RSウィルス感染症とはに関する記事

【RSウィルス感染症】子供と大人の症状・重症化を防ぐ予防法

【RSウィルス感染症】子供と大人の症状・重症化を防ぐ予防法

RSウィルス感染症は赤ちゃんが重症化しやすく、看護してる大人にうつることも!流行時期や症状、予防法を確認しておきましょう。

マーミーTOP  >  子育て  >  【RSウィルス感染症】子供と大人の症状・重症化を防ぐ予防法

RSウィルス感染症の症状?その看護の仕方はどうすればいいのかな…

「RSウィルス感染症」という病気を、ご存知でしょうか?大人の私たちからは、馴染みの薄い感染症ですよね。
それもそのはず実は、「RSウィルス感染症」というのは、そのほとんどが2歳以下の乳幼児がかかる病気だからです。そして、大人なら軽い風邪で終わっても、乳幼児がかかると重症化しやすい病気です。そのため、小さい子がいるご家庭では十分に注意する必要があります。

もし子どもがRSウィルス感染症にかかってしまったら、どのように看病すれば良いのでしょうか。今回は、RSウィルス感染症の症状や特徴、治療法などをまとめました。

RSウィルス感染症の症状 ~ ほとんどのケースが風邪の症状に似ている

赤ちゃんを心配しているお母さんのイラスト

RSウィルス感染症の症状は、発熱や鼻水、咳、喉の痛み…と、ほとんどが普通の風邪と変わりありません。実際に、RSウィルス感染症が比較的軽症で済むケースでは、検査はせずに普通の風邪と診断されることも多いといいます。
なぜかというと、「RSウィルス感染症」と名前が付いているものの、RSウィルス感染症も風邪の一種ですから、軽く済んだ場合には普通の風邪と診断されるというわけです。

先ほど乳幼児に多い病気だといいましたが、実は大人も同じようにかかっていたりします。ただ、大人の場合だと、すでに人生で何度も何度もRSウィルスにかかっているので、徐々に抗体ができてきて、それで軽症で済んでいるのです。

そういう事も照らし合わせてみると、産まれて間もない乳幼児に多い病気だというのも納得がいきますね。乳幼児はRSウィルスへの抗体がまだ無いので、かかりやすくて、重症化しやすいという訳です。

RSウィルス感染症ウィルスの特徴って

では、RSウィルス感染症と普通の風邪って、どこがどんな風に違うのでしょうか。RSウィルスに感染してしまったときの症状の特徴をまとめてみました。

どんなウィルスに感染してしまうとその症状があらわれるのかな?

RSウィルス感染症は、RSウィルス(respiratory syncytial virus)というウィルスに感染することによっておこります。RSウィルスの「R」は、Respiratoryという英語の略で、この単語は日本語に訳すと「呼吸の」という意味を表しています。その名の通り、呼吸器関連の症状に特徴があります。

RSウィルスの症状
ぬいぐるみを抱っこして寝る赤ちゃん

RSウィウス感染症の主な症状は、鼻水、咳、発熱でして、ほとんど一般的な風邪の症状と変わりありません。RSウィルスの特徴とされる症状は、これらに加え、「ぜーぜー」「ひゅーひゅー」と呼吸が苦しそうになることが挙げられます。流行期間の冬に、風邪の症状に加えて「ぜーぜー」という喘鳴音が聞こえる子どもの、多くがRSウィルスに感染しているといいます。それだけ、小さい子どもにとっては身近な病気であるといえます。

RSウィルスに感染した子の多くが普通の風邪のような症状で済みますが、風邪の症状を超えて呼吸器系に影響が及び、「ぜーぜー」したり、ひどい咳が止まらなかったりなどのツラい症状が現れたりします。呼吸器系に症状が現れた子の中には、症状が悪化してしまって、細気管支炎・肺炎になってしまうケースが約3割ほどあると発表している病院もあります。細気管支炎というのは、肺の末端に近い部分が炎症を起こして、息がしづらくなる病気です。

