食物アレルギーの原因と予防に関する記事

【食物アレルギーの原因】子供に増加中!予防/検査/治療

【食物アレルギーの原因】子供に増加中!予防/検査/治療

子供の食物アレルギーが増加している原因や親の食事、喫煙、離乳食との関係、予防に効果的な方法などもご紹介します!

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食物アレルギーの原因としくみ!3つの予防法/検査/治療/体験談

食事後に突然じんましんが出て、かゆがったり、アナフィラキシーショックを起こしたりする食物アレルギー。離乳食期に初めて食べさせた食材が原因で発症することもあれば、今までなんの症状もなかったのに、ある日突然、かゆがり出すことも…。アレルギーに対して、何も気にしていなかったママは特にびっくりしますよね。

まずは、本当に食物アレルギーかどうか、食物アレルギーが起こるしくみ、子供に増加している理由、予防や治療、食物アレルギーのお友達への対応を知っておきましょう。

本当に食物アレルギー?子供に多い突然の紅斑やかゆみ

蕁麻疹の出た腕

紅斑や唇の腫れ、かゆみ、じんましんなどが出たからといって、食物アレルギーと決めつけることはできません。特に魚やトマトのなどの野菜によるヒスタミン中毒は、離乳食期の赤ちゃんや幼児期の子供の親が食物アレルギーと間違えやすいのですが、食中毒ですので誰でも発症する可能性があります。

また、牛乳を飲むことで下痢をする場合も食物アレルギーと間違えやすいのですが、この症状は乳糖不耐症と呼ばれ、食物アレルギーではありません。

さらに、小学生くらいになると、アレルギー体質の子供は花粉症などのアレルギー症状がでることがあります。風邪やその他のアレルギー症状と区別がつきにくいため、親の自己判断で風邪薬を飲ませるだけにし、花粉症やアレルギー症状改善の治療を行わないことで、症状が悪化して学校生活に支障をきたす場合もあります。

<花粉症やアレルギーに見られる症状>

  • 毎年春や秋などの特定の時期になると、鼻がグズグズしたり目をこすったりしている
  • エアコンが効いているなど特定の場所に行くと、目が充血したりくしゃみ鼻水が止まらなくなったりする
  • 長期間くしゃみを連発している
  • 眠い時やお風呂上りなどの身体が温まったときに、よく体を掻いている など

海外の調査では、人口のおよそ20%が自分は食物アレルギーだと思い込み、除去食を食べていたけれど、実際には大人の食物アレルギー患者の割合は3~4%、子供は6%であったという報告もあります。勝手な自己判断で食事制限をしないようにすることが大切ですね。

突然、紅斑やかゆみなどの症状が起こったら…

まずはアレルギー科にて検査・治療を行いましょう!乳幼児の場合は、アレルギー科のある小児科医だと安心ですね。検査は、症状が治まっていてもできます。発症した状況(食べ物や環境、季節など)や、症状(かゆみ、くしゃみ、鼻水、紅斑、蕁麻疹など)を伝えましょう。紅斑や蕁麻疹は、写真を撮って見せるのもよいですね。

そもそも食物アレルギーはなぜ起こるの?

布団に寝かせられる赤ちゃん

私たちの体には、体内に入ってきた「異物」に対して「抗体」を作り、これを攻撃して体を守ろうとする働きがあります。通常は、風邪のウイルスなど体にとって害がある物質に対して攻撃するはずが、ある特定の食べ物のタンパク質に対して過剰反応して攻撃してしまうのが食物アレルギーなのです。

食物アレルギーは乳幼児に多く、食物アレルギー患者のおよそ8割が赤ちゃんや6歳以下の幼児と言われています。中でも赤ちゃんの割合は非常に高く、およそ10人の赤ちゃんのうち1人は発症しています。

子供の食物アレルギーが増加している原因

赤ちゃんや子供の食物アレルギーは近年増加し続けています。東京都福祉保健局による「アレルギー疾患に関する3歳児全都調査(平成21年度)報告書」によると、食物アレルギーの症状がある子供は、平成11年度から10年間で約12%増、診断を受けた子供は約7%増という結果でした。

食物アレルギーが増加した原因として考えられているのが、食生活の多様化や住環境、衛生環境の変化などです。
およそ数十年間で、日本人の食生活は日本食から欧米食へと傾き、以前は滅多に食べられなかった卵や乳製品などのタンパク質も、手軽に頻繁に食べられるようになり、一人当たりの摂取量も増加しました。

ところが、赤ちゃんや子供の場合、まだまだ消化機能も発達途中ですので、アレルギーの原因となってしまうタンパク質を小さく分解することができないことがあります!これが、食物アレルギー反応が出る一因と考えられているのです

