妊娠中のお腹の張りや痛みに関する記事

妊娠中のお腹の張りの原因は?妊娠初期~後期の張りの特徴

妊娠中のお腹の張りの原因は?妊娠初期~後期の張りの特徴

妊娠中にお腹の張りを感じる妊婦さんは多いはず。生理的な張りなら大丈夫ですが、妊娠トラブルが原因なら早めの処置が必要です。お腹が張るしくみや、危険な張りを引き起こす妊娠トラブルについて知っておくことで、お腹の張りの不安を乗り切りましょう。

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妊娠中のお腹の張り~妊娠初期/中期/後期のお腹が張る原因

妊娠中にお腹の張りを感じると、「お腹の赤ちゃんに問題があるのでは?」と不安になりますよね。お腹の張りを感じたときに、適切に対処するには正しい知識を持つことが大事です。

ここでは、妊娠中のお腹の張りについて、妊娠初期、中期、後期に分けて詳しく解説。現在、お腹の張りが気になるという妊婦さんは、ぜひ参考にしてくださいね。

妊娠中にお腹が張る3つの原因

妊娠中にお腹が張る原因

お腹の張りがどうして起こるのか、不思議に思う人もいるのではないでしょうか。まずは、お腹が張る主な原因3つについて、詳しく確認していきましょう。

1子宮の収縮

お腹の張りを感じる原因のほとんどは、子宮の収縮によるものです。子宮は柔らかい子宮筋という筋肉でできており、出産の際はその筋肉を収縮させることで、赤ちゃんを外に押し出すしくみとなっています。

しかし、出産時以外でも、妊娠中に何らかの理由によって子宮が収縮すると、筋肉がギューっと硬くなることがあります。そのため、実際にお腹が張っているわけではないのに、お腹が張っているように感じるのです。

2子宮の増大

お腹の赤ちゃんの成長により、子宮が大きくなることで張りを感じることがあります。これは、お腹が大きくなりお腹の皮膚が引っ張られて、お腹全体が張っているように感じるためです。

妊娠に伴う生理的な症状なので心配いりません。

3子宮を支える靭帯の伸展

子宮はイラストで見ると逆三角形のような形をしていますが、実は、靭帯によって骨盤の中に吊り下げられている状態。妊娠が進み子宮が大きくなるにつれて、その靭帯が引っ張られると、お腹が張ったような感覚があります。

子宮を支える靭帯には次の5つがあります。

  • 広靭帯:子宮全体
  • 円靭帯:子宮体部の前方
  • 基靭帯:子宮の左右の側面
  • 膀胱子宮靱帯:子宮の前方
  • 仙骨子宮靭帯:子宮の後方

これらの靭帯が伸びることで、お腹に痛みを感じる人もいます。特に、円靭帯は大きくなった子宮に引っ張られることから、円靭帯痛を起こしやすいと言われています。

妊娠時期ごとのお腹が張りの特徴

お腹の張りには、妊娠時期によって特徴があります。妊娠初期・中期・後期ごとの特徴は次のとおりです。

妊娠初期のお腹の張り

妊娠初期にお腹が張るところ

妊娠初期は子宮の収縮も少ないことから、張りを感じることが少ない時期です。お腹の赤ちゃんが成長し、徐々に子宮が大きくなることで、だんだんとお腹の張りを感じるようになります。

妊娠中のお腹の張りには、子宮の状態以外に、腸の動きが関係している場合があります。

特に、妊娠初期はホルモンバランスの変化によって便秘になりがちな状態。お腹にガスが溜まってしまうため、お腹の張りを感じることがあるのです。

妊娠中期のお腹の張り

家事をする妊婦さん

妊娠中期に入ると、赤ちゃんが大きくなってくるため、お腹のふくらみが目立ちはじめます。特に、胎動が始まる時期のため、激しい胎動によってお腹が張っているように感じる場合があります。

また、動きすぎたことでお腹の張りを感じることも。妊娠中期はつわりがなくなって体調が良くなるため、つい動きすぎてしまうことがあります。運動や家事などの際にお腹の張りを感じたら、安静にしましょう。

妊娠後期のお腹の張り

出産のための準備を行う妊婦さん

お腹が大きくなり、体が出産準備を始めることから、妊娠後期は最もお腹が張りやすい時期です。臨月に入りお腹が下がってくると、不定期な子宮の収縮による前駆陣痛が起こるため、お腹の張りを感じる回数が増えてきます。

