ヘルパンギーナと手足口病に関する記事

ヘルパンギーナと手足口病の違いは?症状/時期/同時発症

ヘルパンギーナと手足口病の違いは?症状/時期/同時発症

ヘルパンギーナも手足口病も同じ夏風邪だから、一度感染して免疫があれば大丈夫?いいえ、実は何度でも感染するのです。

マーミーTOP  >  子育て  >  ヘルパンギーナと手足口病の違いは?症状/時期/同時発症

【ヘルパンギーナと手足口病の違い】症状/併発/大人の感染

冬はインフルエンザ、夏はヘルパンギーナや手足口病などのウイルス性の風邪が猛威を振るい、小さい子も持つママは気が抜けませんね。特に夏風邪は、予防接種がなくウイルスの種類もたくさんあるため、何度も感染したり、同時発症したりと、看病するママも大変!

ここでは、「夏風邪」とひとくくりにされがちなヘルパンギーナと手足口病の違い、大人への感染、同時併発の可能性についてご紹介します。

どんな症状?

ただの疲れからくる風邪と違い、手足口病やヘルパンギーナは感染力がとてもつよく、稀に放置することで重症化することもあります。兄弟間での感染や、幼稚園・保育園などへの感染を拡大も心配されますので、ママは症状の特徴と違いをしっかりと把握し、適切に対処することが大切です。

ヘルパンギーナの症状

喉に水泡ができた子供

38℃~40℃の高熱と喉の痛みが特徴で、4日程度熱が続くこともあります。ヘルパンギーナの名前の由来は、「ヘルペス(水泡)」と「アンギーナ(痛み)」で、喉の奥に1~5ミリ程度の水疱ができ、その水疱が破れ、粘膜が剥き出しになるため喉に強い痛みを伴います。

そのため食欲が低下する子が多く、痛みを悪化させるスープなどの熱いものや酸味の強い果汁などを与えず、経口飲料水やぬるめのおかゆ、アイスクリームなど柔らかく薄味で口内炎への刺激の少ないものを摂らせることが大切です。
また、口内を痛がるため水分摂取を嫌がり、脱水症になることもあるので注意しましょう。

熱があるのに喉の痛み以外の鼻水や咳など風邪症状がない場合は、このヘルパンギーナを疑った方が良いかもしれませんね。

手足口病の症状

感染すると3割程度の人が38℃以下の発熱をすることもありますが、それ以上の高い熱が出ることはごく稀で、1~2日で下がることがほとんどです。手のひらや足裏、足の背、指の間、おしり、口の中や周りなどに直径1~4mm程度の水疱性の発疹ができることが大きな特徴です。

ヘルパンギーナが口内だけに水泡ができるのに対し、手足口病は手足にも水泡ができるのが大きな違いです。
また、ヘルパンギーナ同様に口内炎が痛くて食欲が落ち脱水症状になる心配がありますが、子供が感染した場合は手足の水泡の痛みやかゆみはありません。

重症化するケースも!

ヘルパンギーナも手足口病もごく稀に重症化し、中には亡くなるケースもあります。髄膜炎、脳炎、急性心筋炎などの合併症を引き起こすことがあるため、注意深く経過観察する必要があります。

手足口病、ヘルパンギーナともに最も多い重症化の症状が脱水ですが、その次に多いのが手足口病は髄膜炎、ヘルパンギーナは熱性けいれんとなります。病中は水分補給と子供の様子を観察することに特に注意し、お子さんがヘルパンギーナに感染した場合は、熱性けいれんの対処法を事前に把握しておきましょう。また、以下のような症状が現れたらすぐに医療機関を受診しましょう。

緊急で医療機関を受診すべき目安

  • 嘔吐を伴う強い頭痛
  • ふらつき、意識障害
  • 呼吸困難
  • 著しく顔色が悪い

何が原因になるの?

ヘルパンギーナの原因

ヘルパンギーナの原因はエンテロウイルス!実はこのエンテロウイルスというのは、67種類の型のウイルスの総称で、ヘルパンギーナの場合、エンテロウイルス属の「コクサッキーウイルスA4型」「コクサッキーウイルスA6型」「コクサッキーウイルスA10型」が主な原因となります。

手足口病の場合

手足口病の原因もエンテロウイルスですが、その中でも特にエンテロウイルス属の「コクサッキーウイルスA10型」「コクサッキーA16型」「エンテロウイルス 71型」の3種類のウイルスが主な原因となります。

どんな治療?どれくらいで治るの?

