リウマチ熱の原因・症状とはに関する記事

リウマチ熱の原因は?溶連菌感染症が治った後の発熱に注意!

リウマチ熱の原因は?溶連菌感染症が治った後の発熱に注意!

「リウマチ熱」という病気をご存知ですか?関節リウマチとは違って、子供がかかりやすい病気のため、突然高熱を出したときは注意が必要です。特に、リウマチ熱は、溶連菌感染症と深い関わりがあることから、最近子供が溶連菌に感染したというママは必見です。

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リウマチ熱の原因は?知っておきたい子供の急な発熱への対策法

リウマチと聞くと、お年寄りの関節の病気を思い浮かべる人がほとんどでしょう。しかし、子供がかかりやすいリウマチ熱は、関節のリウマチとは似て非なる病気なのです。

リウマチ熱は、それほどメジャーな病気ではないので、よく知らないというママが多いのではないでしょうか。リウマチ熱はその名の通り、熱が主な症状の病気のため、突然の発熱にパニックを起こしてしまうことも…。

ここでは、リウマチ熱にかかるメカニズムや症状、対処法を分かりやすく解説していきます。お子さんが原因不明の熱を出したときの参考してください。

リウマチ熱とは?

花粉症の女の子のイラスト

リウマチ熱は、溶連菌感染症の発症後に起こる自己免疫疾患によって起こります。自己免疫疾患とは、何らかの原因で免疫機能に異常が生じることで、抗体が自分自身の体を異物と勘違いして攻撃してしまうことをいいます。

一般的に知られる花粉症のようなアレルギー疾患は、「花粉」という抗原に対して「IgE」という抗体が作られることによって、IgEが過剰に反応することでアレルギー症状が起こります。

それに対してリウマチ熱の場合は、溶連菌に感染した際、「自分の細胞」という抗原に対して「IgM」や「IgG」という抗体が作られることで、細胞がIgMやIgGから攻撃を受けて、関節などの炎症や発熱が起こるのです。

ただし、リウマチ熱の発症には、体質や免疫の状態が関連していることから、溶連菌感染症を発症したからといって、必ずしもリウマチ熱が起こるわけではありません。

リウマチ熱を引き起こす溶連菌感染症とは?

学校にいる小学生達

溶連菌感染症は、溶連菌に感染することでさまざま症状が起こる感染症で、感染力が強いことから保育園や幼稚園、学校などで流行することが多い病気です。

のどから感染することが多く、感染から2~5日の潜伏期間の後、咽頭炎や扁桃炎を引き起こすことが知られています。のどの痛みのほか、発熱やイチゴ舌、発疹などの症状が現れることもあります。

イチゴ舌とは?

>舌が赤くなって、表面にブツブツができている状態をイチゴ舌といいます。イチゴ舌は、溶連菌感染症のほかに、川崎病にかかったときにも起こるため、子供にイチゴ舌が見られる場合は、早めにかかりつけ医に相談しましょう。

溶連菌ってどんな菌?

喉が痛い子供

溶連菌とは、正式名称は溶血性連鎖球菌という細菌で、血液を溶かす溶血反応を起こすという特徴があることから、別名「人食いバクテリア」などと呼ばれています。

溶連菌は、溶血のタイプによってα溶血とβ溶血の2種類に分類され、感染症の原因となるβ溶血は、さらに、A群、B群、C群、G群などに分けられます。

溶連菌感染症の9割以上はA群にあたるため、一般的に、溶連菌感染症の原因菌はβ溶血A群連鎖球菌だと認識している人がほとんどです。

溶連菌はリウマチ熱や溶連菌感染症のほかにも、次のようなさまざまな病気を引き起こします。

溶連菌が引き起こす病気

  • 肺炎
  • 菌血症
  • 咽頭炎や扁桃炎
  • 猩紅熱(しょうこうねつ)
  • 中耳炎
  • 副鼻腔炎

リウマチ熱の症状

リウマチ熱は、溶連菌に感染した際にのどの痛みを感じ、その2~3週間後に次のような5つの症状が現れることから、溶連菌感染症を発症した場合は、特に注意しましょう。

39度以上の高熱

熱が出る小学生

リウマチ熱を発症すると高熱を出すことがよくありますが、熱だけではほかの病気との区別がつきにくく、間違いやすい症状だといえます。

咳や鼻水、鼻づまりなどの前触れもなく、突然高熱が出た場合は注意が必要です。特に、溶連菌感染症が治ったあと、2~3週間後に高熱が出た場合は、リウマチ熱の可能性も視野に入れておくとよいでしょう。

