熱性けいれんの対処法に関する記事

熱性けいれん対処法6つ!二回目/てんかんなどの正しい対応

熱性けいれん対処法6つ!二回目/てんかんなどの正しい対応

いつ起きるか分からない熱性けいれんの対処法を知り、とっさに冷静に対応できるようにしましょう。

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【熱性けいれん6つの対処法】泡を吹いても慌てないで!

もしもお子さんが、突然白目をむいて口から泡を吹くひきつけを起こしたら、アナタは冷静に対処することができるでしょうか?そんな状況になる熱性けいれんは、ママが間違った対処をしてしまうことで症状を長引かせてしまう可能性があります。お子さんがいつ熱性けいれんを起こしても大丈夫なように、事前に対処法を頭に入れておきましょう。

熱性けいれんとは

38℃以上の発熱に伴ってけいれんが起きる(髄膜炎や脳炎、下痢や代謝異常が原因ではない)ものを熱性けいれんと言います。意識を喪失する、口から泡を吹く、白目をむく、体がガタガタ震える、チアノーゼになるなどの症状がみられます。

生後6ヶ月~6歳未満の乳幼児に起きやすく、日本ではおよそ10人に1人が熱性けいれんを起こしていると言われていますが、なぜ熱性けいれんが起きるのか、その原因はまだ分かっていません。

熱性けいれん対処法

熱性けいれんを起こすことで、命の危険はないと言われています。初めて子どもがけいれんを起こした時は、パニックになってしまうかもしれませんが、パパとママはまず深呼吸。落ち着きましょう

また、初めてのけいれんでは、「熱性けいれん」か「病気が原因のけいれん」かよく分かりませんよね。病気が原因である可能性も心配されますので、必ず医療機関を受診しましょう

安全確保

腕時計と痙攣する赤ちゃん

けいれんが起きたら、まず時計を見て時間を確認し、平らで安全なところにそっと寝かせてあげましょう。枕は外します。外出先でけいれん発作を起こすこともあります。危険な場所(階段、浴槽、プールなど)にいる場合は急いで移動させ、安全を確保してください。

呼吸の確保

顔を横向きに寝る赤ちゃん

次に、呼吸が出来るようにしてあげます。けいれんで吐くこともありますので、吐いたものが気管につまらないように、顔を横向きにしてあげましょう。硬直して首が動かない場合は、体ごと横に向けます。もし、既に吐いている場合は、顔回りの汚れた箇所を拭いてあげてください。

さらに、服のボタンやスタイ、ベルトを外すなど、衣服を緩めて体を楽にしてあげましょう

体温を計る

赤ちゃんの脇の下に体温計を差し込む

熱性けいれんは38℃以上の発熱を伴っていると定義されています。熱がないのにけいれんを起こした場合は、熱性けいれんではなく、病気が原因のけいれんの可能性があります。至急医療機関を受診しましょう

けいれんの状態を観察する

痙攣する赤ちゃん

ガタガタと震えている、手足が左右対称か、全身のけいれんか、体の一部だけのけいれんか、眼球がどちらを向いているか、チアノーゼ(爪や唇、体の色が紫色に見える状態)が出ていないかなど、けいれんの状態を観察しましょう。

けいれんが左右対称でない、体の一部だけのけいれん、チアノーゼなどの場合は、単純な熱性けいれんではなく、髄膜炎などの病気の可能性があるので、急いで医療機関を受診しましょう

また、熱性けいれんは3~5分程度で収まることが多いと言われていますが、初めてのけいれんで5分以上続く場合は、緊急で医療機関を受診することが必要です。

熱性けいれん観察ポイント

  • ガタガタと震えている?体がピーンと突っ張っている?
  • けいれんは全身?一部?
  • 左右対称?非対称?
  • 眼球の向きは?
  • 顔色は?チアノーゼ?
  • 嘔吐の有無は?
  • 発作の時間は?
  • 頭を押さえていないか(痛がっていないか)?
  • けいれん後、意識が戻るまでの時間

けいれん中は静かに見守ろう

赤ちゃんの体をゆする

子どもが急にけいれんすると心配になりますよね。そこで冷静になれず慌ててしまい、けいれんが長引く対応をしてしまうパパやママがいますが、けいれんが始まったら適切な処置をし、その後は次の処置に備えてそばで静かに子供を見守りましょう

