チック原因と子供の症状とはに関する記事

チック症の原因とは?子供のパチパチまばたきの症状に注意!

チック症の原因とは?子供のパチパチまばたきの症状に注意!

チックの原因は何?チックには治療が必要なものと、経過観察でよいものがあります。チックが引き起こす症状を見てみましょう。

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チック症の原因とは?子供のまばたきや顔をしかめる癖に要注意!

子供の動きを見ていて、「あれ?これは子供の癖なのかな?それにしてはいつもしているな」「注意しても治らないな」と感じているママは少なくありません。チック症は、乳幼児期から子供の成長過程で見られるもので、珍しくはありませんが、実際に自分の子供がチック症では?と感じると、その原因はストレスなのか、欲求不満なのでは、と思ってしまいがちです。

チック症は、身体的要因と精神的要因が関係し、その発症は複雑です。チック症も軽度のものから重度なものまであり、そのチックのタイプも、症状がある程度継続しなければ予測が出来ません。そんなチック症の原因と症状、そして治療方法についてご紹介します。

チック症(チック障害)とは

芝の上で走る子供

チック症とは、突発的で素早い身体の動きである「運動チック」や、「音声チック」と呼ばれる発声を不規則に繰返す障害のことをいいます。

身体に違和感を感じ、ムズムズしてチックをせずにはいられない「前駆衝動」という感覚が特徴的です。チックを行うことですっきりすることが分かっているので、繰り返し行いたくなるのです。

また、一般的に男の子に多いといわれています。チック症は主に、次の3つに分類されています。

一過性チック障害

チックの症状が、4週間以上毎日続いて1年以内に治まった症状をいいます。よくみられる症状は、まばたき、しかめ顔、首を振るなどです。運動チックと音声チックのどちらかが見られる場合と、両方のチック症状が出る場合があります。

慢性チック障害

慢性チック障害は、正しくは「慢性運動性又は音声性チック障害」といいます。運動チックか音声チックのどちらかが、1年以上続きます。ほとんど毎日、または、一日に何回も生じることが多いです。

ドゥ ラ トゥーレット症候群

学習している子供

ドゥ ラ トゥーレット症候群の正式名称は、「音声性及び多発運動性の両者を含むチック障害」といい、トゥレット症候群とも呼ばれます。脳機能の障害で、多数の運動チックと1種類以上の音声チックの両方が1年以上持続します。

一つの症状が消えると新しい症状が現れるなど、一定の周期でチック症状を繰り返す傾向がみられ、一般的に、音声チックよりも、運動チックが早い時期に現れます

ドゥ ラ トゥーレット症候群は、一過性チック障害、慢性チック障害と異なり、少し重症度があり、成人になっても続くことが特徴です。注意欠損多動症障害や、学習・睡眠障害などを併発することがあります。

チック症に関わる3つの原因

チック症の原因は、正確には解明されていません。しかし、遺伝性と心因性、器質性が関与しているといわれます。

1遺伝性要因

チック症は、同じ家系で見られることがあります。これはチック症そのものが遺伝するというよりも、性格や体の特徴などの発症しやすい体質が似ているために、起こると考えられています。

2心因性要因

ストレスを感じる子供のイラスト

もともとチック症になりやすい体質が根底にあり、人とのかかわりが苦手である、不安やストレスを強く感じやすい、あがり症、緊張しやすいなどの性格が加わるとチック症になりやすいといえます。また心因性要因により、チック症状が軽快、悪化をすることもあります。

3器質性要因

チック症は、脳の神経物質の伝達、つまりドーパミン神経に異常がある場合に発症すると考えられています。ドーパミン神経とは情動、意欲、集中力、運動などをつかさどる重要な神経です。

チック症の発症年齢

チック症は、始めはまばたきなどで顔に症状が現れることが多いので、一緒に生活する家族によって気付かれることが多いです。

一過性チック障害、慢性チック障害は、4~5歳から10歳前後で発症する頻度が高いがですが、トゥレット症候群は、6~7歳で発症し、15~25歳の青年期に悪化することが多いです。

チック障害の代表的な症状

チックの初期症状は、まばたきや顔をしかめるという動作が出てくることです。チック症に関する知識を持っていれば、違和感を持つ子供の顔の動きがあった時に、適切な治療を受けるために医療機関を受診することが出来ますね。