また、現代のきれいな住環境で育った子供たちは、昔のように色んな雑菌に触れながら成長した子供に比べ、より多くの物質を異物として認識してしまうようになったからという説もあります。食物アレルギーの原因についてはまだまだ不明な点も多いのです。

食物アレルギーの原因となった食品の特定

花粉症やハウスダスト、カビなどのアレルギーは、「この花粉が飛んでいる時期」「カビやほこりが多い場所」などと、原因を特定しやすいのですが、食物アレルギーの場合は症状の出方に個人差があり、特定の食べ物だけを食べてすぐ発症するという状況ではないことが多いため、原因となる食品を特定するのが困難なケースが多いです。

じんましんや紅斑など皮膚症状が頻繁に出るなど食物アレルギーが疑われる場合は、食物日記のような食事の記録をとっておくと原因が特定しやすくなります。日本アレルギー協会HPでダウンロードできる「食物アレルギー日記」では、食物アレルギーの子供の保護者に対して、以下のように指導しています。

食物アレルギー日記に日々の食事内容および症状を記入して頂くと、医師にも患者様やご家族の方にも病気の経過が良くわかり、治療を進めるのに大変参考になります。そのため、症状の有無にかかわらず、毎日必ずこの日記に記入し、来院の際に持参するようにして下さい。

参照元:「食物アレルギー日記」サノフィ株式会社発行
PDFダウンロード:日本アレルギー協会

まだ医療機関を受診したことがない場合は、以下のような項目のメモをとっておくだけでも、医療機関で検査対象を絞れるため、判断がしやすくなりますよ。

医療機関に提出したいメモの項目

  • 何を食べた後に発症したか
  • 食後どのくらい時間が経ってから発症したか
  • どのような症状が出たか
  • 以前にも同様の症状がでたか
  • アレルギー性の持病がある家族がいるか

子供の食物アレルギーの原因に卵や牛乳が多いのはなぜ?

食品と蕁麻疹に泣く子供

日本アレルギー協会によると子供の食物アレルギーの原因食品第1位は鶏卵で、同年齢の食物アレルギーの原因食品全体に占める割合は、3歳でおよそ35%、11歳でおよそ40%です。2位は牛乳アレルギー。大人の食物アレルギー原因物質第1位がカニ・エビですので、子供の食物アレルギーを疑う場合は、卵と牛乳の可能性をまず考えるとよいでしょう。

では、なぜそんなに鶏卵や牛乳のタンパク質に対して、食物アレルギーが発症しているのでしょう?
原因としてタンパク質の種類が考えられます。タンパク質というと一つの物質だと思う方も多いのですが、実は色々な種類があり、アレルギーを起こしやすいタンパク質とアレルギーを起こしにくいタンパク質があります

例えば、肉!肉はタンパク質の塊ですよね。けれど、肉アレルギーの人は他の食物アレルギーの人に比べてあまりいないのです。また、同じ量の食品に含まれるたんぱく質の割合もそれぞれ違います。

食物アレルギーは防げるの?

食物アレルギーを確実に予防する方法というものは、今のところありませんが、リスクを軽減する方法はあります。
食物アレルギーの予防に関しては現在も研究中ですが、一般的に知られている予防法にも、効果が期待できるものとあまり期待できないものがあります。

食物アレルギーの予防法

  • 両親の禁煙
  • スキンケア
  • 部屋の掃除
絨毯の上に座り込む子供

部屋の掃除をまめにしてダニやホコリなどのハウスダストを減らし、両親が喫煙しないなどの環境を整えることでアレルギー体質になるリスクを下げることが可能です。よく、子供のいないところで喫煙する両親がいますが、衣服にはタバコの煙や臭いは残りますよね。それを赤ちゃんが吸ってしまうことも、アレルギーにはよくないと考えられています。

また、乾燥性湿疹や乳児湿疹などで肌荒れしていると、空気中に漂っている食べ物の成分が、皮膚から体の中に入ってきてしまうことがあります。例えば小麦粉!ママが料理中に小麦粉が空中に舞い上がり、肌荒れした皮膚から体内に入り、体内に抗体がつくられたことが原因で、後に食物アレルギーを発症する子供もいるのです。

りんりん
39歳

A外食や周りでの食事も気をつけて!

