果物アレルギーの種類と症状に関する記事

果物アレルギーの原因は花粉症やラテックスアレルギーかも

果物アレルギーの原因は花粉症やラテックスアレルギーかも

果物アレルギーは、症状が口の中に限定されるだけの場合もあれば、重篤なアナフィラキシーを起こす恐れもあるので、アレルギーの原因のアレルゲンをきちんと特定する必要があります。どの果物でどんな症状があらわれるのか、しっかりチェックしましょう。

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果物アレルギー~注意すべき食物アレルギーのニュータイプとは

これまで子供の食物アレルギーといえば、卵や牛乳などの乳製品、小麦、ピーナッツ等が広く知られていました。しかし、最近では、果物や野菜による食物アレルギーが増えていることをご存知ですか?

その中でも果物アレルギーは、食物アレルギーとしてだけなく、花粉症などの他のアレルギーとの関連性があることから、注目を集めているのです。

そこで、今回は果物アレルギーについて、種類や症状、花粉症との関係など徹底解説。子供の食物アレルギーが気になるお母さんや花粉症の子供を持つお母さんは必見です。

果物アレルギーとは

様々な果物のイラスト

アレルギー症状は、体の外から入ってきた異物をIgEという抗体が攻撃する、もともと身体に備わっている免疫反応が、過剰に働くことで起こります。

果物アレルギーの場合は、果物に含まれるタンパク質を体が異物と判断して、アレルギーを起こすのです。

果物でアレルギーが起こるなんて!と驚かれるかもしれませんが、実は、もともと加工食品の原材料として表示が推奨されている20品目の食品の中にも、オレンジ・キウイフルーツ・バナナ・桃・リンゴの5つの果物がありました。

しかし、果物アレルギーは種類によって、アレルゲンや症状が異なることから、5つの果物以外のさまざまな果物でもアレルギーが起こることが分かってきました。

症状別の果物アレルギーの種類

では、果物アレルギーはどのようなものなのでしょうか?実際に症状が現れた時に、果物アレルギーであると確信することができるのか、自信がないママもいることでしょう。

そこで、果物アレルギーの2つの種類について、それぞれの特徴や症状をみていきましょう。

1即時型

みかんを食べる赤ちゃん

即時型の果物アレルギーは、一般的な即時型の食物アレルギーと同じように、幅広い年齢層で起こりますが、中でも乳幼児や子供に多く、1歳くらいから症状がみられるようになります。

その名の通り、果物を食べてすぐに症状が現れるのが特徴です。果物を食べてから2時間以内に、次のような症状が見られるので注意しましょう。

即時型の主な症状

  • かゆみやじんましんなどの皮膚症状
  • 目・鼻・のどの粘膜の腫れ
  • 鼻水・くしゃみ
  • 咳・声枯れ
  • 呼吸のたびに「ヒューヒュー」「ゼロゼロ」と音がする喘鳴(ぜいめい)
  • 腹痛・下痢
  • 吐き気・嘔吐
  • アナフィラキシー

即時型の場合は、ほかの即時型の食物アレルギーと同様に、食物除去試験などによってアレルゲンの特定を行います。

2口腔アレルギー症候群(OAS)

おもちゃで遊ぶ赤ちゃん

口腔アレルギー症候群とは、果物を食べた際に、果汁が口の中の粘膜に触れることによって、唇や口の粘膜の腫れや、口の中やのどが痒みなどの症状が起こることをいいます。

アレルギー反応を引き起こすタンパク質は、熱に弱いことから、即時型のように、症状が皮膚や消化器官、呼吸器官にまで及ぶことはなく、口の中に限定されるという特徴があります。

一般的な食品アレルギーを同じように、一度アレルギー症状が出た果物は食べないようにするのが鉄則です。

しかし、果物アレルギーのアレルゲンとなるタンパク質は、熱によって分解されて変化するため、加熱してジャムなどにすることで、アレルギー症状が起こらなくなることもあります。

体調によっては症状が起こることもあるので、少しずつ食べながら様子を見るようにするといいでしょう。

花粉症が引き起こす果物アレルギーのアレルゲン

アレルギーの人が、アレルゲンと似た構造の物質に対して反応することを交差反応といいます。

植物の花粉に反応してアレルギー症状が起こる花粉症の人の中には、アレルゲンの花粉と似たタンパク質を持つ果物を食べることで交差反応を起こす人もいることが分かっています。

花粉症の中でも、特にブタクサ・ヨモギ・イネ・ハンノキなどの花粉症の人は、次に紹介するような特定の果物に交差反応を起こすことから注意が必要です。

ブタクサ花粉症

バナナ

ブタクサの花粉症は、夏から秋にかけて北海道以外の地域にみられる花粉症です。スギやヒノキの次に多い花粉症で、ブタクサ花粉症の人は、次の果物に対してアレルギーを起こしやすいといわれています。

  • メロン・スイカ(ウリ科)
  • バナナ(バショウ科)

ヨモギ花粉症

ヨモギ花粉症は秋に多く、全国的にみられる花粉症です。ヨモギは繁殖力が強いためさまざまな場所に生えていて、普通に生活していても接触する可能性があるため注意しなければなりません。

