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砂かぶれ様皮膚炎は公園デビュー後がピーク!?症状や対処

砂かぶれ様皮膚炎は公園デビュー後がピーク!?症状や対処

砂かぶれ様皮膚炎って知っていますか?子供がかかりやすい病気と間違えやすいので、受診や保育園通園にも注意が必要ですよ。

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子供の手足にブツブツが…幼児の砂かぶれ様皮膚炎に要注意

公園で遊んでいる幼児達

子供の皮膚は薄くて柔らかく触っているだけで癒されますが、意外と肌トラブルが多いので気が気でないママも多いですよね。かぶれやあせも、アトピーなど、心配な乳幼児の肌トラブルにはいくつもの種類がありますが、皆さんは「砂かぶれ様皮膚炎」という皮膚疾患をご存知ですか?

「砂かぶれ様皮膚炎」は乳幼児がかかりやすい疾患で、気候が良くなってウキウキと公園デビューを果たした直後になることも多いため、ママもビックリ!今回は、そんな砂かぶれ様皮膚炎の症状や特徴、好発年齢、原因や治療方法などについて詳しくご紹介していきます。

砂かぶれ様皮膚炎3つの症状

砂場

砂かぶれ様皮膚炎は、正式には「小児掌蹠丘疹性紅斑性皮膚炎(しょうに しょうせき きゅうしんせい こうはんせい ひふえん)」という疾患です。子供が公園の砂場で砂遊びをした後にかぶれたような症状が出ることから、このような通称名が付けられましたが、砂場で遊んだことが原因で起きるのではないので、子供に砂遊びを禁止しなくても大丈夫ですよ。

砂かぶれ様皮膚炎は子供に特有の皮膚炎ですが、発熱などの症状が出ることはほとんどなく、後遺症もなく自然に治癒してしまうので、知らないママは少なくありません。ただし、皮膚症状が2~3週間、長い時は1ヶ月ぐらい続くので、特有の症状はしっかり理解しておきましょうね。

小さな赤いブツブツができる

砂かぶれ様皮膚炎になると、1~2㎜程度の非常に小さい赤い丘疹(きゅうしん)がたくさんできます。赤いブツブツは次第につながっていき、皮膚が全体的に真っ赤に腫れあがります。皮膚の腫れは1~2週間続くこともあるのですが、自然に腫れが引いていくとカサカサと細かく薄皮がむけたり、皮膚が割れたりして完治までにおよそ1ヶ月かかるといった特徴があります。

強いかゆみがある

足がかゆい子供

砂かぶれ様皮膚炎の最大の特徴は、強いかゆみです。子供は赤くブツブツした患部をとてもかゆがります。特に手に丘疹ができた場合は、手指の末節や指の間にまで赤いブツブツができてしまい、掻けば掻くほどかゆみがひどくなります。小さな子供は我慢がきかないので、患部を掻きむしってとびひになることも多いので、気をつけましょうね。

手のひらや足の裏にできやすい

ごく稀に、頬や口の周りなどに赤いブツブツができることがありますが、砂かぶれ様皮膚炎の症状が出る部位は、手のひらや足の裏が多いです。赤いブツブツから引き起こされた皮膚の腫れは痛みを伴うことはありませんが、手のひらや足の裏全体を真っ赤に腫れあがってしまうので、ビックリして病院に駆け込むママが多いです。

玉ママ
25歳

水虫!?

お医者さんの診察を受けている男の子

2歳になる長男の手に赤いブツブツができ、とてもかゆがって困ってしまい、皮膚科を受診したところ、砂かぶれ様皮膚炎だと診断されました。

初めのうちは手のひらをカイカイとしていて、ちょうど春から夏にむかう季節の変わり目だったので、「あせもかな?」位に安易に考えていたのですが、いつまでたっても治らず、そのうち手のひらの横や指の先、足の裏などの皮膚の薄いところまで赤いブツブツが広がってしまったので、慌てて病院を受診しました。

