家庭内別居と子供への影響に関する記事

家庭内別居の意味とは?離婚しない事情&子どもへの悪影響

家庭内別居の意味とは?離婚しない事情&子どもへの悪影響

家庭内別居の夫婦はなぜ離婚を選択しないのでしょうか?そのメリットやデメリットとは?子どもへの影響を考えてみましょう。

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家庭内別居とは?メリットとデメリット/離婚できない夫婦の事情

分断された家族

夫と妻が同居をしながら別居同然の暮らしをする“家庭内別居”とは、一体どういう状態のことなのでしょうか。離婚をしないで、家庭内別居を選択する夫婦の理由として「子供のため」というのがあります。しかし、両親が会話もしない殺伐とした家庭の中で暮らすことが、良いことなのでしょうか。子供への影響は計り知れないでしょう。

家庭内別居と似た言葉で“仮面夫婦”がありますが、その違いは何でしょうか。家庭内別居から離婚へ至るケースの体験談などを交えて、考えていきたいと思います。

家庭内別居の定義とは?

夫婦間の様々な理由からお互いに心が離れ、本当なら離婚をしたいけど事情があってできない場合、家庭内別居という形を取る夫婦が多いようです。離婚したい相手と同居をするということは、とてもストレスが溜まることですが、生活費などの経済的な理由、世間体、子どものことなどを考えると簡単に離婚を選べないようです。

一緒に暮らしていく中でお互いへの不満が溜まり、どんどん溝が大きくなっていくうちに心が完全に離れてしまう。そして、夫婦としては完全に破綻してしまい、会話も全くなく、お互いの存在にも無関心。けれど夫は生活を支え、妻は家事をするという状態だけを継続する、このような状態を家庭内別居と言います。

家庭内別居のメリット・デメリット

家庭内別居のメリットとデメリットを挙げていきます。もちろん、人によって家庭内別居への感じ方は違いますので、すべての人に共通するものではありませんが、メリットの占める割合が高いことが家庭内別居を続ける理由と考えられるでしょう。

家庭内別居のメリット

コーヒーカップを両手で持つ手

家庭内別居は夫婦によって、かなり温度差もあるようです。夫婦としてではなく、同居人と思って暮らしていけるようならメリットのほうが多いのかもしれませんね。

  • 経済的な安定
  • 離婚で妻が親権を得れば養育費や教育費など費用もかかるが、その心配がない
  • 世間体を守れる
  • お互いにルールを決めて家庭内別居をすることで平和に暮らせる
  • 離婚するにはパワーがいるが、家庭内別居であれば少しの我慢で済む
  • 子供と離れずにすむ

家庭内別居のデメリット

一人で座り込む子供

子どもがいる場合は、子どもの精神面への影響が大きいでしょうから、相当な配慮も必要になってきます。また、「顔も見たくない、声も聞きたくない」という状態で家庭内別居をしているとかなりストレスが溜まりますよね。

  • 子供の心には大きな負担となる
  • 同じ空気を吸うのも嫌な相手だと、とても苦痛
  • 好きな人ができたとき、色々と不都合がある
  • 高齢になったとき、相手を介護することなどを考えると苦痛
  • 同じ家に住んでいると、どうしても話さなければならないことがある
  • 心がむなしくなる
  • 相手の分まで家事をしなければならない

なぜ家庭内別居を選ぶのか?

子供と笑顔で話す母親

夫婦としては破綻し、会話もない相手とあえて離婚や別居をせず、それまで通りの生活を続けるのはなぜでしょうか?お互いに無関心で、会話もしない相手と偽りの夫婦を続けていくことが、それぞれにとって意味のあることなのかはわかりません。

ただ、子どもがいる夫婦にとっては、これが最善の策だと考える気持ちもよく分かります。

<家庭内別居を選ぶ理由>

  • 子どものために離婚や別居はしないほうがいいから
  • 世間体、噂話などにされるのが嫌だから
  • 経済的な問題
  • 離婚をすると様々な問題があるので、取り決めたりするパワーがない
  • “同居人”と思って生活する分には問題がないから

家庭内別居と仮面夫婦の違いとは

妻がバッグを持って外出

「家庭内別居と仮面夫婦って同じ意味じゃないの?」と思う方も少なくないでしょう。
実は「家庭内別居」は、同じ家に住んでいるけど、生活は全く別々である状態をいいます。基本的に二人でいることがないので、人前で仲良く振る舞う姿も見られないでしょう。

「仮面夫婦」とは、人の前では仲良く振る舞い順調な夫婦生活を演じているけれど、二人きりになると全く違うということです。

どちらにしても共通することは、「夫婦としては破綻しているけど、様々な理由があって離婚はしない」という状態です。

家庭内別居による子どもへの影響

子どもにとって両親が喧嘩ばかりしているのもつらいですが、全く会話をしない父と母の状態を見るのも相当こたえます。両親の不仲や家庭でのトラブルは子どもの心には大きなダメージとなり、学校や外での行動に異変が見えてくることもあります

子どもにとって両親と暮らすことはなによりですが、不仲である両親のあいだでは安心して暮らせるわけがありません。子どもが小さいうちは心配や不安で体調不良が現れたり、問題行動を起こしたりすることも考えられます。家庭内別居は、子どもにとって『安らげる家』という大切な場所を、奪うことになりかねないのです。

「子どものために離婚をしない」ではなく、「子どもを傷つけず、不安にさせない」ためにはどうしたらいいかを、夫婦でよく考えるべきでしょう

家庭内別居から離婚に至るケースも…

ビジネススーツを着る女性

家庭内別居を続けたけれど、結局は離婚を選んだという夫婦もあるようです。どういった理由から離婚を選んだのか体験談をご紹介します。

<離婚に至ったケース>

  • 顔も見たくないし、口も聞きたくないし、同じ空気を吸いたくない。7~8年の家庭内別居の末、調停離婚
  • 仕事の関係で生活リズムが違うので、家庭内別居を10年続けたが、定年退職を機に離婚
  • 家庭内別居を続けていたが、子どもの自立を機に離婚
  • 我慢して同居をするより、これからの自分の人生を楽しみたかった
  • 好きな人ができたから
  • この先ずっと家庭内別居をすることに耐えられなくなった

家庭内別居中の不貞行為に慰謝料請求はできる?

お互いが夫婦関係は破綻していると思っていても、それを証明することは難しいです。ですから、相手が不貞行為を行ったときは、慰謝料の請求をできます。ただし、お互いの生計が別々、浮気を容認しているなどの場合は、夫婦関係は破綻していると認められますので慰謝料の請求はできません。

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この記事を書いたライター
木村さくら

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。