我が家の長女は幼稚園の時に卵アレルギーがひどくなり、病院から一時期完全に卵の除去を指導されていました。
自宅での料理に卵をいれることはなく、外食でも気を使っていましたが、ある日、旅行で香川県を訪れて、釜玉うどんで有名なお店で親だけ釜玉うどんを食べました。
生卵なのでもちろん気を使って少し離れて交代で食べ、念のため子供の食事はさせませんでしたが、周りはみんな釜玉うどんを食べている状況でした。
すると、店を出る頃に娘の顔、お腹を中心にじんましんが結構出ていてびっくりしました!「食べなくても周りで散乱?していると症状が出ることってあるんだな」と、本当に驚いた出来事でした。

乾燥性湿疹や乳児湿疹によるかゆみは、子供にとっても辛いですし、小さい時は夜泣きや寝ぐずり、大きくなると集中力の欠如などにも繋がりますので、乳幼児期はしっかりと保湿をしてあげるようにしましょう。

食物アレルギーの原因と妊娠中のママの生活

「妊娠中の喫煙や食生活が原因で、子供が食物アレルギーになったのでは?」と心を痛めているママや、「妊娠中食べちゃいけない、赤ちゃんが食物アレルギーになりやすい食品ってあるの?」と予防を考えているママもいるでしょう。
実際のところはどうなのでしょう?

妊娠中の喫煙

妊娠中の喫煙と食物アレルギーとの明確な関連性ははっきりとはしていませんが、タバコはアレルギーの指標でもあるIgE値を上昇させるという報告もあり、一般的にはIgEが高いとアレルギー症状を起こす可能性が高いということになります。また、受動喫煙により子供はアレルギー体質になりやすく、喘息の発症率も上がります

妊娠中のママが喫煙すると母体の血管が収縮してしまい、胎児に酸素や栄養が行かなくなり、低体重児や喘息になる可能性が高いと言われています。いずれにしても、妊娠中の喫煙に良いことはありませんので禁煙をおすすめします。

IgEとは?

人間の体内にアレルギーを引き起こす原因物質である「アレルゲン」が入ったことにより、体内で「IgE抗体」というものが作られます。アレルギー反応は、このIgEとアレルゲンが結びつき、かゆみや湿疹、喘息の元となるヒスタミンなどを放出することで起こります。

妊娠/授乳中の食生活

母親の胸に抱かれた赤ちゃん

「妊娠中に卵を食べ過ぎたから、子供が食物アレルギーになったのかも…」「授乳中に背が伸びて欲しくて牛乳を毎日飲んだのが原因かなぁ」と、子供の食物アレルギーの原因が、妊娠/授乳中の自分の食生活にあったのではないかと、心配するママもよくいますが、ほとんどの場合は食生活と食物アレルギーは関係がないとされています。ただし、「毎日牛乳を何リットルも飲んでいた」「卵料理ばかりを食べていた」など、極端な食生活による影響は否定できません。

妊娠中はバランスのとれた食生活を送るようにし、ママの体質など心配な要因がある場合には、医師に相談するとよいでしょう。

また離乳食の開始時期や制限による予防の書籍などもありますが、実際には医師の間でも賛否両論で、明確に「食物アレルギーの予防に繋がる」「食物アレルギーの原因になる」と誰もが言える状況ではありません。

食物アレルギーの治療

子供が食物アレルギーの場合、発症後に検査をしてから治療をすることになります。まずはアレルギー科を受診して検査を行い、どの食物がアレルギーを引き起こしているのか、原因となる食品を調べて治療することになります。

医師の指導のもと、病院は以下の治療が行われています。これらの治療は、専門的な知識のない人が安易に行うことで、栄養不良やアナフィラキシーといった重大な事故を起こしかねません。必ずアレルギー専門医の診察を受け、医師の指導により治療を受けましょう。

除去

カルテを見る看護師

食物アレルギーの食事制限や除去治療は、原因となっている食物を必要最小限に除去し、アレルギー反応を起こさないようにするのが重要となります。食物アレルギーは成長期の子供に多いため、自己判断で食事制限をし、あれこれ除去するのは禁物です。

また、実際に食事制限や除去を行うべき状態かを、IgE値などの検査結果のみで判断することはできません。アレルギー反応が出る期間、食事制限・除去を行う期間には個人差があるため、医者と相談のうえ進めましょう。

ただし、「親にアトピー性皮膚炎や重い食物アレルギーがある」「兄弟の喘息がひどい」など、子供への体質遺伝が心配な場合は、離乳食を始める前に病院で離乳食の進め方などを相談するといいでしょう。場合によっては指導がある場合もあります。

食物経口負荷試験

除去などを続けた子供が成長していくと、原因食物(卵、牛乳など)を食べられるようになる傾向があります。ただし「食べられるようになったか」「どれくらい食べられるか」は、血液検査などではわかりません。そのため病院で、専門の医師のもとで、どれくらいの量まで食べられるかの検査をする場合があります。この検査を「食物負荷試験」と言います。

