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場面緘黙症のチェックリストと知っておくべき原因&治療法

場面緘黙症のチェックリストと知っておくべき原因&治療法

場面緘黙症の症状をチェックし、早期発見・早期治療!原因や正しい対応などを身につけて、子供の不安を取り除きましょう。

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【場面緘黙症チェック】知っておきたい原因と治療について

場面緘黙症が気になるママは、ここで紹介する症状をチェックして場面緘黙症についての正しい知識を身につけましょう。緘黙(かんもく)とは、「押し黙る」「口をつぐんで話さない」という意味。子供の人見知りが激しく、人前でほとんど話さないと「何か病気?」と心配になってしまいますよね。ネットであれこれ調べて、「場面緘黙症」というワードにたどり着いたというママも多いのではないでしょうか。

場面緘黙症は、自閉症やアスペルガー症候群などのように広く知られていないため、「子供が話せないのは親のしつけや家庭環境のせい」などの周囲の偏見に心を痛めるママもいます。ここで紹介する、場面緘黙症について原因や治療、対応の仕方を参考にして、場面緘黙症についての理解を深めて子育ての不安を取り除きましょう。

場面緘黙症とは?

椅子に座って黙り込む幼児

場面緘黙症は「選択性緘黙症」とも呼ばれ、選択された場面や特定の人に対して話さない状態をいいます。発語や発声など身体的には問題がないにもかかわらず、家族など慣れ親しんだ人以外の人と話ができないのが特徴で、3歳から8歳の5歳前後に多く、どちらかといえば男の子よりも女の子の方が多い傾向にあります。

人見知りや引っ込み思案の場合は、慣れるとすぐに話すことができるようになるのに対して、場面緘黙症の場合、新しい環境や見知らぬ人に慣れるのに時間がかかるため、1ヶ月以上経っても誰とも話ができないケースもあります。家では普通に話すことができるのに加え、保育園や学校では大人しく手のかからない子と認識されやすいため、親や先生も気づかずに放置してしまって、症状が長期化する傾向にあるため注意が必要だといえます。

場面緘黙症のチェックリスト

場面緘黙症の程度はさまざまで、軽度の場合は限られた人となら小声で話すことができますが、重度になると話せないだけでなく、フリーズしたように身体を動かすことができなくなる「緘動(かんどう)」という状態になることもあります。給食を食べることができない、トイレに行きたくても行けないなど、深刻なケースに発展することも…。

ただ、恥ずかしがり屋で大人しいだけなのか、それとも場面緘黙症が疑われるのかは判断が難しいことから、まずは、次に紹介する場面緘黙症によく見られる症状に当てはまるかどうかチェックしてみましょう。yesの数が多いほど、場面緘黙症の可能性は高いといえます。

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少女の後ろ姿

場面緘黙症の原因として考えられる3つの要因

場面緘黙症の原因は明らかになってはいないのですが、「不安を感じやすい」「慎重に行動する」のような元々の性格をベースにし、さらに環境や心理的な要因が影響するようです。場面緘黙症を引き起こす要因には、次の3つが考えられます。

新しい環境に回避的な気質

新しい環境におかれたときに不安を感じやすいことで、慎重になりすぎるあまりに「話す」という行動が抑制されることが考えられます。さらに、他の子に比べて環境の変化に慣れるのに時間がかかってしまうことで、長期間に渡って話すことができなくなってしまうのです。

言葉への苦手意識や発達の遅れ

話すことに対して苦手意識があったり、発達の遅れによってうまく話すことができなかったりする場合に、周囲から話し方を指摘されて、話すことが不安になってしまうことがあります。さらに、話せないことが続くと、話さないでいることの方が楽だと感じて話さないままでいたり、話さないことが癖になってしまうこともあるのです。

環境の変化へのストレス

幼稚園の制服を着た園児

入園や入学などの環境の変化は、子供にとっても大きなストレスとなります。その子の気質や言語の発達の遅れにストレスが加わることにより、子供が処理しきれなくなって場面緘黙症を発症してしまうことも。不安感や恐怖心が強ければ強いほどストレスが大きくなるため、症状の悪化につながることもあります。

