子宮復古不全の原因と症状に関する記事

子宮復古不全の原因は?気になる症状や看護の仕方について

子宮復古不全の原因は?気になる症状や看護の仕方について

子宮復古不全という病名は聞かされていませんか?産後の悪露がなかなか終わらない、大量の出血が続いている…そんな方は子宮復古不全かもしれませんよ。放っておくと細菌感染などを引き起こす可能性もあり、その原因や治療法やケアの仕方も紹介。

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子宮復古不全って!?症状やその原因・手術が必要なのかについて

赤ちゃんを抱っこするお母さん

「子宮復古不全」という言葉って聞いたことはありますか?以前はなかったかもしれませんが、出産を無事に終えた後に、ママさん達が医師からそう聞きなれない病名を告げられたという方は、決して少なくはないですよね。

今回は、産後のママさんだけがなってしまうという「子宮復古不全」の症状や、その原因をご紹介いたします。また、手術が必要なのか、どんな治療法があるのかもあわせてまとめて紹介します。少しの原因で出産後には誰しも子宮復古不全を患ってしまって、放っておくと細菌感染などを起こしかねない「子宮復古不全」。これから出産を控えている妊婦さん、今まさに悪露が終わらなくて困っているというママさん必見ですよ。

子宮復古不全とは?

子宮復古不全とは、妊娠・出産を終えた女性だけがなってしまう疾患です。復古とは、日常生活では使わない用語ですが、なんとなくはイメージすることが出来ますよね。古い状態に戻ろうとしている状態を表します。

子宮が古い状態、つまり妊娠する以前の状態に戻ろうとすることがうまくいかないと、子宮復古不全であると医師が判断します。

日本産科婦人科学会の61巻12号に掲載されている「産褥異常の管理と治療」によると、妊娠をして大きく膨らんだ子宮が、出産を終えて、赤ちゃんや、赤ちゃんをしっかりと包み込んでおくために胎盤に形成された付属物が、子宮の外に出ていく過程では、出産した日に限っては若干大きくはなるが、それ以降は本来、個人差はあるが、どんどんと縮んでいって、産後1ヶ月頃までには、妊娠する以前のサイズに戻っていくはずであるが、その時期においても子宮のサイズが大きいままで、なかなか以前の状態に戻らなければ、子宮復古不全と判断するそうです。

原因として考えられるのは、子宮筋腫が子宮内にできていたりして付属物が出ようとするのを邪魔してしまう、巨大児や双子以上の出産、母乳を与えないこと、ママに疲れがたまっていること、などが指摘されております。

引用元:日本産科婦人科学会

通常時間をかけて以前の状態に戻るはずの子宮が、何らかの原因によって戻りが遅くなったり戻らなくなったりしてしまうことを子宮復古不全と呼ぶのですね。もしも、妊娠期間中に悪露がとどこおっていたりしたら、確認のために産後検診の前に、医師に相談してみるのもよいかもしれませんね。

子宮復古不全の主な原因について

子宮復古不全には、さまざまな原因が考えられています。子宮が妊娠する前の元のサイズ戻ろうとしないのは、複数の要因が複雑に絡み合っているからなのかもしれません。そんな子宮復古不全の主な原因についてご紹介いたします。

子宮筋腫などの子宮に出来たこぶなどが邪魔をしている

妊婦さんのイラスト

子宮筋腫や子宮内膜症を患っていることが、子宮が元のサイズに戻ろうとしない原因にもなり得ます。子宮筋腫や子宮内膜症によって子宮の周辺にこぶが出来ていたりすると、そのでっぱりが、妊娠をして子宮の中に作られた
付属物が、体の外に出ていこうとする際に邪魔をしてしまうことが原因の一つです。

悪露が子宮にとどまっている

悪露とは、妊娠期間中の胎児をしっかりとガードするために子宮にへばり付いていたモノが役目を終え、次なる出産に備えるために子宮から剥がれ落ちる現象です。生理のような状態が1ヶ月前後続くと考えていただけると分かりやすいかと思います。出産後に悪露がスムーズに行われてないと、子宮の中に必要のないモノがそのままになっているため、子宮がきちんと縮小していきませんよね。

巨大児や双子以上の出産

双子赤ちゃんのイラスト

巨大児や双子以上の出産のケースでは、子宮の膨らみが大きかった分だけ、元に戻るのに時間がかかってしまいますよね。こういったケースだと、子宮筋腫が出来ているという事情とは違って、子宮の戻りが多少遅くとも心配する必要はありません。

