黄砂アレルギーの症状と予防法に関する記事

黄砂アレルギーを花粉症と間違えないで!子供からのSOS

黄砂アレルギーを花粉症と間違えないで!子供からのSOS

黄砂アレルギーを知らないママ、黄砂とPM2.5、花粉症との違い、流行する時期、病院での検査、子供への予防策を知っておきましょう。

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黄砂アレルギーって何?花粉症と間違えやすい6つの症状と予防法

くしゃみと鼻水が出てる子供のイラスト

子供が元気そうなのに、くしゃみや鼻水が続いたり、肌や目がかゆそうだったりすると、「花粉症かな?」と疑ってしまいますね。確かに最近は花粉症患者の低年齢化が進み、幼児でも花粉症になるケースは珍しくありません。そのため、花粉症と間違われやすいのですが、中には花粉症よりもやっかいな「黄砂アレルギー」のケースがありますので、ママは注意が必要。

今回は、黄砂アレルギーの原因、症状、予防法など、黄砂アレルギーについて詳しく解説します。PM2.5との関連もあり社会的にも問題になっている黄砂ですが、大人も黄砂アレルギーを発症する場合がありますので、ママやパパも一緒に予防しましょうね。

黄砂アレルギーとは?

砂漠

黄砂アレルギーを引き起こす黄砂は、中国大陸のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などの砂埃が、砂嵐などの強風で巻き上げられて日本まで飛んできたものです。実は、7万年も前から日本に飛んできていたと考えられていて、江戸時代の書物には「黄雪」などとロマンチックに書かれてもいるんですよ。

そんな黄砂がアレルギーの原因になる理由と、黄砂の飛散時期花粉症との違いは一体何なのでしょう?

黄砂アレルギーの原因

新聞のイラスト

日本に飛散してくる黄砂の中には、ただの砂だけでなく大気中にある様々な汚染物質も含まれており、それらが人の体に悪影響を与え、アレルギー症状を起こすことが分かっています。黄砂に含まれる汚染物質の中には、最近よく新聞やニュースなどで耳にし、私たちの健康に被害を及ぼすと恐れられているPM2.5も…。

PM2.5とは?

PM2.5とは、粒径2.5μm以下の非常に細かい粒子状物質の総称で、硝酸塩・硫酸塩・金属などの様々な物質が混ざっており、工場の煙や排気ガスなど人為的に発生するものと、火山や植物から発生するものがあります。 粒径約30μmとされる花粉よりも小さくて軽く煙のような状態のため、鼻や口から人体に侵入して肺まで届き呼吸器障害を起こしたり、眼や皮膚に触れて炎症を起こしたりするなど健康被害を及ぼす恐れがあります。

黄砂は、PM2.5よりも粒子が大きい汚染物質も日本に運んできます。黄砂が日本に運んでくる汚染物質の大きさは2~6μm。一体どんな物質を運んでくるのでしょう?

黄砂に含まれる健康被害を及ぼす原因成分

  • 土壌に生息するバクテリア
  • カビ
  • 工場からでる排気物質
  • 空気中のガス
  • 硫黄酸化物
  • 窒素酸化物
  • アルミニウムや鉄などの金属

黄砂に含まれる代表的な汚染物質「硫黄酸化物」「窒素酸化物」は、大気中で「硫酸」や「硝酸」に変わります。硫酸や硝酸といえば、学生時代に化学の実験で「取扱注意」と言われ、恐る恐る使った記憶があるママも多いのではないでしょうか?濃度が濃いものが皮膚につくと、皮膚がただれて火傷のような状態になる物質ですね。

他にも、金属や大陸のカビやバクテリアなども飛んでくるのですから、子供に何らかの症状が出るのは当然かもしれませんね。

黄砂が飛来する時期

黄砂が飛散している街

黄砂は、春に日本まで飛来するものです。黄砂の発生地帯は冬の間乾燥していますが、春になり気温が上昇すると砂を巻き上げる強い嵐が起こるため、嵐によって巻き上げられた黄砂が西から東に流れる偏西風に乗って日本までやってきます。