皮膚炎の症状としては、強い痒みや足の裏にできることなど水虫と似ていると思います。皮膚科ではかゆみを抑えるステロイド軟膏をもらいましたが、お医者さんにもいわれましたが、直るまでにキッチリ1ヶ月はかかりました。治る前は赤いブツブツが崩れて周りの皮膚がカサカサと剥落したので、そんなところも水虫にそっくりだと思いました。

砂かぶれ様皮膚炎の原因

砂かぶれ様皮膚炎の原因は、まだ解明されていません。ですが、次のような特徴から、接触性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎のような特定の刺激物に触れたとこで起きる皮膚炎ではなく、何らかのウイルス感染症が原因ではないかと言われています。

砂かぶれ様皮膚炎がウイルス性疾患と思われる特徴

  • 一度発症すると再発しない
  • 手足の広い範囲に発疹が現れる

ですから、お砂場遊びをさせても大丈夫ですよ。砂遊びには子供の能力を高める沢山のメリットがありますので、ぜひ楽しく遊ばせてあげましょうね。

砂かぶれ様皮膚炎になりやすい好発年齢&季節

砂遊びをしている幼児

砂かぶれ様皮膚炎は、0歳~4歳の乳幼児がかかりやすく、特に歩き始めて公園デビューを始める1歳児に発症すること多いです。性別としては若干女の子の発症者が多い傾向がありますが、症状が軽くて病院に行かなくても自然治癒してしまうケースも多いので、正確な統計はとれていないといったのが現状です。

砂かぶれ様皮膚炎の発症が増える季節は、5~6月の春から初夏にかけて。天候が良くなって、「お天気がいいからお外で遊ぼうね~」と、砂遊びをした後に発症する子どもが多いといった特徴がありますが、砂遊びをしていない子供でも発症していますよ。

砂かぶれ様皮膚炎はうつる?保育園は?

シャボン玉で遊んでいる保育園の子供達

砂かぶれ様皮膚炎はウイルス感染が原因ではないかと考えられていますが、おたふく風邪のように広範囲に感染する疾患ではありません。一度かかれば再発もしませんし、特有の症状がでない不顕性感染をしているケースもありますので、かかりやすい年代の子供が集団生活をしている保育園や幼稚園での感染拡大を心配する必要はありません

ですが、砂かぶれ様皮膚炎は感染力の強い手足口病と同じような部位に赤いブツブツができるため、手足口病と間違われることがよくあります。また、足に丘疹ができた場合は親ですら「水虫になったの?」と思います。ですから、誤解を受けないためにも病院を受診し、診断結果を保育園の先生に連絡しておきましょう。

あまり神経質に対応しなくてもよい皮膚炎ではありますが、子供を通わせている保育園独自の出席停止などの特別規定がある場合には、それに従うが、充分に病気について説明をしておきましょう。

砂かぶれ様皮膚炎への親の対応

症状が軽く済む子供もいれば、強い痒みで長期間苦しむ子もいる砂かぶれ様皮膚炎。実際にかかった場合にはどうすればいいのでしょうか?

放置せず医者に連れ行く

子供を病院に連れていくお母さん

砂かぶれ様皮膚炎は自然治癒する疾患のため、病院に行っても抗生剤などの特効薬は処方されません。子供によっては強い痒みが長期間続くため、自然治癒を待っていても「患部を書き壊す」「夜泣きをする」など、親子で辛い思いをすることがあります。

病院では、強いかゆみを抑えるためにステロイドを配合した軟膏を処方されることが多いのですが、ママによっては「ステロイドは使いたくない!」と心配になりますよね。けれど、用法用量を守れば、砂かぶれ様皮膚炎で通常処方されるステロイド剤は心配のないものです。むしろ、子供に強いかゆみを我慢させる状況の方が、精神衛生上心配です。

どうしてもステロイドを使いたくない場合は、かゆみの原因となるヒスタミンを抑える抗ヒスタミン剤の飲み薬や軟膏を処方してもらうなどして、かゆみをとり除いてあげるようにしましょうね。

