イチゴ舌になるのはなぜ?に関する記事

イチゴ舌とは?いちごのようなブツブツできもの舌の病気2つ

イチゴ舌とは?いちごのようなブツブツできもの舌の病気2つ

イチゴ舌ってどんな舌?子供の舌がいちごのようになっていたら要注意です。イチゴ舌に隠された怖い病気2つを詳しく解説します。

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イチゴ舌とは?いちごみたいになる舌の病気の正体

子供の舌をちゃんと見たことはありますか。「歯磨きの時に口の中は見るけれど、舌までは見ていない」という人が多いのではないでしょうか。舌は、体調の状態を表すバロメーターとも言われるので、お子さんの舌を見て健康チェックをしてみましょう。

今回は、子供が病気になった時に現れるイチゴ舌について、どのような状態になるのか、他の病気との関連性について分かりやすく解説します。子供に多い症状なので、小さな子を持つママはぜひチェックしてみてくださいね。

イチゴ舌ってどんな舌?

イチゴ

イチゴ舌とは、舌がいちごのように赤くなり、表面にブツブツしたできものができることを言います。イチゴ舌になるのは舌の病気というより、感染症などによる症状のひとつです。

進行すると、舌に痛みを感じて食事がうまくとれなくなることも。イチゴ舌は、元の病気に対する治療をすることで、だんだんと回復していきます。

イチゴ舌になる2つの原因

子供がイチゴ舌になるのは、溶連菌感染症か川崎病が原因である可能性が高いです。これらの病気にかかると、イチゴ舌の他にも様々な症状が出ますが、他の病気と似ているため注意が必要です。ここでは、イチゴ舌を引き起こす2つの病気について解説します。

1溶連菌感染症

子供がイチゴ舌になり、風邪のような症状を訴えているなら、溶連菌感染症が原因の可能性が高いです。溶連菌感染症は、溶連菌という菌に感染することにより発症します。溶連菌感染症の症状や特徴、治療法はどのようなものがあるのでしょうか。

溶連菌感染症の症状
熱があって冷えピタをおでこに貼っている子供

溶連菌感染症にかかると、2~4日程度の潜伏期間を経て発症します。この病気になると、始めは舌が白くなり、次に舌にブツブツができて、真っ赤なイチゴ舌になる経過をたどります。

イチゴ舌以外の代表的な症状は、のどの痛みや発熱、発疹です。舌と同じようにのども赤く腫れるので、痛みで食欲が落ちることがよくあります。熱は39度台まで上がり、手足などに小さい発疹が出ることも。風邪に似た症状が出ますが、鼻水や咳といった症状が出ないのが特徴です。

溶連菌の検査方法は?

溶連菌感染症の疑いがある場合は、病院で簡単に検査することができます。のどを綿棒でぬぐい、溶連菌がいるかどうかチェックする検査で、数分で結果が出ます。検査の前に、自宅に残っている抗生物質を勝手に飲ませたりすると、正しい結果が出ない場合も。高熱が出た場合は解熱剤で対処し、早めに診察を受けるようにしましょう。

溶連菌感染症の特徴

溶連菌感染症の大きな特徴は、唾液などによる飛沫感染で広まるという点です。感染した人のくしゃみにより唾液が飛び、周りの人にもうつしてしまいます。特に子供は、口をふさがないままくしゃみをすることが多いので、園や小学校で集団感染することが多いと思われます。

子供が溶連菌感染症にかかった場合、薬が効いて熱やのどの痛みなどが治まるまで学校は休ませます。大体2~3日程度で学校に行けるようになる子が多いです。

溶連菌感染症では、インフルエンザのように幼稚園や保育園に登校する目安は特に定められていません。病院で処方された薬が効き、熱が下がって元気になったら園や学校に行っても大丈夫でしょう。

治ったのに再び溶連菌になる場合も

溶連菌は集団生活で感染しやすい病気です。治って学校に行った後、他の子から再び感染してしまうことも少なくありません。園や学校で流行している場合は、再発する恐れがあるので、かかりつけ医に指示された薬は、忘れずに飲むようにしましょう。

溶連菌感染症の治療法
薬剤

病院に行き、溶連菌の検査を行って確定診断が出れば、溶連菌を治療するための薬を飲んで治療します。抗生物質での治療が主で、解熱剤やのどの痛みをやわらげる薬も処方されます。

抗生物質は溶連菌を退治するための大事な薬で、5~10日程度飲み続けることになります。抗生物質は子供にとって苦いですが、良くなったからと途中で抗生物質をやめてしまうと、リウマチ熱や急性糸球体腎炎といった合併症が起こる恐れがあります。合併症になると、さらに治療が長引くため、出された分の薬はしっかり飲み切りましょう。