親として出来ること、それはチック症状に関する正しい知識を持ち、早期の発見に努めることなのです。チック障害の症状は、運動チックと音声チックに分けられます。

運動チックの症状

運動チックの症状

  • 瞬目(まばたき)
  • 顔をしかめる
  • 首を振る
  • 肩をすくめる
  • 自分を叩く
  • 飛び跳ねる

このほか、爪を噛んだり、口腔内を噛んだりする行為もありますが、単に癖なのかどうか、見分けがつきにくいことがあります。

音声チックの症状

音声チックの症状

電話で怒りながら話している子供
  • 鼻をすする
  • スース―という歯擦音
  • のどを鳴らす
  • 咳払い
  • 汚言症(コプロラリア) 公共の場でいうべきことでない、汚い言葉などを言うこと
  • 反復言語(パリラリア) 音声や単語の発声を繰り返すこと

チック症の治療方法

日常生活に支障をきたすほどの症状がみられる場合、治療が必要となります。

環境の調整

一過性チック障害の場合は、環境を調整するだけで、症状が軽減、消失することがあります。慢性チック障害も思春期に症状は悪化しますが、成人まで続くことはなく、環境を整えることで改善し自然に消失していきます。

チックがあると、どうしてこうなってしまったのか、今後どうなるのかと強い不安を感じるご両親も少なくありません。しかし、本人は無意識に行っています。その行為を見ている親は気になってしまい、その行為をやめさせたいと思うこともあるでしょう。ですが、チックを正しく理解すれば、本人の意思でやめることが出来ないことを理解できます。

チック症は、不安や緊張などが症状に影響を及ぼす場合があるので、周りは過剰に反応しない、無理にやめさせようとする行動は避ける、運動で発散、熱中できるものを探すなど、子供の心理的負担の軽減や本人を支持することが大切です。

また、周囲の人が過度に注目しないように周りの人に理解をしてもらうこと、学校では授業やテストを別室で受けるなど、配慮を求めることも大切です。

薬物療法

薬物のイラスト

学校生活や日常生活に影響を及ぼすほどの症状が出る場合は、治療の対象になります。トゥレット症候群は、神経伝達物質のバランスが乱れることが原因で起こるとされているために、治療にはドーパミン受容体遮断薬が使用されます。

また、症状が複雑な場合は、もう一つの神経伝達物質であるセロトニンの働きを活性化する抗うつ薬、選択的セロトニン再取り込み阻害薬であるSSRIを使用することがあります。セロトニンは、行動や情緒に影響を及ぼす代表的な神経伝達物質で、チック症状にも大きく影響をしています。

しかし、一旦薬を使用すると、効果はありますが、その期間が長くなり、薬による二次障害も出てきます。その副作用は、眠気や筋肉のこわばりといったものがあり、定期的に受診をし、医師の指導を受けながら副作用に注意して、薬物療法を続けていかなくてはいけません。

もし、ドーパミン受容体遮断薬やSSRIの使用で副作用が強いという場合には、副作用の比較的少ないといわれる漢方薬を選択して投与されることがあります。

行動療法

チック症の治療には、行動療法の一つである習慣逆転法「ハビットリバーサル・トレーニング(Habit-reversal Training)」が有効だとされています。このトレーニングは、主に次のような方法で行われます。

チック症状への気づき

チックの症状、たとえば鏡の前に座り、顔のチックを観察します。どれくらいの時間で、チックが何回出たのかをメモします。このように、自分で意識するだけでもチックは減るといいます。

チック症状に置き換わる行動をとる学習
手を握りしめる子供

チックの症状に対して、それに置き換わる行動をとることを練習します。例えば、手をひらひらさせるチックでは、反対に手を握り占める行動をとるということを意識します。チックの症状を妨げて、チックをしないようにするのです。

リラックスする方法を身につける

チック症状がある人は、いつも緊張しているといいます。そのために、腹式呼吸をする、そして筋肉を緩める方法などを習得して体のリラックスを目指します。リラックスは、チックの回数の減少につながります。

子供がチックになると、親としてどんなことをしてあげることが出来るかと、悩む人が少なくありません。しかし、この習慣逆転法などが出来た時には、しっかり子供をほめてあげる、また出来なくてもしっかり見守るなどが大切です。

親が受けることの出来るカウンセリングなどもあるので、専門医を受診し、適切なアドバイスを受けるというのも一つの方法です。

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この記事を書いたライター
木下みずき

木下みずき

ウォーキング始めました!運動と食事で5kg減を目指すダイエッターです!