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インフルエンザ症状で子供に風邪薬は危険!A型B型の違い

インフルエンザ症状で子供に風邪薬は危険!A型B型の違い

インフルエンザの症状は子供によって違う!熱がなく元気だからと油断すると、命の危険に晒されることもありますよ。

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インフルエンザ症状は型で違う!子供の緊急受診/出席停止/薬

毎冬、猛威を奮って学級閉鎖を続出させるインフルエンザ。仲の良いお友達が感染したり、兄弟が感染したりすると、少しの子供の変化にも「インフルエンザかもしれない!」と気が気でありませんよね。そこで、インフルエンザにはどのような症状があるのか、詳しく知っておくと安心です。

こちらでは、子供のインフルエンザ症状を中心に、A型とB型の症状の違い、重症化したときの緊急受診の目安、学校や幼稚園などの出席停止期間についてなど、インフルエンザについて知りたい情報をまとめてみました。早期発見・早期治療でインフルエンザを悪化させないようにしたいですね。

インフルエンザ症状で子供に起こる8つの特徴

インフルエンザは、特徴的な症状以外の症状が子供にでることがあります。また、特徴的である症状が子供にでず、違う症状で苦しむこともあります。「インフルエンザは熱が出るだけだから、この症状はただの風邪だよ!」と、ママ達の間では間違った情報が聞かれることもあります。正しいインフルエンザ症状を知り、子供を守ってあげましょう。

高熱

体温計を持ちながら額に手を当てる子供

インフルエンザの症状で子供に一番特徴的なのは、高熱です。インフルエンザ流行期に発熱して病院に行くと、必ずと言っていいほどインフルエンザの感染を調べる検査を行います。通常、朝よりも夕方の方が、体温が高いのですが、朝から38度以上熱があるようなら要注意ですね。

インフルエンザの発熱症状は子供によって個人差があります。37度台しか出ない子供もいます。一般的には、発熱後に特効薬であるタミフルやリレンザを使用することで、すぐに熱が下がる子供が多いのですが、発熱症状が3~7日続く子供もいます。

またインフルエンザは、初期の熱の上がり方も特徴があります。子供に熱があるかなと気づいたときには、既に38度を超えているほど、急激に体温が上昇します。そのため、幼児の場合は熱性けいれんを起こすことがよくあります。幼児のママは、インフルエンザシーズン前に熱性けいれんの対処法と、救急車を呼ぶ基準をチェックしておきましょう。

インフルエンザシーズンは元気が目安!

「さっきまで元気に遊んでいたのに、急にぐったりしている」というときは、すぐさま熱を計りインフルエンザを疑いましょう

関節や筋肉の痛み・頭痛・倦怠感

インフルエンザと普通の風邪の症状で最も違う点は、子供が関節や筋肉の痛み、頭痛、倦怠感などの全身症状を初期に訴える点です。これは、インフルエンザウイルスが侵入してきたときに子供の体内で生成される「プロスタグランジン」という物質が原因!このプロスタグランジンが、痛みの元となっているのです。

「なんで体の中でこんな物質が作られちゃうの?」と思うかもしれませんが、プロスタグランジンには、血管を広げて発熱を促し、体内の免疫細胞の働きを高める効果があります。つまり、インフルエンザウイルスの撃退には欠かせない物質なのです。

痛みはツラいけど…

全身の痛み症状は、身体がインフルエンザと闘っている証です。安易に解熱剤を服用せず、冷やすなどの対処をして乗り越えましょう。インフルエンザへの感染で、市販の解熱剤や鎮痛剤を使用すると、脳炎になる危険性があります。どうしても辛い時は、安全な薬を病院で処方してもらいましょう。

寒気・震え

マスクをした女性が腕組み

インフルエンザでは急激に体温が上がるため、寒気を感じたり、震えたりする症状がでる子供もいます。人間は、体温を上げることで、体内に侵入したウイルスを撃退しようとします。その撃退スイッチが入ると、体温を上昇させるために、脳が「寒い」と認識し、身体を温めようとする仕組みになっています。

