口が開くことで、赤ちゃんが出てくるための準備を整えていくのです。

子宮口が3センチ開くってどんな状態?

分娩をしている妊婦さんのイラスト

子宮口が3センチ開くと、いよいよお産が始まります。子宮口が3センチ開くということは、子宮頚管の熟化が進み、子宮口が柔らかくなっている状態。

赤ちゃんの下降が始まり、後頭部を先頭にした状態で頭がママの骨盤にはまり、外に出てくる準備に入るのです。この段階に入ると、そろそろ10分前後の間隔の陣痛が始まります。

子宮口が開きはじめてから3センチ開くまでに、数日間かかる人もいれば、その日のうちに開く人もいます。そのため、これから始まるお産に向けて、慌てずリラックスして過ごしましょう。

子宮口が開くメカニズム

お産が進行するためには、子宮口の開くことが不可欠なため、出産が近づいても子宮口が開かないと、赤ちゃんは外に出てくることができません。

出産に必要な子宮頚管の熟化と子宮の収縮の2つの条件は、子宮口とどのような関わりがあるのでしょう?ここからは、お産に向けて子宮口が開いていくメカニズムについて、段階を追ってみていきましょう。

1子宮頚管の熟化

妊娠後期の妊婦さんのイラスト

妊娠後期に入ると、エストロゲンやプロスタグランジンというホルモンの分泌量が増えます。これらのホルモンにより子宮頚管組織のコラーゲンが分解されるため、子宮頚管や子宮口が柔らかくなる頚管熟化が始まるのです。

子宮頚管や子宮口が柔らかくなると、重みで赤ちゃんが下がりやすいため、徐々に子宮口が開いていきます。

2子宮の収縮

プロスタグランジンには頚管熟化のほかに、赤ちゃんを外に押し出すために子宮を収縮する働きがあります。子宮が収縮すると子宮頚管が上の方に引っ張られるため、子宮頚管が短くなって子宮口が開くのです。

この際、起こる子宮の収縮によって起こる痛みを前駆陣痛といいます。

3胎胞の形成

子宮が収縮すると、赤ちゃんを包んでいる卵膜が子宮壁から剥がれます。赤ちゃんや羊水の重みで、剥がれた卵膜が子宮口にむかって水風船のように膨む「胎胞」ができることで、さらに子宮頚管が短くなって子宮口が開くのです。

出産の前兆として知られているおしるしは、この卵膜が剥がれる際に起こります。

4胎児の下降

下りている胎児のイラスト

子宮が収縮を繰り返すことで、胎児が徐々に下りてきます。下りてきた胎児の頭によって内子宮口が押され、子宮頚管が広げられて短くなると、さらに外子宮口も広がりやすくなるため、子宮口が開いていくのです。

この頃になると、妊婦健診の際の内診によって、子宮口が開いていることが確認されます。

知っておくべき分娩の流れ

慣れないお産では、実際に分娩が始まった際にパニックになりやすいため、訳の分からないまま分娩が進み、気づいたら出産していたというママも多いのではないでしょうか?

出産の前に、分娩の流れを把握しておくと、突然、分娩が始まっても冷静に対応できることから、子宮口が開くのに伴って、どのように分娩が進行していくと安心です。

今更聞けないという人のために、4つに分けられる分娩の流れを改めておさらいしていきましょう。

1.前駆期

前駆期とは、本陣痛が始まるまでの準備時間です。おしるしのほかに、赤ちゃんが下がることで胃がスッキリしてくるなど、さまざまな分娩の兆候が現れます。

前駆時に入ってから3~4週間以内に分娩が始まるので、そろそろ心の準備をはじめましょう。

2.分娩第1期

分娩第1期とは、分娩の開始から子宮口の全開大までの時間です。陣痛の状態や内診によって分娩の開始が判断され、子宮口が全開大するまでに、平均的に、初産婦では約10時間、経産婦では4~5時間ほどかかります。

