アデノイド肥大の原因と症状に関する記事

アデノイド肥大が子供のいびきの原因?アデノイド顔貌とは?

アデノイド肥大が子供のいびきの原因?アデノイド顔貌とは?

アデノイド肥大が、子供のいびきの原因かもしれません。アデノイドが肥大すると、いびきや睡眠時無呼吸症候群で、子供の睡眠の質が低下するだけでなく、アデノイド顔貌と呼ばれる独特の顔つきになるため、症状や治療法について正しい知識を身につけましょう。

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アデノイド肥大が子供のいびきの原因?治療/手術が必要な症状は

子供が大人みたいないびきをかいていたら、「今日はよっぽど疲れたのかしら…」くらいにしか思わないかもしれません。でも、子供がいびきをかくということは、必ず何か原因があるのです。

その中でも、子供に多いのがアデノイド肥大です。アデノイド肥大はいびきだけではなく、子供の容貌や成長に影響を及ぼすこともあるので、早めに対応すべき病気の1つだといえます。

そこで今回は、アデノイド肥大の原因や症状のほか、子供に与える影響について徹底解説。中には手術が必要なケースもあることから、アデノイド肥大に早めに気づけるようにしたいですね。

アデノイドとは?

アデノイド部位説明のイラスト

アデノイドとは、ちょうど鼻の奥のつきあたりにある、咽頭扁桃(いんとうへんとう)と呼ばれるリンパ組織の一種で、外部から侵入してきた病原体をつかまえて除去するという働きがあります。

特に、幼児期は免疫機能が未発達で細菌やウイルスに感染しやすいため、アデノイドの働きが盛んになるのです。

そのアデノイドが何らかの原因によって大きくなると、アデノイド肥大(咽頭扁桃増殖症)と診断されます。アデノイドが大きくなり過ぎると、鼻の空気の通り道が塞がれてしまい、さまざまな症状を引き起こします。

免疫機能が発達する思春期の頃になると、アデノイドは退化することから、アデノイド肥大は子供に多い病気だといえます。

アデノイド肥大の原因

子供のアデノイドが大きくなるのには、実は特別な原因はありません。これは「生理的肥大」といって、幼児期や小児期には、特に原因がなくてもアデノイドが大きくなることがあるのです。

アデノイドは、3歳~6歳にもっとも肥大化しやすく、通常は成長とともに徐々に小さくなっていきます。

ところが、頻繁に細菌やウイルスに感染してしまうと、炎症を繰り返すことによって、どんどんアデノイドが肥大化してしまうのです。

アデノイド肥大の主な症状

走っている女の子

アデノイドはのどの奥の方にあることから、ママが外から子供に口の奥を覗いても、アデノイドの大きさを確認することはできません。

しかし、見た目で判断することができなくても、アデノイドが肥大しているかどうかは、次のような症状で判断することができるので、普段から気をつけておくことが大切です。

鼻づまり

アデノイドが大きくなることによって、鼻の空気の通り道が狭くなるため、鼻が詰まったような状態になります。

子供は上手に鼻をかむことができないので、鼻水が詰まっていることはよくありますが、風邪をひいているわけでもないのに、鼻が詰まっている、鼻声がひどい場合は注意が必要だと言えます。

口呼吸

口呼吸の男の子

呼吸をする際は鼻呼吸が一般的ですが、アデノイドによって鼻の通りが悪くなることで、呼吸がしにくくなって、口で呼吸をするようになります。

口で呼吸をしていると、口の中が常に乾燥した状態になるほか、ホコリや病原体が直接のどや肺に入るため、風邪などの感染症にかかりやすくなってしまいます。

いびき・睡眠時無呼吸症候群(SAS)

いびきをしている子供のイラスト

アデノイド肥大によって寝ている時にスムーズに呼吸ができないと、いびきがひどくなり、さらに無呼吸の状態に陥る睡眠時無呼吸症候群(SAS)を発症することも…。睡眠中に呼吸が止まることで、身体に悪影響を及ぼすことがあります。

特に、無呼吸になることで、体内で酸素が不足するため、酸素を取り込むために心拍数が上がることで、体への負担が大きくなります。そうなると睡眠時間は十分にとっていても、休息をとることができないため、疲れもとれません。

口臭

口呼吸が習慣になると、口の中が常に乾燥している状態になるため、唾液による自浄作用が低下して口臭がひどくなります。朝晩きちんと歯磨きをしていて、虫歯や歯周病もないのに口が臭う場合は、口呼吸が原因かもしれません。