RSウィルス感染症は特に1歳以下の乳児に多い病気ですが、ママからもらった免疫がなくなってくる生後3〜6ヶ月頃の赤ちゃんは特に重症化しやすい傾向にあるので、十分に経過を見守りましょう。もともと喘息などの慢性的な呼吸器の病気や心疾患を持っている赤ちゃんはそのリスクが高まります。

発熱は39℃~39℃台が多く、高熱が出やすい病気ではありません。そのため、お子さんが寝られなくてしんどそうにしていたら、熱が高くて寝られないというよりも、「ぜーぜー」と呼吸が辛いことや、咳がとまらなくて眠れないことの方が考えられます。逆に高熱が続く場合には、他の病気が併発してしまっている可能性も考えられますので、必ず病院での診察を受けるようにしてください。

感染経路や流行する時期や何科を受診すればいいの?

RSウィルスが流行するのは、例年11月〜1月頃の秋から冬にかけてで、12月にピークを迎えます。ちょうど、インフルエンザの流行期の少し前、といった時期かもしれませんね。

感染経路は、「飛沫感染」と「接触感染」の両方です。RSウィルスに罹っている人の、くしゃみや咳が飛んできてウィルスが、体内に入ることで感染する飛沫感染。症状が出ている人の、よだれや鼻水などがついたものに、間接的にでも触れて感染するのが接触感染です。小さな子どもの場合には、手を口に押し当てて「咳・くしゃみ」で、ウィルスが広まってしまう事を防ぐ事ができませんし、おもちゃをなめたり噛んだりしますので、飛沫感染も接触感染も日常的に感染のリスクが高くなります。流行している時期には、子供の体調の変化には注意するようにしましょう。

もし、お子さんが感染してしまったかなと疑われる場合には、小児科を受診しましょう。呼吸器科でも受診はできますが、子どもの場合は総合的に診察する環境が整っている、小児科にかかった方がベターです。風邪と疑われる場合でも、小児科にいけば、近隣の子どもたちの間でのウィルスの流行具合などの感染情報を把握しているので、より適切な診断が可能になります。

ウィルスの潜伏期間ってどのくらいかな?

マスクをしている女性

RSウィルスの潜伏期間は、通常2〜8日程度です。だいたい、平均すると4〜6日の潜伏期間の後に、鼻水が出たり発熱などの風邪症状が出てきます。

感染力が強いのも、RSウィルスの一つの特徴で、症状が出ている時はもちろん、潜伏期間にも人にうつることがあります。また、症状が治まってからも1〜3週間の期間は人にうつしてしまう可能性があるようです。赤ちゃんのRSウィルス感染はほとんどが家庭内で起こるものなので、ママやパパは自分で風邪だと思っていても実はRSウィルス感染症の可能性があるので、小さな赤ちゃんにうつさないよう気をつけることが大切です。

RSウィルスの感染の予防

幸い、RSウィルスは消毒に弱いという性質を持っています。そのため「おもちゃ」や「使い終わったタオル」などを、清潔に保つようにするだけでも、接触感染の可能性はぐんと低くなります。ドアノブや手すり、おもちゃなどは、消毒用エタノールやミルトンを規定通り薄めたもので、消毒しましょう。

手洗い・うがいは感染予防のためにもちろんのこと、風邪をひいているパパ・ママやお兄ちゃんお姉ちゃんも、もしかするとRSウィルスを持っているかもしれません。その場合には、重症化しやすい1歳未満の赤ちゃんには感染を防ぐためになるべく近づかないように注意しておくことが大切です。