ホームケアでかゆみをとり除く

かゆみを感じる神経は、皮膚が炎症を起こすことで伸びるため、かゆい所を掻くことでさらかゆみ神経が伸び、より強いかゆみを感じるようになります。ですから、子供が砂かぶれ様皮膚炎になったら、できるだけ掻かせない事が大切!
ホームケアで、子供のかゆみをとり除くには、冷やしてあげるのが効果的ですよ。保冷剤をガーゼに巻いて抑えてあげたり、冷えピタをしたり…。

「かゆみ」は「痛み」に置き換えると感じにくくなるという特徴があります。かゆい所を掻くのもそうですし、叩いたり、虫に刺されたところを爪で×印がつくように抑えたりしたことはありませんか?また、熱いシャワーを浴びると、あせもなどのかゆみがさっぱりすることがありますよね。これらは全て、自然に行っている痛みへの置き換えなのです。手を掻いていたら、冷たい水で手を洗うだけでもさっぱりして、少し楽になりますよ。

怒らない

怒っているママのイラスト

「掻かせないように」と言われても、本人はおかまいなしに掻きまくりますので、ママは「掻いちゃダメ!」とついイライラして怒ってしまいがちになることもあるでしょう。けれど、子供はどんなに親が注意しても掻きます。かゆみって大人でも、我慢することで気が狂いそうになることがあるほど辛い症状ですので、小さな子供に我慢できるはずがないんです。

むしろ、怒られたりかゆみを我慢したりするストレスで、かゆみがさらにひどくなってしまうことがあるのです。ですから病院では、早めに弱いステロイドでさっさと治すことをおすすめするのです。散々我慢して、結局掻いてひどい炎症を起こし、かゆみの神経もガッチリ伸びて、どうしようもなくなってから強いステロイドを使うのでは、かえって子供の体が心配ですからね。

ですから、安易にステロイドを拒否したり、「掻いちゃダメ」と叱ったりするのではなく、かゆみを感じにくくなるホームケアをし、できるだけ子供がかゆみによるストレスを感じにくくなるように、気分転換をしてあげるなどしましょう。

爪を切る

どんなにホームケアしても、強いかゆみがあれば子供は掻いてしまいますよね。ですから、できるだけ皮膚を傷つけないようにするには、爪を切ることが必須。乳幼児の爪が伸びるのは意外に早いので、まめに爪の長さをチェックしてあげましょう。

間違えやすい病気の症状もチェック

砂かぶれ様皮膚炎は、重症化リスクもない比較的心配のない皮膚疾患ですが、子供に多い病気のなかには、初期症状が砂かぶれ様皮膚炎と発疹や皮膚の赤みの状況が似ているものがありますので注意が必要です。

砂かぶれ様皮膚炎と間違えやすい病気

砂かぶれ様皮膚炎と他の病気の特徴をしっかり理解しておけば、皮膚科に行くべきか小児科に行くべきか判断しやすいですよね。発熱がみられるなど、どちらの科に行けばいいか分からない場合、まずは小児科に行くと間違えやすい病気もチェックしてもらえますので安心ですよ。

砂かぶれ様皮膚炎を正しく理解しましょう

たんぽぽの綿毛を吹いている元気な子供

乳幼児の皮膚は大人よりも薄く、とても刺激に弱いので、砂場遊びをしていて砂と接触するうちに、手のひらや足の裏がかぶれたり、小さな水泡ができたり、皮がむけることもあります。砂かぶれ様皮膚炎は、昔からこういった接触性のかぶれだとみなされてきましたが、最近になってかぶれとは症状が違うと区別されるようになった病気。つまり、昔からあるけれども最近になって注目を浴び始めた病気なのです。

ママになると子供の世話をするためにさまざまな知識が必要になりますが、砂かぶれ様皮膚炎はまさしくママ達に知ってもらいたい、子供がかかりやすい疾患です。紛らわしい名称や症状に騙されることなく、自信をもって家庭で対処できるよう、ぜひ正しい知識を得て病気を理解し、子供の健やかな成長を見守っていきましょうね。

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この記事を書いたライター
はたこ

はたこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!