仮性近視の症状と治療法は?に関する記事

子供の仮性近視は早めの対処が肝心!原因/症状/治療法

子供の仮性近視は早めの対処が肝心!原因/症状/治療法

現代の子供達に蔓延する仮性近視の原因や症状、治療方法を紹介します。適切かつ早期の対策が子供の視力を守る何よりの方法です!

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子供に多い仮性近視の原因・症状・治療法を知りたい!

一昔前は眼鏡をかけて授業を受ける子供はほんの一握りだったのに、最近は一クラスに2~3人はメガネをかけている子供が多くなりましたね。
一般的に視力が0.7を切ると眼鏡をかけることを推奨されますが、小学生に関してはここ30年で視力0.7未満の割合は2倍以上に増加し、2014年度の調査では中学生の5人に2人以上がメガネを必要としているという統計が出ているのだそうです。

こういった子供の視力低下を引き起こしている原因は様々なのですが、ここ30年で視力低下が激増していることから、近年急速に普及したデジタル機器、テレビやパソコン、ゲーム機やスマホなどの環境要因が大きく影響していることが考えられています。

こういった機器はどの家庭にも普及をしていますし、周りに眼鏡の子が増えていると、「うちの子は大丈夫かしら?」と親としてはちょっと不安になってしまいますよね。
では、子供たちの大事な見る力を守るために、子供たちの仮性近視の現状と正しい対処方法について解説していきたいと思います。

そもそも仮性近視とは?

視力低下といっても様々な症状があるのですが、一番症状として多いのは、近場は見えるけれども、遠くが見えづらいという近視・近眼と呼ばれる症状ではないでしょうか。
子供の視力低下と聞くと「それって仮性近視じゃない?」と考えるパパやママも多いようですが、仮性近視とはどのような症状をいうのでしょうか?

私たちの目は、ちょうどカメラのシャッターと同じ役割を果たす水晶体を、周囲の毛様体筋が引っ張ったりゆるめたりすることで収縮させ、眼球奥の網膜にピントを合わせて物を見ています。
物が見えづらいという症状は、何らかの原因でこのピントが合わなくなってしまって起きるんですね。
子供に多い仮性近視は、近くの物を凝視するあまり毛様体筋が過剰に緊張してしまい、水晶体を調節できずに一時的に遠くのものが見えにくくなるというメカニズムで発症するということが、最近の研究でわかってきています。

ただし、だからといって「なんだ、一時的なものなんだ!」と油断して仮性近視を放置すると、その状態が固定してしまい、結果として真性の近視を引き起こしてしまう原因につながりかねないので注意が必要です。

視力の低下を一生のものにしないためにも、子供の視力の状況を常にチェックして、見つけたら早期に眼科を受診して医師の指導を受けるように心掛けて下さいね。

子供のこんなしぐさを見たら仮性近視を疑いましょう

  • テレビや本などに顔を近づけて見ている
  • 遠くを見るときに目を細めて見ている
  • 頻繁に目をこすっていたり、まぶしがる
  • 横目で見たり顎を突き出したりと、とにかく目つきが悪い
  • 理由もなくイライラとしている

仮性近視を引き起こす原因って?

パソコンを操作する子供

視力の低下の原因はまだはっきりと解明されてはいないのですが、遺伝的な要因環境的な要因が大きな影響を与えていると考えられています。
仮性近視は日頃の物を見る姿勢や目を使う頻度といった環境要因に大きく影響をうけて、気付かぬうちに進行してしまうタイプの疾患です。

私たちの目は近いものしか見ていないと手元に焦点を合わせることに慣れてしまい、焦点を遠くにあわせることができなくなるという困った特徴があるので、遺伝的な近視の人よりも、環境要因による仮性近視にかかる人の方がはるかに多いのです。

目を酷使して機能を損なってしまうような環境と言えば、やっぱり一番に思いつくのがテレビやパソコン、ゲーム機やスマホなどのデジタル機器。また、他にも学歴社会のために長時間の学習が当たり前になっていることから、教科書やノートを凝視し続けるという状況も仮性近視を引き起こしやすい環境を作っていると言えますね。

子供は大人よりも環境の影響を受けやすく、またこういった環境を自ら排除するという判断力や理性を持ち合わせていないので、パパやママが注意をしてあげて、子供に視力を維持することの大切さを教えてあげて下さいね。

こんな生活態度が仮性近視を引き起こします!

  • 本やテレビなどを顔の近くで長時間見続けている
  • 暗い場所で本やテレビを見ている
  • 姿勢が悪い
  • 生活は不規則で好き嫌いが激しく、十分な栄養と休息がとれていない

仮性近視は近視と違って治るってホント?

