育児方針の違いへの対応に関する記事

育児方針の違いで旦那・義母と揉めないために回避する方法

育児方針の違いで旦那・義母と揉めないために回避する方法

育児方針は、それぞれの人が「子供を幸せにしたい」という想いから持つものですが、人の価値観が千差万別であるように、夫、義母、ママ友…と、それぞれ違うためにトラブルが勃発することも!?こちらでは、様々な体験談やトラブル回避術をご紹介します。

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育児方針が合わない夫婦喧嘩やトラブルを回避する7つの方法

子供を育てるにあたっては、さまざまな希望や思いがあることとは思いますが、ちょっと困った問題も…。そうです。子供の親には父親と母親と2人がいるので、夫婦の育児方針が180℃食い違ってしまうことがありますよね。また、義母や実母、他人であるママ友と育児方針の違いからトラブルになることも…。

今回は、子供を健やかに成長させるためにも知っておきたい、巷によくある夫や義母あるいはママ友と育児方針が合わない体験談離婚に発展するケース、幼稚園や保育園から問われる家庭での育児方針や願書の書き方、育児方針の違いによるトラブルを回避する方法についてご紹介します。

育児方針が合わない!夫婦喧嘩の体験談

子供の教育でもめる夫婦のイラスト

愛し合って結婚した夫婦でも生まれ育った家庭環境は違うため、子育てに対する価値観や考え方に違いを感じることが多いですよね。夫婦生活のことであれば、お互いに譲り合って仲良く生活していけるけど、自分の子供のことは別!

子供の将来を思えば思うほど、パートナーの育児方針を受け入れることができず、次のような食い違いで夫婦喧嘩になってしまう家庭が多いんです。

早期教育をするorしない

子供の将来にとって、教育はとても大事なことです。自分が早期教育を受けて満足した人や自分の教育程度の低さに引け目を感じたことのある人は、「早期教育は絶対に必要」と考える傾向がありますが、逆に早期教育の有効性を否定する意見も多く、夫婦で教育方針が違って揉めることが多いのです。

蘭子
35歳

どっちがいいの?

5歳になる息子に英語を習わせるかどうか、教育に関する育児方針が違うため夫婦で揉めています。主人は関西出身で、私は関東の地方都市出身で、大学で知り合った仲なのですが、やっぱり育った地方によって教育観が違うのか、都会出身で私立高校出身の主人は「これからは、英語が日常会話にならなきゃだめだ!」と5歳の息子に英語を習わそうとします。

私は田舎出身で、どちらかというと子供は遊ぶことが大事だと育ったので、教育なんて小学校に入ってからだと十分だと思うのですが…。でも主人に熱心に説得されると、早期教育って受けた方がいいのかなあという気にもなり、今迷っています。でも、受講料も高いし付き合いきれない気もします。

園や学校を休ませるor行かせる

個人の意見を持つママとパパのイラスト

子供は、幼稚園や学校へ行きたくないと、突然言い出すことがありますよね。この時の対応の仕方も、意外と夫婦で異なります。一方は「ずる休みは癖になる」といって無理にも登園・登校するように促し、もう一方は「いつも頑張っているんだから、たまには休んだっていいのでは?」と考えて…。子供を園や学校に行かせるかどうかで、話し合いを通り越して夫婦喧嘩になってしまう家庭もよくあります。

イタリアン
38歳

無理したって仕方がない!

娘は今小学5年生ですが、ちょっと繊細で、これまでも仲良くしていたお友達と喧嘩をしてしまったことで、小学校に行くのを嫌がることがありました。

私は同じ女同士で娘の気持ちもわかるので1日学校を休ませたのですが、それを知った夫はあとから「学校は行かないとダメだ」と娘に注意をし、大騒ぎにあってしまいました。せっかく娘がリラックスしていたのが、台無しです!

食事マナーの違い

社会に出ると食事のマナーの良し悪しが、本人への評価を左右したり、交友関係に悪影響を与えたりすることって多いですよね。食事のマナーは育った家庭によって大きく異なるため育児方針も異なりやすく、子供への指導方法で揉めてしまうと、自分の親や育った環境を否定されたような気になって、根深い夫婦喧嘩に発展してしまいがちです。

珠美
32歳

うるさいといわれても

私は子供達が将来苦労しないように、食事の食べ方やマナーは小さい頃からしっかりと教えたいという育児方針なのですが、夫はそんな私を「うるさ過ぎ」といいます。先日も食事の時にヒジをついている子供を叱っていたら、「食事がゆっくりとれない!」と夫が怒り出し、夫婦喧嘩になりました。

主人はクチャクチャ音を立てて食事をするクチャラーで、新婚当初は結構注意をしたのですが、結局矯正できませんでした。だからこそ、子供達が小さいうちに何とかしたいのに…。

テレビの見せ方

教育と同じ、いやそれ以上に熱くなってしまう育児方針が、子供へのテレビの見せ方ですね。テレビはこどもに多くの情報を与えてくれる分、悪影響を与えることも多いので、保護者の中でも見せる派と見せない派に大きく分かれます。そのため、一緒に暮らす夫婦の考え方が分かれてしまうと、やはり子供を挟んで夫婦喧嘩が勃発しやすくなってしまうのです。

モモ
36歳

自分の都合?