症状が無くなった後に尿検査を行います

熱が下がって症状が無くなったあと、2週間ほど経ってから尿検査を行います。溶連菌による腎炎は、2週間くらい後に発症することが多いためです。この尿検査で問題がなければ、合併症を起こしていないことが分かり、ようやく完治したことになります。

2川崎病

川崎病は、全身の血管に炎症が起きる病気ですが、はっきりした原因はよく分かっていません。5歳までの子供に多く見られ、1歳前後に発症するケースが最も多いです。

川崎病は溶連菌感染症と同じく、イチゴ舌を引き起こす病気として知られています。正式名称は「小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群」と言い、病気を発見した医師の名を取り川崎病と呼ばれるようになりました。

川崎病の症状

川崎病が発病したばかりの頃は、風邪や突発性発疹と似ているため、区別するのが難しいです。川崎病の主な症状を6つご紹介しますので参考になさってください。5つ以上当てはまる場合は川崎病が疑われるので、早めに小児科の診察を受けましょう。

川崎病の症状をチェック

  • 舌や唇が赤い
  • 白目の部分が充血している
  • 高熱が5日以上続いている
  • 発疹が全身に出ている
  • 足の裏や手のひらがむくんで硬い
  • リンパ節が腫れている

川崎病であっても、初めは風邪などの病気と診断されることがあります。処方された薬を飲んでも効果を感じられない、熱が下がらないなどの場合は再度受診してください。

川崎病の特徴
心臓検査に使う聴診器と心電図

川崎病になると、冠動脈瘤(かんどうみゃくりゅう)と呼ばれるコブが、心臓に血液を送る血管にできることがあります。これは、川崎病にかかった子供の1割に見られる症状です。心臓の検査ができる病院に入院し、冠動脈流があるかどうかしっかり検査する必要があります。

川崎病の治療法

川崎病にかかった場合、血管の炎症を抑えるための薬物治療を行います。血管の炎症を抑え、冠動脈流ができるのを予防する「ガンマグロブリン療法」を中心に、血栓予防のためのアスピリンなども投与します。

川崎病による入院期間は症状によって異なり、治療により順調に回復したら1週間程度、冠動脈流があるなど治療に時間がかかった場合は10日以上入院する場合も多いようです。

中には1ヵ月以上入院したケースもあります。退院後も、2,3ヵ月は薬を飲み続け、定期的に医師の診察を受け、経過観察を行います。

イチゴ舌は合併症にも要注意!

イチゴ舌の原因となる溶連菌感染症や川崎病は、様々な合併症を起こすことが知られています。病気そのものの症状よりも、合併症になった時の方が重症化しやすく、治療に時間がかかったり後遺症が残ったりする恐れがあります。

合併症を防ぐためには、親が早く病気に気付き、医師の指示に従って治療を行うことが大事です。ここでは注意すべき合併症についてまとめました。

溶連菌感染症の合併症

溶連菌に感染することによって、急性腎炎とリウマチ熱の合併症を起こす恐れがあります。これらの合併症を起こすと、治療に時間がかかるだけでなく、腎臓や心臓などに影響を及ぼす可能性が高くなってしまいます。

早く治療を始めると、合併症にかかるリスクを減らすことができるので、溶連菌感染症のような症状が見られたら病院で検査を受けましょう。

川崎病の合併症

入院している男の子と看護師

川崎病の合併症として注意が必要なのは、血液の流れを妨げる、冠動脈瘤と呼ばれるこぶが大きくなることが原因となって引き起こる心筋梗塞です。心筋梗塞は大人の病気として知られていますが、赤ちゃんにも起こる場合があります。

川崎病による冠動脈瘤は、適切な治療を行うことにより、小さいこぶだと3ヵ月程度で自然と消えてなくなります。治療後も血管にこぶが残ってしまい、血管が細くなるなどの後遺症が残った場合は、その後も薬を飲む必要があります。

子供が心筋梗塞になる確率はかなり低いとは言え、命にかかわる可能性もあるため、退院しても定期検査は欠かさず受けるようにしましょう

イチゴ舌になったら何科を受診すればいいの?

子供がイチゴ舌になっていたら、かかりつけの小児科に相談してみることをお勧めします。川崎病の症状に似ていることを伝えれば、検査できる病院を紹介してくれるはずです。

イチゴ舌を引き起こす溶連菌感染症や川崎病で、一番怖いのは合併症です。病気への対処が遅くなるほど、合併症にかかるリスクが上がります。子供が高熱を出した時「単なる風邪だろう」と素人判断せず、イチゴ舌が気になる場合は早めに医療機関を受診してください。

川崎病では心臓の血管に炎症が起こることが多いので、検査機器の整った大きい病院で調べてもらった方が安心ですね。

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この記事を書いたライター
木下みずき

木下みずき

ウォーキング始めました!運動と食事で5kg減を目指すダイエッターです!