近視と仮性近視の違いは、視力低下を引き起こす原因やメカニズムにあると考えられています。
仮性近視が生活態度などの環境的な要因で引き起こされるのに対して、近視はもって生まれた眼球の形状や筋力などの遺伝的要因の影響が大きい疾患なのだとか。

同じ視力低下と言っても、近視と仮性近視は似て非なるもの。対処法も全く違っていて、子供の視力低下が近視によるものなのか仮性近視によるものなのかは、眼科で毛様体筋を一時的に弛緩させる点眼薬を使った検査方法で正確に診断することができます。
もしお子さんの視力のことで不安に思っていることがあったら、一度眼科で相談をするとよいでしょう。

仮性近視はその名の示す通り一時的なもので、早期に適切なケアをすることにより視力を回復させることが可能ですが、近視はもって生まれた体の機能の問題ですので、視力の回復はなかなか望めない傾向にあります。
そのため、子供の身に起きてしまった仮性近視の症状を悪化させず、近視に発展させないことが大事と言えるでしょう。

仮性近視を進行させないポイント

  • 背筋を伸ばし、机とは顔を30㎝以上話して勉強をしましょう
  • 300ルクス以上の、適度な明るさのある場所で学習をしましょう
  • 学習は適度に目を休める休憩を挟むよう心掛けましょう
  • ゲームやテレビなどは一日の視聴時間を決めて目に負担をかけないようにしましょう
  • 極力、屋外の明るい場所で遠くのものを眺めましょう
  • 規則正しい生活とバランスの良い食事を心掛けましょう
  • 眼科をきちんと受診し、医師から必要だと言われたら眼鏡を使った矯正を受けていきましょう

仮性近視の治療方法には様々なバリエーションがあります

視力検査記号

仮性近視の視力回復としては、眼鏡などによる視力矯正に頼らずに毛様体筋のストレッチなどを通して機能を回復させる遠近体操法や遠近凝視法などのトレーニング療法超音波治療器・低周波治療器などの民間療法が知られていますが、最近は眼科での手術や点眼治療などさまざまな治療法が確立されつつあります。
ただしこれらの治療は手術によるものを別として、民間療法と同様、必ずしも万人に対して効果を発揮するものではなく、効果が出るまでの期間も様々であるというのが実情です。

こういった治療の不確定さは「治療法が有効ではない」というわけではなく、視力低下の程度が人によってまちまちで、進行度合いによっても効果が出る場合と出ない場合があるという要因に影響しているようですね。

世間には視力回復に関するテキスト本も多く執筆されていますが、身体にかかわることであるだけに、自己判断というのはあまりお勧めできません。
ここはやはり早期に眼科医に相談をして、お子さんの状況に合った治療を受けていくことをオススメします。

手術による治療

目の表面の角膜にエキシマレーザーを照射して角膜の曲率を変えることにより視力を矯正するレーシック手術や、目の中にレンズを埋め込むフェイキックIOL(有水晶体眼内レンズ・眼内コンタクトレンズ)といった方法がありますが、保険適応ではないため治療費がかかることや、患者の年齢制限などのデメリットもあります。

ワックを使った望遠訓練治療

内部に風景などの画像を内蔵したワックと呼ばれる機械をのぞき込むトレーニングを行うことで、毛様体筋をリラックスさせて視力回復を図る治療法です。

点眼治療

ミドリンM点眼液のような調節麻痺剤を就眠前に点眼して、毛様体筋を弛緩させて仮性近視の症状を緩和する治療法や、ミオピン点眼液などの調節改善剤を随時点眼して視力低下を防止する治療法がありますが、人によって効果の現れ方が違うので、2~3ヵ月を治療期間の限度とする病院もあるようです。

オルソケラトロジーによる治療法

オルソケラトロジーと呼ばれる「就眠時に装着して寝るだけで昼間は裸眼で過ごせる」という画期的なコンタクトレンズを使って視力回復を図る治療法で、強度近視や乱視の人には適さないなどの欠点はありますが、年齢が若いほど効果が出やすく、視力が長時間維持されるといった効果が高いので、子供向けの治療法として良く用いられています

子供の視力によって良い環境を整えてあげましょう

眼鏡を持つ少女

ある日突然学校の検診で視力が悪くなっていることがわかると、どうしてもパパやママは「もっと早く気づいて
やれれば…。」と後悔の念にとらわれてしまうものですが、早期に治療を開始することで視力を取り戻すことができる可能性は十分にあります。過剰に自分を責めず、必要な検査を積極的に受けるようにしてくださいね。

子供の眼鏡に対する考え方も人それぞれなので、「眼鏡をかけると視力がさらに落ちる」「外見が変わって子供がかわいそう」と悩む人も多いようですが、お医者さん曰く、必要以上の度数で矯正をしない限り眼鏡をかけることで視力の低下が進むことはないそうですよ。
子供は視力が落ちたことで周りの状況をつかみにくく不安な思いをしていますし、物が良く見えないことで必要以上に疲れてしまったり、集中力が続かないなどの負担を感じています。眼鏡やコンタクトによる矯正も、必要な範囲で受け入れていくよう考えていきたいですね。

親が与えてあげられるメガネも、視力を低下させない環境も、子供にとってはとても有益なもの。ぜひ子供の様子をよく見て、子供の視力を守る環境を整えてあげてくださいね。

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この記事を書いたライター
はたこ

はたこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!