子供の膀胱炎の原因と症状に関する記事

子供の膀胱炎の原因は?男の子と女の子のリスク/症状の違い

子供の膀胱炎の原因は?男の子と女の子のリスク/症状の違い

子供の膀胱炎は再発しやすいため、普段からしっかり症状に注意することが大切です。ここでは、男の子と女の子どちらの性別が膀胱炎の危険性が高いのか、また、男の子特有の症状のほか、膀胱炎かどうかの判断基準となるおしっこの色などを分かりやすく解説。

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子供の膀胱炎の原因とは?予防のためにママがすべきこと

膀胱炎とは、細菌感染によって膀胱で炎症がおきる病気で、おしっこの通り道が細菌に感染することで症状が起こる尿路感染症(UTI)の一つです。

膀胱炎にかかると、思いもよらないさまざまな症状が出ることも…。家庭では判断しにくい面があるため、親が膀胱炎についての正しい知識を身につけておく必要があるのです。

そこで、今回は子供の膀胱炎について、原因や主な症状、家庭での予防法などについてお伝えしていきます。意外と気がつきにくい子供のおしっこ異常が気になるママさんは、ぜひ読んでみてください。

膀胱炎が起こる原因

膀胱炎のイラスト

どのようにして膀胱が細菌に感染するのかを知るために、おしっこができる仕組みについて確認しましょう。

まず、おしっこは腎臓で作られてから、腎盂(じんう)、尿管を通って膀胱にたまります。そして、膀胱の中におしっこが溜まると、尿意を感じて、おしっこが尿道を通って尿道口から外に出る仕組みとなっています。

しかし、何らかの原因で、おしっこの出口である尿道口から侵入した細菌が、膀胱内で増殖すると、膀胱の粘膜に炎症が起こることで膀胱炎となってしまうのです。

膀胱炎の原因菌はほとんどの場合が大腸菌で、ブドウ球菌やプロテウスなどの細菌のほかに、マイコプラズマ肺炎を引き起こす病原体のマイコプラズマなども関係していると考えられています。

子供の膀胱炎の症状

子供が膀胱炎にかかった場合、子供は具体的な症状を言葉でうまく説明できないため、大人が気づいてあげなければなりません。そのためには、ここで紹介する膀胱炎の症状について確認しておくことが大事です。

子供が膀胱炎にかかった時に見られる症状は、次の通りです。

何度もトイレに行く

幼稚園のトイレにいる子供

膀胱炎の特徴に一つとして「残尿感」があげられます。子供の場合は、おしっこをしたばかりなのに、またすぐにトイレに行きたくなるので、親が異変に気づく場合があります。

トイレの回数が増えたことを知るためにも、ママは日頃から、飲んだお茶やジュースの量や、子供のおしっこの回数をチェックしておくことが大切です。

おしっこをすると痛い

膀胱炎のつらい症状といえば、おしっこをする際に感じる痛みです。おしっこをした後で、ひりひりするような痛みや、熱を持ってじんじんとした感じなど、独特の症状がみられます。

おしっこの際に痛みを感じる場合、炎症が膀胱だけでなく尿道にも広がっている可能性があります。おしっこの後で泣いたり、トイレに行くのを嫌がったりするようなら、膀胱炎を疑った方がいいかもしれません。

発熱

発熱している子供とママ

細菌感染によって体の防御システムが働くと、体温を上げて細菌をやっつけようとするため、たいていの場合は発熱の症状がみられます。

もし、子供がだるそうにしている、ボーっとしている場合は熱を測ってみてください。特に、40度近い高熱が出ている場合は、炎症が腎臓に広がる腎盂腎炎(じんうじんえん)を起こしている可能性が高いため、早めの受診が必要です。

おしっこが濁る

膀胱で炎症がおこると、白く濁ったおしっこ(膿尿)が出ることがあります。細菌と戦った白血球の残骸などが混じることで、黄白色のおしっこや白濁したおしっこが出るためです。

子供が何度もトイレに行きたがる場合や、発熱などの症状が見られる場合は、尿の色もチェックしてみましょう。

下腹部痛

膀胱炎による排尿痛や膿尿がみられる場合、下腹部痛も一緒に起こりやすくなります。便秘や下痢などの症状がない状態で、子供が下腹部痛を訴える場合は膀胱炎が疑われます。

血尿

体調が悪い男の子

炎症によって膀胱の粘膜から出血すると、おしっこに混じって血尿となって出てくる場合があります。コーヒーのような濃い色やピンク、ワイン色など、いつもと違う色のおしっこが出るのが特徴です。

子供は自分のおしっこの色をあまり気にしない傾向があるので、いつもと違う色のおしっこが出たら、きちんと親に言うように、普段から伝えておくといいでしょう。

膀胱炎が起こりやすい年齢や性別は?

