産褥熱がでたら早期治療を!に関する記事

産褥熱の原因とは入院は?家庭での看護と抗生剤での治療法

産褥熱の原因とは入院は?家庭での看護と抗生剤での治療法

産褥熱の原因、子宮付属器炎、子宮内膜炎など疑われる高熱以外の症状、出産後には分娩の際に出来た傷口に気をつけるなどの予防法や、原因菌を特定させて抗生剤と投与するなどの治療法や、入院の必要性についても紹介します。

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産褥熱の原因とは?入院の必要性やその症状と抗生剤を使った治療法などについて

初めての妊娠・出産を経験するママには知っていてほしい産褥熱について解説します。産後になぜ熱が出るのか、どんな治療方法があるのか、赤ちゃんとの生活はどうなるのかなどの疑問点について、お答えします。

産褥期はママにとっては、体を休めなければいけない大切な時期ですが、子育てが忙しくなる時期であるかもしれません。産褥熱の原因は人それぞれですが、産褥熱の原因や対処方法、産前産後に気を付けておくべきことなどを紹介します。生まれてきた赤ちゃんにとって、元気なママが何よりです。産後の体は大切に労わってあげましょう。

産褥熱の医学的定義とは?

公益社団法人 日本産科婦人科学会が公表している資料「産科感染症の管理と治療」によると、産褥熱とは分娩が終わってから1日がたった、その日から10日以内の間に、38℃以上の高熱が2日以上も続いてしまうことと、定義されております。

原因菌は以前であれば、ブドウ球菌などの強い毒素をもった菌が主流でしたが、抗生剤などの医療技術の発展とともに流れが変わってきて、比較的弱い毒素の腸内細菌やクラジミアが主な原因菌となりつつあるとの事です。一方で、抗菌剤に対する、耐性をもってしまった菌が出現してしまった事が医療の現場では、問題となっているそうです。

出産してから、それほど経過していない時期に高熱の症状があらわれてしまうことの背後には、産褥子宮内膜炎や
産褥骨盤腹膜炎なども関わっていることも考えられるそうです。

引用元:公益社団法人 日本産科婦人科学会

出産後、自分の体がどうなるかは予想ができませんよね。出産前に、産後の生活をどうするか、夫婦で話し合って旦那様にも理解してもらい、もしもの時の準備も必要です。産褥熱が出てしまったら、まずはお医者様に相談しましょう。

産褥熱が出てしまう原因

出産の際に出来た傷口からの細菌感染

体温計で熱を測っているお母さん

赤ちゃんを出産する際にできてしまった傷口から、細菌が侵入を仕掛けることで、発熱をしてしまうことがあります。菌の出所を特定することは、難しくて、分娩に協力してくださった助産師さんや看護師さんとの接触や医療器具からの感染、分娩室に生息していた菌、自分自身の体にすみついていた菌が感染してしまうことも考えられます。帝王切開をされた女性の場合には、医療器具に付着していた細菌が主な感染源となってしまいます。

分娩する際に体が疲れてしまって免疫力が落ちている

新生児を抱っこするママ

免疫力が高ければ、体に原因菌が侵入を仕掛けてきても、感染にはいたらずに撃退することができますが、出産の時に体力を使ってしまい、心身ともに疲れている状態であると、体の免疫機能が衰えているためクラジミアなどの菌に感染しやすくなると、産褥熱をだす可能性が高まります。

子宮の残留物が腐敗・悪露がとどこまっているため

出産後、悪露が順調に体の外に出ず、子宮の中に胎盤を形成してモノが残ってしまうことがあります。なかなか体の外に出ないでいると、それらのモノが腐敗してしまって、体の内部に菌が発生・増殖してしまうと、ママの体は影響を受けてしまって、産褥熱になってしまうこともあります。

産褥熱~高熱以外にも表れてしまうかもしれない症状は?

産褥熱が出てしまったことの原因には、他の病気を併発している可能性も考えられるため、高熱が出ている他にも、こんな症状があったら病気を疑ってみましょう。

悪露の匂いが臭い

医師と相談をしているお母さんのイラスト

悪露の臭いが気になったら、要注意です。悪露の匂いが強まっている背後には、子宮内の残留物がスムーズに排出されず、子宮が元の状態に戻ろうとしない子宮復古不全の可能性もあります。悪露の匂いが、気になりだしたら、産後検診の際などに医師に相談しましょう。

おっぱいにしこりがある

おっぱいのしこりを気にして胸を触っているママ

産後の発熱の原因はおっぱいと関係することもあります。特に、初めて出産を経験するママは慣れない母乳育児で、うまく母乳を出せていなかったりすると、おっぱいが痛くて硬くなったり、パンパンにはったり、乳首が詰まってしまったりして、乳腺炎になってしまうママさんは少なくありません。

おっぱいの変化はママ自身がすぐに気が付くことですので、お医者様に相談して、助産師さんにマッサージをしてもらうと解決する事もありますよ。おっぱいの気になる症状を放置してしまうと、後から辛くなりますのですぐに対応しましょう。発熱以外にも痛みが強く歩けなくなることもあります。

