子供の発達障害の種類に関する記事

子供の発達障害を正しく理解するため~タイプ別特徴や原因

子供の発達障害を正しく理解するため~タイプ別特徴や原因

子供の発達障害である広汎性発達障害・注意欠陥多動性障害・学習障害・トゥレット症候群・吃音症などの「偏見」をなくして、子ども達をサポートしていきましよう!

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子供の発達障害~種類別の症状・原因・診断年齢

家で走る回る男の子を追うお母さん

「発達障害」って何となく言葉のイメージが悪いと思いませんか?

その言葉のイメージが先行してしまってか、「変な誤解」や「偏見」を持ってしまっているステレオタイプの人達がいるのは、悲しい事実かもしれません。何かを知らずに言葉のイメージだけで物事を判断してしまうことは、怖い事です。

例えば、「発達障害」の一つである発達遅延の症状が見られている場合には「親のしつけが悪い」「わがままなのは元々の子供の性格」などと、イメージだけで変に誤解されてしまったり、偏見に苦しまれているママさんもいらっしゃいます。

そういった「誤解」や「偏見」が少しでもなくなって欲しいとの願いをこめて、「発達障害」と表現されているカテゴリーを、いくつかのタイプに分けて紹介していきます。

発達障害と表現されているお子さん達の「個性」は、周囲からの理解を得て早期に正しく対処していくことで、成長とともに他者との違いが目立たなくなることもあります。また、その「個性」伸ばしてあげる事もできます。

お子さんを取り巻く周囲の人から理解してもらうためには、まずママがお子さんの一番の理解者でいましょう!

発達障害とは

発達障害とは、脳の発達が遅れているわけではなく、発達の仕方がその時期に望ましいとされている成長のペースよりも遅れているため、脳の一部の機能の成長の遅れや脳内の回路のつながり悪さ、などがその原因として、考えられています。

発達障害はいくつかのタイプに分類され、そのタイプ別に大きく分けると、「広汎性発達障害」・「注意欠陥多動性障害」・「学習障害」・「トゥレット症候群」・「吃音症」などがあります。

広汎性発達障害

広汎性発達障害とは、コミュニケーション能力に見劣りがあったり、社会性に疎いなどの特徴が見られる発達障害で、主に「アスペルガー症候群」や、「自閉症スペクトラム障害」などのタイプに分けられます。

広汎性発達障害の性質があるお子さんは、年齢が低いうちは、一見普通の子と変わらないので、単に引っ込み思案な子どもであると思われがちで、いつも一緒に過ごしているママでなければ気づかないこともあります。それらの症状や原因など詳しくみていきましょう。

自閉症スペクトラム障害

寂しそうな顔をする女の子

発達障害は同時にいくつかのタイプの症状が現れることもあり、自閉症スペクトラム障害とは、自閉症と他の広汎性発達障害が組み合わさったタイプのことを言い、アスペルガー症候群や、自閉症をひとまとめに表現している広汎性発達障害という用語と同じ概念で考えられています。

自閉症スペクトラム障害では、対人関係が形成されていく1歳頃から、「指さしをしない」「周囲に関心がない」「人の目を見ない」などの特徴が気になり始め、3歳になるまでには対人関係やコミュニケーションが上手くいかない、パターン化した行動をとること、興味や関心が偏り過ぎていることなどの個性が目だってきます。

お子さんが成長するにつれて、目立ち始める個性は次のような感じです。

  • 同じ年頃の子に比べて言葉の発達が遅い。
  • 会話が続かない、自分の言いたいことしか話さない。
  • 一人遊びばかりしていて集団行動が苦手。
  • 強いこだわりを持ち、特に自分の好きなことや興味のあることには熱中する。
  • 予定していたことの変更が受け入れられない。

アスペルガー症候群

アスペルガー症候群の症状は、自閉症スペクトラム障害の症状とほとんど同じですが、自閉症のように言葉の発達の遅れが見られないことが両者の違いです。認知の発達も見られないことから、周囲の子と変わりないのに対人関係の不器用さだけが目立ち、「一方的に自分の話ばかりする」「わがまま」などと誤解を受けてしまいやすいタイプの人達が多くいます。

自分の好きな分野だけに、強いこだわりを持ってその事に没頭してしまったり、他の事にはあまり興味を示さなかったり、人と関わるよりも個人的な趣味の世界に熱中する方を好んでしまうという、「個性」を持つ人も多くいます。

アスペルガーと呼ばれる人達の中には、知的好奇心が強い人々が多くいて、世界的に有名な科学者や発明家や、企業家などにも、アスペルガーの傾向があるとも言われていて、過去の偉人の中にも、文献を探ってみるとアスペルガーの傾向があっただろうと考えられている人々もいます。

