甲殻類アレルギーの症状に関する記事

甲殻類アレルギーは小学生以上で発症!?イカや貝も危険?

甲殻類アレルギーは小学生以上で発症!?イカや貝も危険?

甲殻類アレルギーとは、主にエビやかにが原因となりますが、実は他にも注意が必要な食品があります。甲殻類アレルギーの原因、危険な症状、気を付けたい食品を解説。残念ながら治る可能性は低く、長い付き合いになるのが甲殻類アレルギー。正しい対処法は?

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甲殻類アレルギーの症状/原因/検査/治療|エビ・かに以外も要注意!?

乳幼児期の食物アレルギーは、ママにとって大きな悩みの一つです。卵・牛乳・小麦の3大アレルゲンが平気だったから、もう大丈夫…と思ったら、2~3歳を過ぎた頃から、甲殻類アレルギーの症状が出る子もいます。
甲殻類アレルギーは治療することが難しく、甲殻類をどうやって生活から除去するか考えなければなりません。
甲殻類アレルギーを起こしやすい年齢や症状、原因物質を解説し、エビ・かに以外にも、注意が必要な食品を紹介します。

甲殻類アレルギーを起こしやすい年齢~小学生ママ要注意

食事をする小学生家族

三大アレルギーの卵・牛乳・小麦は乳幼児に発症することが多いのに対し、甲殻類アレルギーは小学生上、ある程度大人になってから、突然発症する人も少なくありません。また、卵・牛乳・小麦のアレルギーは年とともに軽くなることがほとんどですが、甲殻類アレルギーは、一度、発症すると、残念ながら食べられなくなる可能性が高いです。

食物アレルギー診療ガイドライン2012によると、年齢別アレルギーの原因食品は0~3歳までは、鶏卵・牛乳・小麦の順ですが、4~6歳では、鶏卵・牛乳・甲殻類と甲殻類がベスト3にランクイン。学童期7~19歳に入ると、甲殻類が第1位、20歳以上でも甲殻類が第1位です。

前に食べて大丈夫だった場合でも、甲殻類アレルギーは突然発症する可能性があります。ファミリーで温泉旅行などへ行く際は、お料理にエビやカニが出ることも多いでしょう。念のため、食後は子供の様子を注視してくださいね。

甲殻類アレルギー症状は重い?危険なアナフィラキシーショックとは?

甲殻類アレルギーとはカニやえびなどの甲殻類を食べたり触れたりすると、体に症状が出る食物アレルギーの一種です。甲殻類アレルギーは、大人になって突然発症することもありえます。他の食物アレルギーに比べると、症状が強く出ることが多く、時には命の危険を伴うケースもあります。

甲殻類アレルギーの症状

アレルギーで発疹が出ている子供のイラスト

甲殻類アレルギーは即時型の反応が起こりやすく、一般的には、食べてから1時間以内に、蕁麻疹や発疹などがでることが多いようです。口の中や喉が、痒くなることもあります。症状が重いと、呼吸器系に影響を与え、呼吸困難を引き起こすリスクもあります。
アレルギー症状が重いと、触っただけで症状がでることもあり、蟹やエビを食べた後のテーブルに触れただけでも、アレルギー症状が出たりします。一度アレルギー反応を起こすと、次に食べたときに、重症化する恐れもあるので、要注意です。

アナフィラキシーショックとは?

処方薬を出す医師のイラスト

甲殻類アレルギーは、アナフィラキシーを起こす可能性も高いです。アンフィラキシーとは、二つ以上の多臓器でアレルギー症状がみられ、アナフィラキシーショックとは全身に激しく重篤なアレルギー症状が出ることです。アナフィラキシーショックに陥った場合は、一刻を争うので、安静を保ちつつ、救急車を要請します。

重度な食物アレルギーを持つ方には、アナフラキシー補助治療剤である「エピペン®」が処方され、緊急時に使用するよう指導がなさます。もし、お子さんが重度な甲殻類アレルギーの場合、こうした処方もあることは知っておきましょう。

甲殻類アレルギーの原因

甲殻類に含まれるタンパク質「トロポミオシン」

甲殻類アレルギーの原因になるいか

甲殻類アレルギーの原因になる物質は、トロポミオシンというたんぱく質です。トロポミオシンは、エビやカニなどの甲殻類に多く含まれていますが、貝やイカ、タコなどにも含まれています。

また、日本全国で昆虫を食べる習慣はあまりありませんが、イナゴなとの昆虫をたべる地方があります。昆虫は節足動物で、トロポミオシンを含んでいます。旅行などで珍しいものをいただく際は、注意が必要です。

甲殻類アレルギーが突然発症する理由~アレルギーコップ

エビを食べる女の子

アレルギー症状というのは、異物を排除しようとする体の働きが、過剰になったときに引き起こるものです。
甲殻類アレルギーは今まで問題なく食べられていた人も、突然発症することがあり、よく「アレルギーコップ」という例え話で説明されます。

本来、甲殻類を食べても異物ではありませんから、体はアレルギー反応を起こしません。ですが、コップの中に水は溜まっていきます。甲殻類などの原因物質を食べるたびに、水は注がれます。このアレルギーコップの許容量は人それぞれです。毎日、エビやカニを食べても大丈夫なくらいものすごく大きいコップを持つ人もいるし、逆にとても小さいコップの人もいて、自分がどのくらいのコップを持っているのか、それは分かりません。

ある時、そこに次の水が入ってきて、コップの許容量を超え、水がこぼれます。こぼれ落ちた水が、アレルギー症状だと考えるとわかりやすいのではないでしょうか?