子宮に違和感があって痛みも伴う

出産後すぐに子宮は収縮を始めて、妊娠前の状態に戻ろうとします。ほとんどのママさんは、2~3ヶ月くらいで元の子宮の状態に戻ります。その際に子宮に痛みを感じられる女性もおりますが、一時的な症状で終わるパターンが多いです。出産後、体力が低下し赤ちゃんのお世話で自分のことをあまり気にかけられなくなってしまうと、子宮内で細菌感染をしてしまい、子宮内膜炎になってしまうこともあります。子宮内膜炎の症状には、下腹部などに強い痛みや、オリモノの状態に変化が見られます。子宮の痛みは、自分で判断せず、お医者様に診ていただくと安心です。

子宮の周辺に違和感や痛みがある

お腹が痛い女性のイラスト

子宮付属器系の一つである卵管は、女性の体の器官の中でも細菌に感染しやすい場所であります。出産直後は、免疫力が低下しやすい時期でもあって、卵管や卵巣などが細菌の影響を受けて、発症してしまう子宮付属器炎のリスクが高まる時期でもあります。発熱以外も、子宮周辺に違和感があったら、子宮付属器炎を疑いましょう。

膣周りが痛い…

出産時に会陰切開をしたり、産道が傷ついたりした時に、ママの体力が著しく低下していると、細菌感染を起こしてしまい痛みを伴うことがあります。排尿時、ヒリヒリ痛むこともあり、膣周りが腫れて辛いですよね…発熱以外にも、そういった症状をかかえていたら、産褥潰瘍の疑いも否定できませんので、恥ずかしがらずお医者様に相談しましょう。塗り薬や飲み薬を処方してもらえます。母乳育児を希望されているママは、薬の成分が母乳に悪影響を与える事も心配かと思いますので、その件についても医師に確認しましょう。

寒気を伴う高熱とともに脈拍は早まる

脈拍を計るママ

下腹部全体の激しい痛みや震え悪寒を伴う発熱が起こると骨盤腹膜炎の疑いがあります。子宮内膜炎や子宮付属器炎の症状が進行していくと、より治療が長引いてしまう骨盤腹膜炎となる恐れがあります。出産後、子宮の痛みや膣周辺の痛みを感じ、おかしいなと思ったら早めの対処が肝心です。

産褥熱の治療法…入院することは?

産褥熱の原因が、子宮の中の残留物に異常があり悪露の状態が良くないことであれば、悪露をスムーズに体の外に取り出す治療があります。また乳腺炎が原因であれば、おっぱいのしこりを解消するケアをする方法があります。高熱を引き起した原因を血液検査で調べたり、お産の際に出来た傷口を分析したりすることで、抗生剤を投与したり、点滴治療を行ったりすれば、症状も治まり治療が終わることがほとんどです。

けれど、高熱の原因が、子宮付属器炎などの他の病気にもつながっていた場合には、入院をしてさらなる治療法が求められることもあります。

産褥熱の予防法や看護の仕方

出産という女性にとっての大仕事を終えてすぐのママさんは、体の免疫力が落ちやすくて、細菌などの攻撃を受けやすい体の状態にあります。そんな、デリケートな時期である出産後に産褥熱を出さないためには、どういった事に気をつければいいのか、産褥熱からより重い疾患につなげないための予防法やケアの仕方を紹介します。

虫歯の治療は安定期に済ませておく

虫歯のお母さん

傷口から感染してしまうケースは、自分自身の体の中から感染してしまうことも多く、虫歯菌は、産褥熱を引き起す原因菌の一つでもあります。妊娠期間中は、虫歯になりやすい時期でもあるため、虫歯の治療は出産する前にすませておきましょう。妊娠中も自分でできる歯のケアや食生活に気をつけましょう。

悪露の状態が気になったら病院に相談する

悪露の様子は必ずチェックし、自分の体がどのように変化しているのか気に留めておきましょう。色や臭いなどおかしいなと感じたらお医者様に相談しましょう。早めの処置で大事にならないということはよくあります

出産の際に出来た傷口の周辺などは特に清潔にしておく

病室のカーテン

出産後、退院するまではおトイレに行って病室に帰ると、看護師さんが消毒をしてくれる病院が多いです。最初は恥ずかしいなと思うかもしれませんが、誰もがやってもらうことです。その時は、恥ずかしかもしれませんが、細菌に感染してしまって、産褥熱を出してしまったり、さらにひどい症状をかかえてしまって辛い思いをするよりも、好ましい感情ですよね!

細菌が感染してしまうと自分が大変ですので、その都度お願いして清潔にしてもらいましょう。自宅に戻ってからは、看護師さんほどには、うまく消毒などは出来ないかもしれませんが、自分と赤ちゃんのためにも、おトイレの洗浄機能を使ったりと工夫をして、清潔を心がけていきましょう。

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この記事を書いたライター
木下みずき

木下みずき

ウォーキング始めました!運動と食事で5kg減を目指すダイエッターです!