ピーナッツアレルギーの症状に関する記事

ピーナッツアレルギーで呼吸困難症状!?ナッツ類はNG?

ピーナッツアレルギーで呼吸困難症状!?ナッツ類はNG?

ピーナッツアレルギーは、治ることは難しく、呼吸器症状に影響が出ることもある重篤化しやすいアレルギーです。アレルギー症状への対処法、検査や治療の一般的な流れ、アナフラキシーショックに備えるための薬も紹介。ナッツ類オールNGとは限りません!

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ピーナッツアレルギーとは?原因や症状、要注意な食品

お子さんにも大人にも見られるアレルギーのひとつに、ピーナッツアレルギーがあります。鶏卵や牛乳のアレルギーに比べて、あまり馴染みのない食物アレルギーかもしれませんね。
ピーナッツアレルギーの症状にはどんなものがあるのか、どのように検査し、治療を行っていくのかなど、アレルギーだと疑われる場合に気になる情報を集めました。
ピーナッツと関連が深そうなナッツ類についても取り上げ、どんな食品に注意すべきなのかを解説します。

ピーナッツ(落花生)アレルギーとは?

ピーナッツアレルギーは、卵や牛乳アレルギーに比べて発症する人は少ないものの、そばアレルギーと並んで重篤になりやすいアレルギーです。
まずは、症状や危険度の高いアナフィラキシーショックについて解説します。

ピーナッツアレルギーの症状

喘息の男の子のイラスト

ピーナッツアレルギーは、多くの場合、「即時型」と言って、食品摂取後、数十分から2時間以内に症状が現れます。
症状は、多い順に次のようなものが挙げられます。

  • 蕁麻疹などの皮膚症状
  • 喘息などの呼吸器症状
  • 吐き気や下痢・腹痛などの消化器症状
  • 血圧低下などの循環器症状

皮膚症状は、ピーナッツアレルギーで最も多い症状です。蕁麻疹や腫れ、かゆみが出ます。限定的な範囲でかゆみもそんなにひどくないようなら、軽症で済みますが、かゆみや腫れが全身に広がっている時には、速やかな受診が必要です。

呼吸器症状は、ピーナッツアレルギーの症状の特徴です。喘息もちの人は症状が出やすくなります。また、喉が急激に腫れてきて、呼吸が難しくなることもあります。この症状が出る可能性のある人は、日頃から、エピペンという自己注射を携帯しておくことが勧められています。

アナフィラキシーショック

救急車

ピーナッツアレルギーが重篤な症状を引き起こしやすいと言われているのは、アナフィラキシーショックを起こす可能性が高いアレルギーだからです。
アナフィラキシーショックとは、原因物質に対するアレルギー反応が全身に及ぶことを指し、呼吸困難や血圧低下、意識レベルの低下を招きます。この場合、有無を言わせず、救急車を呼ばなければなりません。

重度のアレルギーの場合、ショックを起こすかどうかは、口から摂取した量に関わりなく、時にはピーナッツのわずかな粉末を吸い込むだけでもショック状態に陥ることもあるようです。ピーナッツアレルギーを持っているお子さんは、日常生活から十分すぎるくらいの注意が必要です。

ショックを起こした場合、あらかじめエピペンが処方されていれば、救急車の到着を待つ間に速やかに注射をします。親御さんは、正しい対処法を身につけましょう。

アレルギー以外の危険度も高いピーナッツ!誤嚥性肺炎に要注意!

庭で遊ぶ幼児

誤飲が非常に多い、ピーナッツ。小さい子にピーナッツを与えるのが躊躇される理由が、ここにあります。誤飲が原因で肺炎になってしまうこともありますので、3歳以下には与えないようにしてください。与える場合にも、遊びながら食べない、立ち歩きながら食べないなど、十分な配慮が必要です。

最近の研究では、5歳以下にピーナッツを摂取しておくと、ピーナッツアレルギーの可能性が下がるという驚きの結果が出ています。このような医学上の流れもあるにはありますが、基本的にピーナッツは子どもには危険が高い食品であることを肝に銘じておきましょう。

ピーナッツアレルギーの検査・治療~ピーナッツアレルギーは治る?

ご飯を食べる女の子

食物アレルギーのほとんどが乳児期または幼児期での発症です。鶏卵や牛乳、小麦アレルギーなどは、身体の成長とともに、自然に症状が出ないようになっていくケースも多いです。しかし、ピーナッツアレルギーは、残念ながら大人になっても反応が出やすいアレルギーで、症状の程度の差はあれ、生涯にわたって付き合っていかなければならないものだとされています。

ピーナッツアレルギーは、食品アレルギーの中でも重篤になりやすいもので、必ずアレルギー専門医のもとで治療をしていきましょう。程度によって、少しずつ身体にピーナッツを慣れさせていくのか、全く除去した生活を送るのか判断を受けます。間違っても、独断で食べさせる練習はしないようにしましょう。

詳しい検査は、血液検査や皮膚のパッチテストの二つがよく使われます。一度血液検査をすれば、他のアレルギーがあるかどうかも一度に調べられるので、遺伝の関係で、もともとアレルギー体質が疑われる場合には、血液検査が積極的に勧められます。
血液検査では、一つ一つのアレルゲンを薄めたものに対して、採取した血液が反応するかどうかを調べています。