甲殻類アレルギーの検査・治療~甲殻類アレルギーは治る?

甲殻類アレルギーの検査は、内科や小児科、アレルギー専門の科で受けられます。甲殻類だけではなく、他の食物アレルギーが気になる場合も、医師と相談して、魚や貝など、検査項目を増やすことも可能です。

甲殻類アレルギーを予防したり、治療したりする薬は、現在の医学ではありません。卵や牛乳、小麦と違い、甲殻類アレルギーは「成長したら大丈夫」というものでもないので、アレルギー反応が出たら、それ以降は、食べない、触れないのが基本方針となります。

生で食べたら反応が出た!加熱したら大丈夫?

刺身用のえび

一般的には、甲殻類アレルギーは、生で食べた時の方が強く症状が現れます。「この程度なら、問題ないかな?」と自己判断し、食べ続けていると、次はどうなるかはわからないのがアレルギー反応です。
アレルギーにも軽度・重度があるのは確かですが、自己判断せず、検査を実施した医師に相談するようにしてください。

甲殻類アレルギーの子が気を付けるべき食品

甲殻類といえば、えびやかにが代表的ですが、他にどんな食品に気をつければいいのでしょうか?ただし、どの程度まで神経質にならないといけないのかは、アレルギー症状の重度・軽度によります。医師に相談しつつ、無理のない食生活を心がけてください。

エビ、かにが代表的なアレルゲン

検査をする看護婦さん

まずは、当たり前ですが、甲殻類アレルギーの場合、エビ・かにが最も気を付けるべき食品です。ちなみに、食物アレルギーの特定原材料7品目は、小麦・卵・乳・えび・かに・そば・落花生です。甲殻類アレルギーは症例数も多く、日本では食品への表示が義務付けられています。市販品を買う時は、パッケージ裏を注視しましょう・

甲殻類アレルギーは、一般的には、カニのどちらにも反応が出ますが、稀に「かにのみ」「エビのみ」と片側にしか反応が出ない人もいます。甲殻類アレルギーの疑いがあるときは、エビ・かに両方の検査を実施するはずですので、はっきりするでしょう。エビ、かに、どちらかにアレルギー症状が出た場合、検査結果が出る前は、両方控えるようにしてください。

イカやタコ、貝類などに反応する場合もある

甲殻類アレルギーの原因であるトロポミオシンは、軟体類・貝類にも含まれているので、人によっては、イカ・タコ・ホタテ・牡蠣などにも同じようにアレルギー症状が起こる可能性もあります。アレルギー検査時に追加して、検査を受けることが可能です。

甲殻類アレルギーは、魚や魚卵アレルギーとの関連性は低いですが、なにか気になることがある人は、個別検査できます。

小魚~ちりめんじゃこ、しらすなど

生しらす

ちりめんじゃこや、しらすなどの小魚は「甲殻類ではないから大丈夫!」と思ってはいけません。市販されている小魚は、引き上げた網の中に、小さなエビやカニが混入していて、取り除けない場合が多いのです。小さな小魚のお腹部分がピンク色になっていたら、エビを食べてお腹の中に入ってこともあります。

練り物~ちくわ、かまぼこなど

練り物の原材料の魚がエビを食べている場合があり、エビも一緒に練っている可能性もあります。加工商品の表示を見ると、加工された食品の色が白でも、エビを使っている場合があります。

外食での出汁

味噌汁

アレルギーで気を遣うのが外食。えびやカニの姿が見えなくても、出汁に含まれていることが多くあります。
海鮮○○と謳われているメニューなどは、必ずお店側に確認した方が良いです。上品な味付けのお煮しめなども、エビの出汁で味付けをしているお店もあります。他、中華料理やラーメン等は要注意です。

アレルギーが重い場合は、厨房でえびやカニを調理しているだけでも体が反応してしまうことがあります。きちんと拭かれていないテーブルに触れただけでも、反応してしまうこともあります。

お菓子~えびせんは反応しない?

かっぱえびせんやえびせんなどのスナック菓子は、高熱で調理される家庭で、タンパク質が分解されますので、食べてもアレルギー症状が出ないケースもあります。ただ、やはり基本的には、食べないこと。自己判断をせず、お医者様に相談しましょう。

甲殻類アレルギーへの対処法

残念ながら甲殻類アレルギーは、現在の医学では治す方法がなく、発症したら「食べない・触らない」ことが原則です。美味しいものがたくさんありますので、子供が大人になるまでに、予防・治療できる薬が開発されることを期待したいですね。

甲殻類アレルギーは重症化しやすいですし、今後の食生活を考えて、子供自身にも、アレルギーのことを教えるのが望ましいです。温泉旅館などに泊まる時には、事前にアレルギーのことを伝えておくと別メニューを用意してくれたりします。

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この記事を書いたライター
木下みずき

木下みずき

ウォーキング始めました!運動と食事で5kg減を目指すダイエッターです!