ノロウイルスの流行時期に関する記事

【ノロウイルス流行時期】冬に多い理由/春や夏は大丈夫?

【ノロウイルス流行時期】冬に多い理由/春や夏は大丈夫?

なぜ冬に流行するの?春や夏に感染のリスクはある?ノロウイルス流行時期と予防対策5つのポイントをご紹介します!

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【ノロウイルスの流行時期】冬に流行する理由/冬以外の季節は?

ノロウイルスは食中毒のひとつですが、他の食中毒は夏場に起こりやすいのに、なぜノロウイルスは冬に流行するのでしょうか。一方、冬以外の季節にノロウイルス感染の心配はないのでしょうか。

ノロウイルスの特徴や感染経路にも触れながら、ノロウイルスの流行時期に関する疑問を解説していきます。また、ノロウイルスの感染から身を守る対策方法も合わせてご紹介しますので、今後の予防の参考にしてみてくださいね。

ノロウイルスってどんなウイルス?

冬の公園で子どもと遊ぶ母親

ノロウイルスの症状・潜伏期間・感染経路には、一体どのようなものがあるでしょうか。

ノロウイルスの症状

ノロウイルスの主な症状は、嘔吐、下痢、発熱、腹痛、胃痛、頭痛などがあり、ピークは1~3日ほどです。症状には個人差があり、体力があって免疫の強い人は感染しても発症せずに済むケースや、軽い風邪のような症状で終わる人もいます。しかし、体力のない子供や高齢者は症状が重くなる場合があり、脱水に注意する必要があります。

ノロウイルスの潜伏期間

ノロウイルスに感染し、発症するまでの潜伏期間は平均して24~48時間ですが、早い人だと感染してから6~10時間程で発症する人もいます。潜伏期間であっても、体内にウイルスが存在することに変わりはないので、人に感染させる可能性は十分にあります。

感染経路

<人から感染>
・患者の嘔吐物や便に汚染されたものに触れることで、人を介して感染する
・患者が使用した食器や調理器具などの消毒が不十分で感染する
・床やカーペット等に除去しれきれなかった嘔吐物や便が乾燥して舞い上がり、吸い込むことで感染する

<食品から感染>
・感染者が調理・配膳した食品を食べて感染する
・食品取扱者を介して食品にウイルスが付着する
・ノロウイルスに汚染された二枚貝を加熱不十分な状態で食べて感染する
・ノロウイルスに汚染された井戸水や飲料を消毒不十分で飲んで感染する

ノロウイルスの流行時期が冬なのはなぜ?

お父さんの背中にしがみつく子供

ノロウイルスは10月~11月頃から発生件数が増え、12月~1月に流行のピークとなります。では、他の食中毒と違って秋~冬に流行する原因は一体何なのでしょうか?また、牡蠣が原因とされている理由にはどんな要因があるのでしょうか。

ノロウイルスの特徴

食中毒を引き起こす細菌のほとんどは、食品の中で増殖します。しかし、ノロウイルスは人の十二指腸や小腸などの腸管でしか増殖しないという特徴があります。ノロウイルス患者の嘔吐物や便が人の手などを介して、物や食品に触れ、人の口に入ってしまうことが発症の原因となっています。
また、冬の寒さによって人の体温は下がり免疫機能も下がるので、ウイルスに感染しやすい状態になっていることも、冬にノロウイルスが流行時期を迎えるひとつの理由と言えますね。

牡蠣とノロウイルス

ノロウイルスの原因として、冬季に旬を迎える牡蠣が関わっているケースもあります。しかし、牡蠣そのものがノロウイルスを持っているわけではなく、原因は海水にあると考えられています。
牡蠣などの二枚貝は海水を体内に吸い込み、エサとなるプランクトンやウイルスを内臓に蓄積して、海水だけを吐き出しているのですが、私たちが日々排出している下水が処理しきれず、海水にわずかなウイルスが流れていき、そこにノロウイルスが含まれていれば、二枚貝の内臓に蓄積されてしまいます。

アサリやシジミなど加熱して食べる二枚貝は問題ないのですが、秋~冬が旬の牡蠣は生食されることが多く、これもノロウイルスの流行時期が冬にピークを迎える原因のひとつと考えられています。

ノロウイルスは1年中、感染する恐れがある!?