子供の口臭は、就学後の友人関係などにも影響を与えるので、日頃から親がしっかりチェックして、気をつけてあげるようにしたいですね。

アデノイド肥大が子供に与える5つの影響

勉強をしている小学生達

アデノイド肥大は子供に起こりやすい病気ですが、そのまま放っておくと、将来的にさまざまな悪影響を及ぼしてしまう恐れがあります。

アデノイド肥大自体は目に見えないものですが、その影響は徐々に目に見える形となって現れてきます。手遅れにならないためには、症状によっておこるトラブルについて正しい知識を身につけておくことが大切です。

アデノイド肥大では、主に次のような5つのトラブルが起こりやすくなります。

1成長障害

子供の成長のために必要な成長ホルモンは、睡眠中に多く分泌されます。しかし、アデノイドが原因のいびきや無呼吸によって深い睡眠が得られないと、成長ホルモンの分泌が妨げられてしまいます。

特に、小児期は成長ホルモンの分泌によって、骨や筋肉の成長が促されることから、健やかな成長のために深い睡眠は不可欠なのです。

2集中力の低下

授業中に居眠りする男の子のイラスト

いびきや無呼吸によって睡眠の質が低下すると、慢性的な睡眠不足の状態になってしまいます。十分に睡眠が取れていないと、昼間に異常な眠気に襲われて、ボーっとしているような状態になり、注意力や集中力の低下につながります。

特に学童期では、集中力の低下によって学習障害を引き起こす恐れがあることから注意が必要なのです。

3口元のゆがみ

アデノイド肥大によって口呼吸が慢性化すると、「アデノイド顔貌」という特有の顔つきなる場合があります。

成長期に口呼吸によるお口ポカン状態が続くことで、口を閉じる筋肉が鍛えられないほか、骨格が歪むことで、「舌が出ている」「顎がない」「出っ歯」「面長」などの特徴が現れるのです。

アデノイド顔貌は、根本的な治療法がないため、大人になってから整形手術を受ける人もいるほど、深刻な問題に発展することもあるので、子供の将来のためにも親がきちんと対処する必要があります。

4漏斗胸(ろうときょう)などの胸郭変形

寝ている子供

漏斗胸とは、胸とお腹に境目当たりが凹んだ状態になることで、アデノイド肥大によって呼吸が妨げられると、無理に呼吸をしようとして漏斗胸などの胸郭の変形が起こるのです。

漏斗胸になると、肺への空気の通りが悪くなるので、風邪をひいた時に咳が長引いたり、疲れやすくなったりすることもあります。

特に、寝ている時に起こりやすいことから、漏斗胸かどうかを判断するには、子供が寝ている時にいびきや無呼吸が見られる際に、胸に凹みができていないかを確認してみるといいでしょう。

5慢性的な蓄膿症

アデノイドが肥大すると、鼻の中の空気の流れが悪くなることで、アデノイドから細菌が広がって、副鼻腔という鼻の周りの空洞で炎症を起こす、蓄膿症(副鼻腔炎)になりやすくなっています。

蓄膿症になると、黄色い鼻水が出るほか、鼻水がのどに下りて痰が絡みやすくなることも。さらに、耳管の入口部分が塞がれる慢性的な耳管狭窄症になりやすく、炎症が広がると滲出性中耳炎が起こりやすくなるのです。

滲出性中耳炎は難聴の原因にもなるため、学童期に先生の言うことがよく聞こえなくて、授業についていけなくなることもあるので早めの治療が大切です。

アデノイド肥大の治療方法

談笑する看護士と子供

子供のアデノイドは通常よりも大きいことから、症状が軽度な場合や一過性の場合は、経過を観察しながら成長とともに小さくなっていくのを待ちます。

しかし、症状が深刻な場合は、基本的に手術による治療が選択されます。一般的に、学童期に入ってからの影響を考慮して、3歳から6歳に行われます。

手術では、全身麻酔でアデノイドの摘出が行われます。入院期間は1週間程度で、アデノイドを切除した部分も10日~2週間で完治します。

アデノイド肥大は何科を受診すればいいの?

アデノイド肥大が疑われる場合は、小児科ではなく耳鼻科を受診するようにしましょう。

アデノイド肥大は、蓄膿症や滲出性中耳炎など、鼻や耳に影響を与える可能性があるため、アデノイドの治療後に、鼻や耳の治療が必要になることから、耳鼻科を受診したほうがいいのです。

また、かかりつけの小児科医に相談して、耳鼻科を紹介してもらった方が安心かもしれませんね。

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この記事を書いたライター
れんプー

れんプー

趣味は野球観戦!カープ女子がライバルのアラフォー腐女子です。