ただし、この検査は重い症状が出るなど、リスクが高いため、医師のもとで慎重に行わなければなりません。親の自己判断で行うのは、危険ですのでやめましょう。

経口減感作療法(経口免疫療法)

従来、食物アレルギーを発症するとアレルゲンである食品の除去が治療の基本でした。ところが近年、専門医の管理のもとで、連日食物アレルギーの原因となる食品(卵など)を少しずつ食べることによって、それが食べられるようになったという報告が国内外で出ています。こういった治療方法を経口減感作療法といいます。

この治療方法は重篤な症状が出ることがあるため、基本的には子供を入院させて治療を行いますが、実施できる病院が限られています。また、状態によっては、これまで除去食だった子供を外来治療で、少量から徐々に摂取させる治療を行っている病院もあります。いずれにせよ、専門知識を持つ主治医と、計画をしっかりと立てて行う必要があります

お友達が食物アレルギー!おやつはなにを出せばいい?

子供のお友達が食物アレルギーである場合、おやつなどに注意が必要です。極力、その子の親が持たせたおやつだけを食べさせるのが安全です。お友達がそれぞれおやつも持ち寄っていて皆で食べる場合には、混ざらないように注意する必要もありますし、そのお友達の親とアレルギーについて一度話しておくと安心です。

アレルギーの程度もその子によって様々で、「卵アレルギーだからケーキはダメそうだけど、このアイスクリームなら大丈夫かな?」と勝手な判断であげると、大変なことになりかねません。加工品などは子供だと本人にも判断がつかない場合が多いので、電話で確認したり、事前に連絡したりして慎重にしましょう。

また、自分の子供に食物アレルギーがあり、食事制限している場合には、必ずおやつを持たせ、お友達の親に連絡を取り、お友達にも「持って行ったもの以外は食べられない」と伝えてもらうとよいでしょう。本人にもきちんと、持って行ったもの以外は食べないように伝えましょう。

遠足などでお弁当やおやつ交換は禁止?

子供が食物アレルギーになると、ママとしては幼稚園や学校などの共同生活が心配になりますよね。最近は食物アレルギー対策のため、遠足などのイベントでお弁当やおやつの交換を禁止にする幼稚園や小学校が多いようです。
給食なども対策が進んでおり、食べられない献立をあらかじめ給食センターや教師とチェックして除去し、お弁当を持参したり、代替食を提供されたりします。先輩ママの体験談を見てみましょう。

とまとん
34歳

A食物アレルギー、悪い事ばっかりじゃないよ!

3人の子供の母親です。うちはなぜか長男だけがアレルギー体質になりました。卵、牛乳が食べられませんでしたが、牛乳はすぐに大丈夫になりました。
小学2年生になりましたが、卵はまだまだまともには食べられません。食物アレルギーは皆さん、大変と言ってくださいますが、慣れると除去などはそんなに負担ではありません。しかも、卵アレルギーを発症したことで食生活を見直すとてもいい機会になりました。
周りは市販のスナック菓子を与える親ばかりでしたけれど、アレルギー発症以降、我が家では出来るだけ手作りにし、添加物にも気をつかうようになりましたし、食事の食材も無農薬とか、栄養を考えて作るようになりました。

しかもマヨネーズとかゴマドレといった調味料は使えなかったので、長男は今でもかなりの薄味でも満足しています。惣菜とかを買ってくると「味がからくて食べられない」と言ったりします。
洋菓子はほとんどNGですから、おせんべいとか、おにぎり、スイートポテトとかをおやつにしますが、特に文句もないです。アレルギーも悪い事ばっかりでもないですよ!

ハンバーガー
43歳

A辛いけど、いいこもとあり!

うちの長女は食物アレルギーがひどく、幼稚園や小学校にはお弁当を持たせていました。給食の時間に一人お弁当を食べる娘を心配していましたが、案の定、男の子が「なんでお前だけ弁当なんだよ」と言ったそうです。
予め担任の先生には話していたので、日頃から先生が気にかけて下さっていて、その時クラスの子供達に事情を説明してくれたそうです。
その後は子供達の理解も得られ、私も子供にコンプレックスを抱いて欲しくなかったので、極力料理に力を入れてハンバーガーなども作って持たせたので、むしろお友達に「○○ちゃんのママは料理が上手だね」と言われ、嬉しかったそうです。
そこから娘も料理に関心を抱くようになり、今ではパティシエになりたいと言っています。

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この記事を書いたライター
ひなちゃんママ

ひなちゃんママ

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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