母乳を与えていない

ミルクを飲んでいる赤ちゃん

母乳を与えることは、妊娠の状態が終わった事を認識させるのに重要なことです。赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことで、オキシトシンというホルモンが分泌されます。恐らく一度は聞いた事があるかもしれない、オキシトシンには、気持ちを穏やかに・幸せな気分にしてくれる効果とともに、子宮収縮を促す働きを持っております。産まれてから、あまり母乳を与えていないと、オキシトシンが分泌される量が限らてしまって、思うように子宮収縮が行われないことも、子宮復古不全の原因の一つです。

ママに疲れがたまっている

ストレスが溜まっていても、子宮収縮にはよくありません。子宮収縮を促すオキシトシンは安定した精神状態の時に、より多く分泌されます。ママに疲れやストレスがあるとオキシトシンの分泌が少なくなり、悪露も治りにくくなってしまいます。

子宮復古不全の症状

悪露が長期化してしまう

子宮復古不全には、悪露がなかなか終わらずに長期化してしまう症状がともないます。通常産後の悪露は1ヶ月前後で終わりますが、それが2ヶ月、3ヶ月と続くならば子宮復古不全を疑う必要があります。また、スムーズに通過できない悪露が固まってしまって、大きいサイズに膨らんでしまってから出てくるということもあります。

下腹部の痛みや背中の痛み

子宮がなかなか元のサイズに戻らずに、大きいままであると、周りにある神経は影響を受けたままです。そのため、下腹部や背中周りの神経が圧迫されてしまっていて、痛みを感じてしまうこともあります。

細菌感染し産褥熱などの合併症となってしまうことも

高熱のママのイラスト

本来出産を終え子宮から出ていかなければならないモノがとどまり続けていると、その残留物の衛生状態が悪くなってしまいます。すると、産褥熱などの原因菌となる細菌が好みやすい環境となってしまい、他の合併症にかかりやすくなってしまいます。産褥熱を引き起す菌に感染してしまうと、高熱を伴ったり、体がだるくなるなど、さらなる不調を招いてしまいます。

子宮復古不全の治療法 ~ 手術って必要なの?

薬を飲むお母さん

子宮がなかなか妊娠以前のサイズに戻らない原因は、エコー検査などを行って特定することができます。不要物が残っていると確定されたら抗生物質を投与し、細菌感染を防ぐ処置を行ったり、医療器具を用いて子宮にとどまっている残留物をとるといった治療法が行われます。検査の結果、子宮内に胎盤の破片などが残っていないケースでは、子宮収縮剤を投与することで、収縮活動を促します。

子宮にとどまっている不要物が医療器具を用いてもうまくとれない場合には、手術を行う事もあります。また子宮復古不全の原因に、子宮筋腫や子宮内膜症などの他の疾患が関わっていたら、子宮に出来ているこぶなどを除去する手術を選択するケースもあります。

医療行為以外でもできる子宮復古不全から計画的に脱っする看護法

子宮復古不全の疑いがあったら、より早くその状態から計画的脱することが出来るご家庭でもできる看護法を紹介します。もしも、効果あらわれなかったら、医療機関を受診するようにしましょう!

産後だからといって、安静にはしすぎない

産褥体操をするママのイラスト

産後だからいって安静にしすぎていると、子宮には外から刺激が伝わらずに、中にはいっているものがスムーズに流れにくくなってしまいます。産褥体操をするなど体を極力動かすことが大切ですよ。ただ、帝王切開での分娩方法だったママさんは、運動する時期を遅らせたりするなどの注意が必要です。産褥体操などについては、担当医に相談するなどして無理なく行うようにしましょう。

赤ちゃんに母乳を飲んでもらう

赤ちゃんに母乳を飲んでもらうことで、オキシトシンがより多く分泌されて、身体を産後の状態に戻ろうとする働きが強まります。母乳の出が良いならば、赤ちゃんにたくさん母乳を与えてあげましょうね。

尿や便を我慢しない

トイレ後のすっきりしたお母さんのイラスト

妊娠直後には腰痛なども抱えやすく、歩くのにも苦労してまって、尿や便は我慢しがちになります。そういった事が習慣づいてしまうと、膀胱や小腸のふくらみが、子宮が縮まろうとすることを邪魔してしまいます。尿や便を我慢することも子宮復古不全の原因であるため、尿などを我慢しないように注意をしましょう。

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この記事を書いたライター
木下みずき

木下みずき

ウォーキング始めました!運動と食事で5kg減を目指すダイエッターです!