分娩第1期は「開口期」とも呼ばれ、さらに次の3つの時期に分けられます。

準備期
食事をしている妊婦さん

準備期は子宮口が0~3センチ開いた状態で、陣痛間隔は8~10分です。この時期は、分娩第1期の中でも一番時間が長いので、陣痛が軽く破水が起こらなければ、ママは食事をしたり歩いたりなど自由に過ごすことができます。

お腹の赤ちゃんはママの体に対して横向きになり、頭がママの骨盤に入っている状態です。赤ちゃんが骨盤を押しているので、ママには腰や背中を圧迫するような痛みあります。

足の付け根が痛んだり、つったりすることもあるのですが、これも赤ちゃんが下がってきている証です。

開口期

開口期は子宮口が4~7センチ開いた状態で、陣痛間隔は5~6分になります。この時期は、分娩監視装置で赤ちゃんの心拍や子宮の収縮を確かめながら、子宮口がさらに開くのを待ちます。

お腹の赤ちゃんは半回転することで、後頭部がママの正面を向いている状態になり、ますます下がってきています。それに伴い、背中や腰からお尻のあたりに痛みが下がってくるのです。

この状態が数時間続くこともあるので、できるだけ楽な姿勢をとるようにして、パパに痛む部分をマッサージしてもらいましょう。

極期
生まれたての赤ちゃん

極期になると子宮口が8~10センチ開いた状態で、陣痛間隔は1~3分になります。ママの痛みもピークで、いきみたいと感じるようになるので、分娩室に移動して、いきむタイミングを待ちます。

お腹の赤ちゃんは骨盤に肩を入れ、さらに下がってくるので、ママの会陰から赤ちゃんの頭が見えている状態のため、何度かいきむと無事赤ちゃんが出てきます。

3.分娩第2期

分娩第2期は、子宮口が全開大になってから赤ちゃんが産まれるまでの時間で、「娩出期」とも呼ばれます。平均的に、初産婦で2時間、経産婦で1時間ほどかかります。

陣痛がますます強くなって、ここが正念場ですが、赤ちゃんも頑張って出てこようとしていることを思い、踏ん張りましょう。

4.分娩第3期

分娩第3期は、赤ちゃんを出産してからの時間で、「後産期」とも呼ばれます。平均的に15分ほどかかり、この間に再び陣痛のような痛みが起こります。

この時期には、赤ちゃんが産まれた直後、胎盤などを排出するために子宮が収縮する「後産」が起こるため、出産後にお腹が激しく痛むのです。

子宮口が開かない子宮頚管熟化不全に要注意!

正産期に入る前に子宮頚管が柔らかくなるのも問題ですが、いざ予定日になっても子宮口が開かないのも困りますよね。出産が近くなっても子宮頚管の熟化が進まない場合、子宮頚管熟化不全が疑われます。

子宮頚管熟化不全かどうかは、子宮口の開きや子宮頚管の硬さなどによって分娩の進行を診断する「ビショップスコア」の結果をもとに診断されます。

ビショップスコアとは

ビショップスコアとは、子宮口の開き・子宮頚管の長さ・赤ちゃんの頭の位置・子宮頚管の硬さ・子宮口の位置という5つの要素について内診で検査し、状態ごとに点数化したものです。

これらの5項目の合計点から、分娩の進み具合が判断されます。

分娩の進み具合判断表

子宮頚管熟化不全の診断

分娩開始後のビショップスコアの値が4点以下の場合、子宮頚管熟化不全と診断されます。放っておくと分娩が進まずに母体や赤ちゃんにも負担がかかることから、分娩を誘発する処置をします。

直接卵膜を剥がす内診グリグリやバルーンなどで子宮口を広げるほか、子宮頚管の熟化を促すためにプロスタグランジン製剤を膣から直接投与するなどの処置が一般的です。

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この記事を書いたライター
れんプー

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趣味は野球観戦!カープ女子がライバルのアラフォー腐女子です。