昨今、生活環境の変化や食生活の変化によって、食物アレルギーを持っている子どもは、次第に多くなってきています。データによると、だいたい5%くらいのお子さんに、何らかの食物アレルギーがあると言われています。全体の数字から見れば、そんなに多くはないような気もしますが、ある調査結果によれば、2004年から2013年までの9年間で、食物アレルギーだとわかっている子どもの数が、約2倍にまで増えているようです。

ピーナッツアレルギーの原因

ピーナッツ

他の食物アレルギーにも言えることですが、人間は何らかの異物に対して身体が勝手に抗体を作るようにできています。その抗体が正常に作用すればいいのですが、遺伝や体質など、何らかの理由によって、特定の物質に対して過剰に反応して、タンパク質を生成する場合があります。これが、食物アレルギーの正体です。食物アレルギーは、身体の過剰反応だとも言えるでしょう。

日本でのピーナッツの消費量はそんなに多くはないことから、そこまで有名なアレルギーではありませんが、アメリカなどの欧米ではとてもメジャーなアレルギーです。海外の方にそばアレルギーが浸透していないのと同じ感覚でしょう。

ちなみに、ピーナッツは、高熱で加熱すればするほどアレルギー反応が起こりやすい食品。ピーナッツをよく食するアメリカと中国を比べてみると、消費量は中国の方が多いにもかかわらず、アメリカの方が、ピーナッツアレルギー患者は多いのです。これには、中国がピーナッツをボイルして食べるのに対して、アメリカではフライしたりローストしたりして高温加熱することに関係していると言われています。

ピーナッツアレルギー=ナッツNGとは限らない!

ナッツ類

「ナッツ」という名前に惑わされがちですが、実はピーナッツは豆類であって、ナッツ類ではありません。すなわち、ピーナッツアレルギーが出たからと言って、くるみやアーモンドなど他のナッツ類にもアレルギーが出るとは限りません。
今のアレルギー治療では、食品除去は最小限にとどめるべきだとの考え方がメジャーですので、むしろナッツ類には制限をかけず、特定のアレルゲンだけを除去する方法が取られるでしょう。

ただし、ナッツ類にもアレルギーを持っている場合には、もちろん除去も視野に入ります。また、特定の食品にアレルギー反応を起こす場合、分子構造の似た食品にアレルギー反応を起こす可能性もあるので、そういう意味で、アーモンド、くるみ、カシューナッツなどのナッツ類には要注意なのです。

ピーナッツアレルギーの子が気を付けるべき食品

焼き菓子

ピーナッツが含まれている食品は意外に多いものです。ざっと挙げてみたいと思います。
ピーナッツ入りのチョコレート、おかきなどのおつまみ系は、大人の嗜好品として購入する場合にも、絶対に子どもの手が届かないところに保管しなければなりません。

外食では、ピーナッツアレルギーだということを、面倒がらずにお店の人に伝えましょう。加工品と違い、何が入っているのかこちらで全て確認することができません。パンにつけるピーナッツバターもありますので、中身のわからないサンドイッチを出された時は、必ず開いて中を確認しましょう。

ケーキや焼き菓子などの洋菓子類は、ピーナッツ、もしくはナッツを含む原材料を使用しているものも多いです。チョコレートケーキだから、普通のショートケーキだからと自己判断せず、何事も確認するのが大切です。

お菓子類

子どもが食べるもので特に注意したいのが、お菓子類です。大きくなると、時には親のいないところで何かを口にすることもあるでしょう。お友達の家に上がる際には、ピーナッツアレルギーであることをあらかじめ知らせておく必要があります。
ピーナッツ単体で出るシーンは少ないかもしれませんが、ピーナッツと相性が良いチョコレートやクッキーは、よく出してもらうお菓子ですよね。

加工食品

幼稚園児と先生

加工食品や既成品には、原材料にピーナッツが含まれていることがあります。幼稚園児くらいにもなれば、本人でも確認できるようになります。食品表示欄では、ピーナッツは「落花生」と表示されます。何か食べる時には裏面を確認して、「落花生」の文字が書かれていたら絶対に食べないようにお約束をしておくと良いですね。

ピーナッツオイルで調理した料理

おしゃれなレストランやちょっとこだわりのあるお店では、風味づけにピーナッツオイルが使われていることがあります。オイルであっても、ピーナッツに対するアレルギー反応が出ますので、やはり外食では十分な確認が大切になります。

ドレッシングやソース、カレー粉にも注意

カレーのルーのイラスト

ピーナッツアレルギーがある方は、外食や既製品にも注意深くなる必要があります。例えば、ピーナッツは、サラダのドレッシングやお料理のソースなどのアクセントとして、よく使われます。

意外かもしれませんが、カレーのルーにもピーナッツが使われています。パッケージの裏面に「落花生」の記載がされている場合、ピーナッツアレルギー保有者は避けなければなりません。
あまり知られていませんが、担々麺にも注意!コンビニで担々麺を買う時には、必ず裏面をチェックしてから購入しましょう。

ピーナッツアレルギーとの上手な付き合い方

食物アレルギーは、乳幼児期が最も症状がひどく、年齢とともに治っていく種類のものもあります。しかし、ピーナッツアレルギーは、生涯耐性がつきにくく、治癒しにくいのが厄介なところです。
しかし、最近のアレルギー治療によって、症状を出にくくしたり、軽くしたりすることは可能になってきています。専門の先生の下で、地道に治療を進めていきましょう。重篤な症状に気をつけさえすれば、十分におつきあいしていける食物アレルギーです。

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この記事を書いたライター
木下みずき

木下みずき

ウォーキング始めました!運動と食事で5kg減を目指すダイエッターです!