集団行動に同調するような「個性」の方が好まれやすい日本社会においては、アスペルガーのような自分自身の好きな世界観の方を大事にしてしまう「個性」は、規律を守る事をモットーとしているような学校生活においては、何かと不自由をこうむってしまうかもしれません。

もしも、お子さんにアスペルガーの傾向があったとしても、ママはお子さんの「個性」を大事にしてあげましょう!そんな、ママの思いやりの力もあって、お子さんの「個性」はいつか実を結び、お子さんがこだわりを持っている分野で大成することだってあり得ますよ。

注意欠陥多動性障害(AD/HD)

仲がいい親子

注意欠陥多動性障害は(AD/HD)とも言われており、女性よりも男性に多く見られ、7歳になるまでに次のような個性が現れてしまうのが特徴です。それらの個性は、医学的分類では、多動性・衝動性・不注意に分けられ、それらの特徴が、混合されてしまうこともあります。「多動性」に分類される特徴の方は、成長と共に症状が軽くなりますが、「衝動性」や「不注意」の方については、成人してもその症状が継続してしまいます。

注意欠陥多動性障害の特徴は、小学校などの集団生活では秩序を守る事を大切だとしている教育現場では、目立ちやすいため、ここでは学校生活を例として、こんな特徴があれば、AD/HDの傾向が強いという、授業中などの風景を紹介します。

  • 席についていても手足をもじもじする。
  • 授業中でも席を離れるなどじっとしていない。
  • しゃべりすぎ、他人の会話に割り込む。
  • 順番を待つことができない。
  • テストなどでうっかりミスが多い。
  • 課題や遊びに継続して集中できない。
  • 話しを聞いていないように見える。
  • やるべきことも最後までやり遂げることができない。
  • 課題や作業の段取りをするのが難しい。
  • 整理整頓が苦手。
  • 忘れ物や物をなくしてしまう事が多い。

ママさんも、学校生活を思い出してみると、当てはまってしまう項目があるかもしれませんよね。大人になってからだって、自分の体調の悪さや、プライベートの出来事での影響を受けてしまって、仕事で思わぬミスをしてしまった事はありませんか?恐らくは、あると思います。

小学校生とかは、まだまだ精神的は強くはなくて、様々な影響を受けてしまって落ち着かないことも、しゃべりすぎてしまう事もあったりするかもしれません。そんな時期ですから、もしも、お子さんがAD/ HDと診断されても、「多動性」に分類されている特徴の方は、成長とともに軽くなっていくので、その時までにはママがサポートしてあげましょう!

学習障害(LD)

放課後の学校の教室

学習障害とは知能障害がないにもかかわらず、聞く・話す・読む・書く・計算する・推論するなど学習するに、あくまでも重要とされている能力に遅れが見られている。場合には、そう表現されてしまいます。

知的発達には問題がない分、学童期に入るまでは気づかないことが多いですが、読み・書き・計算の能力が要求される小学校2~4年生頃になると、その苦手さが明らかになります。

学習障害では、授業中の会話などは理解できるのに、学習に必要とされている基本的な能力が、今のところ備わってはいないため、学校の授業において、次のような光景に出くわしてしまうことがあります。

  • 文章を読むとき、文字を一つ一つでないと読めなかったり、勝手に区切ったりする。
  • 指で文字を押さえながらでないと読めない。
  • 読み間違いや行の取違いが多い。
  • 小さい文字が読めない。
  • 似ている文字を間違える。
  • 数字や記号、数の大小を理解できない。
  • 簡単な足し算や引き算もできない。
  • 10の位の繰り上がりや繰り下がりが分からない。
  • 単位が理解できない。
  • 物事の流れを理解できず、話が飛ぶことが多い。
  • 早とちりをすることが多い。
  • イメージとイメージの統合が苦手。

その結果、学習意欲や自信を失ってしまって、学業不振となってしまうことをもあります。そういった、生徒に対して、早期に対処し適切な支援のもとで、教育してあげると改善されること多くあります。

また学校の教育では、テストなどの点数を通じて、子ども達に成績をつけることに比重をおいているため、様々な事を数字化しようとしてしまいます。

そんな風にして数字化しやすいように、作られているカリキュラムだけでは、お子さんの学習能力が判断できない事もあります。もしも、そう診断されたとしても、パパやママが、計算の仕方を教えてあげれば、お子さんの学習能力が学校側の基準ともマッチしていくこともあります。

トゥレット症候群

トゥレット症候群とは、チック症が一年以上継続してしまっている状態のことをいいます。チック症には、運動チックと音声チックがあり、自分の意思とは関係なく運動や発声をおこなってしまうことで、幼児期・学童期・思春期の時期に発症するのが割合的には多いケースです。そういった時期には、脳が発達段階の途中であることが、大きな原因であるので、成人すると症状は軽くなります。