そして、次第に気温が上がって夏が来ると、太平洋高気圧が大きな壁となって偏西風をブロックし、さらに大陸での砂嵐の発生頻度も減るため、黄砂が飛来する時期は終息するのです。

ただし、近年は世界的な気象環境の変化などもあり、秋や冬にも日本まで黄砂が飛んでくることも確認されていますので、子供を外遊びさせる時は、秋や冬でも気をつけましょうね。

黄砂アレルギーと花粉症の違い

黄砂アレルギーも花粉症も、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど基本的には同じような症状が起こります。ただし、アレルギー症状を引き起こす直接の原因となる物質が異なるため、症状の重さに違いが見られます。「黄砂はアレルギー症状を重症化させる」と言われていますので、特に注意が必要です。

春から夏にかけては、スギをはじめイネ科やシラカバなどの花粉が飛び、黄砂の時期と重なります。また、秋にはブタクサなどのキク科の花粉が飛び散り、晩夏からの台風シーズンには小児喘息のあるお子さんの症状が重症化しやすいですよね。そのため、症状をさらに重症化させる黄砂への注意を行うことが大切です。

うちの子黄砂アレルギー?SOS症状

子供につぎのような症状が見られたら、「黄砂アレルギーかな」と疑ってみましょう。

黄砂アレルギーで起こる6つの症状

  • 鼻水
  • 目のかゆみ
  • 湿疹やかゆみなどの皮膚炎
  • 頭痛
  • 発熱
花粉症でくしゃみをしている子供

黄砂が飛散する季節に、「いつもの花粉症にしては様子がおかしいな」と思う場合は特に要注意!春先は花粉症患者や風邪の患者で耳鼻科が混雑しますが、辛い症状は子供の機嫌を悪くするだけでなく、眠りが浅くなったり、集中力がなくなったりして事故をひき起こしやすくする要因にもなるため、早めに病院を受診するようにしましょう。

黄砂が体内に侵入して体調が悪くなっても、幼児は自分の不調を上手く言葉にできません。けれど、ママやパパが常に子供の様子をよく見ておくことで、子供の異変に早く気づけるようになります。子育て中は家事や仕事もあり大変な毎日ですが、できるだけ子供を見守るように心掛けましょうね。

黄砂アレルギーの検査や治療が行える病院は?

病院の建物

黄砂アレルギーがあるかどうかの検査は、今のところ行えません。黄砂は様々なアレルゲンとなる物質の集合体ですので検査項目となっていません。検査結果の表にも「ネコのフケ」「スギ」などと同様に「黄砂」とは書かれていないのです。

そもそも、黄砂アレルギーという名がついているものの、黄砂に含まれる硫酸や硝酸による被害はアレルギーではありませんよね。そのためアレルギー症状を発症して病院に行くと、季節の花粉やカビ、ハウスダスト、ペットなどの検査を行い、何も出てこない場合に「黄砂アレルギーかもね」となるのです。

ですが、アレルギーの原因を知っておくことは、子供の体調管理に大切なこと。アレルギー検査を行ったことがないお子さんを病院に連れて行くときは、できるだけアレルギー科を受診して検査を行ってもらいましょう。小児科にはアレルギー科でもある病院が多くありますので、子供の場合はまずそちらを受診すると、症状がひどい場合には総合病院への紹介状を書いてもらえますよ。

黄砂アレルギーから子供を守る8つの予防法

アレルギーは一度発症するとやっかいですので、できる限り発症しないように予防することが大切です。黄砂シーズンの少し前から8つの予防法を試してみると効果的ですよ。

外出を控える

家でテレビを見てる子供

最近では、黄砂予報PM2.5予報など黄砂の飛散状況がわかるようになってきましたね。また、黄砂シーズンに空の色を見ると、黄砂が飛散している日は空が黄色く濁ったような色をしているので気づきやすいです。黄砂が飛散している日は出来るだけ外出を控えるようにしましょう。

用事がある場合には出来るだけ短時間で切り上げ、園や公園などで外遊びした後はシャワーで頭から洗ってあげると、有害物質の付着時間を短くできますよ。

マスクを着用する

マスクを着用している子供

黄砂が飛散している日に外出する場合は、親子ともにマスクを着用するようにしましょう。黄砂に含まれるPM2.5は粒子が細かいため、花粉症の予防などに使用する一般的なマスクではブロックすることができません。黄砂アレルギーを予防するためには、PM2.5対応の目の細かいマスクが必要になります。