ですから、体温が上がっているとき、すなわち発熱の初期に寒気を感じるのですね。この寒気が強くなると、「悪寒戦慄(おかんせんりつ)」といって、震えを伴うこともあります。この震えによって筋肉を収縮させて、熱を発生しているのです。

寒気を感じるときは

寒気を感じたら、体温調節を司る首の後ろ部分や肩を温めると、悪寒戦慄などの症状が少し楽になりますよ

咳をする子供

インフルエンザでは初期症状として、咳をする子供もいます。初期症状が咳症状だけの場合、通常の風邪とは区別がつきにくいです。咳症状が軽く済めばよいのですが、中には咳止めを飲んでも効果がなく、長引いてしまうケースがあります。

この場合、インフルエンザの感染で免疫力が弱っているうえに、咳で体力を消耗し、気管支炎や肺炎、心不全などの合併症を引き起こして、重症化している恐れもあるので注意が必要です。マスクを着用したり室内を加湿したりして、咳を悪化させないようにし、再度医療機関を受診させましょう。

鼻水

通常の風邪の初期症状として、鼻水が出ることがよくありますが、インフルエンザでは後期に鼻水が悪化することがあります。また、このときの鼻水の色は黄色や緑色であり、これは、ウイルスと闘った白血球の死骸の色なのです。インフルエンザによる鼻水症状がなかなか緩和しない子供は、蓄膿症を併発している可能性があるため注意しましょう。

喉の痛み

喉が腫れて痛がる子供

インフルエンザの初期症状として喉が痛くなることがありますが、治りかけの頃にも喉の痛みが悪化することがあります。これは、咳症状や鼻水症状が続くため、喉や鼻の粘膜がダメージを受け、炎症が起きるためです。また、このように粘膜が傷ついていると、ウイルスや細菌が侵入しやすくなってしまっているので、合併症に気をつけましょう。

吐き気や嘔吐

インフルエンザウイルスによって、吐き気や嘔吐の症状が現れる子もいます。ノロウイルスなどの感染性胃腸炎と症状が似ていることから判断がつきにくいのですが、吐き気や嘔吐症状の他に、高熱(38度以上)や倦怠感などの症状があれば、インフルエンザの可能性が高いです。

ただし、インフルエンザに感染していてもワクチンを接種している子供の場合、胃腸症状のみで微熱であることもあります。家族や身近な人にインフルエンザ患者がいる場合、医療機関を受診して検査を受けましょう。

下痢や腹痛

インフルエンザウイルスが胃腸に感染して、胃腸炎を起こしているケースでは、下痢や腹痛の症状が出ることもあります。また、インフルエンザのときに処方されるタミフルなどの服用によって、副作用として下痢症状が現れることもあります。

インフルエンザA型?B型?子供の症状は型で違う

インフルエンザにもさまざまな型があるのですが、子供の症状によってどの型なのか見分けることができるのです。また、型が違うと1シーズンに2回以上インフルエンザにかかることもあり、一度かかったからといって油断はできません。早期に型を見分けられるように、代表的なA型とB型の症状を知っておくと良いですね。

インフルエンザA型の症状

インフルエンザA型の特徴的な症状は、子供に突然高熱が出ることです。また、高熱が出ることにより、異常な寒気や関節痛・筋肉痛が起こることも特徴的です。

インフルエンザA型は亜種(仲間)が多く、ウイルスが突然変異することがあります。代表的なのが香港型と、ソ連型の2種類です。また、新型インフルエンザや鳥インフルエンザは、動物に感染したA型が変異したものです。これに感染すると重症化する危険性もあるのです。

