妊婦の静脈瘤の原因・治療法に関する記事

妊婦の静脈瘤は産後まで治療しない!?痛みへの対処法は?

妊婦の静脈瘤は産後まで治療しない!?痛みへの対処法は?

妊婦さんの静脈瘤による足の痛みやだるさは辛いものですが、実は10人に1~2人の割合で症状が現れるとも…。原因として、妊娠中は静脈瘤になりやすい条件が揃うことが挙げられるのですが、妊娠期間は治療も難しいのが困ったところ。予防法や対処法とは?

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妊婦の静脈瘤への対処法!妊娠中は治療はしない?予防や対処法は?

妊婦さんの10%~20%が発症するリスクをかかえているともいわれる静脈瘤。足に違和感があったり、血管が浮き出ていると感じたら、それは静脈瘤のサインかもしれませんよ。ですが、妊婦さんの静脈瘤は、出産後すぐにな自然治癒することが多く、妊娠中には赤ちゃんの事を考えて、治療しないことがほとんどです。

静脈瘤ってどんな症状?どうして妊娠中は静脈瘤になりやすいの?なりやすい人の特徴や、ならないための予防法、なってしまった時に悪化させないための対処法などをご紹介します。

妊婦におこる下肢静脈瘤とは?

妊娠中、足に違和感をもつた事はありませんか?実は、妊娠中は様々な要因によって血管が圧迫され、静脈瘤になりやすいのです。静脈瘤は下半身に症状が出ることがほとんどなのですが、その中でも足にできるものを「下肢静脈瘤」と区別して呼びます。また、実は、静脈瘤は、肛門周辺にできてしまうこともあるのですが、これは「陰部静脈瘤」と言います。

では、静脈瘤とはどういう症状なのか詳しく解説していきます。

血管がぼこぼこ!?これって静脈瘤?

女性の足の静脈瘤

静脈瘤になると、ひざの裏やふくらはぎなどの血管が浮き出たようにぼこぼこし、素人目で見ても、血管が浮き出ているのが一目でわかることがほとんどです。また血が固まってしまうので、血管の色も濃くなってみえます。

ひどくなるとコブのように大きくなり、痛みも伴い、歩くことも困難になってしまうケースもあります。こうした深刻な症状の場合、出産が終わってからと治療を先延ばしにしようとすると、その間にどんどん症状が悪化してしまいます。妊娠中はあまり治療しない静脈瘤ですが、できている場合は、念のため軽度のうちに、産科医の先生に相談しておきましょう。

静脈瘤によって引きおこる症状

では静脈瘤になるとどのような症状があるのでしょうか。主な症状としては、以下の通りです。脚の付け根など関節の近くに静脈瘤ができた場合は、痛みがでやすい傾向にあります。

下肢静脈瘤の症状

疲れた足を触る女性の手
  • 血管が浮き出てくる
  • 足がむくむ
  • 足がつる(特に夜間)
  • 足にかゆみを感じる
  • 足がだるい、疲れやすい
  • 足が色素沈着している

妊婦に静脈瘤ができる原因

簡単にまとめると、静脈瘤の症状とは、以下のメカニズムで引き起こされます。

静脈瘤とは、静脈にある血液を心臓に送り戻すための弁の働きが弱まってしまい、静脈内に血液の塊ができることで、血管が浮き出てコブのようになる症状です。

では、なぜ妊娠すると静脈瘤になりやすくなってしまうのでしょうか?実は妊娠中は、妊娠特有のホルモンや血管の圧迫により、静脈瘤ができやすい条件がそろってしまうのです。

黄体ホルモン「エストロゲン」は血液を凝固させる

妊婦さんと男の子のイラスト

妊娠中はエストロゲンという黄体ホルモンが多量に分泌されるのですが、このエストロゲンは血管を広げて、出産の出血に備えて、血液を固まりやすくする作用があります。つまり、妊娠によって血液量が増えた状態で、エストロゲンの分泌量が増加すると、血流が滞りがちになり、その結果として、静脈瘤ができてしまうのです。

しかし、エストロゲンは妊娠を継続するために大切な役割のあるホルモンのひとつです。エストロゲンの増加を抑えることはできないので、対処法は、血行をよくしておくことに限ると言っても良いでしょう。

妊娠中期~後期の子宮による圧迫

大きくなるお腹も、静脈瘤ができやすくなる原因のひとつです。妊娠中期から後期にかけて、妊婦さんのお腹は日に日に大きくなっていきます。お腹が大きくなるのは、赤ちゃんの成長が目に見えてわかるので、嬉しいことなのですが、その分下半身の血管が圧迫されてしまいます。そして血管が圧迫されるとやはり血行が悪くなり、静脈内に血の塊ができてしまう原因になります。
お腹が大きくなると、静脈瘤だけでなく、足がつりやすくなってしまったり、むくみの原因にもつながります。

静脈瘤できやすい時期、部位、できやすい人の特徴

冷え性の妊婦さん

静脈瘤はお腹の大きくなる後期になると、妊婦さんはみなさん発症しやすくなりますが、特に高齢出産の方や経産婦さんがなりやすいと指摘されています。体質的な問題もあるようで、両親や祖父母など、血縁者に静脈瘤になりやすい人がいると、症状がでやすいとも言われています。
慢性的な手足の冷えに悩んでいるなど、血行が悪い人ほど、静脈瘤ができやすいので、思い当たる方は注意してください。静脈瘤になる原因は、環境や生活習慣も大きく関係しています。

静脈瘤になりやすい人の特徴

  • 長時間同じ姿勢でいる
  • 長時間立ち仕事をしている
  • 冷え性
  • 運動不足
  • 高齢出産
  • 出産回数が多い
  • 高血圧

妊婦の静脈瘤の治療~できてしまった静脈瘤。産後すぐに治るは本当?