昔は、ひきつけたら舌を噛まないように口の中に物を入れることもあったようですが、けいれんで舌を噛むことはほとんどありません。むしろ呼吸困難になったり、吐しゃ物がつまったりする危険性があるので、口の中には何も入れないようにしましょう。

これはNG!パパママの危険な対応

  • 「○○ちゃん!しっかりして!」などと、パパやママが大きな声を出して刺激する
  • 子供の体を揺する
  • 頬を叩いて意識を取り戻させようとする
  • 口の中に指や割り箸、タオルを詰める

けいれんが収まったら意識と体の状態を確認

けいれんが収まったら呼びかけて、意識が戻ったか確認しましょう。熱性けいれん後は、脳がとても疲れるため、そのまま寝てしまう子もいるようですが、心配ありません。眠りから覚めた時に意識がはっきりしているか確認しましょう。また、発熱するということは、インフルエンザなどにかかっている可能性がありますので、医療機関を受診しましょう。

ただ寝ているだけなのか、意識がない状態なのか分からない時は、瞳孔の様子を確認しましょう。普通、乳幼児の瞳孔は4mm程度広がっていますが、6mm程度広がっている場合は、まだ脳内でけいれんが続いている可能性があるので、ただちに受診しましょう。

また、けいれん後も、意識がはっきりしていない、頭痛や嘔吐がある、体に麻痺があるなどの場合は緊急受診が必要です。

熱性けいれんで救急車を呼んでもいい?

熱性けいれんは命に別状のない一過性のものであることがほとんどです。予後も良いため、救急車を呼んでもよいのか迷う場合もあるかもしれません。特に初めての場合は熱性けいれんなのか、病気が原因のけいれんなのか、区別がつかず戸惑ってしまいますよね。

救急車のフリップを持つ看護師

ですが、状況によっては迷わずすぐに救急車を呼ぶ必要がある場合もあります。また、病気によるけいれんの場合、自宅から病院までの距離が遠く、病院到着までに時間がかかってしまうことは危険ですので、早めに救急車を呼びましょう。

熱性けいれんで迷わず救急車を呼ぶべきケース

  • 1歳未満で初めてけいれんを起こした
  • 6歳以上でけいれんを起こした
  • けいれんが5分以上続く
  • 左右対称でないけいれん、体の一部のみのけいれん
  • 熱がないのにけいれんを起こした
  • けいれん後も意識がはっきりしていない、嘔吐や麻痺がある
  • 1日に何度もけいれんする
  • 唇が紫色で呼吸が弱い
  • けいれん前に頭痛や意識障害、嘔吐があった

2回目の熱性けいれんの対処法

2回目だけど大丈夫?

熱性けいれんを経験した子のうち、約30%の子が2回目のけいれんを起こすと言われています。3回目のけいれんを起こす確率は、そのうちさらに20~30%です。単純な熱性けいれんで命に危険を及ぼしたり、脳への後遺症が残ったりすることはほとんどないと考えられています。

ただし、熱性けいれんを何度も繰り返す場合は、脳波をとって、てんかんなどの脳の病気が隠れていないか調べることがあります

家族暦が関係している

両親や家族のなかに熱性けいれんを経験した人がいると、子供も熱性けいれんを起こしやすく、熱性けいれんを繰り返す確率も高くなるようです。熱性けいれんの家族暦がないか事前に確認しておくと、心の準備ができるかもしれません。

ダイアップ(けいれん予防薬)による予防

けいれんが起きたときの対処法は、1回目も2回目も変わりません。しかし、けいれんを何度も繰り返す子には、けいれん予防薬の「ダイアップ」という座薬が処方されることがあります。一般的には、37.5℃以上の発熱で使用し、8時間後にもう一度使います。

ダイアップを使用するタイミングや、使用期間については医師によって見解が異なるため、かかりつけの医師と相談の上で使用しましょう。

熱性けいれんとてんかんの関係

熱性けいれんには単純型と複雑型の熱性けいれんがあります。複雑型熱性けいれん(けいれんが10分以上続く、けいれんが左右不対称など)を起こす子のごく少数が、後にてんかんに移行する可能性があると言われています。

てんかんの場合は熱がなくてもけいれんが起きることが特徴です。てんかんであるかどうかは病院で脳波をとることで分かります。

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この記事を書いたライター
ひなちゃんママ

ひなちゃんママ

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