厚生労働省のデータによると、ノロウイルスの食中毒の発生件数は圧倒的に秋~冬に多いとされていますが、発生件数は少ないものの、春や夏でも全くゼロというわけではありません。
ノロウイルスを保持している人の排泄物から人を介して、いつどこで感染するかわからないノロウイルスは、1年中発生しているということを頭に入れておきましょう。

秋~冬は気温が下がり、ノロウイルスが生息しやすい環境です。最も患者数が増える12月~1月はもちろんのこと、2月頃には患者数が落ち着いてきますが、油断は禁物です。

いつどこで感染するかわからない!予防対策5つのポイント

危惧されている新型ノロウイルスを防御するためには、しっかり予防対策しておくことが大切です。特に秋~冬は油断せず、普段の生活から気を付けておきましょう。

基本の手洗いを念入りに

公園や学校にある蛇口

ノロウイルスの流行時期である冬季は、徹底した手洗いが感染予防の基本となります。
ノロウイルスはとても小さなウイルスで、簡単な手洗いでは落としきれず、手のシワに入りこんでしまう可能性がありますので、念入りな手洗いを2度行うことをおすすめします。

手首、親指、指先、爪などは手洗いが不十分になりやすいので、しっかり石鹸で洗いましょう。特に、トイレから出たあとや調理をする前などは徹底しましょう。
自動で水が出る手洗い設備が理想ですが、手洗いする前に蛇口に触れて水を出す場合、そのまま水道を閉めるとまたウイルスが手指に付く恐れがあるため、最後に蛇口を消毒してから水を止めるようにすると安心です。

また、冬は水が冷たくて念入りな手洗いが難しいので、なるべく温水が出るようにしておくことをおすすめします。タオルは家族で共用せず、なるべく別々で使うとよいでしょう。

住居や施設の消毒

家庭によくあるランチョンマット

ノロウイルスには85度以上で1分以上の加熱と塩素系消毒(次亜塩素酸ナトリウム)の消毒が有効です。ノロウイルスの流行時期には、常に除菌を習慣づけましょう。
家の中では家族が触れる共用部分、公共の場ではあらゆる箇所にウイルス付着の可能性があります。気を付けたい箇所をピックアップしましたので、参考にしてみてください。

ノロウイルス対策で消毒したい箇所

・トイレの便座・フタ・水洗レバー・ペーパーホルダー
・ドアノブ
・階段、エスカレーターの手すり
・テーブルや椅子
・冷蔵庫の取っ手
・水道の蛇口、シンク
・調理器具(特にまな板や包丁)
・家族で共有する日用品

特に、トイレの便座から検出されたノロウイルスの数が最も多かったというデータがありますので、日頃からこまめに消毒しておきましょう。

適切な汚物や嘔吐物の処理

ノロウイルスを睨みつける医者

ノロウイルスにおける嘔吐物や汚物の処理には、正しい処理を行わないと二次感染に及ぶ恐れもあります。適切な処理方法を行って二次感染予防をしましょう。
処理する方は、使い捨てで密閉率の高いマスク、服を覆うエプロン等、手袋、ヘアキャップ、ゴーグル等を身に付けて、次亜塩素酸ナトリウムに浸したペーパータオルで静かに汚物を拭き取り、袋に入れて密閉しましょう。

衣類の場合は汚物を拭き取った後、塩素系消毒液に浸して消毒してからよくすすぎ、作業中にしぶきを吸いこまないように注意しましょう。最後に作業した場所やタライ等の消毒をして、作業後は念入りな手洗いを忘れずに行ってください。

健康管理

料理をしながらスマホチェックをするお母さん

特に調理をする人や食品を扱う職業の人は、健康管理に気を配りましょう。普段から手洗いや消毒を心がけ、感染予防につとめてください。
ノロウイルスの症状(下痢、嘔吐、発熱、頭痛、腹痛など)が起こった場合は、周囲に二次感染させないよう、家族への配慮、職場へ連絡して指示に従うなど適切な行動を取りましょう。

初期症状として発熱や頭痛だけの場合もありますが、「嘔吐や下痢はないし、ただの風邪だろう」と思いこんで、あとから嘔吐や下痢症状が出ることもありますので、流行時期にはノロウイルスの感染を疑ってみることも必要です。
また、中には感染しても免疫が強く、全く症状が出ない人もいるので注意が必要です。

それから、外出時はマスクを着用しましょう。公共のトイレを使用するときは、備え付けの便座クリーナーがあれば必ず使用して便座を除菌しましょう。冬は携帯用の塩素系消毒液を持っているとよいですね。

加熱調理をする

ネギを刻んだ包丁

症状はなくてもウイルス保持者が調理をしたものを食べれば感染しやすくなります。予防の面からすると、冬はなるべく加熱した料理を食べたほうがいいですね。加熱調理時間は、食品の中心が75度になってから1分以上が適切です。

牡蠣などの二枚貝はノロウイルスに汚染されている可能性があるので、85度~90度で90秒以上加熱してと滅菌しましょう。牡蠣などの二枚貝だけでなく、生食する野菜なども一度熱を通してから食べると安心ですね。

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この記事を書いたライター
りんりん

りんりん

40代、趣味は付箋集め、晩酌が欠かせないのんべえですw

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