うちは夫婦で子供へのテレビの見せ方への育児方針が違うため、よくもめています。私はテレビの見せ方にこだわりはないのですが、主人は「ダラダラ見せるのは、教育に良くない」と、子供のテレビの時間や番組を制限したがります。

そのくせ子供に割り当てた時間なのに、「この番組観たいから」と子供から勝手にリモコンを取り上げてしまうなど、なんだか自分の都合ばっかりで腹が立ってしまいます。
だから、主人が仕事に出かけている時は、子供と一緒にダラダラとテレビ観て楽しんでいます(笑)

育児方針が合わない!義母トラブル体験談

悩んでいるお母さんのイラスト

おじいちゃんやおばあちゃんが大好きな子供は多く、育児経験が豊富な義母が喜んで孫の面倒を見てくれるのはいいのですが、やはり育児方法の世代間ギャップは大きく、義母と育児方針がちがうことってありますよね。

特に同居している場合、義母が育児に口出しすることも多く、自分には責任がないのをいいことに好き勝手を始め、義母とのトラブルに発展して別居に至ることも…。

浜ちゃん
38歳

たかが下着で喧嘩

うちの主人は長男で、義両親と私たち夫婦、4歳になる子供と家族5人で生活しています。同居のため義母が何かと育児に口を出してくるのですが、義母は自分の育児方法に自信があるのか、なかなか現代の育児に慣れてくれません。

先日も、ちょっと寒くなったからと下着を何枚も着せて厚着をさせていて、ビックリ!いちいち口を出すのを、正直やめてもらいたいです。

育児方針が合わない!ママ友トラブル体験談

子供の育児方針は家庭によっても違います。多くの場合は「我が家とは違うのね」で済むのですが、子供同士が一緒に遊び、ママ友同士のお付き合いもある家庭の場合、何かと育児方針が異なることで関係がギクシャクしてしまいがちですよね。

こういったママ友の中には、他の家庭の育児方針の違いを受けいれることができず、「〇〇しなきゃ」と自分の価値観を落ちしつけてくる人がいるなど、深刻なママ友トラブルに進展することも多いのです。

roma
29歳

社宅はつらい

今、主人の勤める会社の社宅に入っていて、6歳、2歳の子供と一緒に暮らしています。社宅は同年代の子供がいる家庭が多いので、おさがりが回ってきたり、ママ友同士育児相談ができたりするところは良いのですが、中には他の家庭の育児方針を尊重してくれないママもいて、困ってしまいます。

例えば、私は他のママとはおやつやお菓子に対する考え方が違うかもしれないので、他の家庭の子供に安易におやつをあげないようにしていますが、平気でうちの子供にチョコを際限なくくれるママがいます。

まだきちんと歯磨きができないので、うちではチョコなどの甘いお菓子をあげるのを控えめにしているのに。そういったママに限って主人の上司の奥さんだったりして、面と向かって抗議ができないんです。困りものです。

育児方針の違いが離婚に発展することも…

たがか子供の育児方針と思われがちですが、「絶対に譲れない」という部分が強く出ることから、子供の今の様子、そして将来を案じて「子供を守らければ」と離婚へ発展する夫婦も多いので、決して甘く見てはいけません。

夫婦がお互いの育児方針を尊重しあうことが大切なのですが、愛するパートナーの意見を尊重できない背景には、何らかの不満や劣等感など、ネガティブな気持ちがどちらかに根差している可能性があります。離婚によって子供から大好きな両親を奪わないためにも、歩み寄れていない場合は自分自身で感情をコントロールしていくことも大切ですよ。

入園時に問われる家庭での育児方針

入園式に出る家族

家庭での育児方針を普段あまり意識することがないご家庭でも、子供の保育園や幼稚園への入園や小学校のお受験が近づいてくると、重要な意味を持ってきます。そう、保育園や幼稚園、小学校のお受験審査などに必要になるわけです。

人気のある保育園や幼稚園へ子供を入園させたり、お受験に合格させたりするためには、家庭がしっかりとした育児方針をもっているという印象を、園や学校側に与えることが大切ですよ。

夫婦での話し合いが大切

家庭での育児方針は、願書に書いて終わりではありません。両親の面接審査がある場合には、必ず聞かれる項目。中には、願書作成に関わっていなかったパパが、面接でトンチンカンなことを言い出して慌ててしまったというケースもありますので、願書を書く前に夫婦でしっかりと家庭の育児方針を話し合い、意志の確認をしておきましょう。

育児方針欄の書き方

幼稚園の入学願書に家庭の育児方針を書く理由は、幼稚園の教育方針と家庭の方針がおおむね一致しているかどうかをチェックするためです。そのため、曖昧な表現やわかりづらい表現は好ましくありません。願書の育児方針欄は、どんな願いがあって、どんなことを実践してきたのか、簡潔な言葉で具体的にわかりやすく書くように心掛けましょうね。