インフルエンザA型症状で子供に見られる特徴的

・突然の高熱
・寒気、悪寒
・関節痛、筋肉痛

インフルエンザB型の症状

マスクをして咳をする子供

インフルエンザB型は、インフルエンザA型よりも高熱を出しにくい傾向にあると言われています。そのため、ただの風邪だと思って放置することで、気づかないうちにウイルスを蔓延させ、体力を失い重症化することもあるのです。更に、検査薬でなかなか結果が出ないのも、インフルエンザB型の特徴です。2回目3回目の検査で、ようやくインフルエンザ陽性反応が出ることもよくあります。

さらに、高熱以外の症状はインフルエンザA型とほぼ同じなのですが、インフルエンザB型の場合、消化器系に炎症を起こすことがよくあります。そのため、たいした熱もなく胃腸の不調が続き、インフルエンザの検査結果も出ず、ただの胃腸炎だと思っていたら、2回目の検査でインフルエンザだったというケースもあるのです。

また、インフルエンザB型に感染した場合の方が、A型よりも解熱までの時間が長くかかり、子供に抗インフルエンザ薬を投与しても、熱が下がるのに1日半から2日かかることがあります。ちなみに、インフルエンザA型の場合、1日程度で下がるのが一般的です。

また、子供のインフルエンザB型は、一度熱が下がったのに再び発熱するニ峰性発熱(にほうせいはつねつ)を起こしやすく、合併症の危険性も高くなるため、解熱時間が長くかかる場合は、再び医療機関を受診するようにしましょう。

インフルエンザB型症状で子供に見られる特徴的

・38度以下の発熱の場合もある
・消化器系の炎症により下痢や腹痛、嘔吐などの症状がある
・解熱までに時間がかかることがある

インフルエンザ症状で子供を緊急受診させる目安

女医

通常、インフルエンザは発熱からすぐに検査結果が出ないため、子供が夕方や夜に発熱しても、体力を消耗させる夜間救急の受診は控えることが多いです。そして、経過観察をしながら翌日に受診しますが、子供の場合はこの経過観察中に緊急受診が必要になってくるケースもあるのです。

この緊急受診は、インフルエンザにかかっているかどうかを判断するための受診ではなく、肺炎や脳症などに重症化する可能性がある場合や、重症化している場合に必要になります。一体どのような症状を目安にすれば良いのか、詳しくみていきましょう。

呼吸器の異常

インフルエンザの症状では、もちろん高熱に注意する必要がありますが、子供に熱がなくても肺炎を併発していることがあります。咳に加えて次のような症状が見られる場合は、至急医療機関を受診させましょう!もともと呼吸器官などに基礎疾患のある子供の場合は、特に注意が必要です。

・呼吸促拍(呼吸が早く、息苦しそう)
・息を吸った時に、胸が広がらず中心に引き込まれる(通常は胸が広がります)
・咳が長引き、悪化している

意識レベルの低下

インフルエンザの高熱症状に加え、意識レベルが低下した場合、脳症の恐れがありますので、迷わず緊急受診する必要があります。幼児の場合は、意識レベルが低下すると、グッタリして遊ばなくなり、声をかけても反応が鈍くなります。

さらに異常行動として、幼児は普段に比べて落ち着きがなくなることがあります。小学生以上でも、いつもと違う意味不明な言動をとる、幻聴幻覚症状がある、ひどく怯えるなどの症状が見られることがあります。

また、下痢や嘔吐が続いている場合も、脱水症状を起こし、グッタリして歩けなくなることがありますので、至急医療機関を受診しましょう。

・日中でもウトウトするなどの意識レベルの低下
・5分以上熱性けいれんが続いた
・熱性けいれん後に意識が戻らなかった
・異常行動がみられる

症状が軽い元気な子供と予防接種

腕に注射器を近づける

インフルエンザで重症化するケースがある一方で、比較的症状が軽く、インフルエンザと気がつかない症状が軽く元気な子供もいます。「ただの風邪のような症状だけれど、兄弟がインフルエンザにかかったので念のため検査をしたところ、インフルエンザだった!」なんて話しを耳にしたことはありませんか?