関節の痛み

ひざやひじ、手首といった関節部分に強い痛みを感じるのも、リウマチ熱の特徴のひとつです。「昨日はひざが痛かったのに、今日は手首が痛い」などのように、痛みを感じる部位が変わる傾向が見られます。

ただし、関節リウマチのような、関節の変形などの見た目の変化はありません。リウマチ熱による関節痛は気づきにくい症状のため、関節痛と発熱が同時に見られる場合は十分に注意しましょう。

発疹やしこり

発疹する男の子のイラスト

リウマチ熱にかかると、高熱や関節痛などの症状とともに、皮膚に赤い発疹やしこりが見られる場合があります。発疹はリウマチ熱にかかった患者の10~20%程度、しこりは5%程度の確率で起こるといわれています。

リウマチ熱では、輪状紅斑と呼ばれる輪のような形をした発疹が特徴です。特に、かかり始めに見られることが多く、短時間で消えたり、出る場所が移動したりすることも。しこりは、皮膚の下に触れる程度のごく小さなものです。

手足が勝手に動く不随意運動

リウマチ熱の急性症状である発熱が落ち着いたころ、不随意運動が起こることがあります。自分で体を動かしているわけではないのに、手や足がくねくねと動いてしまうことから、「小舞踏病」とも呼ばれます。

不随意運動は、脳の中枢神経に異常が起きたことが原因とみられ、怒りっぽくなるなどの精神症状が先に現れる場合もあります。また、緊張により症状が強くなるため、寝ている間には動きが起こらない傾向があります。
動きが激しくなると、「うまく字が書けない」「食器が持てず食事がとれない」など日常生活に支障が出ることもあります。一般的に、溶連菌感染症に伴う不随意運動は、数か月すれば自然と治ります。

心臓の疾患

寝ている女の子

リウマチ熱の最も危険な症状と言えるのが心臓病の併発です。関節などで起こった炎症が心臓に広がることで、心疾患が起こります。中でも、リウマチ熱では心臓弁膜症が起こりやすいといわれています。

心臓の中にある血流の逆流を防ぐ4つの弁が、炎症によって変形することによって心臓弁膜症が起こると、心臓がうまく機能しなくなる恐れがあるのです。症状としては、動悸のほかに息苦しさなどがあります

心臓弁膜症などの心疾患は、リウマチ熱にかかった後ですぐに発症せず、大人になってから症状が現れることもあるので、注意が必要です。

リウマチ熱の好発年齢

リウマチ熱は子供に多い病気で、特に5歳から15歳に多く発症します。過去に溶連菌に感染した際に、IgMやIgGの抗体が作られることによって発症するため、一般的に3歳以下の幼児にはあまりみられません。

また、一度リウマチ熱にかかった人は溶連菌感染症にかかりやすく、3割ほどの子供がリウマチ熱を再発するといわれています。

リウマチ熱の診断と治療

血液検査のイラスト

リウマチ熱は、主に症状と血液検査によって診断されます。さらに、過去に溶連菌に感染した形跡を調べる検査のほか、心疾患の疑いがある場合には心電図検査や心エコー検査が行われます。

検査により、リウマチ熱である可能性が高いと判断した場合、溶連菌に対して有効なペニシリンなどの抗生剤を中心に、発熱や関節痛を和らげるための鎮痛剤、心臓に炎症がみられる場合はステロイド剤などの薬物療法が行われます。

また、一度リウマチ熱を発症すると、長期間ペニシリンを服用して、再発を予防する必要があります。薬を飲み続ける期間は、心臓に問題が見られなかった場合は5年程度、弁膜症を発症した場合は30歳すぎまでが目安となります。

リウマチ熱の発症を予防するためには、溶連菌感染症を早期発見し、早めに治すことが大事です。そのため、子供がのどの痛みを訴えた際には、念のため病院を受診し検査を受けたほうがいいでしょう。

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この記事を書いたライター
ひなちゃんママ

ひなちゃんママ

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