育児方針の違いによる夫婦喧嘩の回避術

家庭での育児方針は、あくまでも子供によりよい未来を与えるために持つもの。子供を不幸にするためのものではありませんよね。ですから、育児方針の食い違いから夫婦が喧嘩をして家庭を暗い雰囲気にしてしまっては本末転倒。
次の注意点を夫婦で守り、育児方針の食い違いによる夫婦喧嘩を回避していきましょう。

育児方針の違いは早め話し合う

話し合う夫婦

食い違いによってトラブルが大きくなり、お互いが臨戦態勢に入る前に、落ち着いて夫婦で本音を話し合い、夫婦喧嘩を回避しましょう。夫婦の育児方針の違いに気がついているのに、衝突を避けるために夫婦で話し合いを持たないままでいると、子供が混乱しますし夫婦の溝も大きくなってしまいますよ。

相手の意見は素直に受け入れる

育児方針が食い違う時は相手の意見は素直に聞いて、理解する努力をし、関係修復を図りましょう。
夫婦が持つ子供の育児方針は、それぞれが育ってきた家庭で身についてきたものです。これを受け入れないということは、自分の人生をパートナーから否定されたと思われても仕方がなく、夫婦喧嘩になってしまうのは必然ですよ。

相手の育児方針を頭から否定しない

自分の育児方針を受け入れてもらうためにも、自分も頭から相手の育児方針や価値観を否定するのではなく、受け入れる心の余裕を持ちましょう。「自分の育児方針が正しくて、相手の育児方針が間違っている」と思い込んでいると、夫婦喧嘩は回避できません。育児方針に限らず、夫婦生活は全てが譲り合いと認め合いです。

譲れない価値観は半分ずつに

もし、二人で話し合って譲れない育児方針や価値観がある場合には、お互いに半分ずつ譲って、不公平感のない関係を構築しましょう。夫婦は対等であることが円満の秘訣。どちらかが優位になってバランスを崩そうとすると、途端に喧嘩が起きてしまいますよ。

理想像を夫婦で共有する

子供の将来を考える夫婦のイラスト

細かい育児方針を話し合う前に、子供の将来に何を望むのか、どんな大人になって欲しいのかを話し合い、理想像を決めましょう。夫婦二人が育児方針で喧嘩をせずに仲良く協力するためには、二人で共有する目的や将来の理想像を持っておくことが大切。目的が決まれば、おのずと手段も決まってきますので、細かい衝突を避けることができますよ。

義母やママ友との育児方針の違いを回避する方法

夫婦のような親密な間柄ではないだけに、育児方針の違いについて是正がしにくいのが義母やママ友との関係ですね。完全な決裂で深い傷を作る前に、両者とのトラブルを回避する方法を考えていきましょう。

義母との育児方針の違いを感じたら…

可愛い我が子のおばあちゃん。結婚生活を続ける限りは切っても切れないのが嫁姑ですが、関係を崩れるのを恐れて義母の育児方針を正せないのでは、後々のトラブルの種となってしまいます。子供の育児に関して、責任を持つのは父親と母親。夫婦で決めた育児方針と違う面があるのであれば、その部分は義母にちゃんと伝えましょう。

育児の仕方が世代によって違うのは、仕方がないことです。嫁が義母の育児方針を頭から否定することは、義母のこれまでの育児全てを否定することになってしまいますから、必要によって新しい育児書などを義母に見せ、「私たちの頃は◯◯だったのに…。今は変わったんですね。」などと、穏やかに夫婦の育児方針にあわせてもらうことをお願いするとよいでしょう。

ママ友との育児方針の違いを感じたら…

遠足する家族

ママ友同士の育児方針の違いは、基本的にお互いの家庭の育児方針にはノータッチでいることが原則です。ママ友との価値観を縮めようとすること自体がトラブルの元ですので、夫婦の育児方針と完全にあわないママ友や、自分たちの家庭に価値観を押し付けてくるようなママ友とは、できるだけ距離をとりましょう

夫や義母と違って、ママ友は結婚生活に必要不可欠の存在ではありません。ママ友はあくまでも子供同士のお付き合いを主体とする関係で、子供同士が支障なくお付き合いできれば、ママ友同士の関係はそれほど密でなくても問題はありません。相手との関係の必要性を考えて、一定の距離を保つことでママ友トラブルを回避できるといいですね。

育児方針の違いはマイナスばかりじゃない

夫婦で育児方針が違うと、「何とかしなくちゃ!」と焦ってしまいますが、悲観することはありません。意見や価値観の食い違いは、新しい知識を自分にもたらし、見識を広めて、自分自身を成長させるチャンスでもあります。夫婦で話し合いの機会を持つことで、夫婦の絆が深まるというメリットもありますので、前向きに食い違いの是正に取り組んでいきましょうね。

また、子供に幅広い経験をさせて育てていくためには、義母やママ友からの協力も大切ですよね。あなたにとっても育児がつらい時や大変な時の助けなってくれる存在。育児方針の違いで関係を崩さずに上手にお付き合いすることで、子供をより豊かに育てていけるといいですね。

この記事を書いたライター
羽根田るみこ

羽根田るみこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!