妊婦は蟹を食べてもいい?に関する記事

妊婦が蟹を食べる時の3つの掟|食べていい蟹・ダメな蟹

妊婦が蟹を食べる時の3つの掟|食べていい蟹・ダメな蟹

妊婦さんは蟹を食べてもいいの?答えはYES。でも、刺身ではなく、ボイルや焼きガニにし、蟹味噌は残すこと!蟹に潜む食中毒の原因菌、蟹アレルギーの症状、水銀の保有量、安全で美味しい食べ方など、妊娠中の蟹とのおつきあいの仕方を確認しましょう。

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妊婦が蟹を食べる時の3つの掟|こんな食べ方はNG!こんな人は危険!

妊娠中の食生活は、何かと気を遣いますよね。この食材はどうかなとネットで調べて、あまり好ましくないと知ると、「あと数カ月の我慢だし」と自分を納得させている妊婦さんもいるでしょう。
でも、妊娠中だって、お祝いごとはありますし、奮発したディナーの日もあるでしょう。そんな日に、「私だけ食べられない…」となるのは、なかなか辛いモノ。数ヶ月の我慢と言っても、赤ちゃんが生まれてバタバタしたら、次にこんなご馳走にありつけるのはいつになるか分からない!そんなこともありますよね?

そんなご馳走のひとつとして挙げられる、みんな大好き「蟹」!大晦日やお正月の定番であり、冬の寒い季節が近づいてくると、あの赤くて美味しい高級食材が気になってくる方もいるでしょう。また、忘年会や新年会、お呼ばれでいただくことも十分に考えられます。

甲殻類アレルギーの妊婦さんでない限り、蟹は絶対に食べちゃダメということはないのですが、守るべき点がいくつかあります。毎日食べるような食材じゃないからこそ、妊娠中の注意点を知っておきましょう!

掟1.刺身や半生の蟹は食べるべからず

かにの刺身

妊娠中のナマモノがあまり好ましくないのはご存知の通り。やはり体の抵抗力が弱っているので、いつもは大丈夫でも、妊娠中は、食中毒の原因菌に負けてしまいやすいからです。

蟹の産地だと、蟹はお刺身にして食べることもあり、とっても贅沢です。でも、お刺身は妊娠中はやめておいた方がよさそう。蟹には、他のナマモノと同じように、リステリア菌やトキソプラズマなど、妊娠中気をつけるべき菌がいます。
蟹しゃぶなら火を通してるから大丈夫でしょ?と思われますが、お湯にくぐらす時間によっては、生の部分が残っているものです。生の蟹や半生の状態の蟹を食べるのは避けて、必ずしっかり火を通して食べましょう

蟹は身体を冷やす食べ物でもあります。妊娠中の冷えは大敵ですから、蟹を食べる時は、温かい調理法や温かい飲み物と一緒にいただくのが良いでしょう。

ナグビブリオ菌

コレラ菌の一種。特にエビやカニの中に潜んでいます。摂取後72時間以内に、胃の不快感から症状が始まり、激しい下痢を伴います。冷蔵や冷凍などの低温環境でも、菌が死滅することはありません。そのため、生の魚介類だけでなく、冷凍保存された魚介類にも注意が必要です。
カニは、美味しさを保つために、冷凍状態で流通することも多い食材ですが、一度冷凍されているからといっても油断はできません。東南アジアなど、輸入された魚介類にも多く付着しているようです。

リステリア菌

お腹を触る妊婦さん

こちらも普段聞きなれない菌の名前ですが、妊娠中には特に気をつけなければならない食中毒の原因菌の一つです。リステリア菌は、ナチュラルチーズや生ハムなど、加熱が十分にされていない食品に潜んでいます。とりわけ海外製の製品は、衛生基準が日本よりも甘く、リステリア菌が混じっている可能性が高くなります。

健康な人ならば、身体の免疫機能のおかげで、菌を摂取してしまっても食中毒になることはあまりありません。しかし、抵抗力の落ちている妊娠中は、リステリア菌食中毒への感染率は、通常時の約20倍とされており、そのリスクの高さから、厚生労働省からも妊婦へ向けての注意喚起がなされています。

リステリア菌は、実はチーズや生ハムだけではなく、生の蟹にも潜んでいることがあるのです。リステリア菌は、胎盤を通過するので、感染すると、胎児にも影響が出る恐れがあります。きちんと加熱をすると、リステリア菌は不活化できます。

トキソプラズマ

生の肉のイラスト

寄生虫の一種で、多くは、生肉や飼い猫からの感染が心配されますが、蟹にもトキソプラズマが付着していることがあります。普段、感染発症していても、重篤な状態になることはほとんどなく、多くの場合は軽い風邪程度で済むため、本人も気づかぬうちに罹患して免疫を得ていることの多い病気です。

しかし、妊娠中に、生涯で初めて感染すると、お腹の赤ちゃんが「先天性トキソプラズマ症」に感染する可能性があります。産婦人科によっては、妊娠初期検査の際に、抗体検査がなされます。

掟2.蟹味噌は、今は我慢すべし!