春先になると、薬局などで購入しようと思っても売り切れがち。シーズン前から準備し、購入前にPM2.5対応かどうか確認してから買いましょうね。

洗濯物や布団は外に干さない

家干しする洗濯物

黄砂が飛散する季節は、洗濯物や布団を屋外に干さないようにしましょう。洗濯物は乾燥機浴室乾燥衣類乾燥除湿器を活用するとカビ対策もできますよ。布団は日光に当てないとダニの発生などが気になるかもしれませんが、日光に当ててもダニの死骸は残りアレルギーの原因となりますので、掃除機を掛けるようにしましょう。

布団乾燥機のないご家庭では、部屋の中で布団干しや椅子などに掛けておくだけでも、乾燥して布団がフンワリしますので試してみて下さいね。

手洗いうがいを丁寧にする

手洗いをしている子供

子供が外出先から帰ったら、丁寧に手洗いうがいをさせるようにしましょう。小さい頃から手洗いうがいを習慣化させることは、子供の健康を守る上でとても大切です。黄砂アレルギーだけでなく、インフルエンザなどの感染症や食中毒の予防にもなりますよね。

目を洗う

黄砂が子供の目に入ってしまうと、目のかゆみや充血などの症状があらわれます。また、目がかゆくて擦ってしまうことで、目にバイキンが入ったり、まぶたや目の表面を傷つけてしまったりすることも…。

ですから、外出時には花粉症用のメガネを着用させ、目に黄砂が付着するのを防いであげましょう。また、黄砂の飛ぶ季節は「人口涙液」を持ち歩き、かゆくなったらさしてあげるようにしましょう。外出から帰った時にも「人口涙液」で洗い流してあげてくださいね。人口涙液は涙に近い性質ですので、安心して使えます。ただし、防腐剤不使用の物を選び、取扱説明書に書かれている用法、用量、注意事項は守りましょう。

人口涙液型点眼剤 ソフトサンティア®
人口涙液型点眼剤 ソフトサンティア®

参天製薬

眼科で赤ちゃんの目ヤニにも処方される優しい目薬。自宅近くの薬局で購入できますよ。ただし、防腐剤が入っていないため開封後に使用できる期間は短く、およそ10日過ぎたら捨てなければいけません。また、点眼時に容器が子供の目やまつ毛に触れないようにしないと、そこから菌がうつってしまうことがあるため、注意しましょうね。

http://www.santen.co.jp

目を水道水や洗浄液で洗うと、眼球に傷がつくことがあるので注意しましょう

上着や帽子は玄関で脱ぐ

家の玄関

黄砂が飛散している日に外出した場合には、上着や帽子は必ず玄関で脱ぐようにして、室内に黄砂を持ち込まないようにしましょう。ママや子供だけでなく、パパや他の家族も同じように上着や帽子を玄関で脱ぐようにお願いしてくださいね。黄砂や花粉が飛散する季節には、玄関に上着や帽子などを掛けるハンガーを置いておくと便利です。

ベビーカーにはカバーをかける

黄砂が飛散する季節に、子供をベビーカーに乗せて外出する場合には、ベビーカーにレインカバーをかけるようにしましょう。ベビーカーのレインカバーは雨の日にだけでなく、強風の日の風よけ、寒い日の寒さ緩和など色々と活用できますよ。ベビーカーのレインカバーは、常にベビーカーに積んでおきましょうね。

窓をできるだけ開けない

閉まっている窓のイラスト

黄砂が飛散している日に窓を開けると、黄砂が室内に入って来てしまいます。出来るだけ窓を開けずに過ごし、排気がきれいな掃除機を使用していない場合は、掃除機をかけることを控えてハンディーモップウェットシート雑巾での拭き掃除にしましょう。

最近は換気の必要がない掃除機もありますので、掃除機を買い替え時期のご家庭では、購入を検討してみるのもおすすめです。

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この記事を書いたライター
ひなちゃんママ

ひなちゃんママ

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