場面緘黙症の診断

場面緘黙症は、大人になると自然に治ることもありますが、幼児期に、周囲とのコミュニケーションがうまくとれないことで、からかわれたりして不安感がさらに強くなってしまいます。不安性障害や遺尿症などの合併症を引き起こす恐れがあることから、気になる場合はかかりつけ医や医療機関の受診が望ましいといえます。

それでは、どのような場合に場面緘黙症と診断されるのでしょう。場面緘黙症の診断のポイントは、次のような5つのことが挙げられます。

・普段は問題がないのに、特定の状況で話せなくなる
・話せないことで日常生活に支障をきたしている
・最初の1ヶ月を除き、1ヶ月以上症状が続いている
・言葉を知らないことが話せない原因ではない
吃音などのコミュニケーション障害や精神病性障害の影響を受けていない

場面緘黙症の主な治療方法

場面緘黙症の発症は、発語や発音などには問題がない子がほとんどのため、治療は話すことよりもむしろ、場面緘黙の症状につながる不安や恐怖心を取り除くこと、環境への適応、自我の確立などが中心となります。主な治療法には次のようなものがあります。

遊戯療法

女の子同士が遊ぶ

遊びを通して適応力を養う遊戯療法は、言葉を使った表現が未発達の幼児に対する心理療法の中で最も一般的な治療法です。遊びにはストレスの発散のほかに人間関係の構築の効果があるため、集団治療が行われることもあります。子供に話すことを促したり、言葉での自己表現を強いることがないため、子供に負担なく行うことができます。

認知行動療法

認知行動療法とは、子供の考え方や捉え方に働きかけることで、話すことへの不安や恐怖心を改善することを目的とした治療法です。子供が抱える不安や恐怖がどれくらい現実と食い違っているのかを、日常生活の中で具体的に明らかにして、場面ごとに行動や感情のコントロールの方法を学ぶことで問題を解決します。

薬物療法

場面緘黙症の場合、不安を強く感じている子が多いことから、不安や緊張感を和らげる薬を使った薬物治療を行うことがあります。薬の効果には個人差があるほか副作用の恐れがあるため、分量や使用法について主治医を相談の上、使用するようにしましょう。

場面緘黙症のお子様への対応の仕方

場面緘黙症はその症状から、「わざと話さない」「恥ずかしがり屋」などの誤解を受けやすく、周囲から理解されないことで症状が悪化したり、治りにくくなることがあるため、子供への接し方がとても重要になってきます。我が子とはいえ、子供にどのような接し方をすればいいのか分からないというママは、ここで紹介する3つの対応法を参考にしてください。

話すことを強要しない

家では普通に話しているのに、なぜ幼稚園や保育園では話せないのか不思議に感じるのも無理はありません。しかし、誰よりも本人が一番「どうして他の子のように話すことができないの?」と思っているのです。場面緘黙症はただでさえ誤解を受けやすいことから、ママが子供の気持ちに寄り添い一番の理解者になってあげることが大切なのです。

周囲の大人に理解を求める

場面緘黙症は周囲から理解されにくいため、集団生活の場では誤解によって周囲との溝がどんどん深まることも。からかわれたりいじめを受けるケースもあることから、まずは周囲の大人の理解を得ることが必要です。保母さんや学校の先生に場面緘黙症のことについて知ってもらい、サポートや援助を受けるために密に連絡を取り合いましょう。

医療機関への相談

場面緘黙症は、大人になれば自然に治るとも言われていることから、見過ごされることも少なくありません。とはいえ、情緒が発達する5歳前後の時期に、支援を受けないまま集団生活の中で過ごすことで症状の改善が遅れてしまうと、不登校・うつ・人間不信など二次的な問題が発生する恐れがあります。

場面緘黙症は早期治療が大切なことから、まずはかかりつけ医に相談してみましょう。生活環境や症状について詳しく話を聞いてもらって、しかるべき小児精神科や臨床心理士がいる医療機関を紹介してもらうとよいでしょう。

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この記事を書いたライター
れんプー

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趣味は野球観戦!カープ女子がライバルのアラフォー腐女子です。