流行の兆しが見られ始める10月頃から終息する2月頃までは、赤ちゃんの過度な外出は避け、できるだけ人ごみには行かないようにすることも予防のポイントとなります。

これは風邪予防にも通じるので、是非ともママさんには知って頂きたい事ですが、免疫の低い赤ちゃんには室温や湿度を一定に保ってあげることも感染症の予防策の一つです。室内環境は、温度は26〜28°C、湿度は40%以上に保ってつことでウィルスの飛散・増殖を抑えることができます。

子どもがRSウィルス感染症にかかってしまったら

熱を出して、咳もかなりしんどそう…。お子さんがRSウィルス感染症にかかってしまったら、「こんなしんどそうな感染症が大人にもうつってしまったら、お世話する人がいない!」と不安に思ったり、「幼稚園や保育園はどれくらい休ませればいいの?」と考えたりしますよね。そのあたりの疑問にお答えします!

大人にもうつるのかな…

普通の風邪と同じく、「RSウィルス感染症」はウィルス感染ですので、ママやパパ、兄弟にも感染する可能性はあります。ですが、RSウィルスは乳幼児こそ重症化しやすいものの、何度も感染していくうちに抗体が徐々についていきますので、2歳以上であれば、ひどくなる可能性はほとんどありません。大人がRSウィルス感染症に罹ったとしても軽い鼻風邪程度で済むことがほとんどです。

幼稚園や保育園はどうすればいいの?

保育園のクラス名

RSウィルスは、指定感染症に分類されているわけではないので、出席停止の基準や明確な登校・登園の基準はありません。しかし、先に伝えた通り感染症であることには変わりはなく、感染力の高いウィルスです。発熱や咳が治まり、お子さんの全身状態が良くなってから登校・登園するようにしましょうね。特に幼稚園や保育園などの乳幼児施設では、RSウィルスが蔓延しやすいので、お互いに「うつさない」努力を心掛けていきましょう。

ワクチンとか治療法はどんな感じなのかな

赤ちゃんが、こぞってかかってしまうRSウィルス感染症ですが、有効なワクチンはありません。生後1年の間に全体の約半数、2歳までにほぼ全員の子どもが一度は感染していると言われています。RSウィルス感染症は、永続的な免疫力がつきにくいので、一度かかっても重症化しないとしても何回もかかってしまうという可能性があります。そのため、家での予防が大切になってきます。

ただし、次に示すような重症化しやすいお子さんに対しては、国から抗体の接種が行われています。特に3ヶ月未満の乳幼児が重症化しやすい感染症ですので、条件にあてはまる場合は流行時期の前に一度、小児科にて相談しておくようにしましょう。

重症化のリスクが高く、抗体投与を受けられる子どもの条件

  • 早産(在胎期間28週間以下)で、現在1歳以下の乳児
  • 早産(在胎期間29~35週)で、現在6ヶ月以下の乳児
  • 気管支肺異形成症の治療を受けたことがある、現在2歳以下の乳幼児
  • 先天性心疾患(血行動態)のある、現在2歳以下の入用紙

引用元:厚生労働省

RSウィルス感染症にはワクチンも特攻薬もないため、回復までにはお医者さんの指示で、対処療法により症状が自然治癒力で治まり、体力が回復してくるのを待ちことになります。月齢が低い赤ちゃん、及び呼吸の変化に注意していれば一般的な風邪と変わらないので心配はいりません。

対処療法は、解熱剤や身体を冷やすことで熱を和らげたり、水分補給をしっかりしたり、と、普段の風邪の時の対処法と変わりありません。ママは、お子さんに十分に休養と栄養をとらせてあげて、お子さんの回復をサポートしてあげましょう。痰の絡んだ咳がひどい場合には、痰切りの薬が使われることもありますが、水分を多めにとることで、痰のネバネバ度を下げることができます。

通常1週間程度で快方に向かうので、それまでは、無理せずゆっくり安静に過ごすようにしましょうね。

スポンサーリンク

おすすめコンテンツ

この記事を書いたライター
木下みずき

木下みずき

ウォーキング始めました!運動と食事で5kg減を目指すダイエッターです!