ヨモギ花粉症の人は、マンゴー(ウルシ科)に対してアレルギーを起こしやすいといわれています。

イネ花粉症

キウイフルーツ

イネ花粉症は、主に5月の田植えの時期から9月の稲刈りの時期にかけて全国的にみられる花粉症ですが、イネ科の植物は種類が多く、1年中、花粉が飛散している地域もあるので注意しましょう。

イネ花粉症の人は、次の果物に対してアレルギーを起こしやすいためご注意ください。

  • メロン・スイカ(ウリ科)
  • キウイフルーツ(マタタビ科)
  • オレンジ・グレープフルーツ・レモン(ミカン科)

ハンノキ花粉症・シラカバ花粉症

ママに抱っこされるリンゴを持ってる男の子

ハンノキの花粉症は1月から6月にかけて全国的にみられる花粉症で、シラカバの花粉症は4月から6月にかけて、北海道と東北地方に多い花粉症です。

ハンノキとシラカバはアレルゲンとなる物質が似ていることから、両方にアレルギー反応が現れるという人が多いようです。特に、次の果物に対してアレルギーを起こしやすいので注意しましょう。

  • リンゴ・サクランボ・桃・梨(バラ科)
  • キウイフルーツ(マタタビ科)
  • マンゴー(ウルシ科)

果物が引き起こすラテックス・フルーツ症候群に要注意

輪ゴム

ラテックスアレルギーとは聞き慣れない言葉ですが、ゴムの木から採れる天然ゴムがアレルゲンとなるアレルギーのことをいいます。

ラテックスアレルギーは、日常的にラテックスの手袋を使う医療関係者に多く見られることで知られています。

しかし、天然ゴムは手袋以外にも、輪ゴムや風船、絆創膏などのさまざまな製品に用いられていることから、気づかないうちにラテックスアレルギーを起こしている恐れがあるため注意が必要です。

このラテックスアレルギーの人は、次のような天然ゴムに含まれるタンパク質と似た構造のタンパク質を含む、果物を食べた際に交差反応を起こす可能性があるので注意しましょう。

  • アボカド
  • イチジク
  • キウイ
  • バナナ
  • パパイヤ
  • マンゴー
  • メロン

ラテックスアレルギーと似た症状に、天然ゴム製品の製造過程で使用される化学薬品が原因で起こる接触性皮膚炎があります。

果物アレルギーの検査方法

りんごと注射器

果物アレルギーは、食べると口の中に少し違和感がある症状の軽いものから、アナフィラキシーのように全身症状のある重篤なものがあります。

同じ食べ物でも体調によって症状が重くなることや、同じ科に属するもので症状が現れることから、アレルギーを起こす果物を特定できると安心です。

医療機関を受診すれば果物アレルギーの検査を受けられるのですが、検査方法としては、皮膚テストが用いられます。

これは、原因と予想される果物の果汁が付いた針で患者の腕を刺し、刺した部分が赤く腫れるなどのアレルギー反応があるかどうかを調べるのです。

子供の果物アレルギーの注意点

果物アレルギーの対処法としては、原因となっているアレルゲンを含む果物を食べないようにすることが一番です。

そのため、ママが普段からアレルギーについて気をつけていることを、保育園・幼稚園・学校に連絡しておく必要があります。さらに、アナフィラキシーなどの重篤な症状が起こったときの対応について事前に話し合っておきましょう。

子供は周りの子が食べていると、つい自分も食べたくなってしまうものですが、アレルギー症状は思いがけず重症になることもあることから、普段から食べてはいけないということ理解させることも大切です。

昼食に園や学校で用意される給食を食べる場合は、毎日の献立を確認し、アレルゲンの果物がメニューにある時には、代わりの果物を持たせるなどの対策を行いましょう。

アレルギーと間違えやすい食物不耐症とは?

腹痛でお腹を押さえている子供のイラスト

食べ物の成分であるアレルゲンが原因となってさまざまな症状を引き起こす食物アレルギーに対して、特定の食べ物に対して体が拒否反応を示すことを食物不耐症といいます。

食物不耐症は、食べ物に含まれる特定の成分を消化することできないことが原因で、食物アレルギーに似た症状が現れます。症状は食べてすぐに出るのではなく、数日経って症状が現れることもあります。

食物アレルギーにように抗体が関係していないため、初めて食べた時から症状があらわれるのが特徴です。アレルギーのような深刻な症状は現れませんが、腹痛やお腹の張りのほか、発疹、頭痛などの症状があります。

食物不耐症になる果物

果物に対する食物不耐症の中に、クエン酸を消化・吸収できないクエン酸不耐症があります。

クエン酸は多くの果物に含まれる成分なので、クエン酸不耐症の人がクエン酸を摂取することで、消化器官や皮膚にアレルギーのような症状が現れるのです。クエン酸を多く含む果物には次のようなものがあるのでご注意ください。

  • レモン
  • グレープフルーツ
  • いちご
  • パイナップル
  • キウイフルーツ

また、果物以外に、小麦やグルテン、乳製品などで症状が現れることがあるので、気になる場合はかかりつけ医に相談してみると良いでしょう。

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この記事を書いたライター
れんプー

れんプー

趣味は野球観戦!カープ女子がライバルのアラフォー腐女子です。