インフルエンザ症状が軽く元気な子供は、インフルエンザの予防接種を受け、その免疫効果で症状が軽減されていることが多いのです。「予防接種はインフルエンザに感染しないためのものだ」と勘違いする人が多いのですが、1~6歳未満の幼児の場合20~30%が予防できるだけで、必ずしも全員が感染予防できるわけではありません。

けれど、もし予防できずインフルエンザに感染しても、症状を軽くし、インフルエンザ脳炎や肺炎などの重症化リスクを減らせる効果が期待できます。65歳以上の高齢者の場合、およそ80%の人が重症化を防ぐことができたという報告もあります。

インフルエンザ予防接種の時期と有効期間

インフルエンザワクチンの有効期間はおよそ5ヶ月!毎年11月上旬までには1回目の接種を行い、2回目の接種を12月上旬までに済ませましょう

インフルエンザに市販の風邪薬/解熱剤は危険!

インフルエンザにかかる小学生は、日本国内で年間50~100万人に及ぶと言われています。この中で、インフルエンザ脳症や脳炎にまで重症化するケースは、およそ100~300人。更に、その30%の小学生が亡くなっています。この危険な脳症や脳炎になる原因の一つが、市販の解熱剤や風邪薬を服用することなのです。

インフルエンザで避けるべき薬

  • アスピリンなどのサリチル酸系
  • ジクロフェナクナトリウム
  • メフェナム酸

この3種類の薬のうち、「アスピリンなどのサリチル酸系」は、市販されている一部の風邪薬(総合感冒薬)や解熱鎮痛剤に含まれています!この3種類の薬とインフルエンザ脳炎の因果関係は明らかになっていませんが、この3種類の薬を服用していない場合と比べて、脳症・脳炎患者の命に危険が及ぶ可能性が高いことはわかっています

そのため、「ジクロフェナクナトリウム」「メフェナム酸」を含む解熱剤は、インフルエンザ脳症・脳炎患者に投与することが禁忌となりました。また、日本小児科学会は、「アセトアミノフェン」含有の解熱剤を推奨し、「ジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸、サリチル酸系などの非ステロイド系消炎剤の使用には、慎重であるべきだ」と発表しています。

いずれにしろ、インフルエンザにかかっているかどうかわからない段階であっても、冬場のインフルエンザが流行りそうな時期に、発熱症状や頭痛、関節痛を何とかしたくて自己判断で風邪薬(総合感冒薬)や解熱剤に頼ることは危険です。風邪薬や解熱剤を服用するときは、必ずかかりつけ医に相談するようにしましょう。

インフルエンザでの園や学校の出席停止期間

学校保健安全法により、2012年4月からインフルエンザによる幼稚園や学校の出席停止期間は、次の2つの条件をどちらも満たすまでの期間と定められました。

  • 解熱後2日
  • 発症から5日経過するまで

これは、インフルエンザウイルス薬の投与によって、症状が早い段階で軽減されるため、まだウイルスが体内に残っているのに解熱するというケースが多く生じており、解熱だけを基準とした出席停止期間では、ウイルスの蔓延を防ぐのに十分でないと判断されたからなのです。

お子さんの症状が治まっても、出席停止期間の定めを守らず無理に登園登校させると、感染が拡大して学級閉鎖になり、最終的に休ませる期間が伸びてしまう可能性があります。また、十分に体力が回復していないと、ニ峰性発熱で再び欠席することになるかもしれません。出席停止期間中元気になっても、学校保健安全法により定められた条件を満たすまでは、きちんとお休みさせましょう。

ちなみに、皆勤賞を狙っているお子さんは、学校に行きたがると思いますが、インフルエンザは欠席扱いになりませんので、インフルエンザで休んでも皆勤賞はもらえます。

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この記事を書いたライター
れんプー

れんプー

趣味は野球観戦!カープ女子がライバルのアラフォー腐女子です。

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