妊娠が原因でできてしまった静脈瘤は、出産すると、数日~数週間で治ることが多いとされています。
前述の「妊婦に静脈瘤ができる原因」で説明した通り、妊娠中の静脈瘤の原因は、黄体ホルモンと、大きくなったお腹です。
産後は、妊娠継続と出産時の出血量を調整するという大きな役目を終えた黄体ホルモンが急激に減少し、赤ちゃんが出てくることで、それまで圧迫されていた血流が一気によくなります。静脈瘤の原因は、出産と同時に2つとも解消されるので、産後は早いペースで自然に治っていくのです。

静脈瘤を悪化させない対処法&予防に有効な方法

お腹が大きい妊婦さん

繰り返しになりますが、静脈瘤の大きな原因は、黄体ホルモンと大きくなっていくお腹です。
ホルモンは自力でどうすることもできませんし、お腹が大きくなるのも自然なこと。静脈瘤を予防・悪化させないためには、例え血液が塊やすい状態でも、子宮によって多少血管が圧迫されたとしても、さらさらと血液が流れるように、血流を良くしておくことが最大の対処法になります。
足に痛みやだるさを抱えながら生活を送るのは、とっても辛いもの。血流をよくするためのポイントを紹介します。

眠る時には、足を高く上げる

まずは足から心臓に血を送り返しやすい体勢をとっておくことが重要です。横になったり、眠るときは心臓より高い位置に足を上げておくと効果的です。静脈の弁の働きが弱まっていても、重力によって足から心臓に向かっての血流がよくなります。

しかし、上げすぎると足の付け根の血管を圧迫してしまったり、足先の痺れの原因になるので気をつけましょう。目安としては、バスタオルを2枚程度三つ折りにした程度の高さです。

入浴中や就寝前に脚のマッサージ

脚のマッサージのイラスト

マッサージも効果的です。特に入浴中は体が温まり血行がよくなっています。長時間横になる就寝前に、マッサージをしておくと、血流が滞るのを防ぐことができます。
下から上へ、足の血流を助けてあげるイメージでやさしくマッサージしましょう。力をいれる必要はありません。撫でるくらいの力加減でも大丈夫です。

ただし、静脈瘤に触ってしまうと内出血がおきてしまうこともあるので、できてしまった静脈瘤には触れないようにマッサージした方が良いでしょう。

運動をする

マタニティヨガする妊婦さん

血流を良くするためには、適度な運動も大切です。特にデスクワークで座りっぱなしは、血が滞る原因になります。1時間に1度くらいは立ち上がり、その場で少しだけでも、体を動かしましょう。軽い屈伸運動や開脚など、お腹に負担がかからない程度のストレッチをすると、より効果的です。

妊娠の経過が良ければ、ウォーキングやマタニティヨガなどもオススメです。ウォーキングなら特に準備することもなく、自分の好きな時にできるので、気軽に始められるのではないでしょうか。

体を冷やさない

体の冷えは、血行不良の大きな原因になります。夏場であっても、冷房で冷えないよう靴下をはいておく、冷たい食べ物を摂りすぎないように気をつけましょう。
もちろん冬場はしっかりと冷え対策をし、腹巻を活用したり、お風呂もしっかりと湯船につかるようにしましょう。

食べ物に気をつける

野菜を持つ妊婦さんのイラスト

塩分濃度の高い食事は血圧も上がりやすく、静脈瘤の原因になるので控えましょう。
また血液をサラサラにしてくれる玉ねぎ、体を温める生姜などを積極的に食べましょう。血行不良は便秘の原因にもなります。食物繊維が豊富に含まれた野菜もしっかり摂取しましょう。

ゆったりとした服装

妊娠中はゆったりとした服装が好ましいですが、特に脚の付け根も締め付けないように注意しましょう。ゴムのきつい下着やスキニーパンツやジーンズなどは避け、下半身もゆったりとした服装を心がけましょう。

着圧ストッキングを利用する

足の血行をよくするために着圧ストッキングや靴下を着用することも効果的です。着ているだけで血の流れをサポートしてくれます。常にマッサージしたり、運動しておくわけにもいかないですし、デスクワークや立ち仕事を続けている妊婦さんは、着圧ストッキングや靴下で最低限ケアしておくのがおすすめです。

寝ながらメディキュット ロング あったかつま先
寝ながらメディキュットロングあったかつま先

メディキュット

オープンプライス

寝るとき専用の着圧靴下です。血行をサポートし、むくみも予防してくれます。ロングタイプなので、冷え防止にも最適です。脚を温めることで、全身ポカポカ状態で眠ることができます。
そしてつま先とかかとがオープンになっているので、靴下を履いて寝るときにおこるムレや暑すぎるといった悩みも解決してくれています。

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静脈瘤になっても慌てないで!

妊娠中の静脈瘤はよくあることです。見た目的にも、影響があるので、不安になる方もいらっしゃると思いますが、出産が終わると、嘘のように消えて治ることが多いので、あまり気にしすぎないようにしましょう。ただし、コブのような状態で、あまりにも症状がひどい場合は、医師が処置をする場合もあります。軽度のうちに、相談してみることをおすすめします。

静脈瘤は、妊娠が原因なので、出産前に完全に治すことは難しいかもしれません。しかし、足のつりやだるさ、むくみは生活の質に関わるもの。悪化させないために、血流を良くする過ごし方を心がけてみてください。

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この記事を書いたライター
木下みずき

木下みずき

ウォーキング始めました!運動と食事で5kg減を目指すダイエッターです!