どんな治療?

今のところ、手足口病やヘルパンギーナのエンテロウイルスに対する特効薬はありません。そのため症状を和らげる対処療法として、解熱鎮痛剤を使用する程度になります。あとは、痛みのため水分が摂れず脱水症状の処置がされることもあります。どちらも口内を痛がりますが、水分補給をするように心がけましょう。

何日くらいで外出・登園が可能になるのか

子供と手を繋ぐ保育師

ヘルパンギーナの場合も手足口病の場合も、原因ウイルスが同じなので、潜伏期間は2~5日と同じです。潜伏期間中も感染力がありますが、発熱中や発疹が出ている頃は一番感染力が高く、ウイルス自体は発症から1ヶ月経っても便に混じっています。そのため「ウイルスが完全に身体からいなくなるまで外出しない」というわけにはいきません。

そのため学校保健法で出席停止扱いと定められていませんので、熱が下がり食欲が戻れば外出や登園はOKです。ただし、幼稚園や保育園の場合は感染拡大防止のため、独自に登園基準を設けている施設もありますので、登園は園の方針に従いましょう。

流行する時期や年齢は?

幼児を抱いた母親

ヘルパンギーナと手足口病の原因ウイルスであるエンテロウイルスは、熱帯では一年中みられるくらい暑い時期を好みます。ですから日本では5月頃から患者が出始め、6、7月が流行のピークとなります。8月下旬から患者数も減少し、9月、10月にはほとんどみられなくなります。

ヘルパンギーナも手足口病も、患者の年齢は乳幼児に多く、90%が5歳以下であり、1歳代がもっとも多く、2歳、3歳、4歳と続き、0歳と5歳はほぼ同程度の患者数になりますが、手足口病は小学生の間で流行することもあります
このことから、免疫や体力のない子どもに流行すること、幼稚園や保育園、小学校などの集団生活で広がりやすいことがわかりますね。

感染経路は?

くしゃみや唾液などから感染したり(飛沫感染)、発疹に触れることから感染したり(接触感染)、便の中に含まれたウイルスが、何らかの原因で口の中に入ったり(糞口感染)することでウイルスが広がります。ヘルパンギーナの発疹は喉だけですが、手足口病は衣類などで覆ってない部分にも発疹が出るので特に接触感染に注意しましょう。

また、潜伏期間には自覚症状がないため、患者と接触しやすい集団生活の場では、あっという間に広がってしまうこともあるのです。

大人への感染について

大人への感染の可能性について

医者が指を上げて注意する

5歳以下の患者が多いとはいっても、大人に感染しない確率はゼロではありません。子どもが病気の際は、看病のために接触する機会が多いことや、看病疲れで免疫力が低下していることがあるので、お母さんは特に注意する必要があります。

また、手足口病に大人が感染した場合は、手足の水泡に痛みを伴うことが多く、足の裏にできた水泡の痛みで歩けない、強い倦怠感を感じるなど、重症化するケースもありますので注意が必要です。

予防のために気をつけること

大人がヘルパンギーナや手足口病に感染してしまうと、子どもよりも重い症状になるので、看病する際には感染を予防するために充分気をつけなければなりません。以下のようなことを実践し、しっかりと予防しましょう。

  • マスクの着用
  • タオルを共用しない
  • 手洗いを徹底する(特にオムツ交換の際)

ヘルパンギーナと手足口病が同時に発症することもある?

ヘルパンギーナと手足口病は同じ系統のウイルスだとわかりましたが、まったく同じウイルスでないぶん、同時発症もありうるのです。さらに、1シーズンに何度も風邪をひくように、ウイルスの種類が違って免疫を持っていなければ、何度でも手足口病やヘルパンギーナに感染してしまうのです。

高熱と喉の痛みに加えて、手足など喉以外の場所に水疱性発疹が現れた場合は、ヘルパンギーナと手足口病との同時発症の可能性が高いので注意しましょう。

スポンサーリンク

おすすめコンテンツ

この記事を書いたライター
れんプー

れんプー

趣味は野球観戦!カープ女子がライバルのアラフォー腐女子です。