チック症

チック症とは、脳の線状体に不具合があることや、精神状態の不調のため、突発的に起こってしまう動作や、発声を繰り返すという特徴があって、その種類には「運動チック」と「音声チック」とがあります。トゥレット症候群は、何種類かの運動チックと、1種類以上の音声チックが組み合わさっていることで、症候群としてまとめられます。運動チックには次のような行動を、何度も繰り返すという特徴が見られます。

  • 首を縦や横に振る。
  • 肩をすくめる。
  • 顔をクシャクシャにしかめる。
  • 目をパチパチさせる。
  • 飛び跳ねる。

音声チックでは、次のような発声を自分の意思とは関係なく突然おこなってしまうという特徴があります。学童期では、授業中などのしーんとした状況でも、意図しない発生をしてしまうため「授業中なのに落ち着きがなく騒がしい子」などとレッテルを貼られてしまい、担任の先生やクラスメートから理解されずに苦しむ子ども達が、いらっしゃいます。

  • 咳払いやコンコンと咳をする。
  • 鼻を鳴らす。
  • 奇声や不適切な言葉を発する。

吃音症

一人で本を読む女の子

吃音症は、スムーズに話すことを苦手としていて、日本だと「どもり」という言葉の方に、馴染みがある人が多いかもしれません。言語能力は充分に発達しているのに、なめらかに話すことに多少難がある状態の人達を、そう表現します。

幼児期に、その特徴が表れてしまうことが多いのですが、個人差もあり思春期になって、初めて吃音症の傾向があるのかもしれないと、指摘されてしまう事もあります。吃音症には次のような特徴的があると言われています。

  • 「お、お、お、おはよう」などと単音や単語の一部を反復する。
  • 「おーーーーはよう」などと単語の一部を引き伸ばす。
  • 「…っおはよう」などと単語の始めの音がつまってしまう。

吃音症は、脳が声帯に信号を送る際に不具合が生じているため、スムーズに話すことを苦手としています。思春期にそういった特徴が現れてしまう場合には、「自分のコンプレックスに対する悩みなど」「学校生活による対人関係など」思春期に過敏に感じてしまいやすい悩みなどの精神的な面も大きく関わっていたりします。

特に、どもってしまうことを気にして会話中でも意識してしまうことで、余計に吃音の症状が現れてしまうこともあったりしますので、周りにいる人達は、心無く小馬鹿にするなど、冷たい態度をとってしまわずに、温かく見守ってあげましょう!

そうすることで、思春期にあらわれてしまう吃音症は、その後にも長引いてしまうというケースを避けることが出来たりもします。

その他の発達障害

発達障害には、他にも発達障害者支援法によって、そう定められてしまっているケースがいくつかあります。その一つの発達性協調運動障害についてみていきましょう。

発達性協調運動障害

対人関係や社会性の面で不器用さが目立つ他の発達障害とは異なり、その名のとおり運動するのを苦手としている子供達は、そう表現されてしまいます。その際に判断する運動の種類は、「身体全体を動かして移動したりバランスを取ったりする粗大運動」、「腕や手で何かを持ったり離したりする微細運動」、「別々の動作を一つにまとめておこなう縄跳びのような協調運動」に分けられます。

発達性協調運動障害では、粗大運動・微細運動・協調運動において、次のような特徴が見られます。その特徴を際立たせるため、出来ない事ばかりを並べます。

  • 簡単な体操や動作などの真似ができない。
  • 歩くときに手と足を交互に出すことができない。
  • 三輪車や自転車のペダルを漕ぐことができない。
  • ボールを投げることやキャッチすることが苦手。
  • スキップができない。
  • シャボン玉や風船を膨らますことができない。
  • ハサミを使うことが苦手。
  • 簡単な絵や線でも、なぞることが難しい。
  • 少しの段差や溝を越えることができない。
  • 雑巾を絞ることやほうきで掃くことが苦手。
  • 水が入ったコップを上手く運ぶことができない。
  • ボールを蹴ることができない。
  • 他の子のようにジャングルジムなどの遊具で遊べない。

そういった種類の運動は誰にとっても、簡単という訳ではなくて、その動作を苦手としている子ども達もいます。子ども達の成長は早くて、「コツ」や「きっかけ」をつかむ事が出来れば、苦手としている動作だって出来てしまいます。
そのためには、お子さんに出来ることを見つけて、褒めてあげることで、やる気を与えてあげて、その能力を伸ばしていけるように支援していけたら良いですね。

また、子供の発達障害をより理解するためには、日頃から発達障害に関する政府の広報のオンラインなどで、積極的に情報収集をしましょう!

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この記事を書いたライター
れんプー

れんプー

趣味は野球観戦!カープ女子がライバルのアラフォー腐女子です。