蟹味噌

ツウな蟹の食べ方、それは熱々の蟹ミソをすすることではないでしょうか?でも、蟹ミソには、ちょっと怪しい物質がいくつか含まれているんです。

蟹ミソには、発がん性のあるカドミウムが含まれています。厚生労働省の見解では、このカドミウムが胎児に移行することはほとんどないと言われていますが、「絶対にない」と言えないのが少し心配です。
ただ、カドミウムは、普段の食事、例えばお米などからも、少なからず体内に入ってしまう物質ではあります。しかし、蟹ミソに含まれるカドミウムはなかなか多量で、体重50kgの成人が大さじ3の蟹ミソを摂取しただけで、なんと1週間の許容量を超えてしまうくらいだというのです。

もちろん、そんな蟹ミソを習慣的に食べるわけではないでしょうから、大きな問題にはならないとは思います。しかし、一時的にでも体内のカドミウム量が増えた状態で、もし胎盤を通過してしまったりしたら…と考えると、できるだけ食べるのは控えたほうがよさそうです。

掟3.蟹を食べて体調不良になった経験のある人は食べるべからず!

蟹アレルギーの女性

温泉旅行や外食で蟹をたらふく食べて、そのあとお腹を壊したり、気分が悪くなった経験はありませんか?新鮮な蟹だった、自分以外の人はなんともなかった場合、もしかしたら、その症状は、蟹(甲殻類)アレルギーのせいだったのかもしれません。

蟹(甲殻類)アレルギーの症状としては、下痢や嘔吐、蟹を触った手の荒れなど、人によって様々です。食べて15分~2時間以内に出る人が多いですが、遅延性といって、半日以上経ってから蕁麻疹などの症状が出る人もいます。食べてすぐならば、蟹が原因とわかるところですが、半日以上経つと、さすがに自分でも特定できませんよね。

蟹(甲殻類)アレルギーは大人でも突然発症します。20代以上のアレルギー発症率NO.1の食材は、実はエビや蟹などの甲殻類なのです。年に何度も食べるものでもないので、肌の痒みなど、軽いアレルギー症状程度なら、発症のタイミングを見逃すこともあります。しかし、アレルギーは、次はどのような症状になるのか予測できないのが怖いところです。

前回、蟹を食べた時にあまり体調が優れなかった。また、血縁関係のある身内に、重い甲殻類アレルギーの人がいる。
そんな妊婦さんは、万が一を考えて、今は控えておくべきかもしれません。

水産物は水銀保有量が心配…。蟹の水銀保有量は?

栄養士のイラスト

魚介類は、妊娠中何かと食べるのに気を使う食材です。例えばマグロは、含まれる水銀が心配されます。どんな魚にも多少は水銀が含まれているものですので、少量の摂取にはそこまで問題はなく、その意味でマグロも絶対禁止!というわけではありません。ただ、マグロは、そこに含まれる水銀の量が他の魚介類に比べても多いために、注意が促されています。

同じように、カニの水銀保有量が気になることでしょう。しかし、カニの水銀保有量は低く、常時食べる食材ではないため、気にしなくても良いでしょう。

妊娠中に蟹などの甲殻類を食べるとアレルギーの赤ちゃんが生まれる?

妊娠中は、色々と過敏になってしまうもの。少し前には、「妊娠中にママが食べた物と、赤ちゃんのアレルギーには密接に関係がある」という話が広がり、アレルゲンとなる卵や小麦、牛乳などを除去する妊婦さんもいらっしゃいました。
しかし、妊娠中の食生活と、赤ちゃんのアレルギーとの関係性は、現段階では、科学的な根拠も乏しく、そのような生活は栄養バランスの点から、推奨できません。極端に、特定の食品ばかり食べるということでない限り、問題ないという考え方が主流です。

蟹には、プリン体や塩分などの心配もありますが、蟹を大量に食べる機会は、1年でそうはないでしょう。お正月や旅行などで楽しむ程度には、何の問題もありません。

妊婦さんにおすすめの蟹の種類は?焼きガニや鍋におすすめの蟹!

蟹のお刺身や蟹ミソを食べられなくとも、蟹は十分楽しめますよ!火を通した安全な食べ方で、美味しい蟹を堪能しちゃいましょう!おすすめの食べ方とそれにあった蟹の種類をご紹介しましょう。

すぐに食べたいならボイルガニを買おう

ボイルガニ

ボイル蟹は、お手軽に蟹を楽しめる一番の方法です。通販やお取り寄せなら、冷凍されたボイル済みの蟹が入手できるので、食べたい時に解凍して手軽に食べることができます。また、冬になるとスーパーでも手ごろな価格帯のボイル蟹が並びます。ものすごく高級な蟹ではないかもしれませんが、そのまま食べたり、蟹クリームパスタなどにアレンジしたりと、あれこれ料理がたのしめます蟹の面倒な処理をする必要がないのがいいですね!

焼きガニに~おすすめはタラバガニ、花咲ガニ!

焼きガニには、カニ科のカニよりも、ヤドカリ科のカニの方が向いているようです。焼きガニは、カニの旨みがどこにも漏れずに調理でき、カニを焼いた香ばしい香りも楽しめる、カニの王道の食し方ですよね。

身が大きく食べやすいタラバガニや花咲ガニなどがおすすめです!

カニ鍋、蟹しゃぶなら、ズワイガニ!

カニ鍋の準備

カニらしい風味と旨味を味わいたいのなら、ズワイガニのカニしゃぶがおすすめです。冬場は寒いので、カニ鍋・カニしゃぶが本当においしいですよね!あったかいお鍋なら、身体を冷やしてしまうカニでも安心して食べられます。
ただし、妊婦さんは、いつもよりも余分に湯にカニを浸けて、十分に火が通ったことを確認してから食べましょう。

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この記事を書いたライター
木下みずき

木下みずき

ウォーキング始めました!運動と食事で5kg減を目指すダイエッターです!