前駆陣痛は出産に向けて、体が準備体操を行っている状態です。前駆陣痛を起こすプロスタグランジンという物質には、子宮頚管を柔らかくする子宮頚管熟化の働きがあるため、徐々に子宮口が開き始めて、出産を迎えるのです。

前駆陣痛は徐々に収まるのに対して、本陣痛がはじまるとどんどん激しくなっていきます。痛みが定期的になったと感じたら、陣痛の間隔を計って出産に備えましょう。

お腹の張りを引き起こす妊娠中のトラブル

生理的なお腹の張りなら安静にしていれば自然と治まります。しかし、妊娠中のトラブルによるお腹の張りは、放置していると大変なことに…。次のようなトラブルは、危険なお腹の張りを引き起こすため注意しましょう。

切迫早産

新生児の手

切迫早産とは、早産の手前の切迫した状態のことをいいます。正産期に入る妊娠37週より前に子宮が収縮したり、子宮口が開いてしまったりした場合、早産のリスクが高くなります。

切迫早産と診断されても、正産期まで妊娠を維持することができれば、お腹の赤ちゃんには影響はありません。無理をせず安静にする必要があるため、入院しなければならない場合があります。

前置胎盤

胎盤が子宮口の近くにできる前置胎盤では、お腹の張りが起こりやすくなります。胎児の成長によって子宮が大きくなると、胎盤がずれて出血した場合にお腹の張りを感じることがあります。

絨毛膜羊膜炎

絨毛膜羊膜炎とは、子宮内で赤ちゃんをつつむ3層の膜のうち、絨毛膜と羊膜で炎症が起こることをいいます。細菌感染が主な原因で、炎症の影響によって子宮の収縮がおこるとお腹の張りを感じます。

常位胎盤早期剥離

生まれたての赤ちゃんとお母さん

常位胎盤早期剥離とは、妊娠中に胎盤が子宮内膜から剥がれてしまう状態のことです。常位胎盤早期剥離が起こると、お産の時とは違う子宮の収縮が起こるため、お腹が張りやすくなります。

胎盤剥離が軽度で機能を維持している場合、入院して経過観察を行いますが、重度の場合は、赤ちゃんに送られる酸素や影響がストップしてしまうため、母体と胎児の安全を考えて、緊急帝王切開を行うこともあります。

こんなお腹の張りには要注意!

お腹の張りとともに、ほかの気になる症状が出た場合は注意が必要です。次のような症状が見られる場合は、早めにかかりつけ医に相談しましょう。

激しい下腹部痛を伴う

下腹部痛を感じる女性

妊娠後期におこる前駆陣痛では、子宮の収縮によって生理痛のような痛みを感じることがありますが、普段とは異なる痛みや、がまんできないような激しい痛みを感じた場合は、何かトラブルが起こった可能性が高いといえます。

不正出血がある

お産の兆候の一つに、少量の出血が起こる「おしるし」がありますが、大量に出血した場合や大きな血の塊がみられる場合は、子宮内で異常が起きている恐れがあります。

おりものの色やにおいが変化した

おりものは、子宮・子宮頚管・膣からの分泌物や古い細胞などの集まりで、色やにおいによって子宮の中の状態が分かります。特に、黄色っぽい場合や、腐敗臭のような不快なにおいがする場合は細菌感染の恐れがあります。

妊娠中のお腹の張りの対処法

お腹の張りを感じたときは、どのように対処したらよいのでしょうか。ここでは、お腹の張りの対処法について紹介します。

張り止めの薬の投与

薬のカプセルと錠剤

お腹の張りによって切迫早産の可能性が高い場合、ウテメリンやリトドンなどのお腹の張りを止める薬が投与されます。

ただし、張り止めの薬には、動悸やほてり、めまいなどの副作用があり、まれに重い副作用が起こる可能性もあるため、薬を飲んだ後で異常を感じた場合は、かかりつけ医に相談しましょう。

安静にして過ごす

ソファで横になったままにエコー写真を見る妊婦さん

軽いお腹の張りを感じたら、安静にして張りが治まるのを待ちましょう。生理的なお腹の張りであれば、そのうち自然と治まってきます。もし、切迫早産と診断された場合は、妊娠を維持するために横になって過ごす必要があります。

医師から安静が必要と言われたら、買い物や家事、入浴などを行ってよいか確認して、指示通りに過ごしましょう。

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この記事を書いたライター
ひなちゃんママ

ひなちゃんママ

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