膀胱炎は年齢に関係なく、赤ちゃんから大人までに起こる病気です。

赤ちゃんのころは男女の性別に関係なく起こりますが、2歳以降は女の子の割合が高くなります。男の子に比べて女の子は尿道が短いため、膀胱炎になりやすいため注意が必要だといえます。

膀胱炎の検査・治療

尿検査のイラスト

膀胱炎の疑いがある場合、おしっこを採って、白血球や赤血球、細菌について検査をします。また、腎盂腎炎が疑われる場合は、炎症が起こっているかどうかを調べるCPRという血液検査が行われます。

そして、尿検査の結果、白血球が混じっている膿尿や、尿の中に細菌が確認された場合は、膀胱炎と診断されます。

その場合、細菌の増殖を抑えるために、抗生物質が投与されます。抗生物質を指示された期間きちんと飲み続けることによって、細菌が体からいなくなって膀胱炎も完治します。

膀胱炎は何科を受診すればいいの?

膀胱炎が軽症であれば、気づかないうちに自然治癒することもありますが、再発する場合もあるため、気になる症状がみられる場合は、きちんと病院を受診して治療を受ける必要があります。

膀胱炎は泌尿器科が専門ですが、基本的にはかかりつけの小児科を受診するのがベストだといえます。

子供の膀胱炎を予防するには

子供が膀胱炎にかかるのは、子供ならではの理由があります。どのようなことに気をつけたら、膀胱炎を予防できるのでしょうか。ここでは子供の膀胱炎を予防するための、効果的な方法をご紹介します。

おしっこを我慢しない習慣をつけましょう

子供達と遊んでいる両親

子供は遊びなどに夢中になると、おしっこを我慢してしまうことがよくあるので、膀胱炎を予防するために、おしっこは我慢せず、すぐにトイレに行くよう言い聞かせましょう。

おしっこを我慢してしまうと細菌が繁殖しやすい状態となるため、定期的におしっこをする必要があります。ママがおしっこの回数を確認するとともに、本人にもおしっこを我慢しないよう習慣づけることが大切です。

尿道口の周囲を清潔に保ちましょう

おむつ交換中の赤ちゃん

細菌感染を防ぐために、毎日の入浴の際は、おしっこが出る尿道口の周りをきれいすることを心がけましょう。また、ママは普段から、汚れた手で無意識に触らないように注意するようにしましょう。

赤ちゃんの場合は、おむつについたウンチが原因で、細菌に感染することがあります。おむつが汚れたら早めに交換し、おしりふきで尿道口の周りを清潔に保ちましょう。

正しいお尻の拭き方をマスターさせましょう

トイレの際にお尻がきれいに拭けていないと、尿道口の周囲が不潔な状態になるため、膀胱炎になる可能性があります。そのため、トイレトレーニングの際は、正しいお尻の拭き方を憶えさせましょう。

特に、うんちをした際は、うんちが尿道口に付かないように、前から後ろに拭くことを徹底させることが大事です。

十分に水分補給を行いましょう

水を飲んでいる女の子

おしっこの回数が少ないと、膀胱で細菌が繁殖しやすいので、こまめに水分補給をする必要があります。特に、汗をかいた後や体温が高い時は、いつもより多めに水分を摂ることを心がけましょう。

ただし、コーラや緑茶、ウーロン茶など、カフェインが含まれる飲み物は利尿作用が高いため、子供には不向きです。普段から水や麦茶など、ノンカフェインの飲み物を飲む習慣をつけるといいですね。

しっかりと睡眠を取らせましょう

疲れていると抵抗力が落ちて、細菌に感染しやすくなるため、疲労を溜めないようしっかり寝ることが大事です。睡眠以外でも、バランスの取れた食事を心がけることで、膀胱炎などの感染症予防につながります。

特に、タンパク質やビタミンC、ビタミンAは免疫力のアップに効果があるので、このような栄養素を豊富に含む食品を積極的に取り入れましょう。

注意が必要な膀胱炎のほかの尿路感染症

子供が膀胱炎にかかると、炎症が広範囲に広がりやすいため、これらの感染症をまとめて尿路感染症と呼ぶことがあります。膀胱炎のほかに気をつけたい尿路感染症についてまとめました。

腎盂腎炎(じんうじんえん)

泣いている幼児

腎盂腎炎とは、膀胱の奥にある腎臓まで細菌が入り込み、炎症を起こすことをいいます。子供の腎盂腎炎は、乳幼児期は男の子に多く、年齢が上がるに従って女の子の患者数が増える傾向にあります。

腎盂腎炎の主な症状は、熱やわき腹の痛み、吐き気です。ただし、子供の場合ははっきりとした症状が現れず、不機嫌に泣き続けるだけの場合もあるため、見極めが難しい場合は、念のために病院を受診しましょう。

尿道炎(にょうどうえん)

おしっこの出口の尿道口と膀胱をつなぐ、尿道に炎症が起きることを尿道炎といいます。膀胱炎と同様に、おしっこをした後で痛みを感じる排尿痛がおもな症状です。

悪化すると尿道口から膿が出る場合があるため、早めの治療が必要です。

亀頭包皮炎(きとうほうひえん)

亀頭包皮炎は男の子特有の症状で、亀頭の包皮の部分でカンジタなどの細菌が繁殖すること起こります。亀頭が赤く腫れるほか、亀頭周辺の包皮から膿が出るのが特徴で、3歳ぐらいの男の子に多いといわれています。

抗菌薬の飲み薬や塗り薬を使用し、一日に数回、患部をお湯で洗うことにより完治します。治療をやめると再発することもあるため、医師の指示に従いしっかり治療しましょう。

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この記事を書いたライター
ひなちゃんママ

ひなちゃんママ

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